平成30年第2回江別市議会定例会会議録(第1号)平成30年6月12日
1 出席議員
26名
議長 | 高間 専逸 君 | 副議長 | 宮川 正子 君 |
議員 | 吉本 和子 君 | 議員 | 高橋 典子 君 |
議員 | 三角 芳明 君 | 議員 | 星 克明 君 |
議員 | 島田 泰美 君 | 議員 | 干場 芳子 君 |
議員 | 内山 祥弘 君 | 議員 | 堀 直人 君 |
議員 | 本間 憲一 君 | 議員 | 石田 武史 君 |
議員 | 清水 直幸 君 | 議員 | 宮本 忠明 君 |
議員 | 角田 一 君 | 議員 | 山本 由美子 君 |
議員 | 野村 尚志 君 | 議員 | 岡村 繁美 君 |
議員 | 鈴木 真由美 君 | 議員 | 赤坂 伸一 君 |
議員 | 諏訪部 容子 君 | 議員 | 尾田 善靖 君 |
議員 | 齊藤 佐知子 君 | 議員 | 徳田 哲 君 |
議員 | 相馬 芳佳 君 | 議員 | 裏 君子 君 |
2 欠席議員
0名
3 説明のため出席した者の職氏名
市長 | 三好 昇 君 | 副市長 | 佐々木 雄二 君 |
水道事業管理者 | 佐藤 哲司 君 | 総務部長 | 後藤 好人 君 |
生活環境部長 | 高橋 孝也 君 | 経済部長兼 総合特区推進監 |
渡部 丈司 君 |
健康福祉部長 | 佐藤 貴史 君 | 建設部長 | 中田 正士 君 |
病院長 | 富山 光広 君 | 病院事務長 | 吉岡 和彦 君 |
消防長 | 西原 信一 君 | 水道部長 | 菊谷 英俊 君 |
会計管理者 | 永嶋 満 君 | 総務部次長 | 福島 和幸 君 |
財務室長 | 野口 貴行 君 | 教育委員会教育長 | 月田 健二 君 |
教育部長 | 萬 直樹 君 | 監査委員 | 中村 秀春 君 |
監査委員事務局長 | 近藤 政彦 君 | 農業委員会会長 | 萩原 俊裕 君 |
農業委員会事務局長 | 川上 誠一 君 | 選挙管理委員会 委員長 |
中井 悦子 君 |
選挙管理委員会 事務局長 |
金内 隆浩 君 |
4 事務に従事した事務局員
事務局長 | 土屋 健 君 | 次長 | 錦戸 康成 君 |
庶務係長 | 土谷 晶子 君 | 議事係長 | 阿部 昌史 君 |
主査 | 水口 武 君 | 書記 | 海谷 祐二朗 君 |
書記 | 渡辺 輝 君 | 事務補助員 | 中島 奈津子 君 |
5 議事日程
日程第 1 | 会議録署名議員の指名 |
日程第 2 | 会期の決定 |
日程第 3 | 諸般の報告 |
日程第 4 | 議席の一部変更について |
日程第 5 | 議会運営委員の選任について |
日程第 6 | 市立病院・地域医療検討特別委員の選任について |
日程第 7 | 行政報告 |
日程第 8 | 市立病院・地域医療検討特別委員会所管事務調査報告 |
日程第 9 | 総務文教常任委員会所管事務調査報告 |
日程第10 | 議案第39号 町の区域の変更について |
日程第11 | 議案第40号 財産の取得について |
日程第12 | 議案第41号 財産の取得について |
日程第13 | 議案第42号 財産の取得について |
日程第14 | 議案第43号 財産の取得について |
日程第15 | 議案第44号 財産の取得について |
日程第16 | 議案第45号 財産の取得について |
日程第17 | 議案第46号 新栄団地公営住宅建替D棟建築工事請負契約の締結について |
日程第18 | 議案第47号 江別市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第19 | 議案第51号 江別市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について |
日程第20 | 議案第52号 江別市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第21 | 議案第53号 江別市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第22 | 報告第9号 専決処分につき承認を求めることについて |
日程第23 | 報告第10号 専決処分につき承認を求めることについて |
日程第24 | 報告第11号 専決処分につき承認を求めることについて |
日程第25 | 議案第48号 江別市税条例等の一部を改正する条例の制定について |
日程第26 | 議案第49号 江別市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第27 | 議案第50号 平成30年度江別市一般会計補正予算(第1号) |
日程第28 | 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について |
日程第29 | 議案第37号 江別市教育委員会委員の任命について |
日程第30 | 議案第38号 江別市固定資産評価員の選任について |
日程第31 | 請願第1号 江別市で精神障害者のために交通費助成を実施することについて |
日程第32 | 陳情第4号 種子法に代わる北海道独自の条例制定を求める意見書の提出について |
日程第33 | 陳情第5号 江別市議会議員定数のあり方について慎重な議論を求めることについて |
日程第34 | 報告第12号 平成29年度江別市一般会計予算繰越明許費の繰越報告について |
日程第35 | 報告第13号 株式会社江別振興公社の平成29年度決算に関する書類 |
日程第36 | 報告第14号 一般財団法人江別市スポーツ振興財団の平成29年度決算に関する書類 |
日程第37 | 報告第15号 株式会社フラワーテクニカえべつの平成29年度決算に関する書類 |
6 議事次第
◎ 開会宣告・開議宣告
議長(高間専逸君)
これより平成30年第2回江別市議会定例会を開会いたします。
ただいまの出席議員は26名で定足数に達しております。
直ちに本日の会議を開きます。
◎ 議事日程
議長(高間専逸君)
本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
◎ 会議録署名議員の指名
議長(高間専逸君)
日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第111条の規定により、
相馬 議員
堀 議員
を指名いたします。
◎ 会期の決定
議長(高間専逸君)
日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、あらかじめ議会運営委員会と諮り、本日から26日までの15日間とし、13日から19日まで、及び23日から25日までは委員会審査等のため、本会議を休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
◎ 諸般の報告
議長(高間専逸君)
日程第3 諸般の報告をいたします。
去る5月29日、齋藤一君から5月31日をもって議員を辞職したい旨の願い出がありました。
地方自治法第126条ただし書きの規定に基づき、同日、これを許可いたしましたので報告いたします。
また、去る6月5日付にて、当職において、高橋典子議員の議会運営委員の辞任及び吉本和子議員の市立病院・地域医療検討特別委員の辞任を許可いたしましたので報告いたします。
その他については、事務局長に報告させます。
事務局長(土屋 健君)
御報告申し上げます。
今議会におきます地方自治法第121条の規定によります説明員は、別紙印刷物のとおりでございます。
また、今議会に提出されました案件の数並びに閉会中の議長事務報告、第81回北海道及び第94回全国市議会議長会定期総会の概要につきましても、印刷物に掲載のとおりでございます。
さらに、監査委員から報告のありました例月出納検査結果報告2月分ないし4月分につきましても、お手元に配付のとおりでございます。
閉会中、議員の所属会派の異動の届け出がありました。各会派の構成につきましては、お手元に配付の印刷物のとおりであります。
以上でございます。
◎ 議席の一部変更について
議長(高間専逸君)
日程第4 議席の一部変更についてを議題といたします。
お諮りいたします。
議席の一部変更につきましては、会議規則第3条第3項の規定に基づき、お手元に配付の印刷物のとおり、変更いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
それでは、ただいま決定いたしました議席に御着席願います。
◎ 議会運営委員の選任について
議長(高間専逸君)
日程第5 議会運営委員の選任についてを議題といたします。
議会運営委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、議長が指名することになっております。
欠員となっております議会運営委員には、お手元に配付の印刷物に記載のとおり、三角芳明議員を指名いたします。
◎ 市立病院・地域医療検討特別委員の選任について
議長(高間専逸君)
日程第6 市立病院・地域医療検討特別委員の選任についてを議題といたします。
市立病院・地域医療検討特別委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、議長が指名することになっております。
欠員となっております市立病院・地域医療検討特別委員には、お手元に配付の印刷物に記載のとおり、山本由美子議員を指名いたします。
◎ 行政報告
議長(高間専逸君)
日程第7 行政報告を議題といたします。
行政報告を求めます。
市長(三好 昇君)
私から行政報告を申し上げます。
去る5月16日に岩見沢市で開催されました平成30年春季北海道市長会定期総会について御報告申し上げます。
総会には、資料2ページの別紙の案件が付議され、まず、報告事項の全国市長会及び北海道市長会の会務報告をそれぞれ承認した後、審議事項である議案第1号の平成30年度北海道市長会事業計画(案)と議案第2号の平成30年度北海道市長会一般会計及び特別会計歳入歳出予算(案)を全会一致で原案のとおり決定いたしました。
次に、議案第3号の春季定期総会決議(案)につきましては、資料3ページから18ページまでにありますとおり、自治体が当面する緊急かつ重要な案件として、地方創生に関する決議、自由貿易協定等に関する決議、JR北海道の安定的な経営に向けた支援に関する決議及び地方行財政・社会保障制度改革・エネルギー政策と原子力発電所に関する決議の四つの決議をそれぞれ原案のとおり決定し、関係機関へ要請することといたしました。
次に、資料2ページの議案第4号の要請事項(案)につきましては、国宛てとしまして、総務省関係の地方行財政の改革についてや地方税財源の充実・確保等についてなどを初め、各関係省庁に対する56項目の要請事項と、北海道宛てとしまして、地域医療の確保についてや難病相談支援センターの設置についてなどを初め、66項目、合わせて122項目の要請事項を原案のとおり決定し、それぞれ国及び北海道に対し要請することといたしました。
次に、協議事項でありますが、まず、協議第1号の全国市長会議に提出する北海道支部議案につきましては、国宛て要請事項の中から、資料19ページにあります10件を提出することといたしました。
次に、協議第2号の北海道市長会副会長の選出につきましては、山下貴史深川市長を選出することといたしました。
さらに、協議第3号の全国市長会役員候補者の推薦では、副会長候補者として、山下深川市長を初め、理事、評議員計12名を事務局案のとおり推薦することといたしました。
その他、協議第4号の全国市長会会長選挙についてでは、北海道市長会の対応について、会長、副会長に一任することが決定され、協議第5号の北海道市長会定期総会の開催地等の事業運営に関するアンケート調査の結果と今後の対応についてでは、引き続き協議することとなりました。
以上、平成30年春季北海道市長会定期総会の概要について御報告申し上げ、行政報告を終わります。
議長(高間専逸君)
これより行政報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、行政報告を終結いたします。
◎ 市立病院・地域医療検討特別委員会所管事務調査報告
議長(高間専逸君)
日程第8 市立病院・地域医療検討特別委員会所管事務調査報告を議題といたします。
市立病院・地域医療検討特別委員長の報告を求めます。
市立病院・地域医療検討特別委員長(清水直幸君)
当委員会における閉会中の所管事務調査として、江別市立病院新公立病院改革プランの進捗状況について、及び病院事業の平成29年度決算概要等について御報告申し上げます。
初めに、江別市立病院新公立病院改革プランの進捗状況についてですが、担当部局からは、平成29年度の各指標の目標数値について、手術件数や後発医薬品数量シェアなどを除き、多くの指標が達成困難な見込みであり、これが経営状況の悪化につながっている。現行のプランを実態に即した内容に変更する必要性は認識しているが、将来的に高齢者人口が増加し、人口動態が大きく変化したときの医療需要を見据える中で、まずは、経営改善のために即効性のある取り組みを早急に行わなければならないと考えているとのことであります。
次に、病院事業の平成29年度決算概要についてですが、平成29年度における患者数は、入院が延べ8万213人で、1日平均にいたしますと、変更後の計画よりも44人少ない220人となり、外来では、延べ16万4,483人、1日平均674人で、変更後の計画を60人下回っております。
また、病床利用率では、一般病棟が70.1%、精神病棟が42.1%、全体では65.2%で、変更後の計画と比べて、一般病棟で10.8ポイントの減、精神病棟では24ポイントの減、合計では13.1ポイントの減となっております。
次に、収支の状況ですが、病院事業収益は65億1,966万2,000円、病院事業費用は72億1,272万7,000円となり、収益的収支差し引きでは、最終予定額と比較して5億5,727万4,000円悪化し、6億9,306万5,000円の支出超過となっております。
資本的収支では、収入が6億9,413万1,000円、支出が11億3,708万9,000円となり、差し引きでは4億4,295万8,000円の収支不足となっております。
以上の決算数値に基づく損益計算の結果、平成29年度は6億9,541万3,000円の純損失となり、当年度末の累積欠損金は89億6,890万2,000円となったものであります。
また、単年度資金収支では、5億6,012万3,000円の欠損金が発生し、不良債務残高は10億3,757万8,000円に増加したものであります。
平成29年度の収支状況悪化の主な要因として、市立病院事務局からの報告では、診療単価は入院・外来ともに前年度を上回ったものの、内科医師数の減少等により患者数を確保できなかったことが考えられるほか、資金不足比率が悪化したことで、これまで協議制であった企業債の借り入れが、平成30年度からは許可制になるため、医療機器を整備する時期が遅くなるなど、診療への影響が懸念されております。
現状においても、日々の診療収益の落ち込みに伴い、資金繰りが非常に厳しくなっていることから、とりわけ診療収益の根幹をなす、内科系医師の招聘と現金ベースでの資金収支の改善が最大の課題となっております。
このような状況の中、資金収支を改善するための具体策の一つとして、病棟の休止について検討しているところであり、10月からの実施に向けて準備を進めているとのことであります。
当委員会といたしましては、市立病院の経営が厳しさを増している状況を踏まえ、これまでの調査を通じて明らかになった市立病院が担うべき役割や、病診連携のあり方のほか、医師の確保、経営形態の見直しなどの諸課題について、引き続き調査を進めてまいりたいと考えております。
以上申し上げまして、閉会中における当委員会の所管事務調査報告とさせていただきます。
議長(高間専逸君)
これより市立病院・地域医療検討特別委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、市立病院・地域医療検討特別委員会所管事務調査報告を終結いたします。
◎ 総務文教常任委員会所管事務調査報告
議長(高間専逸君)
日程第9 総務文教常任委員会所管事務調査報告を議題といたします。
総務文教常任委員長の報告を求めます。
総務文教常任委員長(島田泰美君)
当委員会の閉会中の所管事務調査のうち、連携中枢都市圏について、及び江別版生涯活躍のまち構想に基づく整備事業者の公募について御報告申し上げます。
初めに、連携中枢都市圏についてですが、連携中枢都市圏とは、地域において政令指定都市などの中核都市と近隣市町村が連携協約を締結し、コンパクト化、ネットワーク化により、人口減少、少子高齢社会においても、一定の圏域人口を有し、活力のある社会経済を維持するために形成する拠点であります。
平成26年度から制度が導入され、これまで全国で28の圏域が成立しており、その取り組みにより、圏域全体の経済成長の牽引や高次の都市機能の集積・強化などが期待されております。
当市を含む広域行政は、近隣の6市1町1村で構成する札幌広域圏組合を中心に進められてきたところですが、札幌市における連携中枢都市圏構想の検討を経て、本年2月7日に関係首長の会議の中で、今後、連携中枢都市圏の形成に向けた協議を行うこととなったとのことであります。
圏域形成までの流れとして、札幌市が連携中枢都市として宣言を行い、その後、各市町村が議会の議決を経て、札幌市と1対1で連携協約を締結することとなります。
札幌市は、札幌広域圏組合を組織する市町村のほか、札幌市への通勤・通学者が多い小樽市や岩見沢市などを加えた11市町村と協議を行い、早ければ平成31年3月の圏域形成を目指すとしていることから、当市としては、今後、協議を行う中で、協約締結の是非について、判断していきたいとのことであります。
次に、江別版生涯活躍のまち構想に基づく整備事業者の公募について申し上げます。これまでの経過ですが、平成23年度に閉校となった北海道札幌盲学校跡地への道立高等養護学校誘致のために、江別市への道立高等養護学校誘致期成会が設立され、さらには平成27年3月に北海道議会において、江別市への高等養護学校設置についての請願が採択されるなど、全市を挙げて誘致活動を展開してきたものの、北海道教育委員会の特別支援学校配置計画に、当市への配置が明記されるに至ってはおりません。
そのような中、市では、平成29年3月に、高等養護学校と連携したCCRCの整備により、共生のまちの実現を目指して、江別版生涯活躍のまち構想を策定されております。
また、本年1月には、北海道教育委員会から北海道札幌盲学校跡地の一部について、利用の意向に関する照会を受けたことから、高等養護学校誘致を後押しするために、生涯活躍のまち整備事業を先行して実施することを決定し、北海道教育委員会に対して、整備事業者を選定した上で結論を出す旨、3月下旬に回答したとのことであります。
事業者公募の概要ですが、対象用地は大麻元町154番1の約3万1,000平方メートルで、北海道が不動産鑑定を行い、決定した評価額で江別市が一旦取得した後、同額を基本に事業者へ売却することとしております。
応募対象は単独法人または複数法人グループで、江別市高齢者総合計画に基づく介護老人福祉施設や介護老人保健施設などを整備・運営する予定の法人等を含むこととしております。
選定方法は、公募型プロポーザル方式により、学識経験者等及び市職員で組織する生涯活躍のまち整備事業者選定委員会で提案内容を審査し、選定事業者を市に報告することとしております。
必要とする機能としては、地域交流拠点の機能や高齢者及び障がい者の住まいの機能のほか、医療・介護サービス、障がい者の訓練、就労の場や相談支援機能など、7点が挙げられており、事業者からの提案については、整備・運営のコンセプトや提案内容を着実に実施できる経営体制など、五つの視点から評価を行うこととしております。
なお、今後のスケジュールは、5月中旬から7月末まで事業者を公募し、8月中に応募事業者のプレゼンテーション及び審査を行い、事業者を決定した後、市による土地の取得、事業者への土地売却を経て、平成32年度に建築工事を予定しているとのことであります。
今回の事業実施により、江別版生涯活躍のまち構想の実現とともに、高等養護学校の誘致に弾みがつくことを期待しまして、当委員会といたしましても、今後の動向を注視してまいりたいと考えております。
以上、2件について御報告申し上げ、当委員会の閉会中における所管事務調査報告といたします。
議長(高間専逸君)
これより総務文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、総務文教常任委員会所管事務調査報告を終結いたします。
◎ 議案第39号
議長(高間専逸君)
日程第10 議案第39号 町の区域の変更についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
建設部長(中田正士君)
ただいま上程になりました議案第39号 町の区域の変更について、提案理由を御説明申し上げます。
この町の区域の変更は、新たな住宅地の居住者及び来訪者の利便性向上を図るため、実施するものであります。
今回の対象区域は、西野幌の一部で、北海道縦貫自動車道、伊達屋敷道路及び野幌若葉町で囲まれた面積約0.2ヘクタールを、隣接する野幌若葉町に変更しようとするものであります。
なお、地番の変更につきましても、町名変更と同時に実施する予定であります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第39号 町の区域の変更についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第39号を採決いたします。
議案第39号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第40号
議長(高間専逸君)
日程第11 議案第40号 財産の取得についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
建設部長(中田正士君)
ただいま上程になりました議案第40号 財産の取得について、提案理由を御説明申し上げます。
今回取得しようとする財産は、平成29年度当初予算江別の顔づくり事業(街路事業等)において予算措置され、平成30年度に予算を繰り越しております都市再生整備計画事業用地であり、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
当該取得予定地は、野幌町33番18のほか計10筆、1万8,214.70平方メートルの鉄道用地であり、去る3月30日に2億4,276万2,466円で北海道旅客鉄道株式会社と売買に関する仮契約を締結したところであります。
なお、詳細につきましては、添付の参考資料を御参照いただきたいと存じます。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第40号 財産の取得についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第40号を採決いたします。
議案第40号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第41号及び議案第42号
議長(高間専逸君)
日程第12及び第13 議案第41号及び議案第42号の財産の取得について、以上2件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
建設部長(中田正士君)
ただいま上程になりました議案第41号及び議案第42号の財産の取得について、一括して提案理由を御説明申し上げます。
両議案は、市が保有する除雪車の老朽化に伴い、それぞれ車両を更新しようとするものであり、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
初めに、議案第41号は、大型ロータリー除雪車の購入でありますが、現在、市が保有する9台の大型ロータリー除雪車のうち、平成13年度に購入した車両1台を更新しようとするものであります。
取得しようとする除雪車は、最大除雪幅が2.6メートル、最大除雪高が1.7メートルのものであります。本件につきましては、去る5月21日に一般競争入札を行った結果、ナラサキ産業株式会社北海道支社が4,568万4,000円で落札し、翌22日に売買に関する仮契約を締結したところであります。
次に、議案第42号は、歩道ロータリー除雪車の購入でありますが、現在、市が保有する13台の歩道ロータリー除雪車のうち、平成12年度及び平成14年度に購入した車両、計2台を更新しようとするものであります。
取得しようとする除雪車は、いずれも最大除雪幅が1.3メートル、最大除雪高が1メートルのものであります。
本件につきましては、去る5月21日に一般競争入札を行った結果、開発工建株式会社が3,348万円で落札し、翌22日に売買に関する仮契約を締結したところであります。
なお、詳細につきましては、添付の参考資料を御参照いただきたいと存じます。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
これより議案第41号及び議案第42号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
議案第41号及び議案第42号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第41号 財産の取得についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第41号を採決いたします。
議案第41号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第42号 財産の取得についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第42号を採決いたします。
議案第42号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第43号
議長(高間専逸君)
日程第14 議案第43号 財産の取得についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
消防長(西原信一君)
ただいま上程になりました議案第43号 財産の取得について、提案理由を御説明申し上げます。
現在、当市におきましては、はしご付消防自動車を消防署に1台配置しておりますが、当該車両は平成5年度に取得したもので、24年が経過し、老朽化が著しいことから更新しようとするものであり、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
今回取得しようとするはしご付消防自動車は、はしごの先端部分が屈折することにより、電線などの障害物を回避できることや、鉄道高架上及び高速道路上での事故にも対応することが可能となり、活動範囲が拡大するものであります。
また、はしご先端部に設置してありますバスケットの最大許容荷重が大幅に増加することで、バスケットでの1回当たりの救出人員がふえ、要救助者の救出時間を短縮できることから、救助活動の強化、充実が図られ、さらなる安全かつ確実な災害活動の展開が期待されるところであります。
本件につきましては、去る5月17日に指名競争入札を行った結果、株式会社北海道モリタが2億4,301万1,340円で落札し、翌18日に売買に関する仮契約を締結したところであります。
なお、詳細につきましては、添付の参考資料を御参照いただきたいと存じます。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第43号 財産の取得についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第43号を採決いたします。
議案第43号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第44号
議長(高間専逸君)
日程第15 議案第44号 財産の取得についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
教育部長(萬 直樹君)
ただいま上程になりました議案第44号 財産の取得について、提案理由を御説明申し上げます。
本件は、教職員の校務の効率化を図るため、平成23年度に市内の全公立中学校に配置した校務用コンピューターを更新しようとするものであり、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
取得しようとするコンピューターは157台で、取得予定価格は1,447万6,021円であり、購入に当たりましては、北海道市町村備荒資金組合の資金を活用し、平成34年度までの債務負担行為により取得するもので、去る5月8日、同組合が落札業者と仮契約を取り交わし、同日付で同組合から当市に譲渡決定通知があったところであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第44号 財産の取得についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第44号を採決いたします。
議案第44号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第45号
議長(高間専逸君)
日程第16 議案第45号 財産の取得についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
教育部長(萬 直樹君)
ただいま上程になりました議案第45号 財産の取得について、提案理由を御説明申し上げます。
本件は、児童生徒、教職員等の学校給食に使用する食器の洗浄のために平成12年度に取得した江別市立学校給食センターの食器洗浄機等が、取得後17年を経過し、老朽化が著しいことから、更新しようとするものであり、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
取得予定価格は7,994万2,227円であり、購入に当たりましては、北海道市町村備荒資金組合の資金を活用し、平成34年度までの債務負担行為により取得するもので、去る5月10日、同組合が決定業者と仮契約を取り交わし、同日付で同組合から当市に譲渡決定通知があったところであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第45号 財産の取得についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第45号を採決いたします。
議案第45号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第46号
議長(高間専逸君)
日程第17 議案第46号 新栄団地公営住宅建替D棟建築工事請負契約の締結についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
建設部長(中田正士君)
ただいま上程になりました議案第46号 新栄団地公営住宅建替D棟建築工事請負契約の締結について、提案理由を御説明申し上げます。
本件は、江別市営住宅長寿命化計画に基づき、老朽化した新栄団地を建てかえようとするもので、工事請負契約を締結するため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
まず、工事の概要でありますが、鉄筋コンクリート造6階建て、建築面積809平方メートル、延べ床面積4,271平方メートルとなっており、住戸種別は、単身者世帯向けの1LDKが12戸、2人世帯向けの2LDKが24戸及び3人以上世帯向けの3LDKが12戸の計48戸であります。
次に、工事請負契約の概要についてでありますが、去る5月17日に一般競争入札を行った結果、8億3,626万5,600円で、丸彦渡辺建設株式会社を代表とする丸彦渡辺・船木・石特定建設工事共同企業体が落札し、5月21日に仮契約を締結したところであります。
本工事は、議会の議決をいただきました後、平成30年度、平成31年度の2カ年で建設しようとするものであります。
なお、詳細につきましては、添付の参考資料を御参照いただきたいと存じます。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第46号 新栄団地公営住宅建替D棟建築工事請負契約の締結についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第46号を採決いたします。
議案第46号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第47号
議長(高間専逸君)
日程第18 議案第47号 江別市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
総務部長(後藤好人君)
ただいま上程になりました議案第47号 江別市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、平成30年3月31日に地方税法等の一部を改正する法律が公布されましたことから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、都市計画税条例において引用している都市計画税の課税標準の特例措置を定めた地方税法附則第15条第44項の繰り上げに伴い、引用条項及び字句の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を平成31年4月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第47号 江別市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第47号を採決いたします。
議案第47号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第51号
議長(高間専逸君)
日程第19 議案第51号 江別市議会会議規則の一部を改正する規則の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
議会運営委員長(諏訪部容子君)
ただいま上程されました議案第51号 江別市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
本件は、地方自治法第109条第6項に基づき、江別市議会会議規則第13条第2項の規定により、議会運営委員会として提出するものでございます。
初めに、改正の理由でありますが、当市議会では、議会改革の一環として、平成25年から試行により、請願の審査の際に、請願者から意見陳述の申し出があったときは、所管の委員会へ出席し、意見陳述ができる機会を設けてまいりました。
このたび、当委員会において、これまでの試行による取り扱いを検証した結果、支障なく行われているとの結論に達しましたことから、会議規則を改正して本格的に実施しようとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、第85条の見出し中、紹介議員の次に、及び請願者を加えるほか、新たに第2項として、請願者は、本人の申し出により委員会に出席し、意見陳述をすることができるとする規定を設けるものであります。
なお、附則において、施行期日を公布の日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
これより議案第51号 江別市議会会議規則の一部を改正する規則の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第51号を採決いたします。
議案第51号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第52号
議長(高間専逸君)
日程第20 議案第52号 江別市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
議会運営委員長(諏訪部容子君) ただいま上程されました議案第52号 江別市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
本件は、地方自治法第109条第6項に基づき、江別市議会会議規則第13条第2項の規定により、議会運営委員会として提出するものでございます。
初めに、改正の理由でありますが、さきの平成30年第1回定例会において、議会広報広聴委員会を地方自治法第100条第12項に基づく公的な委員会として位置づけるための会議規則の一部改正を行ったところであります。
そのため、議員が引き続き1年を超えて公的な会議に欠席した場合に、議員報酬を減額することを定めた規定の整備を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、第2条第2項中、特別委員会の次に、並びに地方自治法第100条第12項の規定による議案の審査または議会の運営に関し協議または調整を行うための場を加えるものであります。
なお、附則において、施行期日を公布の日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(高間専逸君) これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
これより議案第52号 江別市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第52号を採決いたします。
議案第52号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第53号
議長(高間専逸君)
日程第21 議案第53号 江別市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
清水直幸君
ただいま上程になりました議案第53号 江別市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
本件は、地方自治法第112条第2項に基づき、江別市議会会議規則第13条第1項の規定により提出するもので、提出者は齊藤議員、相馬議員、宮本議員、そして、私、清水でございます。
これまで、江別市議会ではさまざまな議会改革を進めてきています。みずからつくり上げた江別市議会基本条例に基づいて、議会機能の強化と問題解消や、開かれた、そして、わかりやすい議会とすることで市民からの負託に応えることを主目的とした改革議論を進めています。
江別市議会の議員定数は、平成15年の改選期に32人から3人削減して29人となり、その後、平成19年の改選期に29人から2人削減して27人となり、現在に至っています。この間、全国的な少子高齢化の進展に伴う人口減少や、財政状況の悪化を主な理由として、多くの地方議会では議員定数の削減を行っています。
こうした中、道内主要都市や石狩管内の市議会でも、それぞれ議員定数を削減する条例改正案が可決されました。また、全国の類似団体、人口11万48人から12万9,957人の48市、平均人口が11万4,500人、平均一般会計予算約458億円の平均議員数が24.4人であります。
江別市議会は、人口に占める議員定数を見ると、他の市議会よりも議員定数が多いと言える状況にあります。
そうした背景も相まって、市民団体から議員定数を3人以上削減することを求める陳情が提出され、議会運営委員会での慎重審査を経て、さきの平成30年第1回定例会において、多数をもって趣旨採択と決したわけであります。
この審査を踏まえて、まず、議員定数を削減することで、常任委員会での協議や審査に影響がないか、そして、具体的政策を最終的に決定し、行財政の運営や事業の実施が適正に、しかも、公平・効率的に行われているかどうかを監視する議会の使命を果たすためには、一定の議員数が必要であるという視点で考え、地方自治を研究している論文では、1常任委員会当たりの構成人数は、7人から8人程度で審査が可能との見解があります。議員定数を25人にすると、8人構成の委員会が三つプラス議長ということになり、バランスよくおさまり、なおかつ、委員会運営にも支障を来すことはない人数と考えます。
市民の意見を尊重し、また、さきの陳情の趣旨採択を踏まえ、議員定数を現行の27人から2人削減して25人とすることが、江別市の現状において適切な議員定数ではないかと考えるところであります。
このほか、議会構成以外の面から考えても、市立病院の慢性的な赤字問題など、江別市の財政が逼迫している中にあって、議会としても身を切る改革が不可避であると考えることから、議員定数を削減して、財政支出の抑制に寄与し、議会運営に当たっていく必要があるのではないかと考える次第であります。
議員定数削減が求められる要因として、人口要因、横並び要因、財政要因、不信要因などとされており、議論が分かれるところで、正解がないとの考え方もあります。みずから決めることは、お手盛りになると批判されることもありますが、議会、そして議員みずからが決定することは最大の責務であり、議員それぞれが判断に基づき賛否を示すことは必要であろうと考えます。
なお、改正する条例の施行期日ですが、附則において、平成31年1月1日以後、初めてその期日を告示される一般選挙から施行しようとするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたが、議員の皆様におかれましては、江別市議会が置かれている現状を認識していただいた上で、御審議、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。
以上であります。
議長(高間専逸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
高橋典子君
それでは、大きく4点にわたってお伺いしたいと思います。
まず1点目に、江別市議会議員定数の減少傾向に関する認識についてお伺いしたいと思います。
当市議会では、私が議員として経験している範囲ではありますけれども、議員定数が32人から29人、さらに27人へ減少しており、先ほどの提案理由説明の中にもありましたが、当市議会の議員定数を削減してきているところです。今回の提案で、さらに25人へと減少させようということですけれども、このこと自体をどのように考えておられるのかということについて伺いたいと思います。と言いますのも、人口が減少傾向にあるものの、今ほど申し上げた議員定数の削減の状況に比較すると32人であったものが、次々と減少して25人になることが、果たして議会の機能を維持する上で大丈夫なのかという懸念を持つものですから、どのようなお考えで提案されているのかお伺いいたします。
次に2点目です。1常任委員会当たりの人数と議員定数の考え方です。
今ほどの提案理由説明の中で、1常任委員会当たりの人数は、7人から8人程度で審査が可能との考え方が専門家の中にあるという説明をされていました。常任委員会のあり方は、さまざまな専門家が検討しているところです。現在、常任委員会のあり方については、専門性に加えて、討議する議会の機能も求められるようになってきております。さまざまな議会改革の中で、議論する議会、あるいは市民参加もその中に取り入れていくといった改革も求められています。そうしたことを考えたときに、1常任委員会は、8人いれば十分だということで結論を出されたのかというふうに思いますが、1常任委員会当たりの必要な人数や常任委員会のあり方は、本来であれば丁寧な議会内での議論が必要だと思います。これからの議会運営、常任委員会運営をどのようにしていくのか、私たち議員全員が想像できるような議論が必要だと思いますので、お考えをお伺いいたします。
3点目に、財政面での考え方です。
提案理由説明の中にも、江別市立病院の赤字問題が引き合いに出されておりました。果たして江別市の財政全体を考えたときに、議会費は一般会計でありますけれども、議会費の縮小が必要と考えるのか、そのような財政状況にあるのかということについてお伺いいたします。議会費は、民主主義のコストとして必要とされるものというふうに理解されるはずですけれども、議会の機能を維持するために必要な水準をどの程度に考えておられるのかお伺いしたいと思います。
4点目に、市民とともに考える姿勢についてです。
この間、第1回定例会で議決したように、議会運営委員会で審査した陳情は、議員定数3人以上の削減についてでありました。ですので、議会運営の場でも、議員定数3人以上の削減ということを念頭に置きながらさまざまな審査が行われてきたというふうに理解しております。今回の提案は議員定数2人の減ということですけれども、今回のこの提案自体が会長会議という閉じた場で行われております。提案理由説明の冒頭で、江別市議会基本条例にのっとって開かれたわかりやすい議会運営が求められており、そうした方向で改革を進めてきているというふうにおっしゃられましたけれども、この間の提案に至る経過を見ると、公開の場ではなかったことをどのようにお考えなのかということです。特に、市民に開かれた場で議論し検討経過を重視していくことが、議会制民主主義を守る上で必要ではないかということです。この後、上程される予定となっている陳情にもかかわることですけれども、やはり市民は、きちんと理解できる議会運営を求めていると思いますので、今回のこの提案の仕方、議会での議論が十分に保障されていたのかどうかも含めてお考えをお聞かせいただきたいと思います。
清水直幸君
高橋議員からの御質疑で、まず1点目の議員定数の減少傾向に関する認識についてです。
議員定数が32人から29人に削減されたときの提案内容ではありますが、主に地方自治法第91条第1項の規定により、地方分権一括法が施行されたことを契機として、江別の市議会議員定数の議論が活発になり、平成15年1月以降の選挙において、議員定数が29人になったものであります。その後の平成17年に新地方行革指針において、地方分権の進展に伴い、果たすべき役割がますます増大しているとの認識があるものの、議員定数や議員報酬に対して、各方面から批判があることも留意したという指摘があったということ、同時に江別市立病院において、内科医師の大量退職に伴う市立病院の経営状態の悪化により、収支不足が見込まれ、議員みずからも市民にわかりやすく目に見えるコストの縮減を図ることが趣旨としてありました。平成11年から推進されてきた市町村合併がほぼおさまった現在では、人口規模で考えた場合、江別市は同規模自治体の全国平均において、議員数の多い都市の一つになっています。そのことも勘案して、今回の提案になっています。
1常任委員会当たりの人数と議員定数の考え方でありますが、江別市役所の内部の組織は、ある研修会のときに御示唆があったように、10の部局で構成されているので、極論を言えば10の常任委員会があれば専門性や討議する機会も大幅に強化されます。しかし、現実問題そのことは無理でありますので、現状の3常任委員会プラス予算・決算特別委員会、そして重要案件があるときの特別委員会を設置する現在の形態をよしとしております。提案にあるように、三つの常任委員会が全て8人で構成されることも審査の深度を平等に保つために有益ではないかと考えているところであります。財政的な考え方でありますが、高橋議員がおっしゃるように、議会費は民主主義のコストとして必要不可欠なものであると私も考えています。議会費の縮減が目的ではなく、効率化や無駄の排除を進めた結果に経費の節減があります。現在進めている議会のICT化は、議員がより高度でスピーディーな情報把握や調査が可能になりますし、事務経費全体の削減にも通じていきます。単に、議員定数の削減イコール議会費の削減イコール議会機能の低下とは考えておりませんので、そこのところは御理解いただきたいと思います。
開かれた場での議論がなく、市民とともに考える姿勢についてを問われました。以前から、江別市議会ではさまざまな議会改革を精力的に取り組んでまいりました。特に議員定数問題については、議員会での研修を初め、先進地の事例調査など積極的に各議員が熟慮していたと考えるところであります。昨年の8月に議員定数3人減の陳情が4,000人を大きく超える署名とともに提出されました。議会運営委員会において、多くの時間を資料調査に費やし、陳情者から意見陳述を受けた上での自由討議を行うなど、積極的で大変重要な議論があったと思います。まさにこれまで慎重に検討し、市民に開かれた場において、ルールを守って議会制民主主義を守ってきたと考えています。この後に上程される予定の陳情についての関係でありますが、もしこの議案が可決されれば、議会ルールにのっとり一事不再議ということになりますが、私ども提案者としては、昨年8月から研究・検討し、さまざまなケースを想定し熟慮を重ねた結果でありますので、陳情者の方には、御理解いただければ幸いであると考えています。過不足がありましたら御指摘いただきたいと思います。
高橋典子君
一通りお伺いいたしましたが、なるほどと理解できる内容ではありませんでした。
まず、議員定数の減少傾向についてです。4項目を混ぜながらの質疑になるかと思いますが、御容赦ください。
私自身、この間、議会運営委員会などでさまざまな資料を取り寄せました。また、3人以上の議員定数削減を求める陳情の審査をしたときに、資料を取り寄せて検討してきた経緯も踏まえていますし、改めて今回も可能な限り資料を集めてみました。
例えば、栗山町議会定数問題等調査特別委員会での北海道大学名誉教授のお話ですとか、あるいは、北海道大学公共政策大学院のホームページに掲載されている資料、さらには全国市議会議長会の資料なども検討しました。内容的には、この間、議会運営委員会での陳情審査のときに行われたものと同様ですけれども、その全体を見たときに、やはり議員定数の問題がこうした専門家の方たちの中でいろいろと言われるようになってきたことは、議員定数が減ってきている、地方議員の定数が減ってきていることへの警鐘を鳴らしているというように読み取れるのではないかと感じたところです。
もともと、平成15年まで地方自治法で定められている議員定数は34人でした。いわゆる減数条例の中で、2人少なくして当市議会は32人としていましたけれども、人口はそんなに大きく変化しておりませんので、当市の人口の状態からは、34人が当時の地方自治法では適切ということだったと思います。先ほど答弁の中で述べられたのは、議会議論の中であって、例えば、平成17年のときには市立病院の内科医の退職の問題も挙げられていましたけれども、果たして議会費が削減されたことで、病院の経営に資することができたのかといった検証もされておりません。先ほど申し上げたように、さまざまな専門家の方たちは、議員定数を削減したところで、一体どれだけ財政に貢献することができるのかということを指摘していました。やはり、身を切る改革と言って、財政問題を取り上げて、議員定数の削減が行われることに対しての警鐘だと思います。その中で専門家の方が言われていたのは、一般会計に占める議会費の割合が1%程度だということです。その1%の議会費の縮減というのがどれだけ効果があるのか、むしろ、それに対して議員定数が少なくなることで起きる問題のほうを考えなければならないのではないかということで、資料をつくられておりました。そういう点で考えると、当市の財政は、一般会計に占める議会費が本年度の当初予算でも0.5%でした。1%と比較しても、本当に水準としてはかなり抑えた中、それこそこの間のさまざまな節減もあったかと思います。本来であれば、市民にしっかりと議会が見えるようにしていくということで、さまざまな工夫が必要だと思いますけれども、一般会計に占める割合が0.5%の議会費をさらに縮減するほどの必要性があるのか、これは3点目の財政上の考え方ともかかわる問題ですが、その点の考え方をお聞かせいただきたいと思います。
次に、先ほど人口が類似した団体と人口規模での比較が説明されておりました。ただ一方で、さきの議会運営委員会の陳情審査の中では、単純に人口比だけではなくて、人口密度の問題もあるとされていました。自治体のありようによって、議員定数もいろいろ違っておりますので、そういう点では平均値を用いることは、むしろ誤解を招きかねないと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。さらに申し上げれば、先ほど、この間、各地の地方議会で議員定数削減が続いてきていると言われましたが、人口11万8,000人ほどの北見市議会では、議員定数の大幅削減を求める市民の声もありましたけれども、議会としてはその陳情を不採択として、議員定数28人のままでこの春に選挙が行われています。これはやはり、議会の運営についてさまざまな検討がなされた上で決定したものだとは思いますけれども、そうした動きがあることも参考にすべきではないでしょうか。この件については、どのような感想をお持ちかお伺いしたいと思います。
次に、常任委員会の人数の問題です。今ほどの説明で、常任委員会は三つというのを基本に置いておられるというふうに理解いたしました。今回は8人ということで説明されております。実際、委員会運営を考えたときに、やはり正副委員長はどうしても委員会運営全体に責任を持つということから、主な質疑はそのほかの委員が中心になって行われておりますので、1常任委員会当たり8人を保つというのは重要なことだと思います。もちろん、基本的には議員定数全体を考えたときに、多ければ多いほど民意はストレートに反映されるものとは思いますけれども、一方で、今回1常任委員会当たり8人必要だということをおっしゃっておりますので、そうしますと今回提案されている25人という人数ですが、当市議会を運営する上で、これがぎりぎり必要な人数だと判断されて提案しておられるのか、その点について確認させていただきたいと思います。
4点目の市民とともに考える視点について、これは2回目の質疑とはいたしませんが、それにしてもやはり、江別市議会基本条例で求められているのは、開かれた場で市民にわかるように議論することだと思います。先ほども答弁の中で、平成29年陳情第2号 江別市議会議員定数の削減を求めることについての審査のことに触れられておりましたが、今回は2人の削減でどのような議会運営になるのかということについて、議論はされておりません。そのことは指摘させていただきたいと思います。そういうことも考えたときには、やはり今回の提案は唐突であったと言わざるを得ません。それは、私たち議員においてもそうですし、ましてや市民にとってはなおのことそういうふうに理解されてしまいますし、そのような議会のやり方をしているというふうに思われてしまうということを指摘させていただきたいと思います。
以上で、2回目の質疑を終わります。
清水直幸君
高橋議員の質疑にお答えします。
高橋議員が今おっしゃったことも全て正解だと思います。ただ、私の申していることも正解のうちの一つでしょうし、ほかの方々がそれぞれ考えていることも、逆に言うと一つの正解がない案件だと私は考えています。
(不規則発言する者あり)
議長(高間専逸君)
御静粛にお願いします。
清水直幸君
議員定数25人の考え方のもとは、高橋議員がおっしゃるように、1常任委員会当たりの人数が8人であるというところからであります。1常任委員会当たりの人数は、現状の江別市の約12万人規模の都市の議会、委員会の運営にとっては、8人が私は限界ではないかと考えています。プラス議長ということで、8掛ける3足す1という積み上げで、25人という数字を今回提案させていただいております。あくまでも現状の数ということであります。人口も変動しておりますので、将来的にはどうなるかわかりませんけれども、現状の江別市議会の議員定数の案件、議員提案ということでありますので、そのところを理解いただきたいと思います。
議会費の比率についてですが、私もそれについては、随分検討させていただきました。これについては、スケールメリットがありますので、議会の経費の比率というのが、一概に隣の市だったり、政令指定都市だったり、小さな村などと、比較すること自体がかなり無理ではないかという結論に達したわけであります。それについては、私はそのような答えしかできませんので、御理解いただきたいと思います。
それと、市立病院の困難な経営に議会費を削減することでどれだけ寄与したかというよりも、先ほど述べましたが、平成13年の議員提案の趣旨や平成15年からの実際の選挙であったように、議会がみずから身を切ることによって、その姿勢を市民の皆さんに御理解いただき、見えやすくしたいという思いであります。現実的に、何千万円削減できたかという以上の議会としての思いを明確にすることが重要ではないかと考えています。34人の議員定数の出し方については、私が議員になる前のことですから、余り関心がなかったことではありますけれども、それまでは議員の定数は上限が決められていました。ということは、各市の裁量によって、議員の人数は議会がみずから決めることにはなりますけれども、過去は上限しか決められていなかった状況の中での議員定数でありますので、どの程度現実に即して議員定数を決めていたか、答えることはできません。
三つ目の事例について、私もどこの都市か聞けなかったものですから、ただその都市の状況だったり、議員の実情だったり、会派の様子だったりということはわかりませんので、その議会でどのような結論を出したかを参照することに考えは及びません。
高橋典子君
3回目の質疑となりますので、一つ一つの項目についてはお伺いしませんけれども、重要なこととして議員定数の削減のたびに、身を削るという言葉が用いられることです。議会として、市民にアピールしやすい言葉ではありますけれども、その実態として議員定数が減ることで、市民に占める議員の割合が減ることになります。今、江別市民の様子を見ても、多様な意見をお持ちの方がいらっしゃいます。そうした多様な意見を反映させるためにも、本来であれば一定の人数が確保され、議会の中で多様な意見が交わされる。それこそが市民から求められている議会活動であり、身を粉にして働くことこそが求められているのではないかということを指摘させていただきます。
この身を削るという表現の中で、今ほど申し上げましたように、市民の多様な意見が議会の中に反映されにくくなるのではないか、そうした議会の機能を低下させることにもつながりかねないという状況で、むしろ市民の議会への評価が低くなるのではないかということに対して懸念をお持ちではないのか、お伺いしたいと思います。
最後に、指摘させていただきますが、地方自治法における地方議員の定数の定め方ですけれども、平成15年以前は、地方自治法で議員定数が定められていました。人口規模ごとに議員定数が定められており、平成15年以降は議員定数の上限を定めるという形で改正されています。平成23年においては、議員定数の上限撤廃という流れで改正されてきておりますので、私は平成11年に議員になっておりますが、その範囲でもそういう変化をたどっておりますので、つけ加えさせていただきます。
清水直幸君
今、訂正していただいた件については、おっしゃるとおりなので、私のほうから感謝申し上げます。議員定数の削減について、費用ではなくて機能的にどうであるかだと思います。私は以前まで、議員定数の削減というのは、いわば、ざるの網の目が大きくなるので、いろいろな市民の皆さんのお声を受けることに支障を来すのではないかと正直思っていました。
しかし、ここ数年来の動き、特に来年に導入しようとしているICTを客観的に見た場合、私ぐらいの年齢、それ以上の先輩もいますから、問題はありますけれども、その活用の仕方、理解の仕方について知れば知るほど、今までの議員一人一人の調査能力であったり、議会事務局の働きであったり、根本から見直さなければならないのではないかと思ったときに、議員定数が減るということがイコール議会の機能が低下することにはならないと考えています。平成13年、平成18年の議員定数の削減と今回とは外的要因が違っているのではないかと思いますので、そのあたりは高橋議員にも御理解いただきたいと思います。
議長(高間専逸君)
ほかに質疑ありませんか。
内山祥弘君
私からは本議案の提案に当たって、先ほどの高橋議員の質疑の内容と重なる部分があるかもしれませんが、改めて基本的な事柄について質疑させていただきたいと思います。
先ほどの御提案の中でも、江別市議会基本条例について述べられておりましたが、江別市議会基本条例第18条で、議員定数は、市政の現状と課題、将来予測等を十分に考慮し、議会の審議能力と市民意思の適正な反映を確保するなど、総合的な観点から、江別市議会議員定数条例で定めるものとするとされています。
また、あえて申すまでもありませんが、江別市議会基本条例は、江別市議会における最高規範とされています。今回の議員定数削減の条例改正の提案に当たっても、もちろんこの条文の趣旨を踏まえ、慎重に御検討されてのものかと思いますが、まず、江別市議会基本条例第18条の1点目、市制の現状と課題、将来予測等についてどのように検討され、どのようにお考えなのか、条例改正提案に至った基本的な考え方についてお伺いいたします。
清水直幸君
将来的な予測に対してですが、江別市の過去の人口のピークは、平成17年の約12万5,600人です。しかし、そこから約10年間で6,000人ぐらい減っているという中で、ここ数年は微減の傾向にあります。江別市の場合は、社会増もありここ数年微減でありましたが、人口の減少は地域を選ばず、国全体の傾向でもあります。江別だけが伸び続けるということは、将来的にも考えられないわけでありますので、人口減少の時代に正面から立ち向かうぐらいの覚悟が必要だと考えています。
内山祥弘君
今の私の質疑では、市政の現状と課題、将来予測等についてどのようにお考えなのかとお伺いしましたけれども、ただいまの御答弁は人口のことについて御答弁されたわけですが、人口が減るからといって、必ずしも市政の現状や課題等が減るとは言えないと思うので、市政の現状や課題についてもしっかりと検討し、御答弁いただくほうがよいのではないかと考えております。一応お話しはお聞きしました。
次に移りますけれども、江別市議会基本条例第18条の2点目、議会の審議能力と市民意思の適正な反映を確保するという部分がありますけれども、このことについて、どのように御検討され、どのようなお考えなのか、条例改正提案に至った基本的なお考えについて、改めてお伺いいたしたいと思います。
清水直幸君
先ほど高橋議員の御質疑への答弁と重複することで推しはかっていただきたいのですが、ICT化の進展が全てを包括するのではないかと考えています。確かに、我々以上の年配の方も一緒について行かないといけないのではないかと思っております。将来の予想や計画から議員の定数を考えるということも確かに否定はしませんけれども、現状では私はそこに考えが及ぶところではありませんので、それ以上はお答えできかねます。
内山祥弘君
とりあえず、まずICT化が審議能力であったり、適切な市民の意思の反映を確保するというお考えだということはお聞きしました。
最後となりますけれども、議会、とりわけ議員定数のあり方は、民主主義の最も重要なものである選挙を通じての民主制の過程を根本から変更し、大きな影響を与えるものであると考えます。したがって、議員定数の変更は、決して単純な多数決で決するべきものではなく、できる限りの合意形成に向けて、これまでお答えいただいたような内容の事柄について、議会内での十分かつ慎重な議論や、また、市民の賛否双方の十分な意見把握に努めてからの提案が必要と考えますが、本議員定数削減の提案に当たって、どのような議論や検討がこれまで議会で十分になされてきたとお考えか伺います。また、本議案の提案議員が一部会派のみとなっていることについてはどのようにお考えか伺います。
清水直幸君
議論が十分なされているか否かという件でありますけれども、かなり主観の違いがありますが、内山議員のおっしゃっていることも否定するところではありません。私どもの判断としては、さきの3人以上の議員定数削減の陳情があった以前から取り組んでいたことでありますし、市民の署名を集めていただいたことは一つのきっかけにはなりますけれども、議論が尽くされる、そして正解や一つの方向に進む案件ではなくて、議員それぞれの議員定数、議員とはという考え方の深度によって、結論を出される件ではないかと思います。我々としては、その時期が今回であったということであります。御理解いただければと思います。
2点目の本議案の提案議員が一部会派のみとなっていることについては、ルールにのっとってやったわけでありますので、それについていかがなものかという質疑は理解できかねます。
議長(高間専逸君)
ほかに質疑ありませんか。
諏訪部容子君
先ほどの高橋議員の質疑に対する答弁でどうしても理解ができないので、しっかりお答えいただきたいのですけれども、平成29年陳情第2号 江別市議会議員定数の削減を求めることについては、3人以上の削減が求められたところですが、今回の提案は2人削減ということで、理由があくまでも委員会の構成です。それ以前のお話では、人口だけではなくてさまざまな役割があるということでしたけれども、最終的には委員会の構成で議員定数2人削減ですというのがとても理解できないのですが、その2人削減とした根拠をお聞きしたいということです。また、今回の改正の提案者に公明党も入っているかと思うのですけれども、さきの第1回定例会で公明党は、3人以上の議員定数削減の陳情に賛成されたかと思うのですが、つい数カ月前に賛成された方たちがなぜ今回2人の削減案に提案者として名を連ねられているのか、わずか3カ月もないところで考えが変わった理由を市民にわかりやすくお答えいただきたいと思います。議長裁決によらず、賛否が明確になるので、議員定数は偶数のほうがよいとのことだったのですけれども、今回は25人になるということで奇数になります。討論のときにおっしゃったことと全く違う理由で、そんなに簡単に2人削減に賛成するというその明確な説明をお願いしたいと思います。
清水直幸君
まず、高橋議員にも言いましたけれども、1常任委員会当たりの定数を8人、3常任委員会で24人、議長を足して25人という積み上げたものが判断の理由です。
2点目については、私は会派が自民クラブでありますので、公明党がなぜ意見が変わったかというのは、私から答弁することではないと思います。
3点目の偶数、奇数という議論は、丸岡久信元議員が提案者だったときの議員定数の改正のときに、随分議論になったことであります。今回、私も、偶数か奇数かという考えがありましたけれども、実情、今までの議会で欠員が生じることもありました。ですから、最終的には偶数、奇数にこだわっても余り意味がないのかと思ったわけで、ただ、偶数がいい奇数がいいというところに、今回の議員定数25人という数を持ってきたわけではなくて、繰り返しますけれども、常任委員会の8人掛ける3足す議長で25人ということであります。それぞれの専門家についても、各議員についても、どの要件を議員定数の基本的な考え方にするかというのは、大変多岐にわたっておりますし、研究者によっても意見が分かれるところであり、最終的にはそれぞれの自治体の議会が自分たちで決めることだというニュアンスで御意見をいただくことが多いです。ですから、今回の議員提案については、あくまでも議員定数をもとに出した数字だと御理解いただければと思います。
諏訪部容子君
一緒に提案された会派の考え方がわからなくて、どうして一緒に提案ができるかが全く理解できないのです。繰り返しになりますけれども、平成29年陳情第2号 江別市議会議員定数の削減を求めることについては、3人以上削減に賛成された公明党を2人削減に説得と言うと言葉は適切ではないかもしれませんが、一緒に提案しようということでお話をされたなら、3人以上の削減に賛成した方たちがどのような気持ちで2人削減に賛成してくださるか聞かないということは、全く理解できないのです。どういう理由で、3人以上の削減に賛成された方たちが2人削減として提案をされたのかは、よその会派のことだからわからないとおっしゃったのですけれども、一緒に提案をする限りは意見が一致したということだと思うのですが、全く答弁になっていないので、その辺をお聞きしたいと思います。あとは、あくまでも常任委員会の定数で決めるということだったのですけれども、最初に清水議員がお話しされたときに、10の部局があって、その10の部局をたまたま今は3常任委員会でやっているとおっしゃいました。私は、議員定数が29人だったとき、たしか4常任委員会だったと理解しておりますし、今回、市立病院・地域医療検討特別委員会なども設置していまして、市の一般会計の予算も当時よりは、はるかに多くなっています。市の課題も多くなっているので、必ずしも3常任委員会がふさわしいかということも議論をしていないように思うのですけれども、1常任委員会当たり8人で3常任委員会だから単純に24人というのは非常に納得ができないので、御説明をお願いしたいと思います。
清水直幸君
まず、公明党と考えが一致し、同意していただきました。議員提案することについては、同意をいただきましたけれども、それに至る思いまでは、私にはわかりません。ただ、実際問題として、現実に則した判断を公明党にしていただいて、一緒に議員提案をすることになったわけであります。常任委員会については、幾つかの研修でも学ばれたと思いますけれども、当市議会と当市の実情に合わせたら8人、それ以下の5人や3人では、委員会としての機能を私は果たせないと思いますし、一般的な学者の7人から8人という考えに同意するものであります。ですから8人というものが、諏訪部議員のお考えとは違うかもしれませんけれども、私はそれでよろしいのではないかと思っています。確かに御納得いただけないところもあるとは思いますが、先ほど申しましたけれども、それも正解なのだと思います。私も、私たちの思う正解で今回提案させていただきました。
諏訪部容子君
ただいまのお答えの中には、常任委員会の数についての答弁がなされていないかと思うのですけれども、現状では確かに3常任委員会ですが、一般会計の規模も大きくなっていますし、国からいろいろな権限が移譲されてきたり、地域課題がふえている中で、3常任委員会で本当にいいのかという議論もなされていないというふうに思います。それは過去に4常任委員会だったということもありますので、その常任委員会の数についての議論もされていないというふうに思うのですけれども、そういうことについての答弁がなされていないと思います。
清水直幸君
4常任委員会から3常任委員会になったときは、議員定数が減ったことに合わせてだと思うのですけれども、その分け方については、私も先輩議員に聞いてみないとわからないところではありますが、現状を踏まえた上での3常任委員会でありました。ですから、過去に4常任委員会から3常任委員会にしたときのこと自体に何か不備があるようでしたら、またそのような案件になるのでしょうけれども、今回は現状を踏まえた判断をさせていただきました。
議長(高間専逸君)
ほかに質疑ありませんか。
赤坂伸一君
じっくりと質疑をしたいと思います。実は私は、平成13年、平成18年の議員定数削減の提案に積極的にかかわってまいりました。もちろん、平成13年は地方自治法の改正がバックにあったわけでありますけれども、そのときも議員定数削減の提案をし、平成18年も議員定数削減の提案をさせていただきました。平成18年のときは大幅な削減です。当時、私は5人の会派におりまして、その思いは今でも変わっていません。今般、ずっと議会運営委員会の中で、議員定数や議員報酬を協議するのだと、こういう過程を経て、2カ月前に会派に具体的に提起した経過があり、考えはもちろん削減です。しかし、それは開かれた場でしっかりと論議をするという前提で提起をしたつもりです。残念ながらそういう過程は今回経られていません。非常に残念に思います。だからこそ質疑しなければならないと思っています。
前段、陳情者への質疑の中で結論を出す。これは審査ですから、いろんな資料を求めて質疑をし、結論を出す、採択・不採択、趣旨採択、それは結果論です。今回、議会運営委員会の中で、とにかく付託しようと言ってきました。それは、江別市自治基本条例と江別市議会基本条例に基づき、しっかりと議論をし、市民に明らかにしていく、もちろん自分たちもしっかりとそのことを市民とやりとりをして進めていく、こういうことが前提にあるからこそ、あれだけ議会運営委員会の中で質疑が交わされたのだと思います。残念ながら、即決だということになったが、何でそんなことをしなければならないのか、本当に残念に思います。一緒に議論をすればいい、質疑をすればいい、結果を出せばいいわけです。そういう過程をなぜ求められなかったのでしょうか。平成18年3月、12月、それ以前の6月から議論をしてまいりました。会長会議で提起した、議会運営委員会で論議した、幹事長会議に振った、幹事長会議の中でも各会派からいろいろな数字が出てきました。確かに私は10ページ以上の議員定数削減案を出しました。当時は民主の会で5人の会派です。もちろん他の会派とも違いました。たしか24人の案を出しました。会長会議の中で、いろいろ質疑がありました。そういう議論が大事だということで、今回の議会運営委員会の中で言ってきたはずです。だからこそ、残念ながら、きょうこんな質疑を提案者にしなければなりません。非常に残念です。即決で決めようとしているからです。付託をして会期内に決着をつければいいわけです。平成28年には、千葉県流山市や茨城県守谷市に調査へ行ってきているのです。それは十分にいろんなことを審査しようとするためです。感覚で25人に決まったとかそんな問題ではないのです。1常任委員会当たり8人の積み上げで25人なんだということではないと思うのです。市民に数値、資料を突きつけて、明らかにすることから私は始めるべきと思います。それが江別市自治基本条例、江別市議会基本条例に書いてある基本ではないかと思うからです。果たしてそんなことが今なされてきたでしょうか。そのことを問いたいと思います。つまり、前段の審査である陳情の趣旨採択の件については決着がつきました。もし議員提案をするのであれば、江別市自治基本条例なり、江別市議会基本条例に基づいてそれぞれの各会派に働きかけて提案するでもいいし、みずから議長に言って付託してもらう姿勢がないと残念ながら非常に後味の悪い結果になりかねないです。今後の議会運営にも影響を及ぼすと思うからです。ぜひ今からでも遅くないので、みずからが付託をするような行動に出るべきではないかと考え、あえてこのことについても質疑したいと思います。実は、平成18年当時の会長会議の代表世話人は、大先輩である高間専造元議員でした。本当に敬愛する人でよく教えていただきました。感覚にすぐれているからこそ幹事長会議に振られたり、いろんなことをやりました。今回は会長会議でやることだけでいいのでしょうか、あえて問いたいと思います。私は、今回会派で数値を提起しました。結果的に26人になりましたけれども、これは表に出しておりません。類似団体の過去の10ページ以上の資料とそのあとの数字にさまざまな係数・数値をあわせたものです。議会費固定化方式、予算方式、人口比例方式などいろいろあります。類似団体、江別市は3の1類型、人口、規模、面積、それから産業構造、産業構造は就業構造にも影響してきます。こんなことを加味しながら、議会の中で新たなもの、いろいろなものを出し合う、そういう姿勢が必要かと思います。だからこそ、そんな場面をやはりつくるべきではなかったでしょうか。1常任委員会当たり8人がいいから積み上げで議員定数25人になったという次元の問題ではないのです。ぜひお互いにじっくりと資料を突き合わせて議論をすることが大事ではないでしょうか。今からでも遅くないです。そんなことに対して答弁をいただきたいです。
それから二つ目です。前段で公明党がおっしゃる議員定数は偶数のほうが妥当だという考え方についてです。議案の提出者として4人が名前を連ねておりますので、できればその部分だけ、かわって答弁していただいて結構です。ぜひ議長にお諮りいたしたいと思います。ぜひ、議員定数は偶数のほうがよい、妥当だと言ったことに対する質疑に対して、答弁を求めていきたいと思いますので、後ほど議長にお諮りをいたしたいと思います。まず、おおむね2点について、資料の算出の仕方等を含めて答弁をいただきたいと思います。
清水直幸君
高橋議員、内山議員への答弁と重なるところではありますけれども、江別市議会では議会改革の取り組みには、相当前から研さんを積んで、研究を進め、議員会でも研修を受けたり、個々の判断能力は十分についたと思っています。さきの平成29年陳情第2号 江別市議会議員定数の削減を求めることについて、審査する議会運営委員会における各委員間の自由討議を経て、趣旨採択となったわけでありますけれども、幾多の議論が市民の皆さんの目の前で行われて、大変重要な議論が公の場で行われたと認識しています。それを踏まえての提案であることを重ねて答弁とさせていただきます。
二つ目については、公明党の件です。先ほど諏訪部議員からもお話がありましたけれども、私からはその思いを、お気持ちを推しはかることはできないのでお答えできません。繰り返しますけれども、そのことを踏まえて、今、提案しているわけでありますので、それが事実でありますし、引く何ものでもないと思っております。
同じようなやりとりが、丸岡久信元議員と稲垣良平元議員の間であったことが御記憶にあると思いますけれども、考えの相違があるのは、いたし方ないことでありますし、私にとってはこれが答弁でありますので、御理解いただきたいと思います。
(不規則発言する者あり)
議長(高間専逸君)
暫時休憩いたします。
───────────────────
午後 0時04分 休憩
午後 0時09分 再開
───────────────────
議長(高間専逸君)
再開いたします。
ただいまの公明党の考え方に対する質疑についてですが、議会運営上のルールがございませんので、公明党の議員が登壇して説明をすることはできません。
(不規則発言する者あり)
議長(高間専逸君)
御静粛にお願いします。
清水直幸君
さきの平成29年陳情第2号 江別市議会議員定数の削減を求めることについてを受けて、趣旨採択を選択したわけですけれども、まずは当会派内でどのような議員定数にするか、その適正化を求めて相当時間を割いて議論をしてきました。その上で、議員定数2人削減で25人という考えにまとまったわけでありますが、その後に、議員定数3人削減という案を出しておられた公明党にぜひ私たちの考えで、1常任委員会当たり8人の積み上げで、結局は2人減にしかならないけれどもどうか御理解いただきたいということで説得したわけでありますので、その考え方に同意していただいたということであります。
赤坂伸一君
いかに論理性がないかということがわかりました。とにかく、平成29年陳情第2号 江別市議会議員定数の削減を求めることについての趣旨採択としたのだからそれでいいのだと、そういうふうにしか聞こえません。残念ながら、何回質疑してもその程度なのかと思わざるを得ません。
そこで、二つ目の質疑をしたいと思いますが、江別市の財政の逼迫以上に江別市立病院の慢性的な赤字、経営、医師確保の問題など、本当に非常事態だと思っています。だとするならば、行政をして、理事者をして、それを改善させる、そのことが第一です。その上に立って、こうするのだと、こういうふうにならなければならない。なぜかというと、議会はチェックし、監視する機能を持っているからです。残念ながら、本末転倒ではないかと思うのです。先ほどの提案理由説明の中では、そう思わざるを得ません。これはぜひ改めていただきたい、これだけを指摘したいと思います。
私は、議会の論議、質疑を通じてさまざまな角度から誤答を明らかにしていく、そういう使命がひとえに議会にあると考えているところでございます。そんな意味でもう一度聞きますが、会派でいろいろ協議をして、あるいは公明党と協議して議員定数25人になったことについて、私はとやかく言うつもりはないです。しかし、提案の仕方は、会長会議に少し話をして提案するというストレートな方式をなぜ選択したのか、江別市議会基本条例と江別市自治基本条例の精神にのっとって、多数派を形成するような行為をなぜしなかったのか、つまり幹事長会議にかけたり、会長会議で議論を深めるなど、あるいは議会運営委員会で正式議案として審査していくような仕組み、そして、また議長に求めていくような行為をあえてなぜ回避したのか、改めて問いたいと思います。
清水直幸君
前段の赤坂議員の御意見については、重く受けとめたいと思います。
なぜ、議会運営委員会や幹事長会議、その他の手続を踏まなかったのかということでございますが、繰り返しになりますけれども、今まで長い時間研究、研さん、議論を尽くしてきた問題でありますし、私ども提案者としては、十分判断ができる段階に来ているのだと考えております。また、市民の中でも早期に結論を求める方々がいらっしゃいますので、定例会初日に提案させていただくことになりました。
議長(高間専逸君)
ほかに質疑ありませんか。
干場芳子君
多少、表現等で重なるところがあるかもしれませんけれども、議員定数削減の声があるということで、清水議員の発言があったかと思いますが、そうではないのです。今回の市民からの陳情にもありますように、減らせばいいと思う市民もいれば、慎重に議論をしてほしいという市民もいて、さまざまな考えの市民がいると思います。今回、議員定数削減という視点に立って提案をされていますが、そうではない市民の声というものも聞きながら、こういった条例の提案に至るべきだと思います。署名の数でいけば約4,500件の署名をいただいたのですが、それ以外の市民の声というのは、今回どのように受けとめて条例提案に至ったのか、まず1点目はそれを伺いたいと思います。
2点目ですけれども、私は江別市議会基本条例の制定には初期段階から参加させていただいて、そして議会改革小委員会も含めれば、2年以上かけて本当に議論を重ねて制定した条例だと認識しています。この江別市議会基本条例の一番重要な点は、多様な市民の皆さんの票をいただいて、我々一人一人が当選して議会に来ております。いろいろな考えがあります。そういった違った考えの我々が、議員間討議も含めてですけれども、議会の中で議論を十分にして、互いの違いを乗り越える努力をするというプロセスを大事にすること、私はそれが一番の重要な点だというふうに思っております。平成29年陳情第2号の審査で十分議論を尽くしたとおっしゃいました。資料要求もいっぱいしましたが、それは討論でお互いに意見をぶつけただけで、議論は十分にしていないです。そこで、先ほどから議論を十分にしたということですが、会派内で議論を十分にすることは当然です。当然ですけれども、重要なことは、議会運営委員会の中で十分に議論をするということだったのだと思うのです。そこが欠落していると思います。結果的に数で条例が通るというようなニュアンスの新聞報道等がありましたけれども、こういった進め方は、今後の議会運営に相当禍根を残すと思うのですが、こうした進め方についての考え方を2点目としてお聞きしたいと思います。
清水直幸君
先ほどもお答えしましたけれども、慎重に検討すべきという意見が挙げられましたし、後に陳情が上程されると思いますが、前回の議員定数3人以上削減の陳情のときに署名活動が始まっているというお話が江別市内にもかなり広がっていました。もし仮にその時期に、もっと慎重に検討するべき、もしくは議員をふやすべきという相当数の市民の声があるのなら、もっと状況は変わったと思いますが、残念ながら少なくとも私の耳には入りませんでした。議員をふやすべき、慎重に検討するべきという声はなかったわけであります。慎重に検討するべきと考える方々が残念な思いをされているとすれば御理解いただきたいと思います。
議論を尽くしたか否かは、先ほども話しましたけれども、干場議員の考え方も否定しませんが、考え方が違うのだと私は思います。そのところを御理解いただきたいと思います。
干場芳子君
よくわからない答弁だったと思うのですけれども、考え方は違うのです。違うからこそ、議論プロセスを大事にしようというのが、過去の議員定数削減のときの議論のあり方です。少なくとも我々は江別市議会基本条例を制定したわけですから、そこを大事にしていこうという共通認識を持たなければ、江別市議会基本条例を制定した意味がないです。それは考えの違いですとだけ言われてしまうと、私たち議会として、そして議員としての役割を果たしていないということになります。そういう答弁はいかがなものかと思います。市民からの陳情があたかもタイムスケジュールが遅かったからといった御発言でしたけれども、私の耳には聞こえてこなかったとおっしゃいましたが、それもいかがなものかと思います。我々は常に、聞かずとも多様な考えがあるという意識を持って議会で活動をするわけです。これは、あくまでも数で押し切ろうということが見え見えと言わざるを得ないです。だから、考え方の違いをぶつけ合うべきです。採決で結果は出ますけれども、その手前で数でくるというやり方は少々乱暴だと思います。何度聞いても同じだと思いますが、強引だと思いませんか。
清水直幸君
そう思うか思わないかは、やはり認識が違うのだと思います。
議長(高間専逸君)
ほかに質疑ありませんか。
岡村繁美君
定例会の初日がスタートして、最終日までに私どもは議会の意思決定をすべく、市長からは22件の議案、私ども議会からは9件の議案が提出されています。スタートした今、この初日のこの時間にどうしてこんな状況になっているのか、私は大変残念で悔しく、大きな課題を目の前にしていると感じています。先ほどから当会派の議員が質疑をさせていただいていますけれども、提案された議案の中身について、まだまだたくさん理解をしつつ、提出された会派の皆さんの考え方もお聞きしながら、しっかり結論を出していきたいと思っていましたし、これまでもそうしたことに意を用いて努力をしてきました。繰り返しますが、大変残念な状況になっていて、私からも質疑をしなければならないということに憂慮しています。
先ほど、開会前に同僚の赤坂議員、そして山本議員、宮本議員が全国市議会議長会の表彰を受けたことを改めて同僚として、議会の仲間としてうれしく思っています。そうした意味では、私は足元にも及びませんけれども、これまで長い間、その時々の多くの先輩議員の皆さんから教えをいただきました。そのことが今、議会運営を初め、さまざまな諸会議等でも意を用いてきている考え方です。議会制民主主義から言えば、有権者の負託で選ばれた議員は、合意形成の中で、結果として全会一致にならないとしたら、最後は常任委員会や本会議に見られるように多数をもって議会の意思決定をしていくということになります。江別市議会は、先輩議員の皆さんの多くの経験と知恵の中で、地方議会のよさを生かしていく、そうした意味で先ほど同僚の赤坂議員からもお話がありましたが、江別市議会基本条例にも書いてありますように、言論の府として意見の違いをみんなで議論しながら全体で一致できる意見集約を果たしていくために、大きな会派と小さな会派がございますけれども、小さな会派の意見や少数者の意見を大事にしていく市議会にしていくことを、この間、多くの先輩たちに教えていただきながら、きょうまでそうした思いで皆さんとともに議会運営をやらせていただいています。
しかしながら、6月6日の議会運営委員会は、御承知のとおり、今回の定例会に提出される議案や日程の取り扱いについて協議をした委員会でございました。従前どおり、議長から示された日程案をもとに協議をいたしました。
日程第21の議案第53号に限っては、私も委員でございましたから、委員会付託を省略することについて、何を根拠に、さらにはこの間、江別市議会の先例に照らし合わせても、どうして今回委員会付託をしないのかと発言させていただきました。残念ながら議会運営委員会では、御承知のとおり、委員会付託を省略すべきとする今回の議案提出会派の委員の皆さんとそれ以外の会派の方々とで意見が分かれてしまいました。長時間にわたって合意形成を図るべく努力いたしましたが、結果として合意形成に導くことは無理であろうという判断のもと、議長職権できょうの議事日程手続をとっています。
そうした意味では、このあと、委員会付託のところでも質疑をいたしますが、私は議員提出議案の経過と議案の委員会付託について、提案者の清水議員はどういうお考えなのかお聞きしたいと思っています。
先ほど、赤坂議員から平成18年を初めとする例示のお話を聞かせていただきました。思い起こすと、運命なのか奇遇なのか、平成18年は私が議長を務め、赤坂議員のお話のとおり、現議長の高間議長のお父さんであります高間専造元議員に会長会議の代表世話人を務めていただきました。会派を代表する会長が本当に努力し、またその中には苦悩する場面も交えながら、何とか合意形成を図りたいというその熱意、さらには代表世話人のそうした思いをリードする手腕、これについてはそばにいた私も本当にきょうまでの議員活動に大変教えをいただいてきたところでございます。
ですから、問題は、議員が提出する議案の取り扱いについては、議会運営委員会でも申し上げました。質疑に対して議会事務局からは、これまでの先例に倣っており、その根拠は議会運営に関する申合せの委員会付託省略の項目であり、人事案件、議員提出議案、その他もありますけれども、これらのことは委員会付託を省略するというふうになっているので、そういうふうに取り扱わせていただきましたというお話がありました。私は前段少しお話ししましたが、ここに書かれている本来の意味と先例にもありますように合意形成の努力と全会一致を基本とするのです。これは平成18年のときもそうですが、全会一致に至らなかったけれども、取り扱いについては合意する。こうした条件が整って初めて、議員提案をされていました。私の記憶ではそれ以外のものは一度もなかったと記憶をしていますし、先ほどの議会運営に関する申合せ事項の解釈もそういったことの考え方に立つべきだと主張させていただきました。これは、先ほどの質疑の中でも出ましたように、この後に出ます一事不再議の原則と同じような考え方にあると言われています。これは、一度結論が出たものを同一会期中に再度審議することは合理的ではないという考え方でございます。これは決して法令に定まったものではございませんけれども、これは議会運営上の議会全体の皆さんの合意による基本原則だと理解しています。
今回の提出の状況は、先ほども質疑がありましたが、会長会議で議員提出議案について一度説明があり、その5日後に会派の考え方をお聞きした中では、議案提出会派以外の会派からは、しっかり議論をして結論を出した上で提出をするべきだという意見があったにもかかわらず、その話を聞いて即座に調整することをしなかった状況の中で、今回提出をされています。そんな意味では、私は前段申し上げましたように、江別市議会としてつくってきたいい財産だと思っていますが、こうしたことをやめていくのか、これはほかのことにも全部かかわりのあることでございますから、改めてここで明らかにしていただきたいので、まず議員提出議案の考え方について、再度お答えをいただきたいと思っています。
そして、関連のある二つ目の委員会付託のことについてでございます。これは、先ほど議会運営委員会についての発言で、私どもの考え方をお話しさせていただきました。そうした意味では、確かに清水議員からルールにのっとってやっているという答弁がございました。私はそのことについて、全く異議はございません。御承知のとおり、地方自治法に定められた議員定数の12分の1以上、江別市議会で言うと3人以上の共同提案者がいれば提出ができます。ですから私は、そのことに異を唱えているわけでは全くありません。残念ながら議会運営委員会の中では、提出会派以外の議員の皆さんの同意をいただかないままにきょうを迎えています。会派を代表する会長でもございますから、前段申し上げました意図の部分を先ほど質疑いたしていますので、お答えをいただきながらこの委員会付託についてもお答えをいただきたいと思います。
清水直幸君
議会運営に関しての御質疑がございましたけれども、私は現在この場所でお答えする立場にありませんので、お答えは差し控えたいと思います。
また、定例会初日にこのような議員提案をさせていただいたことについては、先ほどもお答えいたしましたけれども、私たちは議員提案についての議論、研さん、研究を長い時間かけてやってきたところであります。現実問題、本日提案させていただいて、議員定数が2人削減になるのかならないのか、なることが否なのか是なのか、手続が納得いかないから賛成するのかしないのかという話以前に、議員一人一人が議員定数を2人削減すべきと思うか思わないかが私は重要なところだと思って、本日提案に至ったわけであります。その提案に対するプロセス、お考えは違うと思いますけれども、岡村議員がおっしゃる江別市議会がこれまで積み重ねてきたものをあえて壊すつもりはありませんが、一日も早く議員定数2人削減を実現させるということで、本日提案させていただきました。これで御納得いただけるかはわかりませんけれども、私の思いは以上であります。
岡村繁美君
一つ目はほとんど答えていただけませんでしたけれども、答弁にありますように、議会運営上のことは確かにそのとおりです。私たち議会全体で、もっと言うと会派から出ている議会運営委員会の委員のもとにそのことを決めていくのです。今回のことを言うと6月6日の議会運営委員会だったのです。ただ、先ほども言いましたように、私どもの考え方と提出会派の委員の考え方が一致しなかった根拠を会派の会長として、聞いているわけです。議会運営のことを聞いているわけではないです。だから、その考えがいまだに変わっていないのか、変わっていないのだとすると何を根拠に省略してもいいと考えているのか、そのことに提案会派の議員としてお答えいただきたいという1点目の質疑でございます。
そして2点目は、これまでの私どもの議会で大事にしてきた合意形成とその手続です。これは議員提案ですから、そういう意味では、今の答弁についてもう一度確認いたします。結果的に今までのことを崩すつもりはないという表現をされました。具体的に例示しますが、現在、過去からずっと継承してきた会派間で合意形成をした意見書案の提出が毎定例会の最終日にたくさんございましたし、今般の幹事長会議で作業をやっているようですから、出てくるのかと思っています。あれも今回と同じような議員提出議案です。ですから、今言ったような諸会議の手続も合意形成というのを基本としています。そして、意見書案は少し前までは、各会派から出ている代表者による合意形成で全会一致しなければ議員提案をできませんでした。先ほどルールにのっとってという手続の話がありましたけれども、会議規則にのっとっているので、制限は加えられないのです。私も経験させていただきましたけれども、過去を経験した幹事長は、各会派から出た文章を見て、なかなか政治的にも主義主張が大きく違う課題でも、出した方々の思いもあるでしょうから、文章を本当に何度も皆さんで調整しながら最初に出した文案が大きく変わるぐらいみんなで努力をして、調整をして、一致をして最終的な議員提案に結びつけてきたという考え方で、今回も全く同じ事例だと思っています。今の答弁は、ルールに従って出すのですから問題ないと、もう、そういうところに相談しなくていいと、議員が3人集まったら意見書案を出しなさい、条例案を出しなさいということになってもいいということなのか再度確認いたします。
清水直幸君
問題がすりかわっていて私には答えられないところまでいっています。申しわけないですが、岡村議員がおっしゃっているのは議会運営に関するところですので、この場ではお答えできないと思います。
(不規則発言する者あり)
議長(高間専逸君)
合意形成についての答弁をお願いします。
(不規則発言する者あり)
清水直幸君
合意形成についてということですが、それは大変重要なことだと思っています。
(不規則発言する者あり)
議長(高間専逸君)
御静粛にお願いします。岡村議員、合意形成の件について、もう一度質疑をお願いします。
岡村繁美君
今まで、江別市議会の皆さんで努力してきた諸会議などのやり方、とりわけ議員提出議案のことで、質疑させていただいています。同じような形では、今回の議員提案もそうですし、先ほど言ったように幹事長会議で調整して、議員提案している意見書案の取り扱いも例としてあります。そういう今までの取り扱いで言えば、前段に長々と申し上げたように、みんなで合意形成の努力をして一致に導くようにやってきました。今回は、前段の同僚議員からの質疑の中にもありましたように平成18年のことを見ても、過去のさまざまな類似する取り扱いについても、私も長いこと議員をやっていますが、それ以外の取り扱いできょうのように本会議に提出されたという事例は全く記憶にございません。ですから、今回は例外なのか、先ほどの答弁では例外というふうには聞こえません。今までのことも大事にしていきたいという答弁になっていましたから、今回の提出経過の状況はしっかり受けとめていただいて、最終判断を必要としていませんか。そこをしっかりしていれば、初日の大事な本会議で同僚議員からも質疑しなくていいのです。本当は議案の内容についていっぱい聞きたいことがあるのです。ただ、私たちは手続について、大変危機感を持っていますのでお聞きしています。委員会付託を省略していいという考えを、議会運営委員会の中で、提案会派の皆さんからお聞きしていますが、このあと委員会付託の手続がありますので、改めて今回正式に提案され、委員会付託を省略していいという考えについて、まず事前に提出者の責任としてお聞きしたいと思います。
清水直幸君
これまでの江別市議会のそのような運営の仕方については重要なことだと思っています。また、同時に今回のことが例外というのではなく、ルールにのっとったやり方でやっておりますので、例外ではないということも同時に考えています。また、議員が3人いれば議案をどんどん出せるのかということもありますけれども、ルールに則していれば私は問題ないのではないかと思っております。
(不規則発言する者あり)
議長(高間専逸君)
暫時休憩いたします。
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午後 0時50分 休憩
午後 0時53分 再開
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議長(高間専逸君)
再開いたします。
これまでも全会一致とならない議員提出議案が出ておりまして、いろいろな形で政治判断がされているところでございますので、ただいまの清水議員の答弁もそういった形の中で了承いただきたいと思います。
それでは、次の質疑をお願いいたします。
(不規則発言する者あり)
議長(高間専逸君)
暫時休憩いたします。
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午後 0時56分 休憩
午後 1時00分 再開
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議長(高間専逸君)
再開いたします。
清水議員から答弁をしていただきます。
清水直幸君
再度、私の答弁ということでございます。
議会運営委員会や幹事長会議などの手続を踏まないで提案したことについて、今回はスピーディーな結論を求めているところでありますし、過去にそういう事例がなかったかと言われると、会派内でもそうでありましたけれども、政治的ないろいろな問題があるときには、そういう手続を踏まずにやる場合があったということも事例としてありますので、今回は例外というよりもケースバイケースと考えていただければと思います。
岡村繁美君
時間が長くなって理事者の皆さんにも傍聴者の皆さんにも申しわけないのですが、ただいまの答弁の事実確認は、私の記憶とは一致していませんので、また別の機会に質疑します。正確に過去にあったということを言われましたので、その件については、これ以上ここでさらに質疑をすることはやめたいと思います。
回数としては、最後の質疑になるかと思っています。本当は手続について、江別市議会基本条例をつくった議会、議員としてまだまだ聞きたいことがあります。江別市議会基本条例をこれからも最高規範としてどうやって議会運営に生かしていくか、議会の活動、議員の活動に生かして市民の負託に応えていくか、こうした具体的な例のときにはなおさらその前提に立ち返って一緒に考え、議論をしていくことがこれまでも必要だとお話しさせていただきましたが、改めてそのことを質疑を通して感じますので、これからもぜひ意見の違いをどんどんお聞かせいただきたいと思っています。
江別市議会基本条例に書いてある会派の定めと私たちが努めることについても聞きたかったのですけれども、大変時間がかかっていますので、予定していた具体的な質疑については、全部省きたいというふうに思っております。そして、最後の質疑でありますので、全体を通して私どもの考えを少しお話しさせていただきましたけれども、意見が違うなら違うと、そういう意見も提案者からぜひお聞きしたかったという意味で、質疑をさせていただきました。残念ながら、そうしたかみ合わせはできなかったことを残念に思っていますので、ぜひこれからのさまざまな機会でまた意見交換をしていきたいと思っています。
そして、全体を通しての最後の質疑にさせていただきますが、今回の議案の提出に至る手続とそれに基づく議事日程における取り扱いについては、答弁をいただきましたが、疑義は残念ながら解消されていません。そして、できましたらやはり、冒頭申し上げましたように、こういう場ではなく、集中してみんなで議論ができる環境の中でやることが市民の負託に応える責務だと思っています。そのことは、前段の議員からも言われた江別市議会基本条例の中に掲げている考え方です。そうした意味で、提案者に1点だけ具体的な質疑をさせていただきますけれども、今回4人の方が提出者として議案が提出され、代表して清水議員に提案理由を説明していただき、質疑にも答えていただきました。4人の皆さんを拝見いたしますと、清水議員を除いてほかの3人は、全員議会運営委員会の委員です。これまで、皆さんで議論してきた前例として、議案を付託して審査をする委員会の委員は、その議案の提出者にならないことについても配慮しながらやってきたのではないかと思っています。先般、第1回定例会初日に議決いたしました議員定数に係る陳情は、議会運営委員会に付託して審査をし、本日、後段で出てきます陳情は、議会運営委員会に付託しない予定と聞いております。そうした意味で、前段何度も申し上げてきたしっかり議論する場をつくってやりましょうということが、会長会議でお話しさせていただいた私どもの考え方です。そして、最初から委員会に付託しないことを前提に、提出者として名前を出されているのかと私は考えました。そうではないのかどうかも含めて、どうして付託されるべき委員会のメンバーが提出者になったのかお聞きしたいと思います。
最後に全体を通して、私はやはり今回の議員定数削減の手続、合意形成のあり方、そして最終的な議会意思決定をするという全体の手続に当たって、今回の議員定数のあり方については、このままの手続でやると大きな禍根を残すと考えますので、会長会議の代表世話人、さらには議長も副議長も今回の提出会派の方々ですから、そういった全体の議会運営をリードする責任ある立場から、できればこの議案を取り下げていただくことを期待し、その考えについてお聞きして質疑を終わります。
清水直幸君
今回の議員提案の提出者でありますけれども、両会派の会長と幹事長からそれぞれお名前をいただいております。それ以上でも、以下でもありませんので、ほかの意図は全くございませんでした。まずそれが一つ目の答弁です。
ですから再度繰り返しますけれども、岡村議員が思っていたこと以上のことでも、以下のことでもないという答弁です。
今のが答弁でありますので、それ以上でも以下でもないという答弁です。また、何度も繰り返しになりますけれども、もう数年来、議員定数については、我が議会では研修会を開催するなど研さんに努めています。もう決めてもよろしいのではないかという時期に来たと私たちは判断しましたので、本日提案させていただいた次第であります。何度も繰り返しておりますので、これ以上の答弁はないというところであります。
(「答弁漏れ」の声あり)
清水直幸君
答弁漏れということですので、確認させていただきながらお答えしたいのですけれども、会長会議の段階で全会派一致しないということが明確になった時点で、議会運営委員会のメンバーが議員提案の提出者になることは、問題ないということです。ですからこの4人で問題なかったため、提出者にしました。
(「答弁漏れ」の声あり)
議長(高間専逸君)
暫時休憩いたします。
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午後 1時14分 休憩
午後 1時15分 再開
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議長(高間専逸君)
再開いたします。
清水直幸君
答弁漏れがあったようでありますので、お答えいたします。提出者の議員につきましては、単純にルールと言ったら変ですが、二つの会派の会長と幹事長の名前を列記させていただきました。もしそれがルールとたがわぬなら、問題ないと思ってこのまま提案したいと思います。
(不規則発言する者あり)
議長(高間専逸君)
暫時休憩いたします。
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午後 1時17分 休憩
午後 1時19分 再開
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議長(高間専逸君)
再開いたします。
清水直幸君
岡村議員がお話ししていることは十分理解しますし、わかりますけれども、明文化したものがないということもありまして、今回はルールにのっとっているということですので、先ほどの答弁のとおりであります。
議長(高間専逸君)
ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
岡村繁美君
委員会付託を省略いたしたいという議長の取り扱いについて、議長に質疑をさせていただきます。先ほど来の質疑や議会運営委員会でのお話は、議長に聞いていただいていますし、最終的に議長の職権できょうの議事日程手続をとっています。残念ながら今の質疑の中でも十分理解できる答弁をいただけない状態になっていますし、さらには議案を議長に提出し、受理したのは議長でございます。そうした意味では、最後の一つをとっても、手続で委員会付託があるかもしれないということを前提にしながら、4人の提出者の手続がこれまで取り扱ってきた議会運営の手続と違うのではないかと質疑をさせていただきましたが、残念ながらこれまた明確な答弁のないまま、私は先送りにされた感が否めません。そうした意味で、改めて議会運営をつかさどり意思決定をする議長として、私は今回の件はしっかり委員会付託をすべきと考えますので、今、議長から委員会付託を省略するという手続のお話をされている根拠を、改めて議長の立場から御答弁を求めたいと思います。
議長(高間専逸君)
ただいまの岡村議員から御発言がありましたが、議長に対する質疑は認められないということになっておりますので、議事進行発言ということでよろしいでしょうか。
岡村繁美君
議長の職権で議事進行にすることについては、私はとやかく言う立場にはございません。ただ、先ほどの質疑に答えていただけないことについては、今後の議会運営上、さまざまな課題において、難しい判断が出てくることが想定されますので、そうした意味で議長にお尋ねをしています。ぜひ議長の御見解をお聞かせ願います。
議長(高間専逸君)
暫時休憩いたします。
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午後 1時24分 休憩
午後 1時24分 再開
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議長(高間専逸君)
再開いたします。
お答えいたします。議事日程は、議長が議事整理権に基づき作成するものであります。議長の専決事項でありますし、今回は通常どおりの手続、先例に照らし合わせて議会運営委員会に提出した次第であります。ただいま上程された議案第53号につきましては、議員定数を2人削減するものであります。この前段として、さきの第1回定例会の初日に趣旨採択となりました平成29年陳情第2号 江別市議会議員定数の削減を求めることについては、議員定数削減を3人以上求めるものでありました。その際、本陳情の審査の中で提出された各種の資料やそれに基づく説明がなされ、時間をかけて十分議論いただけたものと考えております。
私といたしましては、こうした理由から即決で御審議いただきたいという考えのもとでありますので、何とぞ御理解のほどよろしくお願い申し上げます。なお、委員会付託を省略し、即決することにつきましては、先般開催されました議会運営委員会にもお諮りし、御協議をいただき、了承をいただいているものと考えております。
岡村繁美君
ただいまのお話の中で一つ気になることは、最後に私がお話しした中でも言った6月6日の議会運営委員会のことを指しているのだと思います。先ほどの質疑の中でも触れましたように、私は委員会付託をするべきだということを終始一貫お話しさせていただきました。ただ、残念ながら委員会付託を省略してもいいという委員の方々からは、具体的な根拠と意見の違いを私も酌み取ることができない状況のまま、長々と時間を費やした委員会でもございました。その結果、そういった質疑のやりとりに、傍聴した皆さんも相当いらいらされたのでしょう。結果としては傍聴者からの不規則発言により、委員会を適正に進めることがなかなか難しい状況になり、委員長において傍聴者に残念ながら退室をお願いしなければならない状態にまで至った委員会でした。そうした意味では、議会運営委員会は御承知のとおり、全会一致を原則としながら進めてきた委員会でございましたから、最終結論として多数決をとることもできないで、終わる道がなかなか見つからないということで、議長に発言をお願いして、先ほど申し上げましたような扱いできょうを迎えています。ただ、そういった状況では、私どもは決してあの委員会で委員会付託を省略することに同意したわけではございません。だからこういう質疑をまた本会議場でせざるを得ない状況で、今、議会運営の最高責任者である議長にお考えを問いただしているところでございます。
もう一つは、その前に触れられた先例に従っているということでございますけれども、私も先ほど言ったように、長い経験の中で先例をずっとひもといてみましたが、その手続を含めて合意形成がなされずに委員会付託を省略した例というのは一度もなかったのではないかと記憶しています。 再度聞かせていただいていることでございますから、それは記憶の違い、事実確認が不十分だというのであれば、また別の機会にお尋ねをさせていただきますが、今後の議会運営において懸念すべき大きな課題でございますので、ぜひせっかくそこにいらっしゃる議会を代表する高間議長にお聞きさせていただきます。ぜひこれを最後にしたいので、もう一言お話をいただいて前に進めていただければというふうに思います。
議長(高間専逸君)
ただいまの岡村議員からのお話でございますが、先ほどもお話しいたしましたとおり、通常どおりの手続を踏み、先例に倣って、議会運営委員会と打ち合わせをして、委員会付託を省略することとしたところでございます。その辺は、議会運営上のルールの問題ということで御理解いただければと思います。
それでは、委員会付託を省略することに御異議がありますので起立により採決いたします。
本件については、委員会付託を省略することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、そのように決しました。
これより議案第53号 江別市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
高橋典子君
議案第53号 江別市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場で討論いたします。
本議案は、現在27人の議員定数を2人削減し25人にしようとするものであり、現状において1常任委員会当たり8人を必要とし、三つの常任委員会の設置を前提に、議長を加えた25人を当市議会において最低限必要な議員数と考えるとのことでありました。
議員定数については、当市議会の本年第1回定例会で、市民団体から提出された3人以上の削減を求める陳情を趣旨採択と決定した経緯があります。一方、今回の提案は2人の削減とするものであり、しかも先月末という時期になって会長会議で示されたことから、議論の経過は市民に公式に示される機会のないまま、また、2人の削減についての議論も十分なされないまま今日の提案に至っています。
この後に上程される予定の陳情第5号 江別市議会議員定数のあり方について慎重な議論を求めることについてでは、江別市議会基本条例を生かした議会及び議員活動を求めることから、議員定数について慎重に議論し、検討することを求めています。この陳情の理由の中では、議会への市民参加が必要と訴え、議会運営における市民参加を進める改善点について、今後どのように進めていくのか、議員定数を削減する以前に、市民へ説明するよう求め、また、議会の活発化により民意を考慮できる江別らしい議会を目指すことを求めています。
これまで当市議会においても、議会運営委員会で議員定数等の検討の場の設置について協議がなされたり、先進事例の調査も行われたりしています。また、先日の先進都市議会運営調査においては、議会モニター制度の導入例を調査するなど、市民参加を進める検討もされてきたところです。
しかしながら、これらの具体化を待たずに議員定数の削減が先行してしまったことは、残念なことと言わなければなりません。
市民の中には議員定数削減を求める声がある一方で、議会への市民参加を求めながら、議員定数については慎重な議論を求める声もあることが示されています。
また、先ほどの質疑の中で確認させていただきましたが、以前の地方自治法で示されていた議員定数は、当市においては34人であり、いわゆる減数条例で32人、そこから29人、27人と議員定数削減が行われてきており、地方分権が進められるにもかかわらず、議会の縮小が続けられることは、議会の機能を維持する上でも慎重な検討が必要な段階に来ていると考えられます。
人口については、この間、当市では約12万人から約11万9,000人と減少傾向にあるものの、それ以上に議会の議員定数は減少してきていると言えますし、また、単純に比例させるものでもありません。
全国的にも地方議会の議員定数は、減少させる傾向にありますが、そのような中で、有識者から議会の機能の維持に関して警鐘を鳴らすような指摘がされていることも私たちは理解しなければならないと考えます。
議員定数の削減について、身を切る改革といった表現が使われますが、切られるのは民意であるとも言えます。当然、財政についても無駄遣いがあれば正さなければなりませんが、民主主義のコストとして一定の水準を保つことも一方では求められます。本来、改善が求められているのは、議会や議員の活動の仕方や市民との関係の持ち方、情報発信のあり方などではないでしょうか。市民からは、民主的な議会運営への努力こそ求められているのではないでしょうか。そうした努力を重ね、市民が議会や議員に抱いている不満や不信を払拭していくことが、議会と議員に求められているとも考えます。
ことしの2月にも議会運営委員会の陳情審査の中で指摘させていただいたように、議員定数の削減が行われれば有力な後援団体を持つ方に有利となり、いわゆる市民派と言われるような政治参加への意思がありながらも、選挙運動の経験が少ない方が立候補しにくくなることにもつながりかねず、民主主義の発展とは逆の方向にも進みかねません。また、議員が少なくなることで市政をますます市民から遠ざけてしまうことにもつながりかねません。なお、先ほどの提案者の答弁の中で、議会のICT化について触れられておりましたが、現時点において決定したものではなく、また、利用の仕方についても今後検討されることになっています。現時点において、ICT化によってもたらされる効果と議員定数を結びつけて論じるのは、時期尚早と言わざるを得ません。
さらには、今回の2人の削減について、十分な議論を交わす余地もなく条例提案されたことは、民主主義にとって重要な議員定数の問題の取り扱い方として、到底認めることはできません。議員提案は、制度上認められているものではありますが、議員定数という民主主義の根幹にかかわる重要な議案は、十分な議論が尽くされたと判断されるような経過を経た上で、結論が出されるべきです。今回の提案は、今後の議会運営において、禍根を残すことにもなりかねないことを指摘させていただき、本議案について反対の立場での討論といたします。
議長(高間専逸君)
ほかに討論ありませんか。
徳田 哲君
議案第53号 江別市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で討論に参加いたします。
これまで平成15年、そして平成19年と2回にわたり、江別市議会は議員定数の削減に取り組んでまいりました。我々公明党としても、当時から積極的に議員定数削減を推進し、その後も一貫して、議会みずからが身を切る改革を進めるべきであることを訴えてまいりました。
そうした中にあって、昨年8月に市民団体から、議員定数を現在の27人から3人以上削減し、適正な人数にすることとして、市民の4,568筆の署名とともに、当議会へ陳情書が提出されました。そこから約半年間にわたり、議会運営委員会において参考人招致も含め、さまざまな角度から慎重な審査がなされ、本年第1回定例会では、当会派として従前より訴えてきた議員定数3人削減を実現すべきとの思いから、採択の立場に立たせていただきました。
前定例会では、陳情は採択とならず、江別市議会としては多数をもって趣旨採択とする旨、決したわけでありますが、当会派としては議員定数削減を現実的に進めるための政策協議を行い、今回、議員定数2人削減とすることで一定の合意を得られましたことから、議員定数を27人から25人へ改めることが提案されたものであります。
議員定数を削減することについて、以下何点か述べさせていただきます。
議員が1人減れば議員報酬や政務活動費、また、行政調査等に係る経費など、多額の支出が減ることになります。確かにそれは、財政面から見るとプラス効果は大きいですが、議員はそれぞれが異なる意見を持つ住民の代表でありますので、議員定数削減は、住民の多様な意見を行政に反映させる道を狭めることにつながりかねず、必ずしも住民にとってプラスの効果だけがもたらされるものではありません。場合によっては、地方にとってマイナス効果さえあると言えます。
それでは、江別市議会において議員定数削減が行われた場合はどうなのか。常任委員会については、先ほどの提案理由にもあったように、仮に議員定数が25人となった場合でも、現行の3常任委員会体制ならば、1常任委員会が8人構成となりますことから、十分協議・審査が可能な人員が確保されるものと考えます。
議員として住民の声や、みずからの調査・研究から得られた結果を市政に反映するという意味で大変重要な活動となる一般質問についてはどうか。江別市議会の状況を見てみますと、議員定数が32人だった平成11年第2回定例会から平成15年第1回定例会までの1定例会における一般質問を行った平均人数が8人でありました。続いて議員定数が29人となった平成15年第2回定例会から平成19年第1回定例会までが8.4人余りでありました。その後、議員定数が現行の27人となった平成19年第2回定例会から、直近の平成30年第1回定例会までの平均人数が9.9人余り。つまり、議員定数が減っているにもかかわらず、一般質問の人数は増加しているわけであります。
もちろん、議員としての活動は、一般質問だけではないことは十分承知をしておりますが、この数字から見えてくるものは、決して議員定数減が直接的に議会機能を低下させるものではないということであります。今後、より一層の自己研さんを重ね、資質の向上を図ることが肝心であり、議員の使命をしっかりと果たしていこうとする思い、そして議会としての権能を最大限に発揮することができる仕組みづくりが重要であると考えます。
市民からは、議会は何をしているのかが見えないといった意見が挙げられております。議員定数を削減すれば、議会の動きが見えるようになるわけではありませんが、議会改革の一環として議員が民意に応え、議員みずからが率先して改革の推進を図っていく。その決意として、議員定数削減という議会改革の第一歩を踏み出すことが必要と考えます。
市民の皆様は行政改革、議会改革を強く望んでいます。その思いに応えるための第一歩となる今回の提案について、議員各位の御賛同をお願い申し上げ、議案第53号 江別市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場での討論といたします。
議長(高間専逸君)
ほかに討論ありませんか。
本間憲一君
議案第53号 江別市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、現段階では議員定数1人削減が妥当だとする考えで、討論に参加いたします。
地方議会の存在意義は、多くの識者が述べるように、議案に対する決定行為も大切であるけれども、それよりも、どのような議論が行われてきたかが大切であり、また、その議論の経過が市民に見えることが重要であるとされております。
そして、そのためにはそれぞれの議員が自由に意見を述べ、ほかの議員と議論を重ねて正式に議論をし、結論を出すことが重要であるとされております。
江別市議会基本条例においても、その前文にあるとおり、自由闊達な討議が必要であると定義し、第3条では、第1号において、議員の活動原則については、議会が言論の府であること及び合議制の機関であることを十分認識し、議員間の自由な討議を重んじることと規定し、その解説において議会は言論の府、つまり討論の場であり、本会議や委員会において質問や質疑などを行い、多数をもって意思を決する機関であることを踏まえて自由に議論しますとされています。
そして、第10条では委員会について定め、本来全ての議案の審議は、本会議でするべきであるけれども、案件の複雑化・専門化により、本会議の短い期間内の審議では、十分な効果を上げられないなどの理由から、少人数の委員会を設けていることが規定されており、さらに第11条において、委員会においてはその課題などについて共通理解を深めるため、委員相互間の自由な討議により、議論を尽くして合意形成を図るよう努めるものとすると規定されているのです。
委員会の中では、各委員がその信条や信念に基づいて、いかなる制約も受けず、自由に討議を行い、議論を尽くした上で合意形成を図るように努めるけれども、なお意見が一致しない場合でも少数意見を尊重しながら、多数決の原則をもって委員会の意思として賛否を決定するとされております。
第12条では委員会は、市民に対しわかりやすい議論を行うよう努めなければならないとし、公正性や透明性を高めることも求められています。
そこで、本議案の提出過程を見ると、まず、前文や第3条に規定するような自由闊達な討議・討論は、今日までなされなかったことや、議案に対する質問や質疑が十分に行われなかったことを指摘したいと思います。
さらに、本議案は、市民を代表する議員の具体的な議員定数削減についてであります。何人削減するかは第11条に規定する、複雑で専門的なものであると認識するものであり、本会議の短い時間での審議ではなく、まさに委員会をもって審査すべき案件に係るものと考えます。
次に、我が会派は、さきの陳情に対する討論で幾つかの問題点を指摘し、陳情の内容について疑問を呈してまいりました。
一つ目に、住民の自然減と転入増、特に子育て世代の増加、二つ目に、大規模な宅地造成が行われたり、これから予定されている、三つ目に、地方分権により議員として審査する事項がふえている、四つ目に、江別市は約180平方キロメートルと広大な広さを有しているなどと指摘をさせていただきながら、議員定数を3人以上削減することについては、時期尚早であると判断しながらも、市議会議員として真摯に判断し、議員定数を削減せよという陳情者らの趣旨は十分に理解できるものであり、議員、議会としても、市民の理解を得られるよう市民と議会の集いなどでその活動を周知するとともに、適正な議員定数の策定については、休むことなく研究を続けていかなければならないとしたものであります。
しかしながら、それらの疑問はいまだ解決していませんし、全ての江別市議会の議員がどのように考えているのかを知ることができていません。
さらに、提案会派と賛成会派の意見として伺うところによれば、専ら次の3点であると思われるところです。
一つ目に本議案の提出に当たっては、会派内では、それぞれ十分に議論を重ねてきたことを述べておりますけれども、江別市議会基本条例では、そもそも意見の異なる議員間においても、その合意形成を図るために討議を行うことが尊重されているはずであります。その議員とはほかの会派の議員も含むものであり、会派内で議論が完結したことをもって足りると考えることには賛成できないところであります。
二つ目に、予定されている来年度の市議会議員選挙に立候補を予定する市民のためにも、早急に結論を出すべきであると述べられておりますけれども、現職議員もそれぞれの決意のもとで前回の選挙に立候補・当選し、議員として活動しているものであって、その意思を尊重しなくてもよいということにはならないし、仮に選挙の準備のために相当な期間が必要であるとしても、過去に江別市議会においては、もっと短い期間で議員定数削減から選挙に至った例があることを考えれば、立候補を予定している市民にとって、必ずしもその決意を逡巡させているとは考えられません。
さらに、江別市議会基本条例第3条では、議員は支持者等の一部の市民や地域の代表ではなく、市民全体の代表であることを自覚し、市民全体の福祉のために活動しますと規定されていることも忘れてはなりません。
そして、三つ目ですけれども、さきの陳情に対する審査で議員定数の削減についての基本的な考え方は習得し、全議員も了解したはずであり、あとは議員定数を何人削減するか審議すればよいだけであるから、委員会審査は必要ないと述べておりますが、議員は市民の代表であり、多様な市民ニーズを考えれば、少なくとも委員会審査は必要であると考えるものであります。また、仮に委員会付託をして審査を行ったとしても、提案に賛成の議員数を想定すれば、その会期内成立は容易に推測できるものであり、なぜ成立を急ぐのか理解に苦しむところであります。
次に、本議員定数削減に係る議員提案の案文について考察いたします。まず、道内主要都市や石狩管内の市議会で議員定数を削減する条例改正案が可決されたこと、江別市議会は、人口に占める議員定数がほかの市議会よりも多い状況にあることを述べておりますけれども、さまざまな環境要因を考慮した場合に、どのように考えればよいのかがこの記述からは読み取ることができませんし、その点は、さきの討論においても疑問を指摘したところです。
また、議員定数を削減することにより委員会の協議や審査に影響がないかという視点での見解を述べられておりますけれども、その常任委員会数による議員定数の考え方には賛同できるものの、我が会派としては、そもそもほかの環境要因もあることから審査を求めているものであって、さきの討論の際に付言したような、四つの委員会にふやすことについての見解も述べられていません。
つけ加えますと、さきの陳情の審査の際の討論で、賛成の会派からは、本来中立であるべき議長の裁決を避けるためにも奇数の議員定数は望ましくないと述べられていたように思うところでありますけれども、今回、どうして奇数でもよいと考えるに至ったのか、それに対する明確な見解は述べられていません。
さらに、議会構成以外の面を主張しておりますが、具体的にどのような点を主張されるのか述べられておりません。
本年5月19日の北海道新聞朝刊の記事には次のように載っておりました。
江別市の人口が11年ぶりに前年同月を上回る、子育て世代流入、江別市の5月1日時点の人口は11万9,088人で前年同月比で2人増加した、平成17年の14歳以下の社会増は320人で、石狩管内では札幌市手稲区、同北区、同清田区に次ぐ4番目だった、これらの点について、提案者らが述べる上回った数はわずかであり考慮するに当たらないという認識は間違いであると考えますし、人口増に取り組んでいる江別市特有の極めて希有な事象であり、案文で例示されている石狩管内のほかの市においては、このような事象は見られないことであって、極めて重要なことであり、現在市内各所で宅地造成が行われ、今後数年のうちに子育て世代の人口が増加することが容易に推測できることであり、この点を抜きにして、他市の議員定数削減という結果だけを単純に引用していることには疑問が残るところであります。
そして、先ほども述べましたが、議員は支持者等の一部の市民や地域の代表ではなく、市民全体の代表であることとされているわけでありますから、本議案を提出した後とはいえ、市民から議員定数のあり方について慎重な議論を求める陳情が出されたのでありますから、それらの声を尊重して少なくとも委員会に付託をするべきであると考えています。
以上述べたように、議案第53号 江別市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定については、数多くの疑問があることから、委員会に付託し、必要な事項について、丁寧に審査すべきと考えます。さらには、今回の提案の仕方についても、残念ながらいかがなものかと言わざるを得ないところがあります。いずれにいたしましても、現段階では一定程度、市民感情を理解できることから、議員定数は1人削減とし今後の様子を少し見ることが適当であると判断し、議案第53号について反対の討論といたします。
議長(高間専逸君)
ほかに討論ありませんか。
角田 一君
議案第53号 江別市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由説明に賛同し、賛成の討論を行います。
提案理由説明では、人口比率における議員数が他市との比較で多いこと、あるいは他市における議員定数削減の動向に鑑み、さきの定例会で趣旨採択となった議員定数3人以上の削減を求める陳情の際に、慎重に行われた審査において、議会機能、特に委員会機能が保たれるか否かについて、運営に支障を来すことはないとの考えにより、現行の27人を2人削減し25人とすることで、財政支出の抑制に寄与すべきものとしております。
これまでも、自民クラブとして、議会運営の検討課題において、江別市議会基本条例第18条の議員定数条項、第19条の報酬条項について、より研究・検討を行う必要性があるとの認識により、議員定数及び報酬について検討する場の設置を求めてきておりました。結果、一致を見ることなく検討の場の設置はなりませんでしたが、議員会において廣瀬和彦氏をお招きしての議員定数・議員報酬の考え方の議員研修会の実施がなされており、さきの議員定数削減に係る陳情の提出以前より、江別市議会基本条例第18条に記されている議員定数は、市政の現状と課題、将来予測等を十分に考慮し、議会の審査能力と市民意思の的確な反映を確保するなど、総合的な観点から、江別市議会議員定数条例で定めるものとするという議員定数のあり方について、見識を深めてきたところであります。
さらに、さきの趣旨採択とした議員定数削減を求める陳情の審査でも、廣瀬氏の議員研修会資料を含めて、道内外における市議会議員数の動向や傾向の資料、学識経験者の知見に係る資料、参考人招致による市民意見の聴取など、多角的かつ専門的に長時間をかけて慎重に審査を行い、一定の結論を見出すこととなり、陳情においては、削減すべき人数の点を主たる理由として趣旨採択との結論を出しました。
しかしながら、議員定数の考えについては、これまでの議員定数削減時と異なり、市民からの陳情への判断を示したこと、いわば早急な答えが求められたものであると、それが我々にとっても負託に応えることにつながると判断し、以降も会派内における議論を繰り返し、非公式ではありますが、他会派との意見交換、これは一部の方のみになろうかと思いますが、それぞれの意見を持ってくる中で、当会派内で意見を集約させていただいた経緯もございます。
(不規則発言する者あり)
議長(高間専逸君)
御静粛にお願いします。
角田 一君
議員定数削減で課題とされる議会機能の低下や、多様な意見の反映への影響など、さまざまな課題についても、現在、進められている議会改革の具現化や高度化をすることによって、それらの課題は解消可能であると考えられ、さらに財政的な寄与のみならず、この議員定数削減が議会改革の進展の必要性や一人一人の議員の役割をさらに重くすることにより生ずるさらなる研さんの必要性が、より高まることにより、結果、市民からきちんと理解される議会改革につながるものであると会派としての判断に至ったものであります。
よって、議員定数を2人削減とし、議員定数を25人とする、議案第53号 江別市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、賛成するものであります。
議長(高間専逸君)
ほかに討論ありませんか。
尾田善靖君
憲法第93条において、地方公共団体には、法律の定めるところにより、その議事機関として議会を設置する。地方公共団体の長、その議会の議員は、その地方公共団体の住民が直接これを選挙すると規定しています。
議会は、合議による地方公共団体の意思決定機関で、民主主義のもとにおいては、熟議して結論を出すというプロセスが重要です。このことについては、個々の国民や住民が国や地方公共団体に意見を直接表明し、また、関係する国民や住民が一堂に会し熟議する仕組みで、政治・行政を行うことを原則とすることは、一般的には無理です。そこで、必然的に代表者を選ぶことによって、民主主義の要請に応えることになります。
これがいわゆる代議制で、間接民主主義の制度であります。つまり、我々議員は、いっときも市民の代表であることを忘れてはならないのです。
なぜ、前段にこんな当たり前のことを言うかといえば、国会を見ると与党が数の力で十分な議論をしないまま強行採決により重要法案が可決され、民主主義の危機を感じていました。その国会の動きが、当市議会にも伝染したかのように、過去に経験がない異常な事態が起こってしまったからでございます。
当会派は、議員定数について、江別市議会基本条例の規定に基づき、適宜その実態について点検、検討する必要があると、一昨年の議会運営委員会の場で検討課題として取り上げるべきと発言してきました。
また、ことしの第1回定例会で趣旨採択とした陳情の討論でも、単に人口が減っているから議員定数を減らそうとする考え方は短絡的で、地方自治の根幹にかかわる議員定数は、市政の現状や課題を踏まえた上で、総合的かつ慎重に議論することが重要と意思表示しており、議員定数に関する議論を否定したことはありません。
今回、自民クラブから会長会議に議員定数2人削減の提案がありました。当会派は、過去の事例を参考にしつつ、オープンな場で議論をするよう求めましたが、全会一致の合意がないことを理由に協議が打ち切られました。
何が何でも第2回定例会初日、つまり本日ですが、賛同者を集め議員提案をすると断言されたことについては、過去の経緯から見ても納得できません。
さらに、本議案を委員会に付託せず、市民から提出された江別市議会議員定数のあり方について慎重な議論を求めることについての陳情も、議論ができないままみなし不採択になろうとしていることは、市民に開かれた議会、わかりやすい議会を目指すことに逆行すると考えます。
地方自治の根幹にかかわる議員定数の問題を委員会に付託せず、議員間で十分な議論ができない事態は議会軽視につながり、市民からの陳情を審査もせず不採択にすることは、ルール上可能でも市民の声を無視したと受け取られかねません。
まさに、江別市議会としての自殺行為であり、江別市議会の民主主義が根本から問われかねない重大な状況と考えます。
このままでは江別市議会は、市民の期待と信頼を失うおそれがあるとともに、大きな禍根を残すことになりかねず、議長、副議長が所属する提案会派の自民クラブ、公明党に強く抗議し、反対の討論といたします。
議長(高間専逸君)
ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第53号を起立により採決いたします。
議案第53号は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。
議事の途中でありますが、昼食のため暫時休憩いたします。
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午後 2時04分 休憩
午後 3時05分 再開
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議長(高間専逸君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
議事を続行いたします。
◎ 報告第9号及び報告第10号
議長(高間専逸君)
日程第22及び第23 報告第9号及び報告第10号の専決処分につき承認を求めることについて、以上2件を一括議題といたします。
本件に対する報告を求めます。
総務部長(後藤好人君)
ただいま上程になりました報告第9号及び報告第10号の専決処分につき承認を求めることについて、地方自治法第179条第1項の規定により、市長において専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により議会の承認をいただきたく、御報告申し上げます。
平成30年3月31日に地方税法等の一部を改正する法律が公布され、その一部が同年4月1日から施行されたことに伴い、江別市税条例及び江別市都市計画税条例においても急施を要する事項について、去る平成30年3月31日付で専決処分により条例の一部改正を行ったところであります。
初めに、報告第9号の江別市税条例の一部改正についてでありますが、固定資産税に関する附則を改正するもので、改正の内容は、土地に係る課税の公平を図るため、一定の負担水準を超えた土地は税負担を引き下げまたは据え置きとする一方で、一定の負担水準に達していない土地は、緩やかに税負担を引き上げる現行の負担調整措置の仕組みを平成30年度から平成32年度までの3年間延長するものであります。
なお、附則において、施行期日を平成30年4月1日としたほか、経過措置を設けたものであります。
次に、報告第10号の江別市都市計画税条例の一部改正についてでありますが、都市計画税におきましても、固定資産税と同様に土地に係る都市計画税の負担調整措置を平成30年度から平成32年度までの3年間延長するものであります。
なお、附則において、施行期日を平成30年4月1日としたほか、経過措置を設けたものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
これより報告第9号及び報告第10号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
報告第9号及び報告第10号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより報告第9号及び報告第10号の専決処分につき承認を求めることについてに対する一括討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、報告第9号及び報告第10号を一括採決いたします。
報告第9号及び報告第10号は、承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、承認することに決しました。
◎ 報告第11号
議長(高間専逸君)
日程第24 報告第11号 専決処分につき承認を求めることについてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。
健康福祉部長(佐藤貴史君)
ただいま上程になりました報告第11号 専決処分につき承認を求めることについて、地方自治法第179条第1項の規定により、市長において専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により議会の承認をいただきたく、御報告申し上げます。
平成30年3月31日に地方税法施行令等の一部を改正する政令が公布され、同年4月1日から施行されることに伴い、江別市国民健康保険税条例においても急施を要する事項について、去る3月31日付で専決処分により条例の一部改正を行ったところであります。
改正の内容でありますが、国民健康保険税の軽減判定所得の基準を見直し、低所得者に対する国民健康保険税の軽減対象世帯を拡大する措置を講ずるもので、第22条第2号及び第3号に定める軽減の対象となる世帯の軽減判定所得の算定において、被保険者の数に乗ずる金額を、5割軽減は27万円から27万5,000円に、2割軽減は49万円から50万円に、それぞれ引き上げたものであります。
なお、附則において、施行期日を平成30年4月1日としたほか、経過措置を設けたものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより報告第11号 専決処分につき承認を求めることについてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、報告第11号を採決いたします。
報告第11号は、承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、承認することに決しました。
◎ 議案第48号
議長(高間専逸君)
日程第25 議案第48号 江別市税条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
総務部長(後藤好人君)
ただいま上程になりました議案第48号 江別市税条例等の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、平成30年3月31日に地方税法等の一部を改正する法律が公布されましたことから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
今回の江別市税条例等の一部を改正する条例につきましては、全6条から成っており、第1条から第5条については、江別市税条例の一部改正、第6条については、平成27年第2回定例会におきまして議決をいただきました江別市税条例等の一部を改正する条例の一部改正となっております。
まず、1ページ上段、第1条の江別市税条例の一部改正の内容でありますが、第20条及び第23条の改正は、引用条項及び字句の整備を行うものであります。
次に、第24条の改正は、個人市民税の非課税措置の所得要件を引き上げるほか、規定の整備を行うものであります。
次に、第31条の改正は、字句の整備を行うものであります。
次に、第34条の2の改正は、個人市民税の基礎控除について、高額所得者に対する税負担の軽減効果を見直し、負担の変動が急激なものとならない仕組みとするため、合計所得金額に応じ基礎控除額を逓減、消失させるための規定の整備を行うものであります。
次に、第34条の6の改正は、個人市民税の調整控除について、高額所得者に対する税負担の軽減効果を見直すため、合計所得金額に上限額を設けるものであります。
次に、第36条の2の改正は、引用条項及び字句の整備を、第47条の3及び第47条の5の改正は、字句の整備を行うものであります。
次に、2ページ上段、第48条及び2ページから3ページにかけての第52条の改正は、国税に準じ、国内法人の外国関係会社等に係る所得課税の特例及び法人市民税の延滞金算定期間の規定の整備を行うものであります。
次に、第53条の7及び第54条の改正は、引用条項の整備を行うものであります。
次に、第92条及び第92条の2の改正は、製造たばこの区分創設に伴う規定の整備を行うものであります。
次に、4ページ上段、第93条の2の改正は、加熱式たばこ喫煙用具であって、加熱により蒸気となるグリセリンその他の物品またはこれらの混合物を充塡したものを製造たばことみなす規定の追加を行うものであります。
次に、第94条の改正は、加熱式たばこの課税標準について、現行の加熱式たばこの重量を紙巻きたばこの本数に換算する方式から、加熱式たばこの重量と価格により紙巻きたばこの本数に換算する方式に見直し、激変緩和の観点から5段階で新換算方式に移行する規定の追加を行うものであります。
次に、5ページ下段、第95条から6ページ上段の附則第5条までの改正は、たばこ税の税率の引き上げに伴う規定の整備を行うほか、引用条項及び字句の整備を行うものであります。
次に、附則第10条の2の改正は、再生可能エネルギーの導入促進のため、一定の発電設備に対して講ずる固定資産税の特例措置について、出力区分による見直しを行い、乗ずる割合である特例率については、地方税法で示された範囲のうち、それぞれ下限割合とした上で、対象資産の取得期限を2年延長するほか、中小企業等による設備投資を後押しするため、認定先端設備等導入計画に基づき取得した先端設備等で、生産、販売活動等の用に直接供するものに対して講ずる固定資産税の軽減措置について、わがまち特例とした上で、乗ずる割合である特例率については、地方税法で示された範囲のうち、下限割合であるゼロとする3年間の特例措置を創設するものであります。
次に、附則第10条の3から、7ページ上段、附則第17条の2までの改正は、引用条項及び字句の整備を行うものであります。
次に、第2条から第5条につきましては、加熱式たばこの課税標準を段階的に引き上げ、新換算方式に移行するほか、市たばこ税の税率を段階的に引き上げるための規定の整備を行うものであります。
次に、第6条につきましては、江別市税条例等の一部を改正する条例の一部改正を行うもので、市たばこ税の税率の引き上げに伴い、旧3級品たばこの特例税率の廃止による経過措置について、平成31年4月1日から平成31年10月1日に延期するほか、規定の整備を行うものであります。
最後に、附則についてですが、第1条はそれぞれ改正規定の施行期日を、第2条は市民税に関する経過措置を、第3条は固定資産税に関する経過措置を、第4条、第7条及び第9条は市たばこ税に関する経過措置を、第5条、第8条及び第10条は手持品課税に係る市たばこ税を、第6条は手持品課税に係る市たばこ税に関する経過措置をそれぞれ定めるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第48号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第49号
議長(高間専逸君)
日程第26 議案第49号 江別市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
健康福祉部長(佐藤貴史君)
ただいま上程になりました議案第49号 江別市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、厚生労働省令で定める放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準が改正され、放課後児童支援員の資格要件が拡大されたことから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、第10条第3項に規定する放課後児童支援員の資格要件のうち、学校教育法の規定により、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校または中等教育学校の教諭となる資格を有する者を教育職員免許法第4条に規定する免許状を有する者に改めるほか、新たに5年以上放課後児童健全育成事業に従事した者であって、市長が適当と認めた者を加えようとするものであります。
なお、附則において、施行期日を公布の日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第49号は、生活福祉常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第50号
議長(高間専逸君)
日程第27 議案第50号 平成30年度江別市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
副市長(佐々木雄二君)
ただいま上程になりました議案第50号 平成30年度江別市一般会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
今次補正は、現在策定中の地域公共交通網形成計画等に基づく市内バス路線の再編等に伴う追加の措置を行うものであります。
以下、その概要につきまして、御説明申し上げます。
予算書の4ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
2款総務費でありますが、1項6目企画費は、市内バス路線の再編に伴う市民周知、バス事業者への補助、江北地区のデマンド型交通に係る補助などに要する経費として989万4,000円を追加するものであります。
これに対応いたします歳入につきましては、2の歳入にありますように、15款国庫支出金及び20款繰越金をもって措置するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は989万4,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額435億5,000万円に加えますと、その総額は435億5,989万4,000円となるものであります。
以上、一般会計に係る補正の内容につきまして、御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第50号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
◎ 諮問第1号
議長(高間専逸君)
日程第28 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市長(三好 昇君)
ただいま上程になりました諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について、提案理由を御説明申し上げます。
現在、当市の人権擁護委員であります常田京子さんは、本年9月30日をもって任期満了となりますことから、その後任として石黒千誉子さんを推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めようとするものであります。
石黒千誉子さんは、昭和38年生まれの54歳で、上江別西町にお住まいであります。
平成21年7月から現在まで民生委員・児童委員を務められるなど、人権擁護委員法第6条第3項に規定する、人格識見が高く、社会の実情に通じ、人権擁護について理解のある者に該当する方であり、人権擁護委員として積極的な普及・啓発活動が期待されますことから、委員候補者として推薦いたしたく、お願い申し上げる次第であります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
お諮りいたします。
本件については、質疑、委員会付託、討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
引き続き、諮問第1号を採決いたします。
諮問第1号は、可と答申することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、諮問第1号は、可と答申することに決しました。
◎ 議案第37号
議長(高間専逸君)
日程第29 議案第37号 江別市教育委員会委員の任命についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市長(三好 昇君)
ただいま上程になりました議案第37号 江別市教育委員会委員の任命について、提案理由を御説明申し上げます。
現在、教育委員会委員であります橋本幸子さんは、本年6月29日をもって任期満了となりますが、引き続き委員に任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により議会の同意を求めようとするものであります。
橋本幸子さんは、昭和42年生まれの51歳で、大麻中町にお住まいであります。
平成26年6月から現在まで教育委員会委員として御活躍されるなど、教育行政に幅広く尽力されておりますことから、引き続き任命いたしたく、お願い申し上げる次第であります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
お諮りいたします。
本件については、質疑、委員会付託、討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第37号を採決いたします。
この採決は無記名投票をもって行います。
議場を閉鎖いたします。
(議場閉鎖)
ただいまの出席議員は、当職を除いて25名であります。
立会人に石田議員、齊藤議員を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
(投票用紙配付)
投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
配付漏れなしと認めます。
念のため申し上げます。
本件を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載の上、投票願います。
なお、投票中、賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は否とみなします。
投票箱を改めます。
(投票箱点検)
異状なしと認めます。
議席の順に従い、吉本議員より順次投票願います。
(投票)
投票漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
(議場開鎖)
開票を行います。
石田議員、齊藤議員の立ち会いをお願いいたします。
(開票)
投票の結果を報告いたします。
投票総数25票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。
そのうち、賛成 25票
以上のとおり、賛成全員であります。
よって、議案第37号は同意することに決しました。
◎ 議案第38号
議長(高間専逸君)
日程第30 議案第38号 江別市固定資産評価員の選任についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市長(三好 昇君)
ただいま上程になりました議案第38号 江別市固定資産評価員の選任について、提案理由を御説明申し上げます。
固定資産評価員につきましては、従前から総務部長の職にある者を選任してまいりましたが、現固定資産評価員の齊藤俊彦君は、本年3月31日付をもって退職したため、その後任として4月1日付で総務部長に発令した後藤好人君を新たな固定資産評価員に選任いたしたく、地方税法第404条第2項の規定により議会の同意を求めようとするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
お諮りいたします。
本件については、質疑、委員会付託、討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
引き続き、議案第38号を採決いたします。
議案第38号は、同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、議案第38号は同意することに決しました。
◎ 請願第1号
議長(高間専逸君)
日程第31 請願第1号 江別市で精神障害者のために交通費助成を実施することについてを議題といたします。
上程中の請願第1号は、生活福祉常任委員会に付託いたします。
◎ 陳情第4号
議長(高間専逸君)
日程第32 陳情第4号 種子法に代わる北海道独自の条例制定を求める意見書の提出についてを議題といたします。
上程中の陳情第4号は、経済建設常任委員会に付託いたします。
◎ 陳情第5号
議長(高間専逸君)
日程第33 陳情第5号 江別市議会議員定数のあり方について慎重な議論を求めることについてを議題といたします。
既に議案第53号 江別市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定についてが可決されております。
よって、陳情第5号は不採択とされたものとみなします。
(「議事進行」の声あり)
岡村繁美君
ただいまの件につきましては、先ほどの議案第53号で質疑をさせていただきましたけれども、私の理解では一事不再議の原則の考えに基づいて処理したものと理解しているのでありますが、先ほど可決された議案第53号とこの陳情第5号は同一の内容として処理してよいのかどうか、この点については疑義がございます。
議案第53号は、具体的に議員定数を2人削減する内容であり、陳情第5号は、陳情趣旨にもありますように江別市議会基本条例を生かした議会及び議員活動を求めることから、議員定数について慎重に議論し、検討することを求めているものであります。
このことは、私たちの最高規範であります江別市議会基本条例で、議員定数及び議員報酬を今後も不断に見直していく視点や、請願・陳情を市民からの政策提言として受けとめ、積極的に提出者の意見を聞くことに努めることとされております。
こうしたことから、私は陳情第5号について、委員会に付託することを求めますので、取り扱いについて、よろしくお願いいたします。
議長(高間専逸君)
お答えいたします。議員御承知のとおり、同一会期中に一度議決された事件については、一事不再議として再び審議をしないとする議事運営の原則がございます。
また、先般開催された議会運営委員会におきましても、当市議会における過去の先例を御説明したほか、議案第53号 江別市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定についてが可決された場合にはみなし不採択とし、否決された場合には議会運営委員会に付託し会期内審査を行うことが確認されておりますことから、本件につきまして、御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
◎ 報告第12号
議長(高間専逸君)
日程第34 報告第12号 平成29年度江別市一般会計予算繰越明許費の繰越報告についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。
総務部長(後藤好人君)
ただいま上程になりました報告第12号 平成29年度江別市一般会計予算繰越明許費の繰越報告について、地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づき、御報告申し上げます。
本件は、平成30年第1回定例会において議決をいただきました江別の顔づくり事業や学校施設整備事業など計5事業に関しまして、事業の進捗状況及び所要期間等を勘案して8億5,618万9,000円を繰越明許費繰越計算書のとおり平成30年度に繰り越しいたしましたので、御報告申し上げるものであります。
また、繰越計算書の未収入特定財源につきましては、平成30年度収入となりますことから、国庫補助金及び市債を未収入として計上いたしております。
以上、御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、報告第12号を終結いたします。
◎ 報告第13号ないし報告第15号
議長(高間専逸君)
日程第35ないし第37 報告第13号 株式会社江別振興公社の平成29年度決算に関する書類、報告第14号 一般財団法人江別市スポーツ振興財団の平成29年度決算に関する書類及び報告第15号 株式会社フラワーテクニカえべつの平成29年度決算に関する書類、以上3件を一括議題といたします。
本件に対する報告を求めます。
総務部長(後藤好人君)
ただいま上程になりました報告第13号 株式会社江別振興公社の平成29年度決算に関する書類について、御説明申し上げます。
公社の決算に関する書類につきましては、取締役会及び株主総会の承認を得まして市に提出されたもので、地方自治法第243条の3第2項の規定により、本議会に御報告するものであります。
事業報告書の1ページをお開き願います。
第1の事業概要でありますが、江別市の指定管理者として公民館等の管理運営業務を主たる事業として行ってまいりました。なお、過去3年間の事業成績及び財産の状況につきましては、下段の表に記載のとおりであります。
次に、2ページには、第2の会社の概要といたしまして、株式の状況、従業員の状況等を、3ページには、第3の処務概要といたしまして、株主総会及び取締役会の事項、役員人事、処務事項を記載しております。
次に、第4の計算につきましては、4ページをお開き願います。
貸借対照表でありますが、これにつきましては、12ページに附属明細書としてその内訳を記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
戻りまして、5ページの損益計算書でありますが、1の売上高は、公民館等指定管理料収入を初め、公民館等利用料収入のほか、公民館等事業収入は講習会等の受講料、雑入は印刷機の使用料等であります。2の売上原価の保有地売上原価の期末棚卸高につきましては、13ページの平成29年度末売却用土地(繰越)明細書のとおり繰り越すものであります。
次に、5ページに戻りまして、受託事業原価は各施設の運営費でありまして、内訳は7ページの各明細書のとおりであります。3の販売費及び一般管理費につきましても、8ページに明細書を記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
5ページの損益計算書にお戻り願います。
以上の結果、営業利益として111万923円が生じまして、4の営業外収益、法人税等を清算した当期の純利益は144万6,654円となるものであります。
次に、6ページをお開き願います。
株主資本等変動計算書でありますが、繰越利益剰余金の前期末残高は9,015万2,751円でありましたが、昨年5月23日に開催された株主総会において、株主に対し、200万円を株の保有数に応じて配当することが決議されたところであります。
この配当金200万円と利益準備金20万円を処分した結果、当期純利益144万6,654円を加えた当期末の繰越利益剰余金は8,939万9,405円となったものであります。
以上、御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。
教育部長(萬 直樹君)
ただいま上程になりました報告第14号 一般財団法人江別市スポーツ振興財団の平成29年度決算に関する書類について、御説明申し上げます。
初めに、財団の決算に関する書類につきましては、理事会及び評議員会の承認を得まして市に提出されたもので、地方自治法第243条の3第2項の規定により、本議会に御報告するものであります。
当財団の事業の状況及び処務の概要につきましては、事業報告書の1ページから3ページに記載のとおりであります。
次に、4ページをお開き願います。
第3の計算書類等に関する事項、1の平成29年度収支計算書でありますが、収入の部では、1の基本財産運用収入の決算額4,000円は、基本財産3,000万円の預金利息であります。2の事業収入のうち、補助事業収入の309万1,200円は、スポーツ大会参加料及び健康づくり・体力づくり受講料等であります。受託事業収入の1,460万6,481円は、屋外体育施設の維持管理業務等の収入であります。指定管理事業収入の2億5,149万2,495円は、市民体育館を初めとする体育施設等の指定管理料、スポーツ教室受講料、体育施設等の利用料金であります。3の補助金収入4,478万3,000円は、スポーツ大会等の事業運営に関する補助金であります。4の雑収入401万4,861円は、預金利息及び自動販売機設置手数料等であります。
この結果、当期収入合計は3億1,799万2,037円であり、前期繰越収支差額1,850万9,108円を合わせた収入合計は3億3,650万1,145円となるものであります。
一方、支出の部でありますが、5ページをお開き願います。
1の補助事業費の決算額4,789万8,676円は、スポーツ大会開催事業費、健康体力づくり指導相談事業費及びスポーツ指導者養成事業費並びにこれらの事業の管理運営に要した経費であります。2の受託事業費1,349万9,529円は、屋外体育施設、大麻出張所庁舎等の管理運営に要した経費であります。
次に、6ページをお開き願います。
3の指定管理事業費2億5,889万2,794円は、屋内体育施設、大麻集会所及び都市公園の屋外体育施設の指定管理運営費並びにこれらの事業の管理運営に要した経費であります。4の自主事業費111万5,052円は、自主事業に要した経費であります。5の特定預金支出350万円は、財政調整引当預金であり、当期支出合計は3億2,490万6,051円となるものであります。
この結果、当期収支差額はマイナス691万4,014円となり、前期繰越収支差額を含めた次期繰越収支差額は1,159万5,094円となるものであります。
なお、7ページの2収支計算書に対する注記から12ページの監査報告書までは、それぞれ記載のとおりであります。
以上、御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。
経済部長(渡部丈司君)
ただいま上程になりました報告第15号 株式会社フラワーテクニカえべつの平成29年度決算に関する書類につきまして、御説明申し上げます。
会社の決算に関する書類につきましては、取締役会及び株主総会の承認を得まして市に提出されたもので、地方自治法第243条の3第2項の規定により、本議会に御報告するものであります。
事業報告書の1ページをお開き願います。
第1の事業概要でありますが、平成29年度は、江別市花き・野菜栽培技術指導センターの指定管理業務のほか、花卉苗、野菜苗の育苗事業、黒ニンニク製造販売事業、ガーデニングフェアの実施などにより、生産者への苗の安定供給や市民への花卉の普及推進に引き続き努めてまいりました。
なお、過去3年間の事業成績及び財産の状況につきましては、下段の表に記載のとおりであります。
次に、2ページから3ページにかけましては、第2の会社概要といたしまして株式の状況、従業員の状況等を、3ページの下段から4ページにかけましては、第3の処務概要といたしまして株主総会事項、取締役会事項等を記載しております。
次に、5ページをお開き願います。
第4の計算、1の貸借対照表でありますが、資産の部につきましては、預金などの流動資産が9,427万5,156円、固定資産が1,480万2,844円、資産合計では1億907万8,000円となっております。右側の負債及び純資産の部では、未払金などの流動負債が595万6,878円、資本金が5,000万円、利益剰余金が5,312万1,122円となり、負債及び純資産合計では1億907万8,000円となるものであります。なお、内訳として、10ページに固定資産取得明細書を記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
次に、6ページをお開き願います。
2の損益計算書でありますが、営業損益の部では、売上高は野菜苗等の販売で6,762万8,642円、営業受託収入は指定管理料で997万円、売上高合計では7,759万8,642円となるものであります。売上原価の当期製造原価は4,979万412円、販売費及び一般管理費は2,331万3,693円となり、内訳につきましては、8ページに製造原価明細書、販売費及び一般管理費明細書を記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
6ページの損益計算書にお戻り願います。
以上の結果、営業利益として449万4,537円が生じまして、営業外収益、法人税等を清算した当期純利益は471万964円となるものであります。
次に、7ページをお開き願います。
3の株主資本等変動計算書でありますが、前期末残高として、繰越利益剰余金は613万3,284円でありましたが、昨年6月5日に開催された株主総会において、株主に対して、25万円を株の保有数に応じて配当すること及び配当後の残額を任意積立金に充当することが決議され、また、ハウス1棟の新設工事に伴い1,512万円を任意積立金から取り崩しを行うことについて、承認を得たところであります。この配当金25万円、利益準備金2万5,000円及び任意積立金585万8,284円を処分し、任意積立金から取り崩しを行った1,512万円と、当期純利益471万964円を加えた利益剰余金合計は5,312万1,122円となったものであります。
以上、御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。
議長(高間専逸君)
これより報告第13号ないし報告第15号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、報告第13号ないし報告第15号を終結いたします。
◎ 散会宣告
議長(高間専逸君)
本日の議事日程は全部終了いたしました。
これをもって散会いたします。
午後 3時56分 散会