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議会運営委員会 平成28年6月28日(火)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年3月29日更新

(開会前)

※ 日程確認
※ 議長より、議会運営等について挨拶

(開 会)

委員長(角田君):ただいまより、議会運営委員会を開会いたします。(9:59)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
初めに、1協議事項、(1)平成28年第2回定例会最終日の議事運営についてを議題といたします。
アの提出案件及び議決形態(案)についての説明を求めます。

事務局長:それでは、アの提出案件及び議決形態(案)について御説明いたします。
今期定例会最終日の提出案件は、議会提出案件が2件、審査報告が6件の計8件であります。
資料NO.1の議会提出案件から、順次、御説明いたします。
意見書案第3号 次期介護保険制度改正における福祉用具、住宅改修の見直しに関する意見書及び意見書案第4号 スクールカウンセラー及びスクールソーシャルワーカーの配置拡充を求める意見書は、幹事長会議において協議がなされたもので、提出者は記載のとおりであり、これら2件は即決でお願いいたそうとするものであります。
また、各委員会所管事務調査については、議会運営委員会及び3常任委員会の閉会中の所管事務調査につきまして承認を得ようとするものであります。
以上が議会提出案件であります。
御確認をお願いいたします。

委員長(角田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
意見書案第3号、意見書案第4号及び各委員会所管事務調査については、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
引き続き、説明をお願いいたします。

事務局長:資料下段になりますが、NO.2をごらんください。
審査報告でありますが、議案第52号 江別市税条例等の一部を改正する条例の制定については、6月20日に結審したもので、多数をもって原案のとおり可決すべきものと決した旨の報告が総務文教常任委員長よりなされるものであります。
御確認をお願いいたします。

委員長(角田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
議案第52号については、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
引き続き、説明をお願いいたします。

事務局長:議案第53号 江別市児童福祉施設設置条例の一部を改正する条例の制定についてないし議案第56号 江別第一小学校放課後児童クラブ設置条例の制定についての4件は、いずれも6月16日に結審し、議案第53号 江別市児童福祉施設設置条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第54号 江別市子育て支援センター条例の一部を改正する条例の制定については全員一致をもって、議案第55号 江別市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定については多数をもって、議案第56号 江別第一小学校放課後児童クラブ設置条例の制定については全員一致をもって、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決した旨の報告が生活福祉常任委員長よりなされるものであります。
御確認をお願いいたします。

委員長(角田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
議案第53号ないし議案第56号については、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
引き続き、説明をお願いいたします。

事務局長:議案第57号 平成28年度江別市一般会計補正予算(第1号)につきましては、3常任委員会へ分割付託となっていたものであります。
総務文教常任委員会は6月20日に、生活福祉常任委員会は6月16日に、経済建設常任委員会は6月15日に結審し、3常任委員長から議長に対し、それぞれ全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決した旨の審査報告が提出されております。
後ほど、議事日程(案)の際、改めて御説明申し上げますが、本会議におきましては、総務文教常任委員長報告の省略を諮った上で、生活福祉常任委員長及び経済建設常任委員長から審査報告がなされるものであります。
以上が審査報告であります。
御確認をお願いいたします。

委員長(角田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
議案第57号については、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上で、本件を終結いたします。
引き続き、イの議事日程(案)についての説明を求めます。

事務局長:イの議事日程(案)について御説明いたします。
資料は、見開きとなりますが、NO.3をごらんください。
平成28年第2回江別市議会定例会議事日程(第5号)でありますが、本日、第15日目となります最終日は、午後1時30分の開議とするものであります。
日程第1及び日程第2につきましては、記載のとおりであり、説明を省略いたします。
日程第3の議案第52号は、上程、報告、質疑の後、討論を行い、起立採決をお願いいたそうとするものであります。
御確認をお願いいたします。

委員長(角田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
日程第1ないし日程第3については、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
引き続き、説明をお願いいたします。

事務局長:日程第4の議案第53号ないし日程第7の議案第56号の4件につきましては、一括上程、一括報告、一括質疑の後、日程第4の議案第53号及び日程第5の議案第54号は、一括討論の後、一括して簡易採決を、日程第6の議案第55号は、討論の後、起立採決を、日程第7の議案第56号は、討論の後、簡易採決をお願いいたそうとするものであります。
御確認をお願いいたします。

委員長(角田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
日程第4ないし日程第7については、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
引き続き、説明をお願いいたします。

事務局長:日程第8の議案第57号は、上程した後、会議規則第37条第3項の規定により、総務文教常任委員長報告の省略を諮った上で、生活福祉常任委員長及び経済建設常任委員長から、それぞれ報告、質疑を行い、討論の後、簡易採決をお願いいたそうとするものであります。
御確認をお願いいたします。

委員長(角田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
日程第8については、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
引き続き、説明をお願いいたします。

事務局長:日程第9の意見書案第3号及び日程第10の意見書案第4号につきましては、一括上程の後、説明、質疑、委員会付託、討論を省略した後、一括して簡易採決をお願いいたそうとするものであります。
また、日程第11の各委員会所管事務調査につきましては、上程し、承認を諮るものであります。
以上の議事を議了した後、定例会の閉会を宣告しようとするものであります。
なお、病院長につきましては、議会運営に関する申合せに従いまして、本日の会議は欠席いたしますので、御報告申し上げます。
また、議場内説明員である支部教育委員会委員長が6月29日をもって委員長を退任するに当たりまして、挨拶の申し出がありました。閉会後にこれを受けることといたしますので、御承知おき願います。
以上でございます。
御確認をお願いいたします。

委員長(角田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
日程第9ないし日程第11、病院長の欠席及び閉会後における議場内説明員の退任の挨拶については、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上で、本件を終結いたします。
次に、(2)次期定例会の会議日程(予定案)についてを議題といたします。
本件に対する説明を求めます。

事務局次長:次期定例会の会議日程(予定案)についてですが、資料のNO.4をごらん願います。
平成28年第3回定例会は、9月6日を定例会初日、翌7日から12日までを常任委員会の開催日、14日から16日までの3日間を一般質問、20日、21日及び23日の3日間を企業会計に係る決算特別委員会の開催日、28日を最終日としております。
また、定例会前の各委員会の予定は記載のとおりでございます。
なお、日程につきましては、第3回定例会初日の1カ月前にホームページへ掲載する予定としております。
以上でございます。

委員長(角田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

尾田君:この予定については問題ありません。
決算特別委員会は、一般会計の部分については、休会中に審査すると思うのですけれども、参考までに今の段階でわかる範囲で日程を教えてほしいです。

事務局次長:現時点での内々の予定でございますが、10月17日月曜日から10月25日火曜日までを予定しております。

委員長(角田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
本件については、事務局の説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上で、本件を終結いたします。
次に、(3)閉会中の所管事務調査(案)についてを議題といたします。
本件については、次第に記載のとおり、次期議会の会期等の運営についてを議長に申し出いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上で、本件を終結いたします。
次に、(4)議会運営に関する検討課題について、アの一般質問、自由討議の実施要領についてを議題といたします。
本件につきましては、一般質問における一問一答方式の質問回数と現状の課題、自由討議の現状の課題について、各会派に意見を持ち寄っていただくようお願いいたしましたので、順次、お聞きしてまいりたいと思います。
初めに、一問一答方式の質問回数と現状の課題について、自民クラブからお願いいたします。

高間君:当会派は、回数制限なし、反問権ありということで、今までどおりです。

委員長(角田君):民主・市民の会からお願いします。

内山君:当会派としては、質問回数制限については、なしでという方向です。
現状の課題としては、一問一答方式について、一問の範囲が議員の間でまだ十分に共通認識が得られていないのではないかというところがあるので、その一問の範囲について、より明確化できないかというような意見がありました。

委員長(角田君):一問の範囲の明確化ということでよろしいですね。

内山君:はい。

委員長(角田君):公明党からお願いします。

相馬君:意見を持ち寄るということでしたので、会派の統一見解ではないということをまずお話しさせていただきたいと思います。
一問一答方式については、回数を数えながらやるというやり方になじめなかったということが1点、それから、回数を外して答弁込みで時間の変更をしていくようなことも検討課題としていいのではないかという意見がありました。それから、一問一答方式を実施していない議員が少しおりまして、総括質問総括答弁方式との比較検討がなかなか難しいということもありました。なぜ一問一答方式を選択しなかったかという意見の中では、質問項目が少なかったので選択をしなかったということと、総括質問総括答弁方式だと前置きが長く聞けるけれども、一問一答方式は課題を掘り下げる力量が必要だということです。市民向けとしてわかりやすいかもしれないが、なかなか挑戦することができなかったという意見が出ておりました。
回数については、先ほどもお話ししたとおり外してもいいのではないかという意見と、何度も同じ質問を繰り返すような様子があるので、制限があったほうがいいのではないかという意見があり、統一見解にはなっておりません。

委員長(角田君):先ほどの答弁込みという話ですが、聞き取りにくかったので、もう1回お願いします。

相馬君:回数を外して、答弁込みの時間に変更してもいいのではないかという意見がありました。

委員長(角田君):現状の質問時間について、答弁を含めた形での時間制限を行ったほうがいいという意見があったということですね。

相馬君:そうです。

委員長(角田君):ほかのまちではやっているようですが、事務局がとても楽になりそうですね。
江別未来づくりの会からお願いします。

本間君:前回と同様ですが、一般質問については、一問一答方式の質問回数は制限なしで、反問権ありということでございます。

委員長(角田君):日本共産党議員団からお願いします。

高橋君:当会派としては、回数の制限なしとまでは限定しておりませんが、今の回数制限のあり方について見直しが必要ではないかということになっております。手法も含めて協議できればということでまとまっております。

委員長(角田君):ただいま各会派から御意見をいただきましたが、各会派からそれぞれの会派に対して確認等はございませんか。

尾田君:公明党が言ったのは、答弁時間も入れるということですね。それで、時間を決めようという話で、大前提として答弁が物すごく長くなってもいいということですね。

相馬君:大変申しわけありませんが、会派の意見ではなく、それぞれの議員の意見だということはお伝えしておきます。

尾田君:きょうは、会派の意見をまとめないと議論できないということではありませんでしたか。

相馬君:私は、前回確認させていただいておりますが、それぞれの意見を持ち寄ってもいいということでした。

委員長(角田君):一問一答方式の回数については、確定させなければいけない部分があったので、それは会派の意見として集約していただきたかったです。課題については、議員それぞれの感覚や意見があると思うので、それを持ち寄ってくださいという意味でした。
ただいま、それぞれの御意見を確認させていただきまして、回数制限の撤廃については一定程度の御理解をいただいているようでありますが、やはり、あり方としてどのようにやるべきかということを議論しなければなりません。つきましては、本定例会閉会後から第3回定例会までに最終確定をしたいと思います。次回に最終確定をするに当たりまして、あり方も含めて集中的に討議をする場所を一度開催したいと考えております。後ほど改めて諮らせていただきますが、現時点ではそのように考えておりますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、自由討議につきまして、現状と課題について各会派からお願いいたします。自民クラブからお願いします。

高間君:私どもの会派は、実施要領に従い、現在のやり方を継続していくという意見でございます。

委員長(角田君):民主・市民の会からお願いします。

内山君:当会派としては、現状の課題ということでもありませんが、やはり、最終的に採決が分かれるような問題については、うまく休憩等々を活用しながら、できるだけ論点が明らかになるように、より積極的に進めていったらいいのではないかという意見です。

委員長(角田君):公明党からお願いします。

相馬君:会派としての考えを持って臨んでいますが、自由討議については現状のままでいいと思っていますけれども、その場で考え方が変わるということはいかがなものかという見解でございます。

委員長(角田君):江別未来づくりの会からお願いします。

本間君:特段、現状のままで構わないと思います。

委員長(角田君):日本共産党議員団からお願いします。

高橋君:基本的に現状のままで結構だと思います。

委員長(角田君):各会派から確認等ございませんか。(なし)
特に課題はないということで全会派に確認させていただきましたが、自由討議の実施要領の修正は現時点では必要なく、要望として積極的に活用していただきたいということでしたので、これにつきましては現状のままといたします。
申し合わせとするか、試行期間として継続するかにつきましては、申し合わせとはせず、現状のまま、まだ試行期間と確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上で、本件を終結いたします。
次に、イの議会主催の研修会開催についてを議題といたします。
本件については、当委員会から議員会に対して開催を要請することを確認していたところですが、皆様も御承知のとおり、定例会初日の散会後に開催された議員会総会におきまして、平成28年度事業計画として了承されたところですので、詳細について事務局から報告願います。

事務局次長:議会主催の研修会についてです。
今年度の第1回目につきましては、議員会での協議の結果、江別市議会の歴史をテーマに、8月3日水曜日午後3時30分から開催する運びとなり、講師を予定しております元江別市情報図書館館長の佐々木孝一氏からも承諾をいただいたところであります。
また、第2回目につきましても、議員会での協議の結果、議員報酬と議員定数の考え方をテーマに、10月4日火曜日午後1時30分から開催する運びとなり、こちらも講師を予定しております明治大学政治経済学部兼任講師で、元全国市議会議長会法制参事の広瀬和彦氏の承諾をいただいているところであります。
なお、場所や研修会後の懇親会等の詳細につきましては、改めて事務局から議員の皆様へお知らせしたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

委員長(角田君):ただいま報告をいただきましたが、確認等はございませんか。(なし)
以上で、本件を終結いたします。
次に、ウの長期欠席した場合の議員報酬の減額についてを議題といたします。
本件については、検討課題として協議していくことが確認されておりますが、今後の議論の参考にするため、近隣市の状況を把握したいとの御意見もありましたことから、資料を提出させていただきます。
資料について事務局から報告願います。

事務局次長:長期欠席した場合の議員報酬の減額について御説明いたします。
まず、本件を御協議いただくに当たっての前提から御説明させていただきます。
議員が病気等により本会議や法定の委員会を長期間にわたり欠席した場合において、議員報酬を辞退または返還することは、公職選挙法に規定されている寄附行為に該当するため、禁止されております。また、長期欠席した議員の報酬等のあり方を規定した法律が制定されていないことから、減額に関する取り扱いを定める場合は、各自治体の議会において、議員報酬等に関する条例の改正が必要となりますことをあらかじめお含みおきいただきたいと思います。
次に、石狩管内の各市議会の概要について、資料に沿って御説明いたします。
記載のとおり、当市議会を除く全ての市議会において、減額に関する規定が条例の中に設けられております。
札幌市議会では、1年を超えて欠席した場合、その翌月分の議員報酬から月額の30%を減額しており、復帰時は会議に出席した日の属する月から全額支給されます。期末手当についても、同様に減額されることになります。
千歳市議会では、6カ月を超えて欠席した場合は、その翌月分の議員報酬から月額の30%を減額し、1年を超えて欠席した場合は、その翌月分の議員報酬から月額の50%を減額しており、2段階での取り扱いとなっております。復帰時は、会議に出席した日の属する月の翌月から全額支給されます。期末手当についても、同様に減額されることになります。
恵庭市議会では、1年を超えて欠席した場合、その翌月分の議員報酬から月額の30%を減額しており、復帰時は会議に出席した日の属する月の翌月から全額支給されます。期末手当についても、同様に減額されることになります。
北広島市議会では、1年を超えて欠席した場合、その翌月分の議員報酬から月額の30%を減額しており、復帰時は会議に出席した日の属する月の翌月から全額支給されます。期末手当については、減額対象とされておりません。
石狩市議会では、3カ月を超えて欠席した場合、その翌月分の議員報酬から月額の20%を減額し、6カ月を超えて欠席した場合は、その翌月分の議員報酬から月額の30%を減額し、1年を超えて欠席した場合は、その翌月分の議員報酬から月額の50%を減額しており、3段階での取り扱いとなっております。復帰時は、会議に出席した日の属する月の翌月から全額支給されます。期末手当についても、同様に減額されることになります。
以上が石狩管内の各市議会の概要でありますが、いずれも公務上の災害や個人の責めによらない事故等に起因すると認められるものについては、減額の対象外とされております。
なお、現在のところ、資料に記載の石狩管内を除く道内主要都市の議会では、議員報酬の減額に関する規定は設けられておりません。

委員長(角田君):ただいま報告をいただきましたが、確認等はございませんか。

諏訪部君:一番下に公務上の災害や個人の責めによらない事故等に起因すると認められるものとありますが、認めるのは誰ですか。

事務局次長:議長が認めることになります。

委員長(角田君):ほかに質疑ございませんか。

相馬君:聞き漏らしたかもしれないので、大変申しわけありません。
早いところですと平成13年からこういう取り扱いが決まっているのですが、実際にこれが執行された事例を事務局として把握していらっしゃいますか。もししていたら教えていただきたいと思います。

事務局次長:札幌市議会と千歳市議会では、実際に病気により長期欠席した議員がいて、市民から議員報酬が満額支給されることへの批判が出たことから、それを機に条例改正を行って減額規定を設けたと伺っております。
なお、札幌市議会に関しましては、長期欠席議員が議員辞職された後に条例改正をして減額規定を設けたと聞いておりますが、千歳市議会に関しましては、長期欠席議員が在職中でありましたけれども、条例を改正して、その議員については任期が満了されるまでいらっしゃったと伺っております。

委員長(角田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:今ほどの説明の中で、道内の石狩管外の主要市議会では例がなく、石狩管内では江別市議会以外の市議会でこのように決められておりますが、そういった動きというか、石狩管内がこうやって並ぶようにして決められた経過が何かあったのか、その辺はいかがでしょうか。

事務局次長:先ほど申し上げました札幌市議会と千歳市議会につきましては、実際に病気で長期欠席される議員がいらっしゃったことを機に条例改正をしたと伺っております。しかし、他の恵庭市議会、北広島市議会、石狩市議会につきましては、近隣の市議会においてそのような事例が発生しましたことから、今後、万が一の事態に備えて同様に条例改正をしたと伺っております。

委員長(角田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
それでは、本件につきましては、資料の内容を各会派で確認していただき、今後どのような形で検討するか、その中身、あるいはやり方について、条例制定も含めた上でまずは事前に御検討していただきたいと思います。これも、改めて検討課題として俎上にのせますので、よろしくお願いいたします。
暫時休憩いたします。(10:29)

※ 休憩中に、議会運営に関する検討課題の今後の進め方について協議

委員長(角田君):委員会を再開いたします。(10:35)
ただいま休憩中に確認させていただきましたとおり、次回委員会前の7月15日までに検討課題の進め方について各会派の意見を持ち寄るということで確認させていただいてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上で、本件を終結いたします。
次に、(5)議会報告会についてを議題といたします。
前回の委員会で、各会派から市民と議会の集い準備会のメンバーを御報告いただくことが確認されておりましたので、議員名を伺いたいと思います。
自民クラブからお願いします。

高間君:星議員です。

委員長(角田君):民主・市民の会からお願いします。

内山君:諏訪部議員です。

委員長(角田君):公明党からお願いします。

相馬君:裏議員です。

委員長(角田君):江別未来づくりの会からお願いします。

本間君:堀議員です。

委員長(角田君):日本共産党議員団からお願いします。

高橋君:齋藤一議員です。

委員長(角田君):それでは、市民と議会の集い準備会メンバーの名前を確認いたします。
自民クラブは星議員、民主・市民の会は諏訪部議員、公明党は裏議員、江別未来づくりの会は堀議員、日本共産党議員団は齋藤一議員でよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
市民と議会の集い準備会は、議会運営委員会副委員長を座長に、今ほど御報告いただきました5名を合わせ、計6名を構成メンバーといたします。
議会報告会については、宮川座長を中心に、年内の開催に向けて、準備会において検討をお願いすることと確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
それでは、座長となる宮川副委員長より、今後の準備会の進め方について御説明願います。

宮川君:昨年と同様、まず、7月に、今、準備会委員になられたメンバーの1回目の会合を開催したいと思います。7月19日午前中に議会運営委員会がありますが、7月19日午後1時30分より、第2委員会室で準備会の方々に集まっていただき、第1回市民と議会の集いの準備会を行いたいと思います。
協議事項といたしましては、開催要領として今年度はどのような形で行うのか、会派の中で協議をしていただいて持ち寄っていただきたいと思います。それから、そのときに大体のタイムスケジュールを設けたいと思っておりますので、何とぞ各会派のメンバーにそのことをお伝え願いたいと思います。よろしくお願いいたします。

委員長(角田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
本件については、説明のとおり御周知願います。
以上で、本件を終結いたします。
次に、2報告事項、(1)先進都市議会運営調査結果の報告についてを議題といたします。
本件につきましては、A班、B班ともに、5月18日から20日まで関東方面の各市議会を調査してまいりましたので、その調査結果概要について、A班は本間委員、相馬委員及び諏訪部委員から、B班は高橋委員、内山委員及び星委員から、それぞれ御報告をいただきたいと思います。
初めに、A班の調査結果について報告願います。
本間委員からお願いします。

本間君:お手元の日程で調査をしてまいりました。そのうちの茨城県守谷市について御報告を申し上げます。
報告書A班の1ページになります。
守谷市の概要については、そちらに記載のとおりであります。
2番目に挙げております議会広報としてのSNSの活用についてであります。
守谷市議会では、平成24年9月からツイッターを、平成25年6月からフェイスブックを開始しております。この二つを選択した理由としては、議会の透明化、情報の公開性を高めるため、この二つに連動性があり、かつ、ユーザー数の多いツイッターとフェイスブックを導入したということです。記事の作成や更新の作業は事務局の職員が担当しており、連動性がありまして、ツイッターからフェイスブックへ自動的に情報が流れる仕組みとなっております。
その記事の内容については、主に定例会の日程等の情報、常任委員会、特別委員会等の会議情報、市議会の活動状況報告や市議会からのお知らせなど、更新の頻度としては平均すると1.5日に1回ぐらいだろうということであります。
コメント欄へ質問等が来ますが、それについては、現在、返信はしておらず、返信をするか、しないかは、今、検討課題に上がっているようであります。また、それぞれの運用に当たってのガイドラインも作成しておりますが、それぞれ別の基準を設けると運用の難しさが出てくるため、ガイドラインはともに同じ内容となっております。
このSNSを活用した長所としては、情報発信の迅速性と拡散性があること、また、短所としては、お知らせ等が中心のため投稿内容が事務的で同じような文面になるというようなことを挙げられていました。
3議会のICT化(タブレット端末の導入)については、平成26年11月にタブレットを導入しました。導入に至った経緯としては、議員間の情報共有の迅速化、ペーパーレス化の推進等から導入を検討したということであります。実際の導入後の活用方法としては、議案、予算書・決算書、委員会資料、開催案内等の事務連絡、緊急連絡等であり、予算書、予算説明書、決算書、決算報告書は紙資料との併用ということであります。この導入による効果としては、議員間の情報共有の迅速化、資料作成や配付等に係る時間短縮による事務の改善が見られたということであります。
タブレットは、本会議、委員会ともに使用されており、議員と事務局に支給されております。ただ、過去の資料をすんなりと引き出せる反面、審議において複数の資料を用いる場合は紙資料との併用が必要であることなど、まだ幾つかの課題があると話しておられました。
4議員定数・議員報酬のあり方を検討する場の設置についてであります。
平成24年第1回定例会において、守谷市議会議員定数条例の一部を改正する条例が議員提出議案として本会議に提出され、その日のうちに議員定数等検討特別委員会が設置されました。定員20名を16名に改めるものでしたが、平成25年第4回定例会において、この議員定数等検討特別委員会からの審査結果として否決されました。理由としては、特別委員会としては、現在、守谷市は人口が増加傾向にあったことから、広く市民の意見を聞くためにも現行の定数は妥当であろうということだったそうであります。
また、おもしろい検討の手法として、県を越えて同じつくばエクスプレスの沿線上の似たような人口規模の自治体との比較検討も行ったようであります。
最後に、定数に関しては、我々自治体議員が、その必要性について、仕事を通して市民の皆さんにいかにしっかりとアピールしていくかということもとても大切であろうとおっしゃっていました。

委員長(角田君):ありがとうございました。
続きまして、相馬委員からお願いします。

相馬君:千葉県流山市の報告でございます。
項目としては、3点それぞれ出てきております。
2番目のSNSの活用については、フェイスブックもツイッターもやっているそうですが、議会事務局として発信していることと、意見交換が目的ではなく、こちら側の情報発信として本会議に関する情報や議会等の委員会の動きを市民に向けて発信することに使われているということでした。
それから、3番目のタブレット端末の導入については、実質的には使われていないという結論だと私は理解してお伺いしてまいりました。最初は、スマートフォンを電子採決に使っていて、機種変更のときにタブレット端末の導入をしていたのですが、望んだようなペーパーレスなど、議員自体の活用がうまく図れなかったということであります。
ただ、課題として、議員間にスキルの差があることをおっしゃっていたのですが、議会事務局としては、場所を問わず活用できることと、会議の際にも確認や検索等に活用されて大変便利だということで、もしかすると、導入の効果を上げるためには、議員の資質の向上なり運用の研修が必要ではないかと受けとめてまいりました。
ここは、物すごく先進的に議会改革をしていたところだったのですが、いずれも思うような効果が上がっていなかったとお伺いしてまいりました。
4番目の議員定数、議員報酬のあり方についても、すごく積極的にいろいろなことを調査研究されていました。最初は、議員から調査研究をしようということで、さらに進んで特別委員会も設置されております。また、参考人制度を活用して著名な大学教授などを招いて検討したほか、公聴会の開催や1,000人の市民を対象としたアンケート、あるいは、ホームページから市民の声を聞くといった積極的な検討の結果、結論としてはいずれも否決されたということでした。内容としては深まったかもしれませんが、変化ということではまだ実質の運用はされていないという結論でございます。

委員長(角田君):ありがとうございました。
続きまして、諏訪部委員からお願いします。

諏訪部君:それでは、栃木県大田原市について御報告したいと思います。
大田原市の概要については、記述のとおりであります。
2番目のSNSを活用した情報発信については、平成24年に議会活性化推進特別委員会を設置して70項目の改善項目が提案され、平成25年9月の定例会に、議会の情報をより積極的に市民に伝えるためのフェイスブック、ツイッターを利用する答申書を提出され、答申を受けて、平成26年に会派代表者会議でフェイスブックの活用を実施したそうです。また、運用方針や掲載内容などは、議会運営委員会で検討し、フェイスブックを立ち上げた後から運用基準を作成しているということでした。
フェイスブックでは、議会の活動状況などの情報を発信しているそうですが、よそのところでもあったように、割と同じような内容になってしまうので、議会棟前の桜の写真や市内外の委員会の視察の様子など、少し毛色の変わったものを載せると、やはり、いいねが多くなるなど、見ている人がふえていたり、また、30代から50代の男性ファンが多いということで、議会傍聴が難しい世代にも見てもらっているということでした。
タブレット端末につきましては、やはり、ペーパーレス化ということで、コピー用紙を削減しようという目標を達成するために、平成26年に執行部でタブレット端末を導入し、その後、議場へタブレット端末の持ち込みを許可しました。その時点ではインターネットに接続していなかったそうですが、やはり持ち込んだ状況からインターネット接続許可を申請され、議場に無線LANのアクセスポイントなどを設置するというように、タブレット端末が便利であることが皆様にだんだん認識されてきたので、消極的な議員に対してもなれるために複数回の講習会を開催して、全員がうまく使えるようになったということです。
導入に関する費用については、事業者に合い見積もりを取ったところ、端末費用は実質ゼロ円ということと、グループウエアや通信費でおおよそ92万円の契約と比較的低価格で導入できたということです。また、会議システムも、初期費用46万円、年額117万円で現在使っているそうです。
会議システムにつきましては、議会事務局、総務部、情報政策課からもアクセスできるように設定していて、それぞれ議案書なども会議システムにアップしているそうです。会議システムは、本会議、常任委員会、会派代表者会議、議会運営委員会、全員協議会などで使用しており、議会事務局が親機となって、議員が使用する子機の画面と連動するようになっており、ペーパーレスの会議が非常にうまく運営されているということでした。
さらに、グループウエアを使っていまして、メールやカレンダー、スケジュール管理など、関係議員に会議開催通知を簡単に作成して出すことができることと、出欠確認が端末上で簡単にできるということで、非常に効率化が図られているということです。
無線LANについては、議場、議員控室、会議室等に設置しています。やはり、初期導入費用は253万円とかなり高額だったのですけれども、通信費月額は市役所全体で28万円ということで、今、無線LANが導入されています。
大田原市のタブレット端末を使った特徴的なお話としましては、災害時の情報収集・伝達訓練を行ったということです。災害を想定して、議員の安否確認と、位置情報がわかりますので議員が居住する周辺の災害発生情報とか、発生した場所の写真を本部に送信してもらって被害状況を確認することができたことと、テレビ電話機能を利用して本部と災害現場の状況をリアルタイムでつなげるような訓練を行ったということで、これは新しい端末の使い方かと思いました。
最終的な費用の削減効果といたしましては、印刷費や職員の人件費で概算で年間213万円の削減効果が見込めるということでした。

委員長(角田君):ありがとうございました。
ただいま報告をいただきましたが、同行したほかの委員から追加報告はございませんか。(なし)
それでは、A班の調査結果について、ほかの委員から確認等はございませんか。(なし)
以上で、A班の報告を終結いたします。
引き続き、B班の調査結果について報告願います。
高橋委員からお願いします。

高橋君:私からは、1ページ目の立川市を御報告いたします。
調査項目の順と前後しますが、先に議会のICT化について御報告いたします。
このシステム導入のきっかけは、若手議員から要望が上がったことで、その後、議会運営委員会で検討を進め、先行して導入していた逗子市を視察されたということです。その後、全議員を対象にした説明会なども開いて導入を進めたと伺っております。
タブレット端末は、iPad Airをレンタルで利用、支給範囲は議員と議会事務局という形で、クラウドシステムはSide Booksを利用しています。このあたりも、逗子市を参考にそのように決めたと説明をいただいております。
利用については、議会で利用する資料、議案書や予算書、決算書、委員会資料等を行政の各担当課がワードやエクセルで作成してスキャナーで読み取り、PDF化してアップロードするということですが、その点においては、若干、行政職員の手を煩わせることにはなっていると説明の中にありました。
タブレット端末の利用によって、重たい資料を持ち歩かなくてもよくなったということで、いろいろな場所で議会の議案や資料などを説明することができるメリットがあることと、やはり、先ほど報告いただいたところと同様ですが、議会事務局からの連絡などの時間の短縮にもつながっているということでした。
今後の課題については、議員それぞれの技量の問題もありますが、紙ベースの資料も同様に利用されていてペーパーレス化が進んでいないこと、また、行政側としては紙ベースと電子情報の二重の作業になっている点を挙げられていました。
次に、SNSの活用についてです。
立川市では、ツイッターを利用されています。他の議会もおおむね同様かと思うのですが、議会事務局側で情報をアップするということで、その際には議会事務局庶務の調査係担当者が記事の作成を行い、次長の決裁を受けて更新するという形で手続がとられているということです。
運用に当たっては、要領や基準等はつくっていないのですが、利用者向けに運用ポリシーを掲示しています。それから、事務局職員向けには、立川市議会ソーシャルメディア利用に関するガイドラインを定めているということでした。やはり、立川市においても、議会側として返信や転送等には対応していないということです。
視察させていただいた時点では、フォロワー数は138ということでした。

委員長(角田君):ありがとうございました。
続きまして、内山委員からお願いします。

内山君:千葉県流山市の調査項目について御報告します。
まず、流山市の概要については、記載のとおりです。
次に、議会広報としてのSNSの活用については、その前提として、流山市議会でのICT化に向けた動きとしては、まず、平成21年に流山市議会基本条例が可決、施行され、それを受けて同年10月に「市民に開かれた市議会」の実現に向けて、更なる情報発信と情報通信技術(ICT)の推進を求める決議が可決され、それに基づいた具体的な事業を推進するため、平成22年12月に流山市議会ICT推進基本計画が策定されました。この計画に基づいて、議会のオープン化(透明、参加、協働)に向けた有効手段の一つとして、SNSを含めたICT技術の積極的活用が推進されているという経緯であります。
SNSについてですが、流山市議会では、ツイッター及びフェイスブックを使用しているとのことです。
記事としては、ツイッター及びフェイスブックともに、本会議や委員会の日程やインターネット中継に関する情報発信を行うほか、議会報告会など市議会に関するイベント等をお知らせしております。また、他議会からの行政視察の実施についても掲載しており、フェイスブックでは、お知らせ以外にも議会活動や議会に関する豆知識を紹介するコラム等も掲載されているとのことです。
また、特徴的なものとしては、フェイスブックを使って議会中継を見る日キャンペーンや議会報告会に参加しよう!キャンペーンを行ったことがあるほか、1回だけですが、試行的に、フェイスブックにおいて、議案や陳情・請願への意見募集を行ったことがあるとのことです。
次に、議会のICT化(タブレット端末の導入)についてです。
流山市議会では、平成22年第3回定例会からスマートフォンを活用した電子採決を実施してきましたが、現在は、スマートフォンからタブレット端末にかわって電子採決を行っているとのことです。
タブレット端末について、当初は、平成24年に議会棟内のみで使用する条件で、ペーパーレスの促進のために全議員に貸与されたとのことですが、ペーパーレスの促進や議員の活用手段の増加が余り図られなかったことから、一旦、タブレット端末を回収し、現在では本会議場における電子採決システム専用として使用されているとのことです。
次に、議員定数・議員報酬等のあり方を検討する場の設置についてです。
まず、平成25年に、協議の場として議員定数等に関する検討協議会が設置され、その後、より踏み込んだ議論をするために議員定数等に関する特別委員会が設置されました。委員としては、各会派代表と無所属議員から成っているとのことです。
その特別委員会における議論の手法としては、まずは委員会の中で議員同士の自由討議のほか、平成25年11月には参考人として他市の元市長や大学教授などを招き、議員定数と人口の基準などの議論を行ったとのことです。そして、同年11月には市民との意見交換会を行い、それには80名の市民が参加し、各会派の見解を説明しつつ、高校生を含めた幅広い市民との意見交換を行ったとのことです。同年11月には、無作為抽出した市民1,000人を対象にアンケートを郵送したほか、市内公共施設にアンケート用紙を設置し、また、ホームページからの受け付けも実施したとのことです。
ちなみに、無作為アンケートの回答率は3割ぐらいとのことです。
さらに、平成26年1月には公聴会も行いまして、それぞれ定数減・増、現状維持の意見を持つ公述人を選定の上、公述を行っていただき、それに対して市民委員から質問を行う形で行われたとのことであります。
特別委員会において以上のような検討を重ねましたが、特別委員会としては一つの結論に集約できず、意見を併記する形で報告し、検討を終了したとのことです。
また、議員報酬については、結論には至らなかったとのことです。
その後、平成26年第1回定例会で、4人減、2人減の2案の議員定数条例改正案が議員発議によって上程されましたが、結果的には2案とも否決されたという結論であります。

委員長(角田君):ありがとうございました。
続きまして、星委員からお願いします。

星君:それでは、私から、資料5ページの埼玉県飯能市議会のICT化について報告させていただきます。
まず、目的としては、議会関係の大量な紙ベース資料の削減と資料検索の簡便性を求めて検討に入ったということです。以降、議員への情報伝達手段としての電子メール機能、危機管理上の緊急連絡用電子メール機能、政務調査活動研究のためのインターネット機能、各種計画等の資料閲覧などが目的となっております。もう一つの大きな点としては、当市にもございますが、議会基本条例の中で議会事務局の機能強化を図るということで、事務量削減が導入目的になっております。
導入までの経緯については、平成20年に議会のあり方研究会、その後、議会改革検討会を経て研究が進められました。飯能市役所では、同時期に環境マネジメントシステム(ISO14001)、環境に配慮した活動が推進されておりまして、電気使用量やごみ排出量は目標に達していたらしいのですが、紙の使用量は目標に達していなかったという経緯もございまして、議会と同時に市役所としてもペーパーレスの会議の推進を図ったことも予算づけの大きな弾みになったということでございました。
結果としては、平成24年度からタブレット端末が導入されましたが、このデバイスの決定については、画面サイズや扱いやすさ、バッテリーの使用時間などから選択されたようです。
次に、運営方法についてです。
平成24年度が第1期ということで、そのときには、端末に関しては、セルラータイプというSIMカードが入って外部とのインターネット接続が常時できるタイプが選択されたことと、もう一つは、Wi-Fi機能で庁内LANから独立した議会内のNAS、簡単に言いますと、議会独自に一つのハードディスクを持ってデータを管理して、そこに直接接続が可能なシステムをとっていたそうです。
もう一つの特徴としては、タブレット端末1台当たりの年間使用料が約5万8,800円程度かかるらしいのですが、この費用負担としては、公費6分の4、政務活動費6分の1、議員の自己負担が6分の1という割合になっています。議員の自己負担を入れたのは、議員がタブレット端末の使い方に精通できるように、ふだんからも使ってなじんでくださいという意味だそうです。
もう一つ、平成28年度から、第2期の少し進歩したシステムがスタートしまして、そのときから、多くの市町村がICT関係でやっている、クラウド型の文書共有システムであるSide Booksというアプリを使用しているとのことです。
次に、導入後の運用状況としては、各種会議のペーパーレス化が図られていることと、一般質問、議員への情報伝達手段としてのメールによる文書送信、カレンダー機能による議員スケジュール管理、災害時の活用、議案書、予算書等の閲覧、会議中の情報収集、各種書類の整理、保存にも活用されているそうです。もう一つ、利用のルール化ということで、飯能市議会情報端末機使用基準や議会情報端末機使用範囲などを定めているということです。
最後に、タブレット端末使用の効果と問題点についてです。
効果としては、やはり、印刷、製本に係る費用の大幅な削減があったことと、実際の紙の使用量がかなり削減されたことで、環境負荷の低減、経費節減、事務改善、情報伝達の迅速化、政務調査活動の充実、危機管理対応力の向上など、多数の項目が効果として挙げられています。
問題点としては、やはり、文書の様式などによってはタブレット端末で閲覧するのが難しい、見づらいものがあるそうです。もう一つは、紙ベースで手書きでメモすることと、タブレット端末のメモ機能を使うことではちょっと差異を感じていて、その辺も、今後は、システムの独自の研究とか、タブレット端末に限らず、その時々に応じてICT化に適応した新たなデバイスの導入も考えているということです。
飯能市議会のタブレット端末使用は、総体的に見てもとても積極的で参考になる事例でした。

委員長(角田君):ありがとうございました。
ただいま報告をいただきましたが、同行したほかの委員から追加報告はございませんか。(なし)
それでは、B班の調査結果について、ほかの委員から確認等はございませんか。(なし)
以上で、B班の報告を終結いたします。
報告書を取りまとめていただいた各委員におかれましては、お忙しい中まことにありがとうございました。
私から、この場をおかりしまして、お礼を申し上げます。
以上をもちまして、当委員会の先進都市議会運営調査に係る報告とさせていただきます。
なお、皆さんのお手元に、今ほど報告いただきました調査内容をまとめたA班及びB班の議会運営委員会先進都市議会運営調査報告書を配付しております。
今後の手続としては、この報告書の内容をもって参加された皆様の連名で復命書を起案いたしまして、議長までの決裁を受けた後に、A班、B班それぞれ調査報告書を当市議会ホームページで公開することといたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上で、本件を終結いたします。
次に、(2)陳情書等の職権整理についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

事務局次長:陳情書等の職権整理についてですが、別紙のとおり3件の陳情書等が提出されております。
1件目の国民健康保険制度に関する陳情書につきましては6月9日付で、2件目のJR北海道を民営化から一時的国有化すべきと考える事についての陳情書につきましては6月15日付で、いずれも郵送受理したもので、これら2件は、議会運営に関する申合せ37(4)ア(オ)及びイ(ウ)に基づき、議長職権整理により各会派へ配付したものであります。
3件目の一般社団法人北海道医師会第147回定時代議員会決議につきましては、6月24日付で郵送受理したもので、各会派へ参考配付しております。

委員長(角田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
本件については、事務局の報告のとおり御周知願います。
次に、3その他、(1)本会議閉会後の委員会についてを議題といたします。
本件に対する説明を求めます。

事務局次長:本会議閉会後の委員会についてですが、本日の本会議閉会後に、議会報編集委員会を第2委員会室で開催する予定となっております。

委員長(角田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
本件については、事務局の説明のとおり御周知願います。
次に、(2)その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
最後に、次回の委員会開催予定でありますが、7月19日火曜日午前10時より開催いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上で、本日の委員会を散会いたします。(11:12)