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総務文教常任委員会 平成28年3月22日(火)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年3月29日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(相馬君):ただいまより、総務文教常任委員会を開会いたします。(13:28)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
総務部入室のため、暫時休憩いたします。(13:28)

委員長(相馬君):委員会を再開いたします。(13:29)
1総務部所管事項、(1)報告事項、アの都市計画税条例の一部改正についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

総務部長:私より、都市計画税条例の一部改正について御説明申し上げます。
現在、参議院におきまして、地方税法等の一部を改正する等の法律案が審議中でございます。これには、都市計画税条例で引用している地方税法の改正が含まれておりますため、4月1日から適用し、事務を進めるために、都市計画税条例を改正する必要がございます。
例年、地方税関連法令の公布が年度末ぎりぎりであり、政令が公布されましたら速やかに条例を改正する必要がありますことから、議会で御審議いただくいとまがありませんので、必要最小限の改正について、市長におきまして、地方自治法第179条第1項に基づき、専決処分をさせていただきたいと考えております。
私からの説明は以上でございますが、改正の概要につきましては、担当課長から御説明いたします。

市民税課長:私から、専決処分の対象となります都市計画税条例の一部改正について、その概要を御説明申し上げます。
資料をごらんください。
1改正理由でありますが、地方税法等の一部改正に伴い、都市計画税条例中において引用している地方税法の条項の整備を行おうとするものであります。
次に、2改正条項でありますが、固定資産税の課税標準とすべき価格を定めた規定を引用する条項で、詳細は資料に記載のとおりであります。
次に、3施行日でありますが、平成28年4月1日とするものです。
なお、地方税法第349条の3の改正については、第18項は、熱供給事業を営もうとする場合、許可制から登録制になったため、第25項は、首都圏等における鉄道新線が課税されてから10年間の特例期間が経過したため、それぞれ特例措置が廃止されることに伴い、削除するものであります。
また、削除に伴う項の繰り上げを行うものであります。

委員長(相馬君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

宮川君:ちょっとわからないのですが、第18項の削除の部分で、今ほど特例措置をなくすということでした。許可制から登録制になって、その特例措置をなくすということをもう少し具体的に教えていただければと思います。

資産税課長:地方税法の改正に関連いたしまして、熱供給事業に係る電気事業法も一部改正になり、そちらの電気事業法の改正に関連して、この第349条の3第18項が削除になっております。
熱供給事業も含め、電気とガスの公益事業を促進するためにこういった条項が盛り込まれておりますが、国のほうでエネルギー施策等の改革がある程度進む中で、この熱供給事業の特例は、エネルギー改革の見直しを行う上で特に軽減を行う必要がなくなったと判断したため、削除になったというふうに聞いているところでございます。
国の法律ですから私から詳しくお答えすることは難しいのですが、調べると、こういったことのようでございます。

宮川君:今まではどのぐらい軽減されていたのか、確認します。

資産税課長:当市には該当はないのですが、今までの条例を見ますと、課税になった年から最初の5年間は3分の1に縮減、その後5年間は3分の2に縮減ということで、トータル10年間は税金を安くするような制度でございました。

委員長(相馬君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、総務部所管事項を終結いたします。
企画政策部入室のため、暫時休憩いたします。(13:34)

委員長(相馬君):委員会を再開いたします。(13:35)
2企画政策部所管事項、(1)報告事項、アの江別駅周辺地区土地利用検討委員会の検討結果についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

政策推進課長:江別駅周辺地区土地利用検討委員会の検討結果につきまして御報告申し上げます。
江別小学校と江別第三小学校が平成28年3月をもって統合されることを受け、学校敷地と隣接する公用地等について、江別駅周辺地区の活性化につながる利活用方針を検討いただくため、学識経験者や自治会、経済団体、市民団体などから推薦をいただいた方12名で構成する江別駅周辺地区土地利用検討委員会を平成26年11月に設置したところであります。
検討委員会の設置、検討の経過につきましては、平成26年10月15日、平成27年7月15日開催の総務文教常任委員会へ報告させていただいているところでございますが、検討の結果を3月15日に報告書として提出いただきましたので、御報告申し上げます。
別冊資料をごらんください。
検討委員会から提出された報告書でございます。
初めに、24ページをお開きください。
江別駅周辺地区土地利用検討委員会の検討経過が記載されておりますが、1年4カ月にわたりまして12回の会議を開催し、この報告書を取りまとめていただいたところでございます。
報告書の1ページにお戻り願います。
初めにとしまして、報告書の提出に際し、委員会の検討経過などについて、委員会を代表して委員長が述べる形となっております。
次に、2ページをお開きください。
2ページは、目次となっております。
報告書の構成は、1から8の項目で構成されております。
詳細は後ほど御参照いただきたいと存じますが、1江別駅周辺土地利用検討の目的では、3ページから4ページにかけまして、検討委員会を設置して土地活用の検討を開始した経過や目的などが記載されております。
2江別市の都市づくりでは、土地利用の検討に当たり基本的な事項となります第6次江別市総合計画や都市計画マスタープランの方針が記載されております。
次の3江別駅周辺の地域づくりでは、都市計画マスタープランに基づく江別駅周辺地区の土地利用の基本方針が記載されております。
次の4江別駅周辺の現状と課題では、9ページから16ページにかけまして、江別駅周辺の人口推移や高齢化率、用途地域、江別駅周辺における公共施設や商業系施設などの配置状況、過去の活性化策とその経過、さらに、検討の参考とするために検討委員会で実施いたしましたアンケートの結果がまとめられております。
次の5江別駅周辺地区の土地活用の検討では、土地利用に当たっての検討経過が記載されております。
17ページでは、検討に当たっての方針、対象とする土地の範囲、検討の進め方について記載されており、江別小学校跡地を対象として、地区核に必要とされる主な機能ごとに、江別駅周辺地区にふさわしいか、あるいは、活性化への効果、実現性の有無などを検討することとされ、続く18ページから21ページまで、商業系機能、住居系機能など地区核に必要とされる機能ごとの検討がまとめられております。
最後に、23ページをお開きください。
検討結果がまとめとして記載されております。
ここでは、個々の機能の単独による活用は実現性が低いものと考えられることから、土地の分割、順次活用も視野に入れた多機能で複合的な土地活用を検討する必要があるとされております。また、その実現のためには、活用主体の確保が不可欠として、積極的に情報を公開し、活用主体となる民間事業者等から需要や評価を把握するとともに、幅広く事業提案を受ける必要があるとされております。
最後に、江別小学校跡地を積極的に活用していくことこそが、長期的な江別駅周辺地区の活性化につながるものと結ばれております。
市といたしましては、報告書として提出いただきました委員会の検討結果を尊重し、部長職により構成される政策会議、あるいは、部次長職により構成される政策調整会議などにより庁内横断的な検討を行った上で公募条件を設定し、民間主導による活用を進めてまいりたいと考えております。
また、その経過につきましては、随時、総務文教常任委員会へ御報告させていただきたいと考えております。

委員長(相馬君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

宮川君:23ページの中に、この検討委員会を受けて、今後、積極的な情報公開というようなことが書かれています。今回の検討委員会の報告書を受けて、市は具体的にどのような情報を積極的に公開するイメージなのか。要するに、今回の報告を受けて、市としてはどのように考えられているのかということをお聞きしたいと思います。

政策推進課長:この報告書を受けまして、結論としては、民間活用の方策を探していくことになろうかと思っております。具体的に民間活用を想定した場合、公募条件を設定して公開型のプロポーザル方式を行って事業提案を求めていく、最終的にはそういう手法によって民間活用を目指すことになります。そこで、民間に事業提案を求める際に、まずは、いただいた報告書をもとに公募の中身を庁内で検討した上で、それを広く公開して事業提案を求める流れで進めていきたいと考えております。

宮川君:この土地について、このような報告書を受け、民間の方から事業提案を受けるため、これから情報公開などをしてこちらから売り込まなければいけないですよね。それはどういうふうにされていくのか。それから、今、公募条件とおっしゃったのですけれども、何かお考えというのはあるのでしょうか、それとも、今のところ全くないのでしょうか。

政策推進課長:例えば、今この土地に進出してくれそうな企業や、こういった開発が見込めるというような案を具体的に持っているわけではございません。この報告書にあるとおり、土地が広くありますので、例えば、この土地に住居系ですとか商業系施設を設置する企業がないかどうか、そういうことを求めていきたいと考えております。そのためには、広く情報を公開して公募していく必要があるというふうに考えておりますが、では、こういうところにお願いしようですとか、誘致を働きかけようというところまで具体的に案を持っているわけではございません。

宮川君:これから民間に積極的に情報公開しなければいけないのですが、この報告書を受けて、このような方向性があるというような市のお考えは何かしらないのですか。あるいは、民間へ売り込む際に、的を絞らないで幅広く募集するのですか。

政策推進課長:この委員会では、商業系ですとか住居系など、ある程度の用途を想定していろいろと検討した経過もございまして、それはこの報告書の中にも記載されております。ただ、商業系あるいは住居系というところまではなかなか絞り切れませんでした。委員会の検討の中では、開発業者から土地の評価やマーケットの動向をいろいろと伺う中で、用途を絞ると活用の実現に至らないのではないかという意見もありました。1点に絞って結論に至るということではなく、民間の事業者が手を挙げやすいようにしなければならないのではないかという議論のもと、今回の結論に至ったという経過がございます。

宮川君:今、絞り切れなかったとおっしゃいましたし、こちらも読ませていただきましたが、一体どういった情報を積極的に公開していくのでしょうか。事業提案を受けるといっても、民間の方たちがそこを活用したいと思うように市も積極的に動かなければいけないのではないかと思うのです。
例えば、19ページの総合評価・検討結果ですが、国では企業の地方拠点形成を進めるために税制支援措置を強化しており、この江別駅周辺地区もその支援地域に指定されているとありますから、そうした事業者が入りやすいように市が助成することも考えられます。今の段階では、まだまだいろいろなことが具体化されていないですが、この報告書を受けての結論が何も出ていないということなのでしょうか。要するに、絞り切れなかったという結論でいいのでしょうか。

政策推進課長:今回の報告書の検討結果を要約しますと、何点かポイントがあると思っています。一つには、江別小学校の跡地を有効に活用することが活性化策になることが結論になります。
もう1点は、駅あるいは国道に近いことも優位性になるというふうに思います。ですから、こういった優位性を生かした住居系機能を中心にという記載がまとめのところにありまして、住居系機能プラス小型の商業施設という組み合わせで土地活用を目指す、これが二つ目のポイントになると考えております。
三つ目のポイントは、今申し上げたような住居系機能プラス何がしかの商業系だったり福祉系機能の提案が上げられるような募集条件といいますか、要項を定めて、それを積極的に情報公開します。江別市には、住居系プラス商業施設を組み合わせたような形で有効に活用できる未利用地がある、それを広く公開型で事業提案を求める。最終的にはそこにつなげていくというのが今回の報告書の結論かと思っております。
報告書の中では、具体的な公募の要件を設定する中身にはなっておりませんが、この報告書の趣旨を酌み取って、幅広い事業提案ができるよう公募の要項を取りまとめまして、それをもとに江別市にこういう土地があると情報提供をして、ぜひ活用しませんかと事業提案を求めていきたいと考えているところです。

宮川君:今おっしゃったように、本当に駅が近いですし、国道も近いです。今、国もコンパクトシティーを推進していますが、江別市としてコンパクトシティーを進めるときに、この土地はすごくいいのではないかと思いますが、その辺は関係ありますか。駅の近くにいろいろなものを集約するお考えはどうですか。

政策推進課長:例えば、駅前に住宅なり商業系施設ができて、もう少し郊外から移り住んでくる形になると一つのコンパクトシティーということになると思います。この検討委員会の中では、人口減少の対応策として、できれば駅前に住宅地ができて市外から移り住んできてくれることにつながるほうが、活性化という面によりつながっていくのかなというふうに思っております。できれば、コンパクトシティーよりは、人口減少の抑制、人口増につながるとよりいいのかと思っております。

宮川君:それでは、今、おっしゃったように人口増が見込めるような活用をされるということで、今後、活性化を含めて人口がふえるような取り組みを検討していくことになると思います。江別市全体を考えてこの土地をどうするかよりも、江別駅前の今ある土地だけをどうするかということなのでしょうか、その辺はどうなのでしょうか。

政策推進課長:江別小学校の跡地、江別駅周辺地区の土地利用という観点で検討した中では、都市計画マスタープランが市の基本的な計画になりますので、この考え方に沿って、ここに書いてあります業務系機能ですとか商業系機能の検討を進めてきた経過がございます。
都市計画マスタープランでは、江別駅前周辺は地区核という位置づけでございまして、その地区核としての位置づけにかなうような土地利用ということで検討してきて、今回の報告書になっております。最終的には、この委員会の報告書のまとめにあるような形が実現されれば、地区核として有効な土地利用の形になるというふうに考えております。

委員長(相馬君):ほかに質疑ございませんか。

齋藤一君:22ページの暫定的活用の項目ですが、活用主体が見つからなくて未利用の状態が長期化する場合は、暫定的な活用を検討することも必要になると考えるとあります。まず、この未利用期間が長期化する場合について、具体的に言うのは難しいと思うのですが、どれぐらいの期間を長期化と考えているのか。また、仮にこのあいている土地を市民がイベントで利用したいと思ったときにどこに相談すればいいのか、この2点を教えてください。

政策推進課長:まず、22ページの(5)の2暫定的活用ですが、検討委員会の報告の中では、最終的に、速やかに土地の活用を目指すという結論となりました。ただ、その検討の経過の中では、民間事業者から見た江別小学校と隣接する土地の評価が、実際はそう高いものではないことも把握しております。ですから、速やかに目指すと言いながら、それがなかなか難しかった場合にどうするかという議論の中で暫定的活用ということが出て、その結果を一つまとめたということでございまして、具体的な期間を設定して暫定的利用とするかというところまで想定した記載ではございません。もし、なかなか難しかった場合にはこういうことも考えなければならないということで、委員会としてこのように記述したという経過でございます。
もう1点の暫定的活用に当たっての市の窓口でございますが、これは、委員会の議論をまとめたものでございますので、市として暫定的活用をどうするかという定まった考え方を持っていませんから、そこは、この報告書を受けて今後考えなければならないというふうに思っているところです。

齋藤一君:二つ目の窓口という点ですが、現時点では、あいている土地があるからイベントをやりたいという相談が仮にあっても、まだ利活用についての方向性が定まっていないので、その相談自体を受けられない状態という認識で間違いないでしょうか。

政策推進課長:現状の土地はまだ学校として使っておりますので、学校の供用が終わるまでは教育部の所管となります。学校としての供用が終わった後は、教育財産から普通財産に変えて所管も移すことになってくるかと思いますので、その時点で活用する窓口が変更になると考えております。

委員長(相馬君):ほかに質疑ございませんか。

本間君:検討委員会の報告書を見る限りでは把握ができないので、1点だけ教えてほしいと思います。
検討委員会の中では、あくまでも、市としては売却する、活用する側としては取得ありきの話なのか、それとも、今後のプロポーザル、事業提案の中では、例えば、借地だとかバルクリースとかいろいろなケースが考えられると思いますが、その辺は検討委員会としてはどういう形で上がってきたのか、また、その部分について、市としては現段階でどのように考えているのか、教えていただきたいと思います。

政策推進課長:この検討委員会の議論の中では、土地を売却する手法、また、無償で長期間貸与する方法、あるいは、使用料を取って貸与することもあると思いますが、いろいろな手法があるという前提で検討が進められてまいりました。報告書の中にも、売却あるいは貸し付けという表現は記載しておりませんので、どちらの手法もとり得るという前提でこの報告書が取りまとめられております。
もう1点、実際にこれから土地の利活用を目指す際に、売却にするのか、あるいは、貸し付けにするのかという点でございますが、これも、市としてどういう手法で行うかは定めておりませんので、実際に民間からの事業提案を求める中で、どういった手法をとり得るか、検討してまいりたいというふうに考えているところです。

委員長(相馬君):ほかに質疑ございませんか。

宮本君:この土地ですが、資料の11ページにも書いてありますとおり、用途地域が第一種中高層住居専用地域となっておりますので、地域別としては建物なり施設を建てるときに面積、規模等が一番厳しい条件だと思います。真ん中に三つの図がありまして、一番左側がこれに当たると思いますが、検討委員会ではあくまでもこれを条件として検討されてきたということでしょうか。この辺は、将来の変更の可能性も含めて、条件を絞らない形での検討でしょうか。

政策推進課長:委員会の中では、10ページに書いてある用途地域の関係も資料として提示させていただいておりまして、実際に大型商業施設をここに建てようとする場合には、今の用途地域であれば建てられません。しかし、そういうめどがついたときには用途地域を変更することを前提として検討が進められてきております。今後、仮にここに大型商業施設が来ることになった場合には、市としても、用途地域の変更を含めた必要な手続は進めなければならないと考えているところです。

委員長(相馬君):ほかに質疑ございませんか。

岡村君:まず最初に、単純な確認をさせていただきます。
三つまとめて聞きますが、一番最後に、この検討委員会の設置要綱があります。第1条に、今回の検討委員会で検討すべき地域のことが書かれていまして、江別小学校の敷地及び周辺土地の活用方法についてとあります。この資料を見ますと、小学校の敷地については図面で示されていますが、他の部分が示されていないものですから、改めて聞きますけれども、周辺土地というのはどこまでを指して今回の検討範囲としているのか、国道12号までなのか、それを超えて緑町も入るのか、それが1点です。
もう1点は、14ページに、江別市在住の5,000人を無作為に抽出してアンケート調査をやったということですが、その結果、回答数2,025名、複数回答を含むと書いてある意味というのは、実際に5,000名に出して2,025人から回答をいただいたという理解でいいのですか。
それから、江別小学校の敷地の関係です。今の状態は、小高い丘の上に学校が建っていて、グラウンド部分は少し削って校舎より低い位置にあります。今、検討委員会の答申で民間事業者の提案を募る前提として、行政としては、ここを一定程度整地してから全国の事業者に今回の考え方を御説明しようとするのか、それとも、施設はもちろん壊すとしても、土地は現状のままでやろうとしているのか、この三つをお答えいただきたいと思います。

政策推進課長:まず、検討する土地の範囲でございますが、検討委員会の中でも、江別駅周辺地区の土地利用とはどこまでの土地の利用を想定して検討していくのかという議論がございました。最終的にまとまった結論といたしましては、17ページの2に、検討対象とする土地の範囲とありまして、小学校と隣接する旧軌道敷地や職員住宅の敷地などと書いてございます。その対象範囲としては、報告書の4ページになりますが、緑色のエリアが学校敷地でございまして、その左側に青色の破線のエリアを示していると思いますが、この緑色と青色のラインで囲まれたエリアが最終的な土地利用を目指す最大限のエリアと結論づけられましたので、範囲としてはこの緑色と青色のラインとなります。

岡村君:学校の敷地のことを言っているのではないのです。条丁目を含めて駅周辺というのはどこまでを指しているのですかと聞いているのです。

政策推進課長:今回の検討委員会では、江別駅周辺の具体的なエリアを明示して議論してはおりません。この緑色と青色の部分の土地の活用を進めていくことで、江別駅周辺に活性化の影響が出るという結論となっております。
それから、二つ目のアンケート調査の回答ですが、今回の検討委員会の検討の材料として無作為に5,000人を抽出してアンケートをお送りしておりまして、実際に回答をいただいた数が2,025名でございます。
三つ目の御質疑の民間に提案を求めるときに整地をするかということでございますが、現時点ではそのようには考えておりません。現状のままで事業提案を求めようと考えております。

岡村君:今の答弁で、改めて私の認識が全然違っていたことがわかりました。
江別駅周辺の土地活用については、この中の経過にも書いてあるように、条丁目の方々を中心に、さまざまな提案がされてもなかなか実現しないで、行政もこの地域の活性化のために水道庁舎やコミュニティセンターを持ってきましたが、それでも期待どおりの効果につながっておりません。江別市の総合計画、さらには都市計画マスタープランという位置づけがあるわけですから、その意味合いの地区核としてどういう形が望ましいのか、やはり、地域の皆さんはもとより、私たち市民も含めて大きな議論が必要ですし、また、その議論と同時に、実現の可能性を模索していかなければならないわけです。
そういう意味で、私は、今までの経過の反省として、さっき言ったように対症療法的に水道庁舎を持ってきた、コミュニティセンターを持ってきたという総括をきちんとしなければならないと思います。その上で、その地区核全体をどうするのか。その議論の到達点としてここの部分はどうするのか。今回、学校がこういう形で統合することになったのでこの場所は使わなくなり、既に老朽化もしているから壊すということで今の検討委員会の議論が始まって、報告書が出されております。そして、その報告書の結論から言うと、都市計画マスタープランが示している考え方を大きく逸脱しない限りは民間事業者の提案をお待ちしています、期待しています。もっとざっくばらんに言えば、事業者が提案してくれるのならできるだけハードルを下げますよと。そこまでは言っておりませんが、ほとんどそんなことで、丸投げと言ったらちょっと言い過ぎですけれども、総合計画、マスタープランで示している意味合い、また、住民との合意形成というのはどうなのだろうかと思うのです。確かにアンケート調査はとっていますけれども、その内容や問い方、項目を含めて、私はいろいろな課題があるだろうと思っています。
そこで、お伺いしますけれども、今回、この検討委員会が設置されてから、市民から市長に、質問書なのか、要望書なのか、私は見ていませんからわかりませんが、そういうものがあって、行政からも回答されているようですので、それはどんな質問で、どんな御回答をされたのか、お聞きいたします。

政策推進課長:検討委員会が設置されてからの検討経過につきまして、広報広聴課を通じて、市民の声として3人の方から通算で5回、御意見が寄せられております。趣旨の一つとしては、学校を文化財として残してはどうかという御意見でございまして、同様の趣旨で都合5回にわたって繰り返しいただいております。もう一つの趣旨としては、学校の保存とあわせて、このまま土地を保存してはどうかという意見もございました。
それに対するお答えとしては、質問をいただいた時点では委員会の結論は出ておりませんでしたので、市としては検討委員会を設置して土地の活用について御検討をお願いしている立場ですから、その検討委員会からの意見を尊重して活用を進めていきたいという趣旨で回答させていただいたところでございます。

岡村君:検討委員会の設置要綱からすると、委嘱の期間も3月31日までとなっていて、既に市長にも報告書が渡されており、今、それを受けて報告をいただいております。ということは、検討委員会の設置目的はもう達成されたので、この件に関するお役目はこれで終わりという認識でよろしいのか。
私が何で勘違いして前段であんな質疑をしたのかというと、設置要綱の中で所管事項に具体的に三つのことが書かれていて、一つ目には江別小学校敷地の利活用に関すること、二つ目、三つ目は江別駅周辺地区の土地利用と活性化に関することというように、二つ目と三つ目があったものですから、私は周辺地区とはどこまでを指しているのですかという質疑をいたしましたが、そんなとんちんかんな理解をしているのは私だけですか。
先ほど言ったように、4ページに小学校の周辺位置図を描いてありますが、あの周辺だけだったら二つ目、三つ目の書き込みとは相当認識が違いますね。一つ目の書き込みで十分に足りる話です。ですから、再度、聞きますけれども、二つ目、三つ目の書き込みはどういう意味合いですか。私が解釈したように、もっと広く条丁目、今、議論になっています河川やメモリアルゾーンも含めて江別駅周辺地区と言わないのですか。

政策推進課長:検討委員会の検討課題と経過でございますが、この設置要綱にあるとおり、江別小学校の敷地の利活用と、江別小学校の敷地に隣接して学校敷地とは異なる旧軌道敷地あるいは職員住宅地もありますので、周辺の土地ということで検討したということでございます。

委員長(相馬君):静粛にお願いします。

政策推進課長:検討委員会の中では、こういった土地を貴重な資源として、江別駅周辺の活性化にどのようにつなげていくかということを意識しながら議論が重ねられてきた経過でございます。
当初は、学校敷地の活用に一定のめどを出した上で、もう少し範囲を広げた活用策の検討というようなことも想定していたところでございます。そして、この委員会の議論を進めた中で、学校の敷地と隣接する市有地の有効活用を実現していくことが活性化につながる、こういう結論に至りました。このような形で江別駅周辺地区土地利用検討委員会の一つの到達点に達したという委員の合意形成があり、委員のそうした共通認識のもとで、3月10日の第12回でこの報告書を提出したことで検討委員会は解散となりましたが、市の事務局としてもこれを了承したところでございます。

委員長(相馬君):岡村委員が2番目におっしゃった2と3の書き込みについても、前段の答弁で説明されたということでよろしいですか。

政策推進課長:江別駅周辺地区の土地利用に関することとしては、最終的にはさまざまな選択肢があることも認識しながら、学校と周辺地区の土地利用というのは隣接する公用地も含んでという結論に至りまして、それを実現することが活性化につながるというのが委員会の結論でございます。

岡村君:認識が違うから、これ以上やってもしようがないということだけはわかりました。
そうだとすると、この設置要綱の書き込みについては、もう少し正確性を必要としますので、今後、その点については御検討いただければと思います。
そこで、私は、冒頭で言ったように、ここの部分は地区全体の活性化のためには大変大事なゾーンだと思いますが、それ以上に、条丁目の商店街地区、川側のメモリアルゾーン地区と一体的な形で、いわゆる都市計画マスタープランで示している目的を果たすことが今回の大きな役目でもあると思っています。
そういう意味で、行政としては、例えば商店街、メモリアルゾーンについては、今後どういう手続で考えているのですか。

企画政策部長:江別小学校跡地より広がった江別駅前地区の活性化の今後の検討の進め方ということだと思います。
今回、3.5ヘクタールの江別小学校跡地にある程度限定しながら検討していく中で、あわせて、江別駅前の活性化についてかなうような形で、行ったり来たり議論はありましたが、現実的には、いわゆる条丁目地区について、今、何か明確な答えが出ているわけではございません。
江別市としましては、メモリアルゾーンを中心にした市全体の観光振興のあり方については、16年前につくられた観光振興計画のままとなっておりますので、こういった部分も検討する中で考えていきたいというのが我々の立場でございます。また、商店街振興については、条丁目地区に限らず、引き続き経済部のほうで個別に対応してまいりたいというふうに考えております。

岡村君:商店街のことだから経済部にというのは当たっているようですけれども、ただ、都市計画マスタープランで示している地区核、ゾーンとしての考え方は皆さんが所管しております。そういう意味では、私は今ここでどうするのかという答えを求めているのではなくて、今後は、そういったことを念頭に置いて、行政でやっておいたほうがいい準備は早くしたほうがいいですよと、これは以前の委員会でも言わせていただいています。とりわけ、条丁目は、商売をやっている方や個人の住宅など、権利関係が複雑な地域ですから、どういう状態にあるか、今からきちんと調査して実態把握をすることが今後の実現可能性にかかわってきます。今までも実現可能性のはざまで大変難しい壁にぶち当たってきていましたから、今から地区核、ゾーンとしてのありようを行政がきちんと描きつつ、行政がやるべきことを早くやっていく、そういう中から民間の方と住民の皆さんのさまざまな英知を結集して、活力ある地域をつくりましょうということになるのだと思います。その辺は改めて申し上げますが、今後そんなふうに御努力をいただきますようお願いして、やめます。

委員長(相馬君):ほかに質疑ございませんか。

山本君:先ほどの暫定活用ですが、未使用期間が長期化したときにはいろいろなことを検討されるといったときに、駅前の条丁目と学校地区、こちら側には一番町地域がありますけれども、そういう流れを考えていこうということはこの中に入っていないのですか。活性化という意味は江別駅前地区と学校地域のつながりということだけですか。

政策推進課長:土地利用の目指すところは、対象とする江別小学校と隣接する公用地の活用が実現すれば江別駅前にも、もっと言うと、人口増というようなところにつながれば市全体に効果がつながっていくということを念頭に検討が行われてきて、こういうまとめとなっています。実際にあそこに住宅地が張りついて、そこに人が住むような形になれば、江別駅前の活性化につながるでしょうし、今、一番町地区は、高台になっていて分断されているような地区という感もありますが、人の行き来が出てくることも期待できると思いますので、当然、江別駅前、一番町側にも効果があるだろうと期待しております。
検討委員会の中では、どうしても江別駅前の活性化ということを念頭に置いていましたので、一番町のほうを意識して議論されたという経過はございませんが、このまとめに載っているような形で活用がなされれば、もっと広がりのある、いい効果が出るだろうと思っております。

山本君:先ほどから学校の周りのことだけを言われているようでしたが、旧国道のところには歩道橋がかかっており、学校の敷地は高くなっていて、その下を車が通っているのです。あそこのところが長期間にわたって活用されないときは、そういうことも考えてもらえるのかと思ったので伺ったのですが、そういう考え方をしてはだめですか。

政策推進課長:この暫定的活用の中には、今、言われたような視点を踏まえた記述はありませんが、今おっしゃられたとおり、歩道橋のおり口が学校の敷地になっていますので、仮に未利用期間が長くなった場合に、あいたところを暫定的にどういうふうに使うかということは、当然、市として考えなければならない課題になってくると思っています。できれば暫定的な活用はないほうがいいと思っておりますけれども、進めていく中では、今言われた歩道橋のことは十分考えなければならないと思っています。

委員長(相馬君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、企画政策部所管事項を終結いたします。
企画政策部退室のため、暫時休憩いたします。(14:34)

委員長(相馬君):委員会を再開いたします。(14:35)
次に、3その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(14:35)