平成12年第3回江別市議会会議録（第5号）平成12年9月26日 2ページ
6 議事次第
開議宣告
議長（赤坂 伸一 君）
これより平成12年第3回江別市議会定例会第20日目の会議を開きます。
ただいまの出席議員は31名で定足数に達しております。
議事日程
議長（赤坂 伸一 君）
本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
会議録署名議員の指名
議長（赤坂 伸一 君）
日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第111条の規定により、五十嵐議員、高間議員を指名いたします。
諸般の報告
議長（赤坂 伸一 君）
日程第2 諸般の報告を事務局長をして報告いたさせます。
事務局長（明 孝一 君）
ご報告申し上げます。
本日までに市長提出案件5件、議会提出案件12件をそれぞれ受理いたしております。
なお、本日の会議に宮澤議員が遅刻する旨の通告がございました。
以上でございます。
認定第4号ないし認定第7号
議長（赤坂 伸一 君）
日程第3ないし第6 認定第4号 平成11年度江別市一般会計歳入歳出決算を認定に付することについて、認定第5号 平成11年度江別市国民健康保険特別会計歳入歳出決算を認定に付することについて、認定第6号 平成11年度江別市老人保健特別会計歳入歳出決算を認定に付することについて、及び認定第7号 平成11年度江別市基本財産基金運用特別会計歳入歳出決算を認定に付することについて、以上4件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
助役（伊東 悠平 君）
ただいま上程になりました平成11年度江別市一般会計歳入歳出決算ほか3特別会計歳入歳出決算を認定に付するに当たり、各会計決算説明書に従いまして、一括ご説明申し上げます。
説明書の2ページをお開きいただきたいと存じます。
予算執行結果の概要でございますが、平成11年度は新総合計画えべつ21・15万人都市プランの5年次目に当たる年でありました。この新総計を基本に、美しいえべつ、若々しいえべつなど6項目のえべつに留意するとともに、市民に行き届いたサービスの徹底した提供、市民が身近にかかわりを持てるまちづくり、及び市民に見える行政システムの構築の3つのテーマを強く意識し、総合性を発揮しながら、各種施策を実施してまいりました。
このような方針を基本に運営してまいりました各会計の予算執行状況は次のとおりでございます。
まず、一般会計でございますが、予算総額471億1,525万8,000円に対します決算額は、歳入では456億618万6,000円、歳出では451億1,181万6,000円で、その結果、歳入歳出差引の形式収支では4億9,043万7,000円の黒字となり、形式収支から翌年度に繰り越すべき財源5,644万8,000円を控除した実質収支におきましても4億3,792万2,000円の黒字となったものでございます。
続きまして、歳入歳出決算額の主な内容につきまして、その概要をご説明申し上げます。
初めに、歳入でございますが、歳入の根幹をなします市税は119億4,661万7,000円で、前年度と比較して1.8％の増加となり、もう一方の柱であります地方交付税は120億654万1,000円で、7.4％の増加となりました。
次に、臨時収入である市債は、新設市営住宅の年度別事業量の変動や学校新設が一段落したことなどから、前年度比3.5％減の46億80万円となりました。
次に、財源を自主、依存の別で見てまいりますと、財政の安定性、健全性の保持に不可欠な自主財源は198億4,802万円と前年度より5.9％の増加で、収入全体に占めます割合でも43.5％と若干上昇いたしましたが、前年度に引き続き歳入の50％を上回る部分を依存財源に頼る結果となっております。
続きまして、歳出の状況でございますが、性質別に見てまいりますと、人件費、扶助費等の義務的経費は172億162万1,000円で対前年度比5.2％の増加となり、補助事業及び単独事業による投資的経費は96億9,167万8,000円で5.9％の減少となりました。
なお、投資的経費は支出全体の5分の1近くを占めておりますが、主な事業といたしましては、市民会館や農業生産基盤の整備、中央団地公営住宅等の建設を行ったほか、道路橋りょう、街路、河川、公園等の整備を実施するなど、住み良い地域社会を形成するために計画的な社会資本の充実に努めてまいりました。
次に、地方債の状況でございますが、平成11年度末におきます地方債現在高は411億8,892万4,000円で、前年度に比較し4.7％の増加になっております。
このように残高が年々増加している状況にあることから、今後の市債の活用においては後年次の償還額の推移を見極めつつ、財政措置の有利なメニューを極力選択するなど、将来的な財政運営に支障が生じないよう慎重かつ計画的な発行に努めてまいります。
以上が、一般会計にかかわる歳入歳出の概要でございます。
続きまして、国民健康保険特別会計につきましてご説明申し上げます。
12ページをお開きいただきたいと存じます。
本会計の予算総額72億7,172万7,000円に対します決算額は、歳入が72億2,219万5,000円、歳出が71億8,370万6,000円となりました。その結果、形式収支では3,848万9,000円の残額となり、翌年度に繰り越しすることになりました。
これは歳入面で、10年度精算にかかわる追加交付分があったことから、療養給付費負担金が大幅に増加したこと、歳出面では、一件及び一人当たりの医療費が逓減したことなどによるものでございます。
次に、歳入歳出決算額の主な内容についてでありますが、まず、歳入につきましては、保険税が被保険者数の増に支えられて21億7,581万9,000円で、前年度に比較し4.6％の増加になり、国庫支出金も保険給付費の増に伴い、12.3％増加の25億4,546万2,000円となりました。また、療養給付費交付金は、退職者医療制度に基づく退職被保険者等にかかわる療養給付費用額と当該被保険者の保険料等との差額が交付されるものでありますが、これが大きく伸びまして前年度比40.2％の増の15億7,694万8,000円となりました。
なお、繰入金は一般会計から6億3,443万8,000円を繰り入れ、繰入金全体では対前年度比6.7％の減少となりました。
次に、歳出の状況でございますが、歳出の65％近くを占めております保険給付費は47億999万4,000円で、前年度に比較して7.8％の増加となり、また、老人保健拠出金は拠出金の計算において老人加入率の上限が5％に改められたものの、老人加入者の増加傾向が続いていることから、21億7,325万8,000円で11.4％の増加になりました。
以上が国民健康保険特別会計の概要でございますが、今後とも安定化計画の推進を中心に、より医療費の適正化を図り、国保事業の健全化に努めて努力してまいります。
続きまして、老人保健特別会計でございますが、説明書の16ページをお開きいただきたいと存じます。
本会計の予算総額115億9,738万2,000円に対します決算額は、歳入が113億3,046万4,000円、歳出が113億7,807万5,000円で、形式収支では4,761万1,000円の不足となり、翌年度の歳入を繰上充用することになりました。
そこで、医療費の動向でありますが、受診件数や年間平均受給者数が前年度を上回ったのに対しまして、平成9年9月以降の一連の制度改正により、一件当たりの診療費は前年度を下回ったことから、診療費合計では前年度比3.5％の減となりました。
なお、これらに対します全体的な対応といたしましては、従来から医療費の適正化対策の充実を図ってまいりましたが、今後ともレセプト点検や求償事務等を強化するとともに、受給者に対しては医療費に対する意識を啓発し、保健事業の一層の充実を図ることにより疾病予防や早期治療の実現にさらなる努力を重ねてまいります。
続きまして、基本財産基金運用特別会計でございますが、説明書の19ページをお開きいただきたいと存じます。
本会計の予算総額6,942万1,000円に対します決算額は、歳入が6,942万1,000円、歳出が6,908万8,000円となりました。この結果、形式収支では33万3,000円の黒字となっております。
なお、歳入の主なものは財産収入と一般会計からの繰入金で、歳出の主なものは一般会計繰出金や償還金等の基本財産基金繰出金でございます。
以上で、平成11年度の各会計決算の概要についてご説明申し上げました。それぞれの事業とも予算計上事業につきましてはほぼ執行し、それぞれ所期の目的を達成できたものと考えております。
なお、今後の行政運営に当たりましては、地方分権推進の流れの中で、高齢化等の自治体を取り巻く環境変化への対応や多様化する市民ニーズにこたえた質の高い行政運営を進めるため、時代の要請に適合するよう各施策の内容を適宜見直すとともに、行政評価を初めとした新たな行政システムの導入を図るなどの改革を着実に実施し、総合的、計画的な行政を行うことにより、住み良いまちづくりの実現に向けて努力をしてまいる所存でございます。
なお、決算の詳細につきましては、それぞれの決算のほか、歳入歳出決算事項別明細書等関係書類、及び決算審査意見書等を添付しておりますので、これらをご参照の上、ご審議ご認定をくださるようお願いを申し上げます。
以上です。
議長（赤坂 伸一 君）
これより認定第4号ないし認定第7号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
（「なし」の声あり）
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
上程中の認定第4号ほか3件は、決算特別委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
（「異議なし」の声あり）
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
なお、閉会中継続審査といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
（「異議なし」の声あり）
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
