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予算特別委員会 平成28年3月18日(金)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年3月29日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(齊藤佐知子君):ただいまより、予算特別委員会を開会いたします。(9:57)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり理事者質疑を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
暫時休憩いたします。(9:58)

委員長(齊藤佐知子君):委員会を再開いたします。(9:59)
これより、付託案件の審査、理事者質疑を行います。
基金と財政運営についての質疑を行います。
初めに、赤坂委員より質疑願います。

赤坂君:4日間の審査を通じて、部局の皆様には大変真摯な答弁をいただいたところであります。
この予算審査を通じまして、教育と市民生活に重要な学校耐震化を優先し、インフラ整備等に意を用い、健康都市を目指そうとしていることを改めて認識したところであります。
何と言っても、当面の課題は、耐震化を初めとする第6次総合計画の政策課題をどのように進めるか、さらに市立病院の経営健全化をいかに達成するかにかかっているのではないかと考えております。
しかし、平成28年度の予算資料等を見ますと、引き続く少子高齢化の政策需要が増大している。特に扶助費も高くなってきている。そういう中で、結果として投資的経費に充てる財源、約14億円を財政調整基金や減債基金、そして基本財産基金の運用を含めて、取り崩しと積み立てということに頼ってきています。このままで推移すると枯渇しかねないことも示唆しているのではないかと考えています。
このことから、残された耐震化整備や政策課題実現に向けた財政運営には極めて厳しいものがあると認識し、今から事業の取捨選択とフォローの論議を深めるべきと考えますが、市長の見解、あるいは決意を込めてお伺いしたいと思います。

市長:赤坂委員の質疑ですが、大きく二つあろうかと思います。
一つは、基金と耐震化の関連で、このままで大丈夫でしょうかということです。耐震化しなければならない施設がまだまだございますので、それらを含めて今後どう取捨選択して進めていくのかというお話が一つです。
それから、委員会での議論を職員から聞きますと、やはり市立病院に関連して、運営が一般会計に及ぼす影響が、かなりこれから出てくるのではないかと。それに関連してどう対応していく、どういう考え方で進めていくのかという二つがあろうかと思いますので、二つに分けて御答弁申し上げたいと思います。
平成28年度予算でいきますと、社会保障費関連でかなり増額しております。これを財政調整基金や減債基金等で賄っているわけですが、その中には投資的経費として江別第一小学校がございます。さらには、年々増嵩する扶助費の中には、教育、保育施設等の給付事業があり、また、障がい者の関連事業もございます。維持補修費では除排雪の事業がございます。これらの事業はいずれもやらなければならない事業ですので、ある意味では、ほかの事業を差しおいてでもやらなければならない事業としてこれからも進めていく、そういう事業であろうと思います。
一方、耐震化の中でも、市庁舎や青年センター、市民会館等については、さまざまな形でこれから大きな議論をしていかなければならないと思っておりまして、それを踏まえて、取捨選択して進めていかなければならないと思っております。
基本はやはり耐震化をしなければならない事業、これは、来年度、大麻体育館がございますが、避難所として活用するような施設は、災害対応でもございますので、順次、着実に進めさせていただきたいと思っておりますが、先ほど申し上げたような施設につきましては、一般質問でもお答え申し上げておりますが、さまざまな角度から検討した上で、練り直しをしながら、さらには社会情勢や財政状況を見ながら進めさせていただきたいと思っております。
そのほかに、これからやらなければならない事業がございます。先ほど申し上げた健康都市の問題です。といいますのは、これは逆に経費をかけないための事業でございます。今後、将来に向かって、扶助費や医療費、介護保険の関連ですとか、社会保障費関連を少しでも少なくするためには、手をつけなければならない。そのためには、基本となるもの、一つの方針や方向を明確にした上でやらなければならないと思いますので、それらも含めて全体で社会情勢や財政状況を見ながら進めさせていただきたいと思っております。
もう1点は、市立病院の関係だと思っております。
市立病院の関係につきましては、島田議員の一般質問にもお答え申し上げさせていただきましたけれども、平成27年度を最終年次とする公立病院改革プランにおきまして、お約束しておりました不良債務の解消は困難ということになりまして、まことに申しわけないと思っているところであります。
私の印象になるかもしれませんが、一旦、医療体制が崩れて、借り入れをもってスタートしました。まず、医師確保から始まりながら、そして新たなものに挑戦させていただきました。専門医と総合医との連携による対応ということで、挑戦させていただきました。道内においても初めてのケースでありまして、専門医と総合医との連携は、今後の医療体制を先取りした政策、体制ではないかと思っておりまして、過言ではないのではないかと思っているところでございます。今後の超高齢化社会を見据えて、新たな医療体制を江別からという思いで発信をしているところでございます。
そこで、これまでの7年間ということになりますが、医師確保を含めた医療体制の確立に随分時間がかかりました。ちょうど始めさせていただいたのは、平成23年、24年くらいから徐々に集まり始めて、平成25年くらいには数が見えてきたと。平成26年は、ちょうど倍になりましたので、それからやっとということになりますが、在宅医療ですとか、そういうところにも手をかけ始めたところでございます。
それは、先ほど申し上げた今後の未来への医療体制をつくる一つの方向が在宅での医療と思っておりますので、それができる病院としてのスタートを切ることができました。そういうことを考えますと、先ほど申し上げました医療体制でいきますと、準備期間というイメージかと思っております。これからいただく期間が、まさしく経営体制の確立を図る期間と御理解いただければと思っております。
赤坂委員の御指摘のとおり、私も病院経営が一般会計に及ぼす影響は極めて大きいと思っております。
毎年議会の中では議論していただきまして、それに基づいて一般会計から繰り入れをしております。したがって、私はある意味ではルールだと思っております。それは議会でお約束していただきました。それでやっていただきたいということでお願いしましたけれども、それが経営としては赤字をまだ生ずるということでございますので、そういう意味からいきますと、一般会計に及ぼす影響は極めて大きいと思っております。
今後も目指す市民医療を確保しまして経営改善を図るためには、平成26年から準備を進めてまいりました経営改革のさまざまなプランがございます。その一つがDPCであり、病棟の再編であり、医薬品の関連ですとかいろんな対応を示しておりますけれども、それがやっとでき上がりましたのが平成27年ということでございまして、スタートできるのが平成28年の4月からとなります。
その中で再建ができるかということは、これからやらなければわからないことがありますけれども、一つには、やっと体制ができました。
もう一つは、平成27年度中に江別市立病院経営改善支援業務分析データというのを民間業者の方からいただきました。
それに基づきまして、病院にこれからやってもらわなければならないことは、各診療分ごとに、一体どういう形で経費を削減して、利益を上げるといったら語弊がありますけれども、本来いただくべき利益をとれるか、やっとこれを個別に分析できる一つの形ができ上がったと思っております。
その一つが、やはりこれまでなかなかできなかった電子カルテでございます。これもデータが集まるようになりました。そういうデータを集積して対応できるスタートが今回だと思っておりますので、その取り組みを進めてまいりたいと思っています。
市立病院をひもときますと、これまでに準用再建があり、経営改革を何度も何度も繰り返しております。
赤坂委員はそういうところを全て承知した上での今回の御指摘であると思いますので、その御指摘を踏まえまして、職員には議会での論議を十分理解していただいて、経営改善に向けて理解を求め、そして改善に向って努力することを求めてまいりたい。市職員一丸となって進めていく考え方でございます。一般会計に及ぼす影響が非常に大きいということも含めて理解していただくように進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。

赤坂君:ほぼ理解させていただきました。
本当に課題は後段の部分であって、平成28年度の早い時期にその動向というのはわかってくるのではないかと思っておりますので、その推移を十分見つめていきたいし、私自身も引き続きサポートするという立場で関与していきたいと考えております。
わかりました。ありがとうございます。

委員長(齊藤佐知子君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ありませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、理事者質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。(10:11)

※ 休憩中に、結審単位等について協議

委員長(齊藤佐知子君):委員会を再開いたします。(10:15)
付託案件の結審単位等についてを確認します。
休憩中に協議いたしましたとおり、議案第7号ないし議案第10号については一括で、議案第11号及び議案第12号については一括で、議案第15号ないし議案第18号についてはそれぞれ1件ずつで、議案第23号ないし議案第26号については一括で、議案第35号ないし議案第39号についてはそれぞれ1件ずつで、議案第40号及び議案第41号については一括で、議案第42号については1件で、結審順は、ただいま申し上げた順に行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、次回委員会の開催についてでありますが、22日火曜日の午前10時より開催し、結審を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上をもって、本日の予算特別委員会を散会いたします。(10:16)