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経済建設常任委員会 平成30年2月27日(火)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年12月28日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(石田君):ただいまより、経済建設常任委員会を開会いたします。(13:29)
本日の日程は、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、本日の委員会に野村委員が欠席する旨の通告がございましたので報告いたします。経済部入室のため、暫時休憩いたします。(13:29)

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(13:30)
1付託案件の審査、(1)議案第21号 平成29年度江別市一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。
本件に対する説明を求めます。

企業立地課長:議案第21号 平成29年度一般会計補正予算(第5号)企業立地等補助金について御説明申し上げます。
資料1ページをごらんください。
企業立地等補助金につきましては、江別市企業立地等の促進に関する条例に基づいて、対象施設を認定し、補助金を交付しております。
今回の補正理由は三つあり、1点目として、物流関連施設竣工後の登記が早まったことにより平成29年度予算において対象施設が増加及び今度度対象施設の固定資産税の賦課決定による立地補助金の増額、2点目として、各対象施設の雇用人数の見込みが出たことによる雇用補助金の減額、3点目として、今年度補助対象として予定していた製造加工施設の竣工がおくれ、今年度の補助対象外になったことによる下水道補助金の減額が必要になったためでございます。
(4)補正額につきましては、右端の増減の欄のとおり、立地補助金は対象施設の増加分634万1,000円と各対象施設の賦課決定による増加分316万5,000円で、計950万6,000円の増額、雇用補助金は各対象施設の雇用人数が当初292人を予定していましたところ、270人の見込みとなったことにより、市内在住19人、市外在住3人の計22人減で410万円の減額、下水道補助金は82万8,000円の減額が必要となり、合計457万8,000円の増額を必要とするものでございます。
なお、企業立地等補助金の財源は全て一般財源ですが、立地補助金は、対象施設の家屋・償却資産に係る固定資産税の納入があったものについて、固定資産税納入済み額と同額を補助金として支出する仕組みでございます。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

宮川君:雇用補助金のところですけれども、雇用人数が減っているのですが、これは1人当たり幾らという計算をされているのか、お聞きいたします。

企業立地課長:市内居住者は、年額として、雇用増1人当たり20万円、市外居住者は雇用増1人当たり10万円、さらに、障がい者については雇用増1人当たり20万円が加算されます。

宮川君:先ほど、市内と市外の人数の御報告があったのですけれども、今、御説明を受けましたら、障がいのある方の場合も1人当たり20万円加算するということです。障がいのある方の雇用はなかったのかということと、障がいのある方を雇用するような義務づけみたいなものはされなかったのか、お聞きいたします。

企業立地課長:障がいをお持ちの方の人数ですが、当初3人を見込んでおりまして、見込みとしても、今のところ3人の予定でおりますので、増減の中にはあらわれておりません。
障がい者を雇用するに当たっての動機づけというのか、義務づけというのか、企業にパーセンテージで課されているものはあるかと思いますけれども、そこは補助金の申請のときには確認しておりません。

宮川君:補助対象施設数のところで、製造加工施設が減になった理由についてお聞きいたします。

企業立地課長:製造加工施設は、当初、平成29年度に課税されると見込んでおりましたが、竣工がおくれたことによりまして、課税が1年おくれたことによる減ということで、次の年度の予算の中に入ってくると考えていただければと思います。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

尾田君:今の宮川委員の質疑に関連して伺います。
資料の説明をいただいて、大部分のことは理解いたしました。
今、減少した22人の市内と市外の内訳について説明がありました。270人の決算見込みの中で、障がいのある方が3人入っているということは聞きましたけれども、全体的には、市内と市外の内訳はどのようになっているのでしょうか。

企業立地課長:決算見込みの270人の内訳ですが、市内が160人、市外が107人です。270人は延べ人数であり、実人数としましては、障がいのある方が3人で市内の方になりますので、267人ということでございます。

尾田君:今回、私は、いろいろな予算の資料を見せてもらいたいということで補正予算を付託してもらいまして、そのついでに、おさらいの意味で自分でも条例などを勉強しました。
条例や規則は全部読んだのですが、この雇用者の基準日というのは、申請書を出した日ですか。それとも、何月何日現在ということですか。補助金を支給するための人数をどこで押さえているか、それだけが読み取れなかったので教えてください。

企業立地課長:雇用人数の基準日でございますが、まず、その企業が補助金を申請するのは、工事の着工前になりますので、その申請時点の一番直近における会社としての決算日の人数がもとになります。そして、補助金の交付の場合は、交付申請の際の直近の会社としての決算日の人数となります。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

赤坂君:障がい者の補助金ですけれども、この企業はどのぐらいの規模かわからないですが、障がい者の法定雇用率があります。本来であれば、これが何パーセントなのか、それをクリアしているのか、いないのかということが、ある意味で重要な課題となります。クリアしていないのに補助金を交付するというのはどうかと思うのですけれども、その辺の相関関係について教えてください。

企業立地課長:企業に課されている障がい者の法定雇用率をクリアしているかというのは、全ての企業に聞き取りをしているわけではないですが、企業を訪問した際に、どの企業からも障がい者の雇用を進めなければいけないという話は伺っております。ただ、それをクリアしているか、していないかということを雇用補助金の障がい者加算について交付決定する際に結びつけていないのが実情です。

赤坂君:企業の規模によって障がい者の法定雇用率が異なるけれども、クリアしていないとすればペナルティーが科せられると思います。それをクリアしていれば補助金を交付してよろしいと思います。もちろん国からもいろいろな奨励金が出ますから、その相関関係を十分に確認するということです。
その企業が障がい者の法定雇用率を超えているかどうかは、決算数値などを見ればわかる話ですから、やはりその確認をしてからこの関係を詰めてみる必要があると思います。ぜひその点に留意してやってください。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、企業立地課が所管する平成29年度一般会計補正予算(第5号)に係る質疑を終結いたします。
建設部入室のため、暫時休憩いたします。(13:41)

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(13:41)
次に、同じく(1)議案第21号 平成29年度江別市一般会計補正予算(第5号)のうち、建設部顔づくり推進室街路整備課及び区画整理課所管に係る補正予算についての説明を求めます。

街路整備課長:第1回定例会に提案を予定しております議案第21号 平成29年度江別市一般会計補正予算(第5号)のうち、建設部顔づくり推進室における補正予算の概要について御説明いたします。
資料の1ページをお開き願います。
初めに、私から、街路整備課所管分について御説明いたします。
8款土木費、4項都市計画費の江別の顔づくり事業(街路事業等)は、国の補正予算に伴う追加のほか、事業費の見込みにより、1,248万4,000円を増額するものであります。追加分の詳細につきましては、コミュニティ道路2の延長約130メートルに係る道路整備費として、7,500万円を追加するもので、財源内訳は、国庫支出金が6割、補正予算債が4割であります。
また、国の補正予算が年度末の時期であり、来年度の事業となることから、予算の補正にあわせて、繰越明許費の設定を行う予定であります。
以上です。

区画整理課長:続いて、私から、区画整理課所管分について御説明いたします。
8款土木費、4項都市計画費の江別の顔づくり事業(野幌駅周辺土地区画整理事業)(補助事業分)は、国の補正予算に伴う追加のほか、事業費の見込みにより、2億3,472万円を増額するものであります。
追加分の詳細につきましては、野幌駅南口駅前広場の面積約3,800平方メートル、1号線の延長約170メートル、8丁目通りの延長約250メートルの整備費等として3億5,800万円を追加するもので、財源内訳は、国庫支出金が6割、補正予算債が4割であります。
また、国の補正予算が年度末の時期であり、来年度の事業となることから、予算の補正に合わせて、繰越明許費の設定を行う予定であります。
以上、歳出予算として、合計2億4,720万4,000円を増額するものであります。
次に、資料の2ページをお開き願います。
平成29年度補正予算に係る江別の顔づくり事業整備予定箇所図であります。
平成28年度までの整備済み箇所を黒色で、平成29年度補正に係る整備箇所を斜線のハッチングにて図示しております。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

赤坂君:1点だけ伺います。
ちょっと勉強不足だったのですけれども、L字でコミュニティ道路2ができるということですが、野幌駅北口のほうで言うと、どういうイメージになるのですか。新しい道路ですか。

街路整備課長:まず、野幌駅北側のコミュニティ道路1ですが、旧旭通りをコミュニティ道路1に改良しまして、野幌駅南側におけるコミュニティ道路2というのは、鉄東線の1号線から旭通りまでの間の、整備予定の道路でございます。

赤坂君:既存の歩道幅員があると思うのですけれども、今の野幌駅北側の曲がったところと大体同じような幅員という意味ですか。

街路整備課長:コミュニティ道路2の幅員の構成ですが、既存の道路は、車道が10メートル、歩道部分が2.5メートルと3.5メートルございまして、合計16メートルございます。これを、歩行者優先型道路として、車道が7メートル、歩道に関しましては両方とも4.5メートルの幅を設ける形で考えております。

赤坂君:コミュニティ道路2は、今言った10メートルと2.5メートル、3.5メートルではなくて、車道を7メートルにして、L字型のところは4.5メートルなので、4.5メートルの歩道をつくるという意味ですか。

街路整備課長:車道幅員に関しましては7メートルでございまして、歩道幅員は片側を4.5メートルに広げて整備する予定です。

委員長(石田君):暫時休憩いたします。(13:48)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(13:49)

街路整備課長:予定箇所図に描いている図面ですが、1号線と旭通りの間の部分は、実は半断面ずつに分かれております。この斜線で書いているところを、街路事業等で半断面行う予定になっております。野幌駅側のほうにもう半断面がございまして、この白抜きの部分に関しましては野幌駅周辺土地区画整理事業で実施を考えております。
今の16メートルというのは、あくまでもこの二つを合計した全部の幅員が16メートルでございまして、車道部分に関しましては全幅員のうち7メートルであり、両側の野幌駅周辺土地区画整理事業分の歩道と街路事業等の歩道に関してはそれぞれ4.5メートルの整備を予定しております。

顔づくり推進室長:資料は、街路事業のお金と野幌駅周辺土地区画整理事業の区域がちょっと違うということで、予算としては両方を合わせて一つの道路をつくります。ハッチングで示させていただいたのは街路事業でやる部分ですが、道路としては、16メートルは変わりませんけれども、車道を10メートルから7メートルに狭めまして、両側の歩道を4.5メートルずつといたします。それがコミュニティ道路2の内容でございます。

赤坂君:そうすると、野幌駅周辺土地区画整理事業で行う野幌駅側のほうも同じように4.5メートルの歩道がとれるのでしょうか。

街路整備課長:野幌駅側も4.5メートルの歩道がとれます。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:コミュニティ道路2について、少し内容をお伺いしたいと思います。
ここの利用の仕方は、歩行者と自転車が中心という説明がありましたけれども、車の通行はどのようになるのでしょうか。市民の中にいろいろな情報が錯綜しているものですから、その点は、はっきりと説明をお願いします。

街路整備課長:コミュニティ道路2に関しましては、歩行者優先型の道路ということで、自動車交通を抑制する、いわゆる生活道路並みの道路を計画しております。
野幌駅北側のコミュニティ道路1の交差点につきましては、抑制の方法としまして、色を用いた表示をするとか、通過交通を抑制する方法を考えておりますが、今後、公安委員会と協議をしながら、自動車交通と自転車交通の関係の安全確保も含めて検討してまいりたいと考えております。

高橋君:一般的にコミュニティ道路というのは、そういう利用の仕方だと理解されていると思います。ついでで申しわけないのですけれども、野幌駅北側の旧旭通りのコミュニティ道路1はどんな扱いになっていますか。そこも同じように車両の通過を抑制するという設計になっているのかどうか、また、そういう利用の仕方になっているのかどうか、お伺いいたします。

街路整備課長:コミュニティ道路1の構成としましては、同じように車道を狭めて歩道を広げる構成にしております。
通過交通の抑制方法としましては、現状、鉄西線に接続されておりますが、今、鉄西線はブロックを利用しておりまして、あたかも歩道が連続しているように、同系色の茶色の舗装にして交通を抑制したいと考えております。

高橋君:そうしますと、1号線との絡みもあるのですが、送迎で来た自家用車がコミュニティ道路2を通ったほうが出やすいと思わせないような、1号線から戻っていただくような形にしなければならないと思うのですけれども、そうした設計になっているのでしょうか。
こちらのコミュニティ道路2から出ていったほうが楽というふうな形で、自家用車に使われないようにしなければならないと思うのですけれども、そうした仕組みも十分に配慮されているのでしょうか。

街路整備課長:デザインと同じ話になるのですが、今、コミュニティ道路2に関しましても1号線と接続されます。

委員長(石田君):暫時休憩いたします。(13:56)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(13:57)

街路整備課長:コミュニティ道路2に関しましては、まず、周辺の駅環状道路がメーンとなります。流れとしましては、駅環状道路を通じて、将来的には1号線から野幌駅南口駅前広場に進入しまして、野幌駅南口駅前広場から1号線を通じて、また駅環状道路に戻るというデザインを考えております。

顔づくり推進室長:若干補足してお答えいたします。
コミュニティ道路2に関しましては、先ほど、街路整備課長が御説明しましたが、車道を狭めております。沿線に住宅がございますので、その方々が主に出入りするというような趣旨で、まず車道を狭めるということでございます。
かわりに、野幌駅南口駅前広場を御利用される車両に関しましては、バイパス的な路線として、野幌駅南通りを整備させていただきますので、主な動線としては、こちらを利用していただくというふうに考えております。

高橋君:このあたりにお住まいの方にとっては、車の交通量がどうなるのかということは非常に重要です。道路というのは、目的に沿ったデザインがあると思うのです。野幌駅南口駅前広場の形状によっては、この広場から出るときに、わざわざ左折してコミュニティ道路2に行くのが面倒な形にするとか、コミュニティ道路2のデザインによって、使う素材にもよると思うのですけれども、通過交通がはばかられるような雰囲気をつくり出すということが重要かと思います。
ただ、この図面ではそれが全然わかりませんし、説明するような資料を議会に提出していただいたこともないので、答弁を信じるしかないのですけれども、その辺は十分に意を用いてやっていただかなければならないと感じております。
この間、特に交通安全対策に関して地域の方たちから言われておりますので、できることならそれがわかるような資料を議会にも提出していただきたいと思います。この全体の見取り図ではわかりにくいので、そういうことも申し上げておきます。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

赤坂君:私も同じですけれども、例えば、バスや大型車両は、基本的には、野幌駅南通り、それから、旭通りの延長から迂回してきます。そして、車が野幌駅南口駅前広場に入る場合は、コミュニティ道路2を通って広場に入るのですか。
野幌駅南口駅前広場にバスが入るときは、この下からですか。

街路整備課長:車両の通行の関係なのですけれども、一応、野幌駅南通りを走った車に関しましては、野幌駅側に向かう1号線に入りまして、そこから左折して野幌駅南口駅前広場に入ります。広場から出るときには、今度は1号線を右折して、野幌駅南通りに抜ける形になります。

赤坂君:結局、私が言ったとおりだと思うのですけれども、何でそんな狭いところに入らなければならないのですか。ことしの旭通りは、あれだけ狭い路線で排雪をしても1車線にしかならないです。排雪をしてもぎりぎりです。そこにバスを通すということになると、相当狭くなります。ましてや、反対車線に回ることになります。
そういう意味では、ちょっと考えてほしいと思います。私は、野幌駅北側の旭通りの幅員を想定しています。ことしの除雪をよく見ています。排雪も見ています。交差できない時期があったのですけれども、仮に排雪をするといっても、交差するには非常に狭くなります。例えば、大型車両同士を交差させてみてください。常識でわかるはずです。そんな意味で、ここの部分は再考してほしいです。

顔づくり推進室長:今の委員の御指摘は、現状の野幌駅北側の旭通りの除排雪の状況等からの貴重な御意見かと思うのですけれども、野幌駅南側に関しましても、今、旭通りと野幌駅南通りを整備しております。こちらに関しては、21メートルの道路ということで、冬の除排雪に関しましては、我々としてもバス路線ということを考慮して、今後、対応していかなければならないと思っております。1号線自体は、18メートルの現況の幅員の中での再整備でございますので、野幌駅南口駅前広場の出入り口としては、1カ所であるため、バスはそこに回っていただいて、また1号線に出て、野幌駅南通りに出るということです。これは、バス事業者と一応お話をさせていただいておりますので、今後、注意をしながら除排雪にも対応していかなければならないと考えております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:今の件に関連して伺いますけれども、野幌駅南口駅前広場は、出入り口が1カ所で、バスが回らなければならないというのは、かなり厳しいルートになっています。そういう点で、バス事業者のほうでそういった心配はされていないのでしょうか。実際に運転される方にとっては厳しいというような声もいろいろ漏れ聞こえてくるところがあるのですけれども、その点はどんなお話になっているのでしょうか。本当にきれいに除排雪をすることで、冬場も問題なくバスが1号線から入って広場を回って出ていくというだけの道路が確保できるのかどうか。その辺の設計上の問題と、あと、運転手の技量の問題ということを言われるのかもしれませんけれども、やはり冬場の厳しさを考えたときに、バスの運転手に苦労をかけないような道路設計でなければならないと思いますが、いかがでしょうか。

街路整備課長:今、バス事業者といろいろな話をしていますが、その中で動線の話もしております。大きな課題の話はしていないのですけれども、今後、バス事業者と話を進めていく中で、冬期の除雪も含めて協議を重ねていきたいと考えております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:まず、そもそも国の補正による追加ということですが、今回、国が補正を行った補助メニューは、どんな意図を持った補正になっているのか、お聞かせください。

区画整理課長:このたびの平成29年度の補正予算は、一つ目として、生産性革命・人づくり革命、二つ目として、災害復旧等・防災・減災事業、三つ目として、総合的なTPP等関連政策大綱実現に向けた施策、四つ目として、その他喫緊の課題等への対応という4項目を対象内容とし、2月1日に予算成立したものでございます。
今回、江別市は、北海道や国と協議を重ねた結果、野幌駅周辺土地区画整理事業や街路事業の一部である無電柱化などについて、災害復旧等・防災・減災事業として認められ、補正予算を受けるものでございます。

高橋君:例えば、今回の街路事業等のコミュニティ道路2については、どういう内容が災害復旧等・防災・減災事業の対象として認められたのか、お聞かせください。

区画整理課長:災害復旧等・防災・減災事業に当てはまるもので、江別の顔づくり事業としては、無電柱化に係る事業として、今回、補正の対象と認められておりますので、無電柱化に係る事業と道路整備について補正を上げるものでございます。

高橋君:そうしますと、このコミュニティ道路2も電柱のない形になるということでよろしいですか。

区画整理課長:そのとおりでございます。

高橋君:今回の1,248万4,000円の補正額はどのような中身になっているのか、概要をお聞かせください。

街路整備課長:街路事業等の補正額1,248万4,000円の中身でございますが、まず、追加補正分として、コミュニティ道路2の一般工事費が7,500万円です。これに年度当初の国庫補助査定の事業の確定と執行に係る事業の精査をして、合計6,250万円ほどが減額となっており、この合計した金額が1,248万4,000円となっております。

区画整理課長:街路事業分についての御質疑ですが、この表の下が区画整理課の分で2億3,472万円ございます。

高橋君:申しわけないのですけれども、一般工事費の説明の出だしのところがよく聞き取れなかったので、少しゆっくり目にお願いします。

街路整備課長:今回の補正予算の関係ですが、まず、今回、追加補正と減額補正がございまして、追加補正は、コミュニティ道路2の一般工事費が7,500万円追加になっております。これから差し引きまして、年度当初の国庫補助査定後の事業の確定費と執行に係る事業の精査を含めまして、当初予算から合計して6,250万円ほどが減額となっております。この追加と減額の合計が1,248万4,000円となっております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

赤坂君:今まで、図面を示されていましたか。
私は頭の中に入っているのですけれども、コミュニティ道路2という認識はなかったです。幅員も、ここにバスが入って、迂回して出てくるという認識だったのが、こういう形に変わるとすれば、道路がどういうふうになるのかというのを大きい図面で示していただきたいです。ここは大変重要なところです。
場合によっては、駅に来る送迎車が1号線にとまらないとも限らないです。中に入らないで、この狭いところにとまりかねないです。野幌駅北口は、完全に中に入ってしまいます。余りに節操のない人が鉄西線にぱっととまることはあるかもしれないけれども、野幌駅北口は、完全に中に入って反対側から出るのです。だから、非常にスムーズです。野幌駅南口は、下のほうから入って、下側からまた出てくるわけです。
そして、反対車線です。野幌駅北口は、完全に左に行きます。右に行く場合は反対車線に入りますが、ここは、大型車両も一般車両もそうだと思うのですけれども、反対車線にしか出られない仕組みになっています。なるべく野幌駅前のほうに行かないような仕組みになっています。
そうとすると、下の1号線に戻るという構造です。今までもそうだと私は認識していましたが、そもそもこんなところにコミュニティ道路2をわざわざつくる必要があるのでしょうか。
広場の上のほうからつくるのならまだあり得ると思います。
補正予算がついたからといって、なぜこんなことを急ぐのかという気持ちです。これは、交通体系のことで、将来にもいろいろかかわることだから、いいことなのかもしれないけれども、皆さんにわかるように、あるいは、私たち以外にもいろいろな会派の議員もおられますし、ここを利用している関係者もいるわけですから、そういう時間を持って、ぜひ資料等を提供してほしいと思いますが、いかがでしょうか。

委員長(石田君):完成後の車両の出入り、自転車や人の配置がわかるような明確な資料の提供はできますか。

顔づくり推進室長:今、御要望がございました詳細な図面ですけれども、野幌駅南口駅前広場の配置の図面とか、この辺の道路網の断面構成など、そういったものを御用意することは可能です。

委員長(石田君):それを提出してもらうということでよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
それでは、その資料がないと補正予算の審査ができないということですので、お願いします。
ほかに質疑ございませんか。

尾田君:ついでと言ったら失礼ですけれども、例えば、江別の顔づくり事業の野幌駅周辺土地区画整理事業で2億3,400万円とありますけれども、これは三つの内容があります。先ほど、聞き取れなかったのかもしれないですが、野幌駅南口駅前広場の整備で幾ら、1号線で幾ら、8丁目通りで幾らとわかるようにきちんと示してほしいです。
今回、聞き漏らしたのかもしれないですけれども、新規で補正予算がついたのか、従来あったものにプラスして延長部分をまたやっているのか。当初予算が幾らあって、プラスで補正予算が幾らついたという形なのか、それとも、全く新規で補正予算がどんとついたという意味なのか、私は聞き漏らしたかもしれないので、その辺もわかるような形で流れを説明いただきたいと思います。

委員長(石田君):暫時休憩いたします。(14:18)

※ 休憩中に、赤坂委員から要求のあった追加資料を配付

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(14:27)
先ほどの赤坂委員の資料要求に対応する追加資料の説明をお願いします。

街路整備課長:追加資料の野幌駅南口駅前広場計画図に基づいて説明したいと思います。
まず、上のほうの図面を見ていただきたいと思います。
コミュニティ道路2につきましては、車道がもともと10メートルございまして、野幌駅側の歩道が2.5メートル、南側が3.5メートルとなっております。これを、車道の幅員を7メートル、両側の歩道の幅員を4.5メートルに変更するような計画です。
次に、1号線につきましては、もともとの全幅員が18メートルございまして、車道部分が10メートル、両側の歩道部分が4メートルのものでございました。
現状の整備方針としましては、車道部分を9メートル、両側の歩道の幅員を4.5メートルに変更する考えでおります。
次に、野幌駅南口駅前広場の動線につきましては、左側の下の図面を見ていただきたいと思います。
まず、右側の道路が1号線につながっておりまして、車自体は、1号線を野幌駅に向かって進みまして、矢印方向に左折して、野幌駅南口駅前広場に進入します。そして、ぐるっと回りまして、バス乗降口は西側のほうに2台分設けております。そこから、また1号線のほうに戻りまして、1号線を右折して、駅環状道路の方向に行くような動線を考えております。
そして、野幌駅南口駅前広場のイメージ図が右下の図面になります。

委員長(石田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

高橋君:イメージパースも出していただいたので、なおわかりやすいですが、もしこのとおり施工されるとすれば、1号線からコミュニティ道路2にスムーズに入っていける形になりますけれども、1号線とコミュニティ道路2の接合部は、このようなカーブの形でつくることになるのですか。

街路整備課長:基本はL字型でカーブになりますが、車道幅員につきましては、1号線が9メートル、コミュニティ道路2が7メートルという説明を先ほどしました。車線としては、3メートルの車線がつきますが、路肩部分に関しまして、1号線については、片側が1.5メートルございますところ、コミュニティ道路2に関しましては0.5メートルに狭めて交通の抑制をしたいと考えております。

高橋君:先ほどの答弁では、コミュニティ道路は、歩行者、自転車優先で、通過交通を抑制する形という説明だったので、それを期待したのですけれども、各地で行われているような駅周辺の整備の中でも、コミュニティ道路は、例えば、車が通れる場所であっても平板ブロックを入れるとか、インターロッキングブロックを入れるとか、車を通りにくくするような施工がされています。
これを見ますと、通常のアスファルトでカーブしており、進入するのも容易な形になっていると思います。ここから先はコミュニティ道路2なので、通過はできれば避けていただきたいというメッセージをドライバーにどのように伝えていくのか、どんな設計上の工夫をされる考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。

街路整備課長:コミュニティ道路2に接続する道路としては、旭通りと1号線になります。旭通りに関しましては、車の進入を抑制するために歩道上の色を交差点まで延ばしまして色彩表示をしたいと思います。1号線からの進入に関しましては、まだ設計しているところでして、委員からの御指摘を踏まえまして、通過交通を抑制していることをドライバーに視覚的にお知らせするようなものを検討したいと考えております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

尾田君:先ほど少し聞きましたが、野幌駅周辺土地区画整理事業の補正額の内訳を教えてください。

区画整理課長:野幌駅周辺土地区画整理事業の補正額の内訳ですが、国の追加分として、一般委託料、一般工事費、そのほかの負担金などで3億5,800万円の追加となりました。一方で、減額分は、当初予算で一般委託料や公有財産の購入費、交付先での負担金などで1億2,328万円の減となりまして、それを合わせまして2億3,472万円となりました。

尾田君:ここに補正の内容として三つ書いているけれども、これは全部一緒という理解でいいのですか。これは、個別の数字は出ないという理解でよろしいでしょうか。

区画整理課長:個別の数字は出していないので、全部一緒ということで御理解ください。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

赤坂君:もう一回伺いたいと思います。野幌駅南口駅前広場の入り口から先の旭通りまで道路をつくることはいいのだけれども、これを一方通行にすると何か問題がありますか。
いわゆる出るだけです。野幌駅のほうに出るようにし、旭通りの野幌駅の高架のほうからは、コミュニティ道路2に入れないようにするということです。
民家などがありますから、これは一方通行で出るほうがスムーズにいくような気がします。コミュニティ道路2をつくるのは構わないけれども、そのような方法を検討したほうがよりスムーズにいくような気がしますが、その辺は検討しましたか。
高橋委員が言うようにインターロッキングブロックとか標識をつくるということもあるのですけれども、どうも車のはけぐあいから言うと、旭通りからコミュニティ道路2に入って、道路脇でおりたり、野幌駅南口駅前広場に入ってくる車がいると思います。旭通りから入ってくると、相当混雑するような気がします。
私は、その辺のシミュレーションをしているわけではないけれども、それならば、途中から一方通行にしてしまうということもあり得るのではないかと思います。部局の皆さんが一生懸命考えてきたわけですから、つくることはやぶさかではないけれども、その段階で十分検討して変えるということもいいのではないかと思います。

顔づくり推進室長:今の赤坂委員御指摘の一方通行の検討ですけれども、私どもとしては、沿線の住宅に出入りされる方がいるため、一方通行ではなかなか御不便をかけるということが一つあります。一方通行は、交通規制や警察との協議が必要になるのですけれども、今のところ、一時停止とか、信号機とか、交通制御等との兼ね合いで、ここの一方通行を検討した経緯はございません。
我々としては、沿線の方に御不便をかけるような一方通行はどうなのかというところがあり、基本的には沿線の方の出入りが中心ということで車道を狭めているので、両方向に通行が可能な道路とさせていただいたところでございます。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:私が申し上げたところが、野幌駅南口駅前広場になるのか、1号線になるのかちょっと微妙なのですけれども、接続の部分で、このイメージパースですと、野幌駅北口駅前広場と同様なのかもしれませんが、色や素材も分けるのかもしれませんけれども、そういう形になっております。野幌駅北口でしたら、東西双方から歩いて来られた方が、車の出入り口の前を通らないでスムーズに駅に入ることができますけれども、野幌駅南口ですと、1号線を北上して来られる歩行者は、野幌駅南口駅前広場の車の出入り口を横断して、駅に向かうという動線が想像されるのですけれども、その際、ここは横断歩道にはならないのでしょうか。
というのは、横断歩道なのかどうかということと、色分けしただけの車道ということでは、万が一、交通事故が起きた際に、取り扱いが違ってくるのではないかと思います。また、車のドライバーの行動にも影響があると思いますが、そのあたりはどういう状況になっているか、お聞かせください。

委員長(石田君):暫時休憩いたします。(14:41)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(14:43)

街路整備課長:野幌駅南口駅前広場の出入り口の横断歩道の話ですけれども、もともと1号線の出入り口に関しましても、扱いは歩道となっております。

高橋君:細かい話で恐縮ですけれども、野幌駅南口駅前広場の出入り口のところにカーブしている線がありますが、車道という扱いにはならないということですか。ここが歩道であれば、広場に進入する車両は一時停止をしなければならないことになります。道路交通法上の問題も出てくるので、そこは明確に説明をお願いします。

委員長(石田君):暫時休憩いたします。(14:44)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(14:46)

顔づくり推進室長:野幌駅南口駅前広場の1号線から広場に入るところは、基本的に歩道のままです。低下させるということで、低下縁石をイメージしていただければよろしいかと思いますけれども、警察、公安委員会の指導のもと、そういう整備を予定しているところでございます。
広場から出るときは、一時停止の標識をつけ、とまっていただくという考え方です。
例えば、普通の民間の駐車場に出入りするような感じで、歩道から入って、出るときには一時停止して、歩行者の安全を確認して出ていくと御理解いただければと思います。

高橋君:きょうはそういう細かいことを申し上げる場ではないと思いますが、そういう機会がなかなかないので申し上げさせていただきます。
もし、このイメージパースのとおりつくったら、ドライバーからは、歩道のこの縁石がカーブするところで切れているように見えるのではないでしょうか。
北と南の出入り口の縁石がカーブしています。車道になっているように見えないでしょうか。
ここが歩道ならば、1号線から野幌駅までが連続した歩道だとドライバーにも歩行者にもわかるデザインにしなければならないと思います。そうしなければ、ドライバーと歩行者の双方に誤解が生じます。誤解が生じるというのは、交通安全上、避けなければならない事態だと思いますが、その点はいかがでしょうか。

顔づくり推進室長:先ほども御説明したとおり、野幌駅南口に行くところは切り下げた歩道の連続ですので、縁石がつながっている形状になります。ですから、視覚的にも歩道が続いているという見方ができると考えております。

高橋君:先ほど、あわせて説明いただいたのかどうかよくわからないので確認いたします。
江別の顔づくり事業の補正予算のうち、野幌駅周辺土地区画整理事業補助事業分というものも、国の補正で災害復旧等・防災・減災事業として認められたと理解していいのか、確認させてください。

区画整理課長:補助のメニューは、区画整理課も同じ条件で採択されたものでございます。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

尾田君:要望をします。
今回、たまたま一般会計補正予算が付託になって、今、議論をしたから、初めてこういう細かな資料が出ました。過去に決算特別委員会に出したといえども、今、江別市で一番大きな江別の顔づくり事業をやっているにもかかわらず、もし細かな資料が出ていないとすれば、市民の皆さんにわかってもらおうとする努力に問題があるという声も出かねないです。そういう意味では、その都度、いろいろな形で説明する、資料を提供するという努力を今後はしてもらわなければならないと思います。
たまたま、一般会計補正予算が付託されたからこの資料が出たわけです。決算特別委員会の際に、全部で四百何十億円の一般会計の審査をしているときに、ちょっとしたところに資料をつけたからいいではないかというのでは済まないと思うので、今後、なるべく所管委員会に細かな報告をしていただくようお願いします。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)議案第19号 江別市営住宅条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
本件に対する説明を求めます。

建築住宅課長:それでは、議案第19号 江別市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
資料の3ページから6ページが関係する資料です。
3ページは、さきの本会議において御説明しました提案理由説明書の写しです。4ページから6ページは新旧対照表であり、右の欄が改正後です。
このたびの改正は、昨年4月に公布されました第7次地方分権一括法による公営住宅法の一部改正に伴う規定の整備等を行うものです。
次に、改正の内容でありますが、新旧対照表4ページの下段の第14条及び5ページの第20条において、家賃の決定について定めておりますが、入居者が認知症等により収入申告ができない場合には、市が把握した収入等から家賃を算出する旨の規定を追加しております。
また、その他、引用条項の整備など所要の改正を行っております。
なお、附則におきまして、施行期日を公布の日とするものであります。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

宮川君:入居者が認知症等と書かれているのですけれども、あとはどういった方たちを想定しているのか、お聞きいたします。

建築住宅課長:認知症等ということで、今、想定する対象者としましては、知的障がい者や精神障がい者など、その他これらに準ずる者ということを想定しております。

宮川君:例えば、精神障がい者や知的障がい者、認知症の方にはどのように対応されるのか、お聞きします。

建築住宅課長:まず、収入申告等を出していただくようお願いしますけれども、なかなか出てこない方につきまして、市としては、何回も通知を出したり、電話をかけます。また、家賃徴収者による訪問等をしております。それでも、なかなか収入申告等を出していただけない方につきまして、近所の方にいろいろとお話を聞くということをしております。
その判断方法ですけれども、医師の診断書や精神障害者保健福祉手帳等で確認いたします。ただ、そういうものを出せない場合は、医療や介護等の職員から聞き取りをして対応したいと考えております。
今回の改正につきましては、収入申告ができないからといってすぐに高い家賃にするということではなく、申告が出せない方、申告が困難な方を救うということを目的としておりますので、なるべく柔軟な対応をしたいと考えております。

宮川君:例えば、御家族と暮らしている場合もあるし、お一人の場合もあると思うのですけれども、収入申告を出してもらうようお願いをしても出されない場合を想定して、建築住宅課のほうで医療や介護等の職員に連絡をして確認するという意味なのでしょうか。この方は出さないということで、初めから建築住宅課が障がい福祉や介護の関係部局と連携をとるということでしょうか。

建築住宅課長:今のところ、そういう方はまだいらっしゃらないのですけれども、今後の少子高齢化に対応するため、今回、このような制度を条例で規定するものです。単身になった場合につきましては、市のほうで確認をして行いたいと考えております。

宮川君:例えば、高齢になって、自分ではなかなかできないから、確認していただきたいと御本人から希望があった場合は、この制度で応じるということですか。

建築住宅課長:本人が希望されたということは、認知症などではないという判断ができます。そういう方については、御自身で確認していただきたいと思います。あくまでも認知症等でそういうことが不可能な方、困難な方について対応したいと考えております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:収入申告をする時期が毎年決まっていると思います。申告が困難な方と判断する上で必要な手続があると思うのですけれども、それとの兼ね合いで、市側の対応はどんな手順を想定されているのか、お聞かせください。

建築住宅課長:先ほども申し上げましたが、今のところは、まだそういう方はいらっしゃらないのですけれども、収入申告は夏の時期に出していただきます。次年度の家賃ですので、4月中に申告をしていただければ、家賃を変更して手続をすることができます。ですので、先ほども申し上げましたが、その間に市から何回か通知を出したり、電話をして、また、家賃徴収者が訪問をしたりして、なるべく収入申告をしていただくようにお願いしております。訪問する中で、近所や自治会の方に聞きまして、もし収入申告が困難な方だという判断ができたら、そのような対応をしたいと考えております。大体は、半年以上たっても収入申告されない方について対応するということです。

高橋君:今回は、収入申告についてですけれども、入居者側の利益の点から考えると、減免制度の申告があると思います。減免申告についても一緒に確認を行うことが可能なのかどうか、いかがでしょうか。

建築住宅課長:今回の改正につきましては、家賃の申告ということですので、そこまでは規定にございません。今後、そのようなセットの場合につきましては、改めて考えていきたいと思います。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、2建設部所管事項、(1)報告事項、アの江別の顔づくり事業に係る社会資本総合整備計画等についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

街路整備課長:私から、江別の顔づくり事業に係る社会資本総合整備計画等について、街路整備課、区画整理課分を一括して御説明いたします。
資料の7ページをお開き願います。
(1)社会資本総合整備計画及び防災安全整備計画の概要でございますが、これらの計画は、国の補助制度である社会資本整備総合交付金を活用するために必要となる整備計画となります。
社会資本整備総合交付金についてでございますが、資料の中ほどにお示しのとおり、交付金は、社会資本整備総合交付金事業と防災・安全交付金事業の二つの事業により構成され、交付金事業の種類に応じて整備計画を策定するものとなっており、補助率はおおむね4割から6割となっております。
このうち、1社会資本整備総合交付金事業は、社会資本の基幹的な整備事業として、平成22年度に創設されまして、対象事業は、道路事業、下水道事業、住宅事業、都市再生整備計画事業などとなっております。
2防災・安全交付金事業は、防災、減災、安全に資する事業として、平成24年度の補正予算時において、社会資本整備総合交付金事業から分割される形で創設されまして、対象事業は、インフラの長寿命化、耐震化、無電柱化などとなっております。
計画の概要に戻りますが、整備計画の事業期間はおおむね3年から5年とし、目標や定量的指標、事業内容等を設定するものでございます。
整備計画の内訳としましては、三つの事業に区分されておりまして、目標を実現するために実施する基幹事業のほか、基幹事業と一体的に整備することが必要な関連事業、基幹事業の効果を一層高めるために実施する効果促進事業により構成しております。
次に、(2)都市再生整備計画の概要でございますが、この計画は、さきに御説明しました、社会資本整備総合交付金事業に含まれた都市再生整備計画事業を活用するために必要となる整備計画となります。
整備計画には、社会資本総合整備計画と同様に、計画目標や定量的指標などを設定するものでございます。
都市再生整備計画事業は、地域の歴史・文化・自然環境等の特性を生かした個性あふれるまちづくりを総合的に支援し、全国の都市の再生を効率的に推進することを目的とした事業となっておりまして、補助率はおおむね4割となっております。
次に、当市のホームページにて公表している整備計画書について御説明いたします。
初めに、8ページをごらんください。
こちらの社会資本総合整備計画書は、第1期計画として、平成24年度に策定し、平成28年3月に第5回目の変更を行ったものです。計画名称は、市民みんなが行けるにぎわいと魅力のある市民交流拠点づくりであります。
続いて、9ページをごらんください。
上から2段目の計画の期間は、平成24年度から平成28年度までの5年間となっております。
なお、計画には平成28年度の国の補正予算を含んでおり、今年度に繰り越しの上、継続実施しておりますことから、計画完了は平成29年度となります。
続いて、上から4段目の計画の成果目標(定量的指標)についてでありますが、1点目として、野幌駅周辺地区の利便性・快適性の満足度、2点目として、野幌商店街の市民1人当たりの1カ月利用回数を定めており、指標の現況値と目標値は記載のとおりであります。
資料中段の交付対象事業につきましては、主に野幌駅北口駅前広場や野幌駅南通りなどの整備に係る事業で構成しております。
次に、12ページ、13ページをごらんください。
こちらの防災・安全整備計画書は、先ほど御説明した社会資本総合整備計画ともともと一つであったものを、平成24年度の補正予算に伴う、防災・安全交付金の新規創設により二つに分割したものであり、計画の名称、期間、成果目標や指標については同様であります。
交付対象事業につきましては、主に野幌駅北口駅前広場のロードヒーティング整備や高架下駐輪場などの整備に係る事業で構成しております。
次に、16ページをごらんください。
こちらの社会資本総合整備計画書(防災・安全交付金)は、第二期分として平成28年度に策定し、平成29年3月に第1回目の変更を行ったものです。計画名称は、暮らしやすさを実感できる安全で快適な都市基盤づくりであります。
続いて、17ページをごらんください。
上から2段目の計画の期間は、平成28年度から平成30年度までの3年間としております。
上から4段目の計画の成果目標(定量的指標)についてですが、1点目として野幌駅の乗降客数、2点目として野幌駅周辺地区の重点整備地区内におけるバリアフリー化対策実施済率を定めており、指標の現況値と目標値は5段目右側の表に記載のとおりです。
資料中段の交付対象事業につきましては、主に野幌駅南口駅前広場の整備などに係る事業で構成しております。
次に、20ページをごらんください。
こちらの社会資本総合整備計画書は、第2期分として平成28年度に策定し、平成29年3月に第2回目の変更を行ったものです。計画名称は、集約型都市構造の形成に向けた魅力ある都市空間づくりです。
続いて、21ページをごらんください。上から2段目の計画の期間は、平成28年度から平成31年度までの4年間としております。
上から4段目の計画の成果目標(定量的指標)についてですが、1点目として、都心地区の約240ヘクタールにおける商業店舗等延べ床面積、2点目として、都心地区に居住する人口の減少率、3点目として、野幌駅と都市緑地及び商業・観光交流拠点を結ぶ路線等、野幌駅周辺の歩行者・自転車通行量を定めており、指標の現況値と目標値は5段目右側の表に記載のとおりでございます。
資料中段の交付対象事業につきましては、主に野幌駅南通り(第2工区)や都市緑地などの整備に係る事業で構成しております。
次に、24ページをごらんください。
こちらの都市再生整備計画は、平成28年度に策定したものであります。
続いて、25ページをごらんください。
上から2段目の計画期間は、平成29年度から平成31年度までの3年間としております。
資料下段にお示しする目標を定量化する指標についてでありますが、1点目として、交通結節点と都市緑地、商業・観光交流拠点間の歩行者・自転車通行量、2点目として、都市緑地におけるイベント回数を定めており、指標の従前値と目標値は記載のとおりであります。
交付対象事業につきましては、主に都市緑地と、都市緑地横の東西グリーンモールの整備となっております。
以上、五つの計画について御説明いたしましたが、それぞれの計画終了後に事後評価を実施する予定であります。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

宮川君:交付金事業について、ある程度の計画をつくるわけですが、計画の第1回変更とか第2回変更というのがよくわからないので、教えてください。

区画整理課長:各計画に変更回数を書いております。第5回など非常に多いですけれども、計画変更の内容例として、新規事業を追加する場合とか、最初の社会資本総合整備計画と、その次の防災・安全整備計画書につきましては、もともと一つだったものを二つに分けておりますので、内容の記載が重複しているところがあります。そこで、片方を変更するともう片方も変更されるという状況が生じております。
変更回数が非常に多いということですけれども、交付金の制度などにつきましても変更しております。

宮川君:このような計画を出して、交付金の計画に沿って交付金の補助率が4割から6割とか、4割などがあるのですけれども、この計画を出すと、交付金事業は必ずついてくるということでよろしいのでしょうか。

区画整理課長:江別市独自の計画の策定を行っている理由としましては、先ほどの委員御指摘のとおり、通常の補助事業では北海道が策定する社会資本計画の中で、北海道全体の大きな方向性のもとで補助事業化を図る形ですが、江別の顔づくり事業は、国の政策であるコンパクトな市街地形成と合致する形で、江別市独自の事業でありますことから、補助金の取得に向けては、市単独の計画により国に示すほうが効果的であると判断しての計画策定でございます。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:ここで設定されている指標等がありまして、それぞれ考えてつくられた指標だと思いますが、これは市の事務事業評価表に生かしていくという考え方はないのでしょうか。
事務事業評価表のチェックの仕方を見ると、果たしてこれでこの事業の成果を本当にはかることができるのかと思うような項目が多いです。事務事業評価表の指標とこちらの交付金の指標の設定の仕方で、考え方をお聞かせいただきたいと思います。

区画整理課長:この整備計画につきましては、3年から5年の間で目標を設定し、目標値を定めるものでございまして、その部分が市の事務事業評価表とはなかなか合致しないところであると思います。この性格そのものは、補助金の交付制度を活用するためにつくった指標ですので、そこで合致しないところが出てくると感じております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

赤坂君:正直、余りよくわからないです。今まで、変更の都度、経済建設常任委員会に出されてきたものなのですか。

区画整理課長:今回、御説明させていただいたのは、市のホームページに掲載している計画でございます。これは、交付金の運用要綱に従いまして公表することとなっていることから、市のホームページで公表させていただいております。

顔づくり推進室長:所管委員会でこのような資料をお示しするのは今回が初めてでございまして、昨年の第2回定例会における高橋議員の一般質問で御指摘いただきまして、事後にまとまってからお示しするという考えもあったのですが、今回、要請もございましたので、途中段階の状況ですが、所管委員会に初めて報告させていただいたところでございます。

赤坂君:私も初めて見るのですけれども、にぎわいと魅力のある市民交流拠点づくりということで、拠点が何なのかわからないのです。当初計画に市民交流施設はあります。それは、この計画の中ではどこに載っているのですか。

区画整理課長:委員がおっしゃっている市民交流施設につきましては、この計画の中には入っておりません。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:国に対して説明するための資料というふうに理解しているのですが、それにしても、ここに出てくる数値は、江別の顔づくり事業をどうしようとしているのかという説明の中身でもあると思います。ホームページに出ていることに気がついて拝見させていただいたのですけれども、こういうことだったのかと初めて気がついたところがあります。例えば、商店街の来客数とか、野幌商店街の市民1人当たりの1カ月の利用回数とか、店舗の延べ床面積とか、こういう数字を持っていたのかと思いました。これまで、予算特別委員会や決算特別委員会のときにいろいろな質疑をさせていただく中で、そういうお話をいただいたことはありません。
市として、どんな指標を持ち得ているのか、どんなところではかろうとしているのかということについては、今回に限らず、いろいろな場面で説明すべきことは説明すべきだと思います。
これは、国向けの説明であって、議会や市民は知らなくていいという考え方の指標の設定なのか、そのあたりの考え方を伺っておきたいと思います。

顔づくり推進室長:あくまでも国の補助制度を活用するために、国の様式にのっとって、北海道と協議をして、こういう場合はこういう指標があるという調整をした上で設定しており、補助金の進行管理という意味合いは確かにございます。ただ、今、御指摘を受けたように、公表している数字ですので、今後、結果が出るときや変更していく場合は、随時、所管委員会に御報告させていただきたいと思っております。

高橋君:この機会に伺っておきたいのですが、新年度予算にも都市緑地の整備に関する予算がついています。今、私が見ているのは25ページですけれども、都市緑地におけるイベント回数という指標が設定されています。どんなイベントを想定してこういう指標を立てておられるのでしょうか。交流広場をつくるということも計画の一つにありますが、そうしたことを言っているのでしょうか。また、あそこは自然を守っていくということも大きなテーマとして打ち出されていると思うのですけれども、それとの兼ね合いで、大きなイベントを行うことが適切なのかという心配もあるので、この設定の仕方についてはどんな考え方でイベント回数を計上しているのか、伺っておきたいと思います。

街路整備課長:都市緑地におけるイベント回数の考え方ですが、確かに、都市緑地につきましては、保全をメーンに考えながらの整備になりますけれども、今回、ここでうたっているイベント回数という指標の事業完了年度が平成31年度でございますことから、完成後のイベント開催に向けて試験的に実施したいと考えております。
このイベント回数の根拠としましては、市民植樹会などの環境系が1回、現地の観察会などの学習系が1回、地元の地域イベントなどのまちづくり系が1回、計3回を目標にしているところでございます。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、建設部所管事項を終結いたします。
建設部退室のため、暫時休憩いたします。(15:22)

※ 休憩中に、議案第19号及び議案第21号の審査方法等について協議

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(15:25)
休憩中に確認いたしましたとおり、議案第19号及び議案第21号については、次回結審を行うこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、結審単位については、1件ずつ行うこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次回の委員会は、2月28日水曜日の午後1時30分より開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、3その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(15:26)