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経済建設常任委員会 令和2年11月16日(月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年7月7日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(岡君):ただいまより、経済建設常任委員会を開会いたします。(9:59)
本日の日程は、開会前に確認したとおり、次第に記載のとおり進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、本日の委員会に稲守委員が欠席する旨の通告がございましたので報告いたします。
水道部入室のため、暫時休憩いたします。(9:59)

委員長(岡君):委員会を再開いたします。(10:00)
1水道部所管事項、(1)報告事項、アの令和2年度工事契約状況(11月2日現在)についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

総務課長:令和2年度工事契約状況(11月2日現在)について御報告いたします。
資料1ページをお開き願います。
令和2年度の工事予定額は、水道工事が10億2,279万1,800円、下水道工事が10億6,491万6,840円、合計で20億8,770万8,640円を予定しております。
契約状況については、水道工事の契約金額は30件の9億1,997万1,800円で、工事予定額に対する契約率は89.9%であります。
下水道工事の契約金額は25件の8億35万3,840円で、契約率は75.2%であります。
全体の契約金額は55件の17億2,032万5,640円で、契約率は82.4%となっております。
次に、資料2ページをお開き願います。
契約金額が130万円を超える契約状況について、水道工事と下水道工事に区分し、工事名、予定価格、契約金額、落札率、工期、請負業者名を記載しておりますので、御参照願います。
なお、水道工事、下水道工事のいずれも、契約金額が130万円以下の工事はありませんでした。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第4回定例会予定案件、アの都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本件に対する説明を求めます。

総務課長:第4回定例会に提案を予定しております都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正につきまして御説明いたします。
資料4ページをお開き願います。
1改正理由でありますが、納税環境の整備等を図ることを目的として地方税法の一部が改正され、延滞金の割合の特例等に係る規定が見直されましたことから、所要の改正を行うものであります。
2改正内容でありますが、附則第3項で規定しています特例基準割合を延滞金特例基準割合に、規定により告示された割合を規定する平均貸し付け割合に改めるほか、字句の整備を行うものであります。
なお、今回の改正は、法令上の表現など字句の変更に伴うもので、延滞金の割合や計算式に変更は生じないものであることから、実質的な変更はないものであります。
3施行期日につきましては、令和3年1月1日とするものであります。
また、資料5ページは、新旧対照表となっておりますので、御参照願います。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、水道部所管事項を終結いたします。
経済部入室のため、暫時休憩いたします。(10:04)

委員長(岡君):委員会を再開いたします。(10:05)
2経済部所管事項、(1)報告事項、アの旧江別市農村環境改善センターの競争入札による売却についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

農業振興課長:旧江別市農村環境改善センターの競争入札による売却について御報告いたします。
資料の1ページをごらん願います。
1対象施設は、旧江別市農村環境改善センターで、所在地は、江別市美原1441番地の13であります。
2処分方針としましては、江別市公有地利活用基本方針に基づき、売却処分とするもので、当該地が市街化調整区域であり、農業振興地域内であることから、用途を農業関係施設に限定した競争入札とします。
3今後のスケジュール(予定)ですが、令和2年11月18日から12月14日まで入札に関する告示を行い、12月24日に競争入札を実施する予定です。
その後、契約や所有権の移転登記の手続を行い、令和3年2月中旬に経済建設常任委員会に御報告させていただく予定でございます。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

島田君:旧江別市農村環境改善センターの耐震基準はどうなっていますか。例えば、売却した場合は、落札した方がどういった形で改修するのか、このまま使用するのか、その辺をわかる範囲で教えてください。

農業振興課長:この施設につきましては、耐震基準が満たされていない施設となっております。落札した事業者に耐震診断等をしていただいて、改修が必要であれば、改修していただくという流れになります。

島田君:クリアしなければならない問題がありますので、購入する事業者が意外と決まりにくい気がしますが、その辺はどのようにお考えですか。

農業振興課長:施設が老朽化していることもありまして、やはり修繕しなければならないところがあると思います。ただ、用途によっては直さなくてもいいので、いろいろな判断があると思います。そこは入札の金額等について、入札する事業者が判断することになります。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

相馬君:売却ということですから、落札した事業者がどのように使用するかについては、その事業者に任せるというのが大前提だと思いつつ、改めてお伺いします。
農村地区にある旧江別市農村環境改善センターは、大変長い歴史があって、今までもたくさん使用されてきましたが、今後における市のかかわり方について、何かお考えがあるのか、お伺いします。

農業振興課長:この施設が建設されている土地につきましては、市街化調整区域、農業振興地域ということもあり、市としましては、法律をクリアできる施設を建てていただきたいと思っております。
そうした中で、農業振興に資することを前提に売却したいと考えており、もしその施設が該当しないことになった場合には、買い戻し特約で買い戻させていただくことを契約の条件に入れるなど、市でも使用状況を確認しながら、農業に資するものとして使用されるように進めてまいりたいと思っております。

相馬君:市としてかかわっていきたいというお答えをいただきましたが、年数は限定されるのでしょうか。例えば、10年間や20年間と期間を限定しての関与になるのか、お伺いいたします。

農業振興課長:売却後10年間を一つの期間として、市の承諾なく所有権を移転したり、違うものに使用された場合、こういった特約を使わせていただく形になると思います。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの江別市花き・野菜栽培技術指導センター条例の一部改正に係るパブリックコメントの実施についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

農業振興課長:江別市花き・野菜栽培技術指導センター条例の一部改正に係るパブリックコメントの実施につきまして御報告いたします。
資料の3ページをごらん願います。
1条例改正の概要ですが、江別市花き・野菜栽培技術指導センターは、特色ある花卉及び野菜の栽培技術に関する江別市の拠点として研究、指導等を行い、花卉及び野菜に係る園芸の普及推進及び農業の振興を図ることを目的に設置され、当センターの運営は、育苗等の特殊技術を要することから、第三セクターである株式会社フラワーテクニカえべつが指定管理者となり、実施しております。
江別市花き・野菜栽培技術指導センターの栽培棟は、地域の農業者に花卉苗、野菜苗を安定的に供給するための育苗施設として活用されてきました。
今後も、安定的に健全な花卉苗、野菜苗の供給を行う育苗施設として、生産体制の強化を図るため、栽培棟を株式会社フラワーテクニカえべつに移管したいことから、江別市花き・野菜栽培技術指導センター条例の一部改正を行うものです。
2改正の内容としましては、条例の別表から栽培棟を削除するものです。
3実施概要ですが、意見の募集期間は令和2年12月7日から令和3年1月5日まで、資料の公表場所、意見提出様式、意見の提出方法、市民への周知方法は記載のとおりであります。
4今後のスケジュール(予定)ですが、パブリックコメントの実施後、内容を反映させて、令和3年第1回定例会に議案を提出する予定でございます。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

相馬君:江別市花き・野菜栽培技術指導センターの栽培棟を株式会社フラワーテクニカえべつに移管することで、どういう利点があるのか、あるいは、どういうお考えで移管されるのか、お伺いします。

農業振興課長:指定管理者であります株式会社フラワーテクニカえべつでございますけれども、近年、JA道央からの野菜苗の受託件数が増加しております。JA道央管内の野菜苗の供給シェアも5割を超えまして、より安定的な供給が求められているところでございます。
そのために、施設の修繕や機材の更新などを迅速に、そして、効果的に行わなければならないということで、突発的な修繕や作物に合った効率的な機材の導入を株式会社フラワーテクニカえべつの裁量で行っていきたいという申し入れがあったところです。
こういった理由から、市としましても、地域の農業振興に資するということで、今回、栽培棟を株式会社フラワーテクニカえべつに移管することになりました。

相馬君:これまでも、例えば、ハウスの修繕があると多額の費用がかかっていたと思いますが、移管することによって、株式会社フラワーテクニカえべつがその費用を負担することになるのでしょうか。それとも、これからも江別市が補填していくのか、その支出の割合についてお伺いします。

農業振興課長:先ほど御説明しましたが、株式会社フラワーテクニカえべつは、修繕や施設の改築など、いろいろなことを自分たちで行いたいとのことであります。今後、市から移管した後は、株式会社フラワーテクニカえべつが自前で修繕等を行うことになりますので、市の負担は考えておりません。

相馬君:大きく変わるのは移管することと、移管することに伴って今後発生する修理費用などを、株式会社フラワーテクニカえべつが全て負担することですが、今後、市はどのようにかかわっていくのか、最後にお伺いします。

農業振興課長:江別市花き・野菜栽培技術指導センターには、管理棟と栽培棟がございます。今回、株式会社フラワーテクニカえべつに移管するのは栽培棟でございまして、管理棟はまた別にあります。この施設につきましては、年に数回、花卉農家を対象に、花卉栽培に関する技術研修会を行っているほか、春先にガーデニングフェアを行っている最中は、市民から栽培に関する問い合わせ等がございますので、そういった機能を維持するため、引き続き、管理棟については、市が所有して管理したいと考えております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:資料がわかりにくかったのですけれども、現在、栽培棟も含めて指定管理者が管理されていると思います。そうすると、今後、栽培棟は指定管理者が管理する施設から外れますが、指定管理者が管理する施設は、今までの条件とは違って、管理棟のみであるという理解でよろしいですか。もう少しわかりやすく書いてほしかったと思いました。

農業振興課長:そのとおりでございます。
管理棟が市の所有で、栽培棟については、指定管理の対象から外れる形になります。

高橋君:そうしますと、指定管理料にも変更が生じるということでしょうか。

農業振興課長:栽培棟の部分で見ている指定管理料については、減額になると思います。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの新型コロナウイルス感染症に係る対応についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

商工労働課長:新型コロナウイルス感染症に係る対応について御報告いたします。
資料4ページをごらんください。
初めに、1各種支援給付金の申請結果についてです。
江別市が実施した新型コロナウイルス感染症対応の各種支援給付金の最終的な支給決定件数について記載しております。
左から、給付金名称、申請受付期間、支給決定件数、想定対象件数となっております。
次に、2給付金受給事業者へのアンケート結果についてですが、別冊資料の令和2年度各種給付金受給者アンケート集計結果をごらんください。
表紙をめくっていただきまして、1枚目ですけれども、江別市独自給付金の受給事業者のうち、飲食店等、卸・小売業、理美容業を対象に郵送により実施したもので、実施期間は令和2年9月10日から23日として、対象事業者886事業者に送付し、481事業者から御回答いただきました。
アンケートの調査項目は、給付金を知ったきっかけや申請方法について、5項目をお聞きしております。
アンケートの具体的な選択項目などは、2ヒアリング調査結果の概要の囲みの中に記載しております。
次のページをごらんください。
給付金ごとの法人事業者と個人事業主の内訳となっております。
次のページの2給付金を知ったきっかけですが、回答の合計では、市のホームページと広報えべつが36%、新聞記事等が28%、江別商工会議所の会報や市からお送りした文書を通じて知った方々が19%いらっしゃいました。
そのほか、各事業組合や市議会議員のSNSなどを通じて知ったという回答もございました。
次のページの3情報入手に役立つと考える手段ですが、回答の合計では、広報えべつや市のホームページがおよそ50%、新聞等が30%強との結果になっております。
次のページの4申請の際に提出していただく書類の量や内容のわかりやすさについてですが、量については、回答の合計では、89%の方がちょうどよいとお答えです。
内容については、92%の方がわかりやすいとお答えになっております。
次のページでは、申請方法についての具体的な御意見を記載しております。
それ以降は、5自由意見についてを記載しておりますので、御参照ください。
恐れ入りますが、資料4ページにお戻り願います。
3えべつ応援商品券(プレミアム付商品券発行事業)の販売結果についてでございます。
販売期間は10月1日から31日までとし、市内郵便局やスーパーマーケットなど全29カ所と市内の宿泊施設で販売・購入していただきました。
今回は、1冊1万円、額面1万3,000円の商品券を、子育て世帯は3冊、その他世帯は2冊まで購入していただけるもので、全世帯に購入引きかえ券を送付いたしました。
販売結果は、江別市民9万5,474冊で、最大販売冊数の75.4%でした。また、市外在住者、市内宿泊施設の宿泊者を対象にしていますけれども、その販売は108冊で、合わせて9万5,582冊となりました。
なお、えべつ応援商品券は、市内514店舗で、来年1月31日まで御利用いただけます。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

相馬君:各種支援給付金の申請結果についてお伺いします。
さまざまな作業があり、現場ではすごく混乱し、残業も多かったとお伺いしています。
今回、アンケート調査結果をまとめていただき、大変好意的な回答が多いですが、卸・小売業者支援給付金の支給率が半分に満たない現況に対して、想定した事業者数が実態とずれていたのか、あるいは、減収した事業者がそれほどいなかったのか、また、アンケート調査では、市のホームページや広報えべつで見ましたという御意見をたくさんいただいていますけれども、現在、どのような分析をしていらっしゃいますか。

商工労働課長:卸・小売業者支援給付金の対象件数としましては、統計調査に載っている市内の事業者数を想定件数として設定いたしました。なおかつ、前年に比べて、売り上げに5%以上の影響が出ている事業者という設定で、卸・小売業者支援給付金の申請をいただきました。
卸・小売業者を支援給付金の対象とした理由としましては、市内の飲食業において、特に大きな影響が出ていることを踏まえ、卸・小売業者が飲食業に卸しているという前提で考えました。そういう意味でいきますと、統計調査の数字がそれに全て該当するかというと、判断が難しいところではありましたけれども、統計調査の数字に基づいて設定いたしました。
なおかつ、ことしの2月と3月に、江別市や江別商工会議所が独自に行った調査においては、卸・小売業者の中で、日用品の販売や製造をしているお店は、それほど影響を受けていないという結果が出ておりました。そういう意味でいきますと、我々が考えていた数とずれはありますけれども、影響を受けているであろう事業者には給付を受けていただいたと思います。
このアンケート調査は、給付を受けていただいた事業者にお聞きしているものですから、結果としては、手続や内容についても、おおむね好意的な御回答をいただいていると思っております。

相馬君:5割の支給率に満たなくても、令和2年8月31日で申請を締め切っておりますが、アンケート調査結果の中には、数回に分けて支給してほしいなどの御意見がありました。そこで、例えば、もう1回、期間を再設定するなど、少しでも歩み寄ることができないのか、市のお考えをお伺いします。

商工労働課長:各種支援給付金、特に飲食業支援給付金と卸・小売業者支援給付金についてですけれども、市のホームページや広報えべつはもとより、一部の地域に全戸配布されている情報誌にも広告を掲載するなど、周知に努めております。それから、各業界団体には、申請書類を含めた説明書類をお渡しして、極力、皆さんに見ていただけるように、この間、我々が考え得る範囲での周知をさせていただきましたし、締め切り間際にも、間もなく締め切りですというお知らせをさせていただいた経過がございます。
その後の状況につきまして、アンケート調査を実施した範囲でしか知り得ないことについては、確かに申しわけない部分がありますけれども、期間延長等の今後の市の対応としては、今の段階では具体的に検討しているものはない状況でございます。

相馬君:各種支援給付金の申請結果を見せていただくと、高い支給率となっているものと、そうではないものがありますが、こういう実態でしたという市民に対する広報活動を実施するお考えはございますでしょうか。市民から、江別市は何かしてくれたのかという御意見が来ています。江別市が困っている事業者への支援として、各種支援給付金を支給したことによって、このようになりましたということを、市民に対して、広報していただきたいというのが質疑の願意でございますので、お伺いいたします。

委員長(岡君):暫時休憩いたします。(10:31)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(岡君):委員会を再開いたします。(10:31)

商工労働課長:各種支援給付金の申請結果や市の取り組み内容につきましては、市のホームページ等を通じて、市民の皆様にお知らせしたいと考えております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

島田君:このアンケート調査を実施したのは、令和2年9月10日から23日までとのことですが、御承知のように、11月に入ってから、夜の飲食店から新型コロナウイルス感染者がかなり発生して、市民にも広がっている傾向があります。ですから、今アンケート調査を実施したら、結果が大分違うと思います。このアンケート調査を実施した時点では、好意的で、事業者に行き渡っているとのことですけれども、もし、今アンケート調査を実施したら、再度支援してほしいという意見が出てくると思いますが、そういった考えはないのでしょうか。

経済部長:各種支援給付金の申請結果から外れるかもしれませんが、現在、全市的な経済対策としまして、資料にも載っていますけれども、プレミアム付商品券発行事業を行っているところです。
今のところ、具体的な経済対策といいますか、新型コロナウイルス感染症対策として、新たなものは考えていない状況です。ただし、現在、北海道全体もそうですし、江別市においてもクラスターが発生した状況にありますので、今後、北海道において、新型コロナウイルス感染症の警戒ステージが引き上げられ、休業要請等があった場合や、国において、新たな補正予算が成立した際には、市としても何らかの対応が必要であると考えているところであります。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

石田君:新型コロナウイルス感染症に係る対応についてということで、各種支援給付金の制度を設けて実施されました。各種支援給付金を支給した事業者のみに対してアンケート調査を実施したとのことですが、それでもいいですけれども、これまでさまざまな対応がなされてきたと思いますので、今後に向けた改善点というか、こういう施策や制度設計をもう少し丁寧にしておけばよかったという部分がもし何かございましたら、お伺いします。

商工労働課長:今回御報告している各種支援給付金につきましては、その時期の対応として目的をそれぞれ設定させていただいており、それは従前から御説明を差し上げているとおりです。その中で、経営に影響が出ている、あるいは、市民の衛生環境を保つことなどに気をつけながら営業を続けていただいている事業者という設定で支給させていただきました。
この間、申請を受け付ける中で、さまざまな御意見をいただいておりますので、今後、もし何か対策をとることになりましたら、そういった声を勘案しながら検討したいと思います。もちろん、今回いただいた意見も踏まえて検討したいと考えております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:今回の新型コロナウイルス感染症に係る対応は、スピード感が求められている中で、結構頑張っていただいたと認識しております。国や北海道に比べて極めて早かったという声もたくさん聞かれておりました。
そして、1点、確認という意味でお聞きしますけれども、各種支援給付金の申請方法についてのアンケート調査では、提出書類の量がちょうどよいという回答の割合が多かったと思いますが、多過ぎると回答された方の傾向といいますか、例えば、高齢の方がそういう回答をされたのでしょうか。今後の状況によって、こういう書類の提出を求めることは不可欠だと思いますので、分析とまでは言いませんけれども、もしも、何か傾向があれば、お伺いします。

商工労働課長:このアンケート調査ですけれども、ちょうどよい、多過ぎるという回答の選択肢しかなかったものですから、委員がおっしゃるような分析が可能かというと、なかなか難しいです。我々としては、国において、どのような提出書類を求めているか、もちろん確認した上で、委員がおっしゃられたようにスピードを優先するため、極力簡素な形にさせていただきました。基本的な考え方としては、できるだけ早く、影響を受けている事業者の手元に支給することが一番大事だと思っていますので、その考え方は変わらないと思います。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:今ほどの質疑に関連してですけれども、融資制度を利用するときの手続のしやすさといいますか、申請者の負担を少なくすることは必要だと思います。今回の経験をもとに、事業者にとってスムーズな申請手続に結びつけられる方法を検討していただければと思います。
そして、私から伺いたいのは、各種支援給付金のうち、大学生アルバイト新規雇用事業者支援給付金と学生アルバイト雇用農業者給付金の2件ですけれども、何名の雇用につながったのか、押さえておられたら伺いたいのですが、いかがでしょうか。

委員長(岡君):暫時休憩いたします。(10:41)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(岡君):委員会を再開いたします。(10:44)

商工労働課長:申しわけありませんが、大学生アルバイト新規雇用事業者支援給付金の正確な集計はまだできておりませんけれども、支給決定件数の85件に対して、6人以上の雇用が数十件ありましたので、数としては百数十人になると思います。学生アルバイト雇用農業者給付金については、150人前後だと聞いていますので、合わせて二百数十人の雇用が発生していると考えております。

高橋君:それは、なかなかすばらしい結果だと思います。先ほど、相馬委員からの質疑にもあったように、市のホームページで十分だと思いますけれども、江別市が新型コロナウイルス感染症に係る対応として、こういう取り組みを行ったという報告を、江別市の頑張りを市民に理解していただけるような発信が、コロナ禍の不安な状況の中では必要なことだと思いますので、その点もあわせて検討していただければと思います。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

相馬君:プレミアム付商品券発行事業についてお伺いいたします。
この間の販売結果については、原課としてどのように判断しているのか、お伺いします。

商工労働課長:販売総数は、御報告のとおり9万5,000冊余りで75.4%の市民にお買い上げいただきました。市内経済の活性化に御協力いただいたと認識しておりますし、これまでの御説明では、過去に実施されてきたプレミアム付商品券事業でいきますと、お買い上げの比率としては、全市民への販売想定に対して、50%前後となっておりましたので、それに比べますと、非常に多くの方に御協力いただいたと言えると思っております。
なお、使用できる期間は令和3年1月31日までですので、年末に向けたお買い物などでも御利用いただけると思いますし、実際に、今、市内のいろいろなお店で使っていただいているとお聞きしております。できる限り、市内での買い物の際に利用していただきたいと考えております。売り上げとしては、想定よりも多くの方に御購入いただいたと認識しております。

相馬君:先日、高知県土佐市の物産展でもえべつ応援商品券が使えるということで、市民の方から、あら、使えるのというお声が幾つも上がっていました。514の取扱店は、えべつ応援商品券に書いてありませんので、お店に行くか、あるいは、購入引きかえ券が送られてきたときに同封されていた取扱店一覧を見ないと、自分が利用しようとするお店で使用可能かという判断が難しいです。例えば、今は、ほとんどの方がスマートフォンを持っていますから、QRコードを読めば取扱店一覧が出るなど、そういう便利なものが付加されるとありがたいと思っています。
実は、私が使おうとしたお店で、使えないところが幾つもあったものですから、販路として使えるというところと、応援しようという気持ちがなかなか一致しないという現実がありました。このえべつ応援商品券は、約75%の市民が購入され、大変好評であることに鑑みると、今後どのように進めていこうと考えているのか、お伺いします。

商工労働課長:当初、購入引きかえ券をお送りするタイミングで同封した取扱店一覧の件数は、二百数十件だったのですけれども、現在は御報告しているとおり514店舗です。
なお、まだ取扱店をふやすこともできまして、お店から申請があればどんどんふえていく形になっております。
また、委員がおっしゃるとおり、江別商工会議所のホームページを通じて、取扱店の一覧はお知らせしておりますし、取り扱っていただけるお店におきましては、どのような券種をお使いいただけるかについて、ポスター等を掲示して、利用者にお知らせできる形をとっております。
先ほど、委員がおっしゃられたように、スマートフォンを持たれている方が多くいます。それが全てではないですけれども、購入引きかえ券をお送りするタイミングで同封した取扱店一覧にもQRコードをつけておりますので、現在の取扱店は、そこから知ることができる体制になっております。なおかつ、購入引きかえ券をお送りした後にふえた店舗につきましては、先月、自治会に追加分を反映させた取扱店一覧を紙媒体で回覧していただくように依頼して、皆さんの手元に届く体制をとらせていただきました。

相馬君:さまざまな努力をしていただいて、周知に努めていただいていることはわかりました。
ただ、お店で500円のえべつ応援商品券を使いたいというお話をしましたら、店主の方から、面倒だから嫌だという後ろ向きなお声をいただいて、そのまま帰ってきたことがありました。使う方も、使っていただく方も、使いやすい方法をさらに模索していただきたいという要望で終わります。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:えべつ応援商品券は、おおむね市民にも好評だったと把握しております。ただ、一つだけ気になったことは、1万円に対して3,000円のプレミアムがついていますが、生活保護制度を利用されている方から、収入認定になるのか不安を感じており、ケースワーカーからもはっきりした説明がなかったとのお話を伺いました。この事業がどういう性格のものかによって、生活保護制度において収入認定になるかどうかが違ってくると思いますが、そうした調整はされたのでしょうか。調整されていなければ、それはそれで結構ですので、今後、何か行う際の参考にしていただければと思いますが、その点はいかがでしょうか。
収入認定になったら嫌だからということで、購入されなかった方がいらっしゃいました。やはりぎりぎりの収入の中で生活をやりくりされている方ですので、それは残念だったと思ったものですから、その点についてお伺いします。

商工労働課長:プレミアム付商品券発行事業についてですけれども、経済部における市内の経済対策として、江別商工会議所と一緒に考えて実施したものでして、1万円に対して3,000円のプレミアムということで設定させていただきました。その3,000円のうちの1,000円は北海道の補助を受けた中での実施となっておりまして、そこも含めて、経済対策ということで考えたものですから、委員がおっしゃったような福祉制度との調整はしておりません。

高橋君:生活保護制度を利用される方は、収入が安定しているといえば安定しているのですけれども、やはり、この間、消費行動にいろいろな変化があり、大変なやりくりをされています。一般的に、市民にとってはプレミアム分が生活支援という受けとめであるからこそ、市民もこれだけ購入されたのだと思います。その辺は、やはりこの事業の波及効果といいますか、どのような効果をもたらすのか、慎重に検討していただきたいと思っております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第4回定例会予定案件、アの指定管理者の指定について(江別市都市と農村の交流センター)を議題といたします。
本件に対する説明を求めます。

農業振興課長:それでは、第4回定例会に提案を予定しております農業振興課所管施設の指定管理者の指定について御説明申し上げます。
資料の5ページをお開き願います。
農業振興課が所管しております江別市都市と農村の交流センターえみくるにつきましては、江別市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第4条の規定に基づき、令和3年4月1日から当該施設の管理を行う指定管理者となるべき団体の公募及び選定を終えたことから、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、当該被選定者を指定管理者として指定するため、あらかじめ議会の議決を求めるものであります。
それでは、公募及び選定の概要につきまして御説明申し上げます。
施設につきましては、記載のとおりであります。
申込期間でございますが、募集要項等を配布した期間及び申し込み受付期間につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。
募集要項等の説明会につきましては、令和2年8月4日に実施し、2団体が出席しております。
結果として、申し込み団体数は1団体であり、団体名は記載のとおりであります。
10月9日には、江別市指定管理者選定委員会を開催し、申し込み者によるプレゼンテーション・質疑を行っております。
その後、江別市指定管理者選定委員会の選定結果報告を受け、市としては、その選定結果を尊重する形で、被選定者を決定したものであります。
なお、被選定者の所在地及び名称、また、指定期間につきましては、それぞれ記載のとおりであります。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、経済部所管事項を終結いたします。
建設部入室及び換気のため、暫時休憩いたします。(10:57)

委員長(岡君):委員会を再開いたします。(11:00)
3建設部所管事項、(1)報告事項、アの令和2年度工事契約状況(11月2日現在)についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

管理課長:令和2年度の建設部に係る11月2日現在の工事契約状況について御報告いたします。
資料の1ページをごらん願います。
初めに、令和2年度の工事予定額でありますが、土木工事では9億6,654万4,000円、建築工事では17億7,858万1,638円、総額で27億4,512万5,638円であります。
このうち、11月2日現在の工事契約状況でありますが、土木工事では、契約件数は36件、契約金額は9億2,874万4,300円、工事予定額に対する契約率は96.1%であります。
建築工事では、契約件数は26件、契約金額は17億7,858万1,638円、工事予定額に対する契約率は100%であります。
全体では、契約件数は62件、契約金額は27億732万5,938円、工事予定額に対する契約率は98.6%となっております。
なお、それぞれの工事名、契約金額などにつきましては、資料の2ページに記載しておりますので、御参照をお願いいたします。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの江別市都市公園の指定管理者の選定結果についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

都市建設課長:それでは、私から、江別市都市公園の指定管理者の選定結果について御報告申し上げます。
資料の3ページをお開き願います。
都市建設課が所管しております江別市都市公園につきましては、江別市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第4条の規定に基づき、令和3年4月1日から当該施設の管理を行う指定管理者となるべき団体の公募及び選定を行ったところ、施設の管理を行うに当たり、適当と認められる団体がないと決定されたものであります。
それでは、公募及び選定の概要につきまして御説明申し上げます。
施設につきましては、記載のとおりであります。
申込期間でございますが、募集要項等を配布した期間及び申し込み受付期間につきましては、それぞれ記載のとおりであります。
募集要項等の説明会につきましては、令和2年7月31日に実施し、4団体が出席しております。
結果として、申し込み団体数は1団体であり、その団体名は記載のとおりであります。
10月9日には、江別市指定管理者選定委員会を開催し、申し込み者によるプレゼンテーション・質疑を行っております。
その後、この団体について、当該施設の管理を行う指定管理者として選定することが適当ではないとの江別市指定管理者選定委員会の選定結果報告を受け、市としては、その選定結果を尊重する形で、施設の管理を行うに適当と認める団体がないと決定したものであります。
次に、資料の4ページをお開き願います。
資料の4ページは、江別市都市公園の公募に係る申し込み者からの提案概要でございます。
上から申し込み者、管理実績業務名、提案指定管理料、利用料金制の採用の有無、自主事業、特記事項について記載していますので、御参照願います。
次に、資料の5ページをお開き願います。
資料の5ページから資料の8ページは、江別市指定管理者選定委員会からの選定結果報告書でございます。
資料の7ページに、指定管理者として応募した団体の不選定理由が記載されており、その内容としましては、提案時において当該団体の職員体制や構成員の連携について未定である内容が多く、また、必要なマニュアルが作成されていなかったことから、施設を適切に管理運営する体制及び利用者の安全確保方策について不十分と言わざるを得ない。
また、指定管理料の提案額について、市の基準指定管理料より金額が高くなる理由の説明や根拠が不十分であり、管理経費の積算根拠が妥当とは判断しがたいとなっており、資料の8ページにあります指定管理者被選定者採点集計表における採点の結果、得点が配点の5割を超えなかったこと、また、やや劣っている及び劣ると採点された項目の総数が採点項目総数の2割を超えることにより、江別市指定管理者選定細則に基づき、不選定と判断されたところであります。
なお、資料の9ページには、7月17日に開催された当委員会に提出しました指定管理料等が記載されている資料を添付しましたので、御参照願います。
また、今回の指定管理者不選定の判断を受け、来年度の業務につきましては、今年度と同様、市の直営により管理運営を行っていくものと考えているところでございます。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

相馬君:2年続けて指定管理者が選定されなかったと言ったほうがよろしいのか、言葉が適当でなければお許しいただきたいと思います。
応募が1件しかなかったというのもありますけれども、江別市都市公園の管理については、今後も指定管理を続けていくのか、お伺いします。

都市建設課長:2年連続で不選定になったことは、当課としても非常に残念ですけれども、来年度における江別市都市公園の管理業務につきましては、先ほども御説明しましたが、今年度と同様に、市の直営による管理運営を行っていく予定でございます。その後につきましては、今年度と同様に、江別市指定管理者選定委員会に相談するとともに、総務部財務室契約管財課と話し合いながら、進めてまいりたいと考えております。

相馬君:市民生活に直結する江別市都市公園の管理なので、ないがしろにはできませんし、市民生活に密接な場所にありますから、いいかげんな管理をしていくことは私たちの生活に影響が大きいですけれども、江別市指定管理者選定委員会の中で、2年連続で不選定と判断されたことについて、何か話し合われたのでしょうか。

建設部次長:江別市指定管理者選定委員会からは、残念だというお話をいただきました。次年度につきましては、今年度と同じように江別市指定管理者選定委員会に提案していただいて、もう一度話し合って決めていきたいというお話をいただいております。

相馬君:もう一度繰り返すということが決まったと理解してよろしいですか。

建設部次長:そのとおりです。
指定管理につきましては、国からも、公の施設については、市ではなくても管理できるところは民間事業者に管理をお願いするというお話がありますし、江別市指定管理者選定委員会から、江別市都市公園についても指定管理を続けるべきとのお話がありましたので、2年続けて不選定という結果になりましたけれども、それを踏まえて、もう一度考えていきたいということになっております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

島田君:市の直営により管理運営を行っているとのことですけれども、実際に管理しているのは、今回の応募団体ですか。それとも、全く違う事業者ですか。

都市建設課長:今回の応募団体は、共同企業体で一団体となっておりますが、このうちの2者につきましては、今年度、草刈り、清掃、公園維持管理などの委託業務を務めております。

島田君:委託業務ということで、任せて実施していただいたとのことです。そして、今回、この団体が応募してきましたが、指定管理者被選定者採点集計表における採点の結果、得点が半分以下ということで、指定管理者としての資格がやはり薄いということは、現場での仕事はいいけれども、指定管理者としてのいろいろな管理が不足しているということで、今回選定にならなかったという理解でよろしいですか。

都市建設課長:江別市指定管理者選定委員会の総評といいますか、不選定理由にも記載されていますが、当該団体の職員体制や構成員の連携について、必要な災害マニュアルや日常管理に関するマニュアル等が作成されていなかったなど、そういった具体のものが決まっていないため、選定するにはなかなか不十分なことが多かったことから、そういった判断に至ったのではないかと推測しております。

島田君:この間、今までになく多く、公園の支障木や落ち葉など、いろいろなことで市民に言われて都市建設課にお願いに行きましたが、やはり、公園は市民に密接に関係するものですから、さまざまな厳しい目で見られると思います。だから、今の市の直営による管理運営がいいのか、もう1回見直すべきではないかと感じておりますので、これは意見として聞いておいてください。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:先ほどの相馬委員の質疑とも若干かぶりますが、2年連続で不選定に終わり、指定管理者を選定できなかったため、来年度も市の直営による管理運営になるとのことです。
先ほど、江別市指定管理者選定委員会とまた相談するという答弁がありましたけれども、担当課としては、そういう答弁になることは理解いたしますが、そもそも、江別市指定管理者選定委員会が、指定管理者施設として江別市都市公園がなじむのかどうかという御意見を伺う場としてふさわしいのかと私は思っています。そのあたりは、担当課、もしくは、この制度を導入した過去の流れからどのような議論がなされているのか、そのあたりについて、もう少し詳しくお伺いします。

建設部長:江別市都市公園の管理が指定管理者制度になじむのかということを踏まえた質疑だと思います。
今し方、御答弁を申し上げたとおり、残念ながら、2年連続で市の直営による管理運営を行うことになりますけれども、昨年度と違う点は、今年度の1年間、市の直営による管理運営を行ったことによる評価についても、来年度は加味された上で、江別市指定管理者選定委員会で御検討いただくことになると思っております。その上で、市の直営による管理運営を行った結果と、過去の指定管理者においては、非常に御好評いただいたという経緯もございますので、そういうことを両にらみで考えて、そもそも指定管理がいいのか、あるいは、市の直営による管理運営のほうがいいのかなど、江別市指定管理者選定委員会で議論していただきたいと考えております。

干場君:江別市指定管理者選定委員会の中で、これまでどおり、指定管理でいくのか、それとも、市の直営による管理運営を行っていくのか検討した上で、改めて、来年度の公園管理について、どのように行っていくのか考えるということでよろしいか、確認のためにもう一度お伺いします。

建設部長:来年度は、市の直営による管理運営ですので、再来年度に向けての話だと思います。
今し方、御答弁を申し上げたとおり、市の直営による管理運営のデータが久しぶりに蓄積されますので、その評価と、過去の指定管理で御好評いただいた実績を両にらみで御議論いただけることになると思っております。
今回の応募は、1団体のみでしたけれども、複数の団体から問い合わせをいただいた経緯もあるので、可能であれば、今回、提案するに至らなかった団体に聞き取り、来年度の江別市指定管理者選定委員会でいろいろな御提案をさせていただく中で、どうあるべきかという御議論をいただきたいと思っております。

干場君:今、御答弁にあったように、市の直営による管理運営を行っていたころのことも加味しながら議論するということだと思います。
そもそも、今、市の直営による管理運営を行っていますけれども、昨年、大幅な指定管理料の相違があって不選定になったわけですから、どうしてそういう状況に至ったのかということを分析して、行政として、そこに向き合うことが重要だと思います。その辺の分析をしっかり行った上で、今回、江別市都市公園の指定管理者の募集を行うに至ったのか、伺います。

建設部長:昨年の話だと思いますけれども、あのときは、市の基準の約2倍の指定管理料が提案されましたが、江別市指定管理者選定委員会における質疑においても、応募団体から納得できる説明がなく、そこがネックで不選定になったと私どもは理解しております。江別市指定管理者選定委員からも、今までの管理内容は非常によかったけれども、なぜ指定管理料が2倍になったのかがわからないということで、そこが最大のネックになって不選定になったと理解しております。
先ほど、御答弁申し上げましたとおり、再来年度に向けましては、今年度に興味を持っていただいたほかの団体に、なぜ提案に至らなかったのかを聞き取れれば、その辺も少し煮詰めていくことができると考えております。

干場君:昨年、不選定になったことについて質疑させていただいたのですけれども、行政と江別市指定管理者選定委員会には、それぞれの判断といいますか、言い分があると思いますが、私たちが当たり前のように公園を利用させてもらっている中で、公園のありようがそれぞれ違っていて、その維持管理は本当に大変なことだ思っております。
今回、市の直営による管理運営を行っている中で、いろいろことを参考にしていきたいという答弁がありましたけれども、やはり、過去の指定管理でもしっかり行っていただいておりましたので、その辺の実際の経費というのは、指定管理であろうと、市の直営であろうと、これまでどおり安心して使えるように、内部でしっかりと議論していただきたいということを申し上げて、終わりたいと思います。

委員長(岡君):今後どうされるかということについて、先ほどの相馬委員の質疑に対する建設部次長の答弁では、公の施設は、基本的には指定管理者が管理するという御答弁でした。ただいまの干場委員の質疑に対する建設部長の答弁では、市の直営による管理運営の実績も踏まえて、江別市指定管理者選定委員会の中で検討されていくという答弁でした。若干ずれがあると思いましたが、改めて、建設部長から今後どういう考えでいくのかについて、しっかりとした答弁をお願いします。

建設部長:言葉足らずで申しわけございません。
基本的な考え方は、建設部次長が申したとおり、この施設は指定管理者が管理することが基本だと我々も思っております。ただ、2年連続で不選定という事実もございますので、そういう意味では、いろいろな角度から御議論いただくことも重要であると考えておりますので、そのように御答弁を申し上げたところでございます。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:この間の質疑に対する建設部長の答弁で、大体必要な答弁はなされていると思いますが、少し整理しますと、基本的には、公の施設は指定管理、特に、以前、業務委託をしていた施設で指定管理者制度に移行できる施設は、指定管理者制度に移行するということで進められてきたと思います。
今ほど、建設部長が答弁されたように、今後、この間の状況などを再度検証するとのことですけれども、先ほど、過去には、指定管理者により、しっかりと管理できていたとの答弁がありましたが、例えば、指定管理者が外されて年度の途中で市の直営による管理運営に戻るようなトラブルが過去にありました。やはり、この間どうだったのか、一つ一つ検証して、主に市内の事業者だと思いますけれども、建設部として、市内の雰囲気を含めて知り得る情報などを適切に江別市指定管理者選定委員会に情報提供しながら、江別市都市公園の管理をどのように行うのがベターなのか見出していただきたいと思いますが、どのようにお考えでしょうか。

都市建設課長:いろいろな状況を踏まえまして、江別市都市公園の管理にかかわる委託、公募の状況について、来年度以降、江別市指定管理者選定委員会に相談しながら、どのように進めていけばいいか、検討していきたいと思います。

高橋君:やはり、市の姿勢が重要だと思いますので、以前にも一般質問で言わせていただいたところですけれども、江別市指定管理者選定委員会に相談するのはもちろんですが、その際に、市の姿勢や対応などが問われると思いますので、よろしくお願いいたします。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの江別市営住宅長寿命化計画(案)についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

建築住宅課長:江別市営住宅長寿命化計画の策定につきましては、令和2年2月の当委員会に進捗状況を報告しましたが、計画案がまとまりましたので、改めて御報告いたします。
資料の10ページをごらん願います。
(1)計画策定の背景・目的ですが、平成24年3月に市営住宅の修繕、改善、建てかえなどの活用手法や維持管理計画を定め、長寿命化による更新コストの削減などを図ることを目的に策定された江別市営住宅長寿命化計画について、令和3年に10年間の計画期間の終わりを迎えることから、上位関連計画の策定や改定、近年の人口動向などの社会環境を踏まえた新たな計画の策定を行うものであります。
策定に当たりましては、学識者や関係団体などの委員で構成する江別市営住宅長寿命化計画検討委員会を設置し、令和2年7月、9月、10月の計3回、開催したところです。
(2)計画の対象と期間でありますが、対象は市営住宅全体であり、計画期間は令和3年度から令和12年度までの10年間としております。
(3)市営住宅の管理戸数の設定でありますが、計画期間において、最近の総人口の推計値をもとに、市営住宅のほか、道営住宅、UR住宅を含めた公的借家の需要を推計すると、一般世帯数が減少していることなどから、現在より確保すべき市営住宅の管理戸数は減少するものとしております。
算定は、別冊資料の26ページから35ページをごらん願います。
計画期間における市営住宅の目標管理戸数は、人口推計や世帯推計を行い、公的借家の必要戸数を算出し、そこから、道営住宅、UR住宅の戸数を引いた1,130戸程度と設定しております。
次に、資料の10ページにお戻り願います。
(4)各団地の事業の実施方針ですが、初めに、中央団地ですけれども、建設後20年以上を経過していることから、長寿命化を図るため、屋上や外壁のほか、給水管などの設備の改善事業を行うものとしております。
次に、新栄団地ですが、現在実施している建てかえ事業について、これまで整備したA棟からD棟に続き、令和3年度にE棟49戸、令和5年度にF棟49戸を建設し、野幌団地からの移転を行います。移転後の野幌団地は、用途廃止を行うものとしております。
次に、弥生団地ですが、現在実施している長寿命化型改善事業を継続し、屋上や外壁のほか、給水管などの設備の改善事業を令和5年度までに行うものとしております。
最後に、あけぼの団地ですが、各住棟の設備の状況や老朽度を考慮し、Aブロックの老朽化住棟の建てかえを行うとともに、Fブロック、Gブロックの移転集約を行うこととしております。
団地の再生に当たっては、近隣の社会福祉施設や子育て関連施設が立地する優位性も活用しながら、誰もが安心して生活できる空間づくりを行うこととしております。
あけぼの団地につきましては、詳しく御説明いたしますので、別冊資料の35ページをごらん願います。
当計画の計画期間においては、先ほど御説明した市営住宅の目標管理戸数1,130戸から中央団地の142戸、新栄団地の290戸、弥生団地の223戸を差し引いた戸数が475戸となりますので、あけぼの団地の必要戸数を475戸と設定しております。
次に、同資料の76ページ、77ページをごらん願います。
あけぼの団地の再整備に当たっては、周辺資源の活用、郊外でゆとりのある環境、低層住宅地など、あけぼのらしさの創出を目指していくものとし、あけぼの団地内で浴室を備え、耐用年限を経過していない住戸が比較的多く立地するエリアを中心に整備を進めるものとし、計画期間では、最も古く、浴室がないAブロックの平屋の建てかえを優先し、さらに飛び地となっているFブロック、Gブロックを集約することとしております。
新築住宅への建てかえに当たっては、あけぼの団地の大部分が都市計画で定められている第1種低層住居専用地域であるため2階建てとし、コミュニティーや趣味活動のためのスペースなどを考慮した計画を検討するものとしております。
また、昨年度に実施したあけぼの団地の入居者に行ったアンケート結果を踏まえ、家賃上昇の影響が少なくなるよう、再整備に当たっては、既存住棟の活用もあわせて行うことを考えております。既存住棟を活用する場合は、建築年時、浴室などの設備状況等により判断するとともに、各住戸に専用庭のある現在の環境を生かしながら活用案を検討していくこととしております。
さらに、集約により生じる余剰地は、地域の健康増進や定住人口増などに資する土地利用を検討することとしております。
資料の11ページにお戻り願います。
最後に、今後の予定ですが、令和2年12月1日から令和3年1月4日の間に本計画案に対するパブリックコメントを行います。パブリックコメントは、市役所情報公開コーナーや各公民館など、市内12カ所で閲覧可能とするほか、市ホームページにおいてもダウンロード可能といたします。その後、お寄せいただいた意見を踏まえ、来年1月に江別市営住宅長寿命化計画検討委員会で御議論いただき、その経過を当委員会に報告した後、令和3年3月をめどに計画の策定及び公表を行う予定であります。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

島田君:単純な質疑で申しわけありませんが、野幌団地と弥生団地は、どちらのほうが古いのですか。

建築住宅課長:野幌団地と弥生団地の建設年度でございますが、別冊資料の16ページの一覧表をごらんいただければと思います。
表の左側に建設年度という覧がございまして、弥生団地については、公営住宅と改良住宅の二つのパターンに分かれておりますが、公営住宅につきましては昭和56年度、また、棟によっては平成4年度から平成6年度、改良住宅の弥生団地につきましては、昭和47年度から昭和52年度、また、野幌団地については、昭和53年度から昭和55年度に建設されております。棟によっては、弥生団地のほうが古いところもございますが、野幌団地よりも新しい弥生団地もあるという状況です。

島田君:野幌団地に入居されている方は、弥生団地より新しい新栄団地に移転しておりますが、新栄団地の方々から、不満の声はありませんか。

建築住宅課長:新栄団地を建設した後に、野幌団地の方に入居していただいるところですが、順番が違うのではないかという御意見はございません。野幌団地については、ことし取り壊した住棟がかなり古かったので、御納得いただいていると思っています。
野幌団地は、3棟が残っておりますけれども、この3棟については、耐震性がないという診断結果が出ておりますので、そういった部分を踏まえて、新栄団地に移っていただくための計画をつくっているところです。

島田君:弥生団地は、耐震性が確保されていますか。

建設部次長:弥生団地につきましては、壁式構造と言いまして、新耐震基準となっておりませんが、構造的には耐震性が確保されております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

相馬君:私の理解が足りないので、間違っていたらお許しいただきたいと思います。
10年間の計画が策定されますが、この計画は、今後10年間でどういう住まい方をしていくかというのが現実に見えてくるものだと理解しておりますけれども、あけぼの団地の入居者に対して、例えば、Aブロックを建てかえるなどの説明、あるいは、パブリックコメントを実施するときに、江別市全体の市営住宅の環境について、個別に聞いたり、説明することはないのか、お伺いします。

建築住宅課長:本計画案につきましては、10年間という比較的長い計画期間になっておりまして、あけぼの団地については、本計画案の後半で建てかえるという考えでございます。ですから、あけぼの団地の建てかえについては、別冊資料の47ページに長期的な管理の見通しと計画期間における事業手法についての一覧表を載せていますが、令和9年ごろから新築工事が始まる予定なので、あけぼの団地にお住まいの方には、その1年か2年ぐらい前から、具体的な御説明をしなければいけないと思っております。
そのときには、あけぼの団地の具体的な建てかえ計画、プランや配置などをお示しできますので、その時期が適切だと思いますけれども、現段階では、戸数の関係しか説明できません。まずは、江別市全体における市営住宅の適正管理戸数や計画の順番を御理解いただきたいと考えています。

相馬君:あけぼの団地の入居者に対して、個別にパブリックコメントを求めることは、市全体として考えると難しいのは、よく理解しているつもりです。計画が示されますので、それを知っている方にとってみれば、将来的に市営住宅はこうなるという構想がわかった上で生活を送ることができます。今後、実際に自分が住んでいるところが取り壊しになって、将来どうなるかなど、もう少しわかりやすい市民説明があるといいという単純な希望でお話ししています。
1,130戸程度の市営住宅を管理すると考えると、市民は本当に身近な問題だと思っていますし、きれいな新栄団地が建設されて、生活環境がすごくアップしましたので、次はあけぼの団地の建てかえだと皆さんが思っていると考えると、パブリックコメントの実施に係る広報にもう少し角度をつけて、市営住宅はこうやって考えますということを、一般市民の方もそうですけれども、当該地区に住んでいる方に届くお知らせがあるといいという要望で、終わります。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:目標管理戸数についてですけれども、今後、人口の減少が見込まれますが、この間、世帯数は増加傾向です。そのような中で、市営住宅の入居者は、住宅に困窮されている方が多いですけれども、現在よりも管理戸数が少なくなることで、入居したくても入居できないという方が出ないのか、そのあたりの見通しはいかがでしょうか。

建築住宅課長:目標管理戸数の算定に当たっては、総人口の推移を推計しまして、その後に、世帯数の推移も含めて、先ほども言ったように、市営住宅、道営住宅、UR住宅などの公的借家の推計戸数を出した中で、現在把握している道営住宅の今後50年間の戸数を引いた分を市営住宅の目標管理戸数として設定したところです。
市営住宅に住みたくても住めないという方がいらっしゃるとお聞きしているところですけれども、現に、あけぼの団地については、随時募集しておりますが、なかなか入居していただける方がおりません。ですから、完全に住宅に困窮している方は、そこまでいないものと考えております。
ただ、あけぼの団地も、新しく生まれ変われば、それなりにニーズがあると考えているので、本計画案をつくったところです。新しくすることによって、住宅を必要とされる方からあけぼの団地にも目を向けていただけると考えているところです。

高橋君:動向をしっかりと見きわめていただければと思います。
今ほどの答弁に出てきたUR住宅についてですが、以前、集約化の話もありましたけれども、その件については、その後、何らかの情報交換がなされているのか、現状の戸数が将来にわたっても維持される見込みなのか、その辺の情報が得られていましたら、お伺いします。

建築住宅課長:今後におけるUR住宅の管理戸数についてですけれども、別冊資料の31ページに記載しております。
UR住宅の管理戸数については、現状では変わらないとお聞きしておりますので、その数字をもって計画をつくっているところです。

高橋君:この別冊資料を拝見していて心配になったのが1件ありましたが、あけぼの団地の入居者に対するアンケート調査結果について、先ほどの報告にもあったように、建てかえ後、家賃が上がることを心配しているとの回答がありました。そういう方たちは、収入との見合いの関係もあると思いますが、家賃の減免制度について、十分周知された上での回答なのか、その点については、担当としてどのように考えておられるのか、お伺いします。

建築住宅課長:昨年度、あけぼの団地の入居者に対して行ったアンケート調査では、あけぼの団地を選んだ理由として、家賃が安いと回答した方の割合が59.4%となっており、かなり大きな数字だと理解しております。
家賃の減免制度について、周知されているかという御質疑だったと思いますが、まず、入居されるときには、そういった制度があることを周知しているところでありますし、家賃の滞納がかさんでいる方については、状況に応じて、家賃の減免制度を適用できるということをお話ししております。そういった部分を含めれば、十分伝わっていると理解しております。

高橋君:家賃の減免制度は、家賃の滞納があるかどうかではなくて、所得の状況によって対象となるかどうかだと理解していますけれども、そういう段階での周知といいますか、そもそも家賃の減免制度があることを御存じかということです。ですから、回答された方が家賃を滞納している方かどうかについては、また別の問題だと思いますけれども、その点についてはいかがでしょうか。今の答弁の仕方で気になりました。

建築住宅課長:家賃の減免制度の周知については、家賃の滞納がきっかけになっている場合が一番多いという意味で答弁したつもりです。そういう制度を知らずに滞納されているということであれば、こちらとしても入居する際に説明しているつもりですけれども、なかなか御理解いただけなかったことも、反省点として考えられると思います。
今後につきましては、そういった制度があるということを事前に皆さんに御理解いただけるよう、周知を図っていきたいと思います。

高橋君:本計画案は、現状の団地を前提に見通しを立てておられると理解いたしました。
こういう機会ですから確認しておきたいのですが、以前、上江別東町の土地を取得した際に、その用途としては、公営住宅の建てかえ用にすることも考えられるとの説明がありました。これは特に用途が決まっているものではなくて、一例として挙げられたのですけれども、本計画を策定するに当たっては、上江別東町の土地の利用は対象になっていないのか、伺います。

建築住宅課長:上江別東町の南大通り沿いの土地の件だと思いますが、こちらにつきましては、平成21年に策定しました江別市営住宅ストック総合活用計画の中で、あけぼの団地の移転用地として位置づけられたものでございます。その後、この計画にかわるものとして、平成24年3月に現計画であります江別市営住宅長寿命化計画が策定されたところですけれども、この中においては、上江別東町の市営住宅予定地の位置づけはなくなっているところです。
今回、本計画を策定するに当たりまして、新規の市営住宅の整備についても、当然、国の指針によるフローになるのですけれども、それに基づき検討して、新たな市営住宅の整備は必要なしという結論に至りましたので、現在設置されている市営住宅の土地を活用する中で、建てかえを行うことを考えておりますため、上江別東町の土地は利用しないものと考えております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、エの江別横断歩道橋の撤去についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

道路管理課長:それでは、江別横断歩道橋の撤去について御報告いたします。
資料12ページ及び資料13ページの現況図をごらん願います。
初めに、(1)江別横断歩道橋の概要でありますが、1設置位置は、江別市6条8丁目、JA道央江別支店地先であります。
2設置路線は、市道条丁目12号道路で、市道条丁目2号道路との丁字交差点部であります。
3建設年次は、昭和43年3月、4橋長は、横断歩道部が16.65メートル、両端の階段部については、旧江別小学校跡地側が5.7メートル、JA道央江別支店側が23.5メートルとなっており、有効幅員は、全線1.5メートルであります。
6利用状況でありますが、平成28年3月の江別小学校閉校前及び閉校後に交通量調査を実施しており、結果につきましては、記載のとおりとなっております。
なお、昨年11月末から、腐食等老朽化の進行により通行どめにしております。
次に、(2)撤去理由につきましては、1平成27年8月に実施した定期点検の結果、判定3(早期に措置を講ずべき状態)との診断であり、その後、腐食等老朽化が進み、令和元年11月末から通行どめにしていること。
2江別小学校の通学路として利用されていたことから、平成28年3月の閉校後、利用者が減少していること。
3階段おり口が旧江別小学校跡地内に設置されているため、跡地の利活用の際、支障となる可能性があることなどの理由により、撤去するものであります。
なお、公安委員会より、交通量が減少しているため、当該交差点に設置されている信号機を撤去すると伺っております。
次に、(3)これまでの経過と今後の予定になりますが、平成28年3月、江別小学校が閉校以後、横断歩道橋について、記載のとおり地元及び各関係機関と協議を行っております。
今後の予定でありますが、本年12月より撤去工事を開始し、完了は令和3年3月を予定しております。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

相馬君:数字だけで大変申しわけありませんが、この横断歩道橋は、市が設置しており、撤去についても、市が責任を持って全額負担するのでしょうか。また、この撤去費用は、どれぐらいかかるのか、お伺いします。

道路管理課長:横断歩道橋については、市の施設です。
現在予定している撤去費用につきましては、調査費を含めて、今年度は2,300万円程度を見込んでおり、国から60%の補助金をいただきます。

相馬君:全部で2,300万円程度、そのうちの6割が補助金ということでよろしいでしょうか。

道路管理課長:全部で2,300万円程度、そのうちの6割が補助金ということで考えております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

三角君:撤去理由の3に、当該交差点の信号機を撤去する準備が進められていると記載されておりますが、江別市内では、信号機の設置要望がたくさんあります。当該交差点の信号機が撤去された場合は、別の場所にこの撤去した分を動かしてほしいという要望等をされているのでしょうか、その辺をお聞かせ願います。

道路管理課長:信号機の設置要望に関しては、生活環境部が担当となりまして、これまでも江別市内で要望されている箇所に移設を要請していると聞いております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

相馬君:市内にある横断歩道橋は幾つ現存していて、今後、どうするのか、お伺いします。

道路管理課長:市内の横断歩道橋についてですが、道路の附属物になるものについては、市の管轄がこの1橋です。
そのほか、JR駅をまたぐものについては、7橋ほどを市で管理しております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:細かなことで恐縮ですけれども、横断歩道橋が撤去された後、信号機も撤去されるとのことでした。現在、横に横断歩道はありますが、市道条丁目12号道路からJR江別駅まで相当距離がある中、これらが撤去されるということで、今のところ、市民から横断歩道の位置を変更してほしいという声があるのか、また、市としても、改めて、いろいろな状況を把握しながら、横断歩道の位置を考えていくつもりなのか、伺います。

道路管理課長:現在、この横断歩道橋の撤去に当たっては、地元からの意見等はない状況であります。
今後でありますが、旧江別小学校跡地の利用状況を踏まえてどうするかということで、信号機等につきましては、生活環境部から公安委員会に要請していく段階でございます。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
換気のため、暫時休憩いたします。(11:58)

委員長(岡君):委員会を再開いたします。(12:01)
次に、オの令和2年度除排雪事業計画についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

雪対策課長:令和2年度の除排雪事業計画の概要について御報告いたします。
資料14ページをお開きください。
この資料は、除排雪事業に係る最近5カ年の実績と本年度の計画概要を示したものであります。
まず、表の一番上、除雪でありますが、生活道路は延長479キロメートル、幹線道路は延長105キロメートルにおいて実施いたします。
なお、対象路線につきましては、資料15ページの除排雪路線図に表示されておりますので、あわせてごらんください。
その下の歩道除雪でありますが、通勤・通学に利用される路線など、延長174キロメートルにおいて実施いたします。
次に、排雪作業でありますが、除排雪路線図に緑色で表示されている幹線道路やバス路線など、延長123キロメートルにおいて実施いたします。
排雪作業につきましては、3番通りや2番通り等の主要幹線道路の早期排雪のほか、幹線道路の交差点における円滑な右左折や見通しを確保するための排雪について、重点的に実施いたします。
その下の人道橋等除雪及び融雪剤散布でありますが、JR跨線人道橋などの除雪のほか、交差点や急勾配箇所のスリップ防止のため、融雪剤散布を実施いたします。
その下の農村地区除雪、雪堆積場でありますが、いずれも前年度並みの除雪延長、開設箇所を予定しております。
なお、雪堆積場につきましては、除排雪路線図に黒丸で表示した場所に開設する予定であり、このうち、一般市民に開放する雪堆積場は3カ所となっております。
続きまして、出動回数と排雪量でありますが、過去の実績を踏まえながら、予期せぬ大雪などへの対応も考慮しつつ、例年の発注計画と同様としているところであります。
次に、自治会排雪でありますが、前年度は例年にない少雪であったことから、本年度につきましては、平成30年度実績と同程度の実施を見込んでおります。
なお、これらの除排雪に係る業務につきましては、ことしの10月中に契約を完了しております。
最後に、除排雪三者懇談会につきましては、市民、事業者、市の3者が、よりよい除排雪に向けた意見交換を行うため、平成26年度から実施しております。令和2年度につきましても、江別、野幌、大麻、豊幌の4地区での開催を終了しておりますが、今後とも地域の課題や御要望などについて、きめ細かに御相談に応じてまいりたいと考えております。
前年度は、全道的に冬型の気圧配置が長続きせず、例年にない少雪となったところでありますが、本年度におきましても、江別除雪センターにより市民の皆様のお問い合わせに24時間体制で対応するとともに、国道、道道の道路管理者とも連携をとりながら、安全で快適な冬の暮らしに向け、適切な除排雪に努めてまいります。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第4回定例会予定案件、アの道路占用料条例の一部改正についてを議題といたします。
本件に対する説明を求めます。

道路管理課長:それでは、第4回定例会に提案を予定しております道路占用料条例の一部改正につきまして御説明いたします。
資料16ページをお開き願います。
初めに、(1)改正理由でありますが、当市における道路占用料条例の延滞金の規定につきましては、これまで地方税法に準じた取り扱いとしております。今回、地方税法の一部改正に伴い、道路占用料条例の一部を改正するものであります。
次に、(2)改正内容でありますが、附則で規定する延滞金の割合の特例につきまして、特例基準割合を延滞金特例基準割合に改める字句の整備等所要の改正を行おうとするものであります。
次に、(3)施行期日でありますが、令和3年1月1日を予定しております。
なお、資料17ページに、新旧対照表を添付しておりますので、御参照願います。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、建設部所管事項を終結いたします。
建設部退室のため、暫時休憩いたします。(12:06)

※ 休憩中に、第4回定例会の委員長報告の有無について協議

委員長(岡君):委員会を再開いたします。(12:08)
次に、4第4回定例会の委員長報告の有無についてお諮りいたします。
休憩中に協議いたしましたとおり、新型コロナウイルス感染症に係る対応について報告することと確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、報告の案文については、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、5その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(12:09)