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平成12年第2回江別市議会会議録(第4号)平成12年6月21日 3ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

議案第59号ないし議案第62号

議長(赤坂 伸一 君)

 日程第5ないし第8 議案第59号 平成12年度江別市一般会計補正予算(第1号)、議案第60号 平成12年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第61号 平成12年度江別市老人保健特別会計補正予算(第2号)、及び議案第62号 平成12年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)、以上4件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

助役(伊東 悠平 君)

 ただいま上程になりました議案第59号 平成12年度江別市一般会計補正予算(第1号)、議案第60号 平成12年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第61号 平成12年度江別市老人保健特別会計補正予算(第2号)、議案第62号 平成12年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)、以上につきまして提案理由を逐次申し上げます。
 まず、一般会計でございますが、今次補正は、第1に、検討を進めていた事業について執行見通しが得られましたことに伴う措置、第2に、その他急施を要するものについての措置を行ったものでございます。
 以下、その内容に関してでございますが、予算書の7ページをお開き願いたいと思います。
 3の歳出についてでありますが、3款民生費1項1目社会福祉総務費は、介護保険の円滑導入対策の一環として行われるものであり、低所得者で特に生計が困難な方々を対象に、社会福祉法人が利用者の負担額を減免した場合に、当該法人に助成を行うための経費として288万8,000円を措置するものであります。
 次に、4款衛生費でありますが、2項5目廃棄物処理施設整備事業費は、現処理施設の老朽化への対応、ダイオキシン類規制強化にかかわる新たな環境基準への適合、及び新埋立処分地の整備等を行うため、ごみ処理施設整備事業として28億3,307万2,000円を、埋立処分地施設整備事業として4億1,413万9,000円を、それぞれ措置するものであります。
 次に、8款土木費でありますが、3項2目河川維持費は、4月初旬の降雨に伴う河川増水へ対応いたしました結果、排水機場を緊急運転したためによる年間所要額の不足が見込まれるため、今後の台風シーズン等における運転見込みを踏まえまして214万円を追加するものであります。
 次に、10款教育費でありますが、1項3目教育指導振興費は、過日いただいた寄附金について、寄附者の意思に基づき、歯科検査用器具などを学校保健に寄与する支出を行うべく、50万円を追加するものであります。
 次に、11款公債費でありますが、1項公債費中1目元金及び2目利子は、市町村における公債費負担の軽減を図るため、平成12年度の臨時特例的措置として、国において利率7%以上など一定の地方債に対して借換債の制度が設けられましたが、当市もそれに該当する市債がありますことから、その借換えを行うため、元金では2億9,332万1,000円を追加を行う一方、利子では、借換えに伴い910万4,000円の減額を行うものであります。
 以上が歳出の概要でございますが、これに対応いたします歳入につきましては、予算書の6ページ、2の歳入にお戻りをいただきたいと存じます。
 9款地方交付税は、今次補正にかかわります一般財源として措置するものでございます。
 13款国庫支出金から20款市債までにつきましては、歳出の事務事業に対応する特定財源として所要の措置を行うものであります。
 次に、諸表についてでありますが、予算書の4ページにお戻りをいただきたいと存じます。
 第2表の継続費補正は、ごみ処理施設整備事業につきまして、平成12年度から14年度までの3か年を対象期間として、総額88億8,773万円を措置するものであります。
 第3表地方債補正は、前述のごみ処理施設整備事業及び臨時特例借換え等に対応するための所要の措置を行うものであります。
 次に、1ページにお戻りをいただきたいと存じますが、以上の結果、今次補正額は35億3,695万6,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額430億5,000万円に加えますと、その総額は465億8,695万6,000円になるものでございます。
 以上で一般会計にかかわる補正の内容につきましてご説明申し上げました。
 続きまして、国民健康保険特別会計補正予算についてご説明申し上げます。
 最初に4ページをごらんいただきたいと思います。
 3の歳出、1款総務費1項3目特別対策費は、介護保険の円滑導入に伴う措置でありますが、収納率向上特別対策事業に要する経費として1,681万円を追加するものであり、それに対応する財源といたしましては、上記の2歳入にありますように、国保中央会から交付される11款連合会支出金により全額措置をしようとするものであります。
 以上の結果、今次の補正額は、1ページにお戻りをいただきまして1,681万円の追加となりまして、これを既定予算の71億4,200万円に加えますと、補正後の額は71億5,881万円になるものでございます。
 続きまして、老人保健特別会計補正予算についてご説明申し上げます。
 最初に4ページをごらんいただきたいと存じます。
 3の歳出でありますが、3款諸支出金1項1目償還金は、社会保険診療報酬支払基金及び道支出金にかかわる交付金の前年度分精算金として3,791万7,000円を追加するものであり、それに対応する歳入といたしましては、2の歳入にありますように、1款支払基金交付金及び2款国庫支出金をもって措置をしようとするものでございます。
 1ページにお戻りをいただきまして、以上の結果として、今次の補正額は3,791万7,000円の追加となりまして、これを既定予算の総額103億4,261万2,000円に加えますと、補正後の額は103億8,052万9,000円となるものでございます。
 続きまして、介護保険特別会計についてご説明申し上げます。
 4ページをごらんいただきたいと存じます。
 3の歳出でございますが、1款総務費1項1目一般管理費は、介護保険の円滑導入実施に伴う特別対策事業として、保険料の賦課徴収にかかわる電算システム開発経費といたしまして1,269万4,000円を追加するものであり、それに対応する財源といたしましては、2の歳入、5款繰入金の介護保険円滑導入基金繰入金をもって全額措置をしようとするものであります。
 次に、1ページにお戻りをいただきまして、以上の結果といたしまして、今次補正額は1,269万4,000円の追加となりまして、これを既定予算の37億1,000万円に加えますと、補正後の総額は37億2,269万4,000円になるものでございます。
 以上、一般会計ほか3特別会計の補正予算につきましてご説明を申し上げました。よろしくご審議の上、ご決定を賜りますようお願い申し上げます。
 以上です。

議長(赤坂 伸一 君)

 これより議案第59号ないし議案第62号に対する一括質疑に入ります。
 質疑ありませんか。

稲垣 良平 君

 ただいま上程されました議案第59号 平成12年度江別市一般会計補正予算、これについて採決を迎えるに当たって質疑をさせていただきたいと思います。
 まず、補正予算そのものについてのそのものの性格についてであります。
 ご承知のように、予算というものは、法の趣旨に基づいて総計予算主義を基本としておりまして、年度に想定されるすべての歳出歳入というのは、当初予算に計上され、提案されて、十分な予算審議の上で議決されるのが原則であります。そのことが計画的な財政運営あるいは市民にも分かりやすい説明ができるということであります。
 今回同様に各自治体でも補正予算、上げられています。ご承知のように、道では有珠山対策あるいは口蹄疫対策、これらを柱とした補正予算が提案されています。お分かりのように、これらは当初予算で想定していなかったその後に起きた事態に対応するための予算措置であります。
 このようなことから考えますと、今回この一般会計補正予算で提案されていますごみ焼却場建設費に関しては、当然のこととして当初予算に計上され、提案され、そして、十分な予算審議を受けての上で議決されて執行されると、そういうふうに進められることが最も望ましいというふうに考えられます。つきましては、市として、補正予算の提案に対してどのような基本的な認識を持っておられるのか、お伺いしたいと思います。
 次に、さきに説明を受けました予算書の中で、関連してお伺いをしたいと思います。
 廃棄物処理施設整備事業費32億4,721万1,000円、その内訳として、報酬から始まって最後の補償補填及び賠償金までの内訳が提示されています。
 まず、このうちの委託料8,900万円に関連して、この中身、それから、委託先、その委託先の選定に当たってどのような選定が行われたかということについてお伺いをいたします。
 それから、公有財産購入費5億1,180万円、これについてですが、詳細な説明がございませんので分かりませんが、多分これは用地費だと思いますが、今議会に提案されています八幡、篠津団地地区内の市道新設、この事業用地として財産取得する計画が提案されていますが、そこでの購入単価と比べて約3割割高になっているやに思います。そうだとすると、その理由をご説明をいただきたいと思います。
 加えて、補償補填及び賠償金について7,900万円計上されていますが、この内容についてご説明をいただきます。
 それから、予算書の8ページに当該年以降の予算支出額が示されています。そこにおける平成12年度の事業費は24億7,753万円と明示されています。一方、7ページの歳出説明では、トータル32億4,700万円。これは言ってみれば、24億7,700万円以外に、土地代ですとか補償費だとかもろもろ積み上がって32億円になるということでございましょうけれども、ではトータル、12、13、14年で、そういうものを含めてここでは約88億9,000万円になっていますが、トータルではお幾らになるのか、それを説明いただきたいと思います。
 同様に地方債等々59億円と示されていますけれども、同様な趣旨で全体では幾らになるのかということでございます。
 次に、今回江別市は、一般ごみの処理を江別市単独で計画して、そのための予算をこのように提示されているわけでありますが、例えば、札幌市との広域的なごみ処理をするということは検討対象になったのかということをお伺いしたいと思います。
 すなわち札幌市は平成5年に立てたごみ処理基本計画に基づいて、今、米里で第5工場を建てています。確かにその当時のごみの排出量の動向を見ると、一貫して増えていた、だからごみ焼却場を増設する必要があったということでありますが、その後、分別収集あるいは環境問題、ごみ問題に対する市民の関心が高まって、ごみ排出量というものは大幅に低下してきている事実があります。すなわち言葉を縮めて申し上げると、江別市のごみ、必要なごみ焼却量程度のボリュームは、物理的には札幌市でも処理ができ得る状況になっているということであります。ついては、そういうふうなことを検討の対象として取り上げられなかったのかどうかということをお伺い申し上げます。
 次に、このように提案されるに当たって、それまでいろいろな検討が当然のこととしてなされてきたはずであります。その一つに、江別市廃棄物減量等推進審議会が設けられています。昨年の5月、環境経済委員会にその審議会を設置したということが報告されています。そして、審議予定として、その審議会における審議予定項目として、一つには、全市で分別収集をすることについて、それから、一つには、新しいごみ処理施設の整備計画について、そして、一つには、ごみの減量化及び適正処理について、この三つが審議予定項目として予定していますという委員会報告がなされております。
 つきましては、これらの諮問、審議経過、それから、結果についてはどのようなものであったのかということをお伺い申し上げます。
 次に、立地場所の問題であります。立地場所は、助役を委員長とする廃棄物処理施設等検討委員会で決定がなされています。その検討委員会というのは、助役を委員長とする行政の中の方々がメンバーになっているものであります。
 私ども、昨年、会派でこの問題に取り組んでいる箇所に視察をさせていただきましたけれども、予定候補地自体をオープンにして、そして、担当する委員会が場所を絞り込むための現地調査はもとより、20回を超える審議というものをオープンにしておる実情を見聞きいたしました。そして、そのことによる弊害というものはお聞きをいたしておりません。
 つきましては、江別市でそういうことができなかったという理由をお示しいただきたいと思います。
 さらに、機種選定会議についてであります。この機種選定会議は、構成委員全体で10名、そのうち6名が行政の方であります。4名がさきに申し上げました審議会から出ておられる。そして、学識者として一人の大学の先生が入っておられると。トータル10名でそのうち6名が行政の関係者というのは、幾ら市民に開かれたオープンな機種選定をしてきた、しているという説明を受けても、実態的にはなかなか理解がいかないというところであります。
 つきましては、このような機種選定の会議の構成、これは、それから審議の過程というものは、オープンで市民の参加を得てやってきたと言い得るのかどうかについて、ご見解をいただきたいと思います。
 それから、最後にもう一つ、平成14年12月から適用されるダイオキシンの排出規制、これは確かに従来の規制値を大幅にきつくしたものであります。その背景には、そのきつくした基準をクリアできる技術的な担保に見通しができた。すなわちガス化溶融炉等の新しい処理技術ができてきたということによって支えられてきているということは、そのとおりであります。ですから、安全性あるいは処理する技術的な裏付けについて担保でき得るというふうに考えられます。そして、そのことを保証する廃棄物研究財団の技術評価証も出される。
 しかし、ガス化溶融炉の実用炉というものの経験というものは極めてまれ、すなわち今までは実験炉ベースでやってきているということであります。そのことから、多くのガス化溶融炉に対する課題が指摘されています。それは、先ほども申し上げたように、実用炉としての稼働の実績が極めて少ないということによるものであります。
 つきましては、そういう状況の中でガス化溶融炉を選択なさっている、これはどのような判断に基づくものかをご説明いただきたい。
 以上で1回目の質問を終わります。

助役(伊東 悠平 君)

 稲垣議員さんのご質問、10項目ほどになろうかなと思います。私ほか総務部長等をもってご答弁を申し上げたいと思います。
 今回補正にごみ処理施設を上げたわけでございますけれども、提案説明の冒頭に、第一に今回の補正予算は、検討を進めていた事業について執行見通しが得られたことに伴う措置であります、こういう意味のご説明を申し上げました。そういうことを前提にいたしながら、まず第1点、補正予算についての基本的な認識、これについてご答弁申し上げます。
 予算というのは、1年間を通しまして全体の歳入歳出総体を見通した上で、年度当初に予算を一括計上する、これが基本であろうということはいささかも誤りでございませんし、私どももそういう認識でおります。ただ し、事業を推進していく上で、その条件等の流動性ですとか、あるいは稲垣議員もそうお思いでしょうが、 国・道等の制度の変遷あるいは災害ですとか、どうしても突発的に対応しなければならない事項がございます。そういう意味では、補正予算は当初予算を補完する側面を持っている、このように考えております。
 それから、特に今回の件で若干付言をさせていただきますと、市といたしまして、今回のごみ処理施設建設など事業の推進に強い意欲と努力をもって当たっていた政策の実現にかかわる予算におきましても、行政運営の妥当性を総合的に確保するため、状況の変化に対応した措置を迅速に行う、こういう必要性もございます。
 したがいまして、議会にお諮りをいたしながら、補正予算を編成し、ご審議を願う、このことについては誤りのないものと、こういうふうに考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 それから、公有財産の土地代等について、今回議会にご審議を願いました財産の取得実例との比較が出てまいりましたけれども、これは当初私ども11ヘクタール規模での用地確保、こういうことで進んでまいりましたが、いろいろな諸条件等がございまして、結果といたしましては26ヘクタールプラス緩衝地帯を含めます28.5ヘクタールということで、今回総額5億幾らでしょうか、予算を計上させていただきました。これから見ますと、先般の議案審議の中で出ておりました単価よりも約50%以下ぐらいになるんでしょうか、そういう価格であるということでございます。
 それから、全体の事業費がどうなっているのかということでございます。これは今回継続費の設定の中でお願いをいたしましたのは88億8,773万円、こういうことでお願いをしております。これはどういう経費を載せているかといいますと、ごみ処理施設の整備事業本体のもの、それから、それに必要な書類、図書、そういうものの整理・審査、それから、施工監理ですとか総合コンサル、こういうものの経費が88億8,773万円という経費でございます。
 では、このほかの経費というものがどういうふうになってくるのかということでございますけれども、そこには当然取付道路の問題ですとか、あるいは粗造成の問題ですか、そういうふうな経費が出てまいります。全体で言いますと、12年度補正額として28億3,307万2,000円、また、補助対象事業を中心に平成12年から14年までの継続費設定が先ほど申し上げました経費でございます。そのほかに敷地造成実施設計、取付道路工事、外構工事等を含めますと、全体事業費は現時点における概算でございますが、97億4,300万円程度になりま す。これを若干財源の内訳で現時点での分析を申し上げますと、国庫補助金といたしましては、24億7,400万4,000円、市債は66億7,380万円、一般財源といたしましては5億9,480万円を予定をしているものでございます。
 それから、次に、札幌市等との広域処理についてでございますが、私ども以前からRDFの問題ですとか、通産が先に行いましたそういう研究会にも参加をいたしておりまして、こういうものの広域的な処理というものは必要であるという認識は持っております。
 道が一つの北海道における広域処理の基本的な考え方として置いておりますのは、一つの目安は人口が10万人、それから、連続炉、こういう中での規模が1日100トン、こういうものを一つの単位として北海道を32ブロック等に分割をしながら、それぞれの町村におけるあるいは市を含めた中での広域性、広域処理、こういうことをしようというのが一つの考え方でございますけれども、その尺度及び現在の市の判断といたしましては、江別市は単独処理でいきたい、こういう考え方に立ちまして、以前からも作業を進めてまいったところでございます。
 それから、札幌市とのかかわりでございますけれども、現在、札幌市の清掃工場といいますか、焼却施設のうち、昭和46年から稼働しております発寒の第2清掃工場、これが日300トンです。さらに、49年から稼働をしております厚別清掃工場、これは処理規模が日600トンでございます。これらの老朽度から見まして、それに代わる施設として、現在、東雁来地区に第5清掃工場といいますか、これが日900トンの施設が現在建設中でございまして、当面的には江別のものについても可能かも分かりません。ただし、札幌市独自の見通しといたしましては、札幌市内のごみ処理の一定の計画の枠内での規模である、こういうふうな認識を私ども持っております。
 また、仮に今、何年かの間、それが札幌市にご依頼をすることが可能だといたしましても、運搬コストを除きまして全くの焼却コスト、これが年間8億円程度かかることが見込まれておりまして、なかなか札幌市にお願いを、短期間の間お願いをするということにはならない、こういうことで私どもは江別市単独で設置をし、処理をさせていただくという基本で進めてきております。
 それから、審議会の在り方等についてございましたけれども、特に諮問をし、ご答申をいただいたというのは、ごみの分別収集についていただいたところでございますけれども、その他一貫的なごみの処理システムの問題ですとか、等々につきましては、議会審議と並行しておりました関係上、これは新たにその審議会にご諮問を申し上げるということも逆におかしな形に相なりますので、これは議会における委員会審議と並行させながら、最終的には本年の2月に一定の審議を終了させていただいたところでございます。
 それから、次に、立地場所につきまして、これは私が検討委員会の座長的な役割を果たしながら、庁内的な組織の中でやってまいりましたけれども、もっともっと市民にご意見をお伺いする等の手法、こういうことのご質問でございますが、現在いろいろなところで確かにオープンで市民のご意見を聞くというのは、非常に失礼に当たりますけれども、耳ざわりのいい表現になっております。
 現実的には、このような施設を立地する場合にまず一番大変なのが、どこに立地をし、その立地の箇所の 方々のご理解をいかにもらっていくか、そういうことが一番大変な作業でございまして、当然そのあたりは私は行政が果たすべき役割である、こういう認識の下に私どもは、検討委員会の中で8か所だったでしょうか、候補地の中から専門的なご意見等もいただく中で、最終的に現在の場所に決定をさせていただきまして、所管委員会にもご報告を申し上げ、一定のご理解を賜った、こういうふうに理解をしております。
 それから、機種選定会議でございますけれども、これにつきましても、やはり今回座長役をお願いをいたしました方以外にも、それぞれの分野の専門的な先生も入っていらっしゃいます。行政の職員、特に検討委員会から6名ほど参加をさせていただいておりますし、推進審議会ですか、の方からも委員の方々にそれぞれ入っていただき、かなりの方からは、江別方式というものがかなり透明性の高いオープンの中で機種の選定が進められているというご意見をたくさんいただいております。私どもも結果といたしまして非常にいい手法であった、こういうふうに判断をしております。
 それから、最後に、本当に技術的な点では専門家でございません。ただし、今回機種選定会議等々の中でもあるいはコンサルのご意見の中でも、今回私どものいわゆるプレゼンテーションといいますか、これに参画をなさった18社、それぞれが自分たちの経験あるいは実験データ、あるいはいろいろな分析データ、これをもって自信を持ってご提案なされたもの、こういうふうに理解しておりますので、私は不安は現在持っておりません。
 答弁の足りない点が2点ほどあろうかと思います。総務部長の方からご答弁申し上げます。
 以上。

総務部長(小玉 隆 君)

 私から予算の内容についてご答弁申し上げます。
 まず、第1点の13節の委託料8,903万円の内訳でございますけれども、敷地造成等実施設計委託費、それから用地確定測量費、地質調査費、さらには建設施設施工監理費、補助書類整備等業務等の委託経費が主なものとなってございますが、今後この補正予算成立後にこれらの業務を執行してまいりたいというふうに考えております。
 次に、22節の補償補填及び賠償金7,900万円でございますが、これは取得予定地約28.5ヘクタールございますけれども、その予定地内にございます移転予定農家の1件に係る移転補償経費でございます。
 以上でございます。

稲垣 良平 君

 ご答弁をいただきました。ご答弁に対して再質問させていただきます。
 補正予算の基本についての認識。基本認識はそのとおりなんです。であってみれば、今後そのように提案、執行をするようにお願いをしたいと思います。
 それから、市民参加について、助役からそれについて耳ざわりがいいと、お言葉だけれども、一番大事なのは立地場所だから、それについてはその機能は行政が担うべきと判断したというふうなご答弁でありました。私は果たしてそうなのかと基本的に思います。そういう重要なこと、そのこと自身について、市民がどうかかわってお互いに責任を果たしていくのかと、かかわることによってどう議論を深めていくか、そのことが大事だと思います。そのためにどういうスケジュールでどういう手順を踏んでいくのか、それが試されるんだろうと思います。是非今後はそういう考えをもう一度検討してみていただきたいと思います。

議長(赤坂 伸一 君)

 前後しますけれども、稲垣議員に申し上げます。
 会議規則第48条第3項により、議員は質疑に当たっては自己の意見を述べることができない、こう明記されておりますので、発言内容には十分留意願います。

稲垣 良平 君

 次に、伺います。
 廃棄物減量等推進審議会で予定した審議事項三つのうち、一つについて終わらせて、そのほか二つについてはなさらなかったということであります。その判断というものは、今の説明では、ご答弁では、議会審議が並行して行われているからというふうにご答弁がありました。審議会に対してそういうふうな予定を説明し、そして、その方式でいくというお考えを委員会にも報告をなさっている、そのこととのそごをどうお考えか、お伺いします。
 その他質問事項に対する答弁、特に予算の内容についての答弁については了解をいたしました。
 以上。

助役(伊東 悠平 君)

 若干私の言葉足らずであったかなと思いますけれども、廃棄物減量等推進審議会、大きな柱といたしましては、議員もおっしゃるとおり、その三つの柱の中で進めてまいりました。実際的なごみ処理システム等について審議をしていないというふうに、今ご指摘あったわけでございますけれども、平成11年5月7日に第1回を開きまして、最終が平成12年2月15日の第6回の審議会まで、一つには当面的な課題であります減量に向けての一つの分別収集についての論議、あるいは一体的なものといたしますごみ処理システムの検討、そこでも基本的には、中間処理としての焼却及び最終処分の埋立てを基本とするという最終的な合意形成まで熱心にご審議を賜りました。ですから、議会と並行しているので、そちらの方では、審議会の方では一切審議をしなかったということではなくて、並行しながら十分集中的に熱心にご審議賜って、分別収集あるいは資源化へ向けた減量化の計画ですとか、あるいは中間処理としては、焼却及び最終処分場の埋立てを基本とする、こういうところまで審議を尽くしたものでございます。
 以上です。

議長(赤坂 伸一 君)

 ほかに質疑ありませんか。

稲垣 良平 君

 今の説明、減量推進等審議会。なさった審議の中に実質的には含まれていたという説明かと思いますが、私は見かけを良くするために、あるいは言葉ざわりを良くするために、そういう手法を使うのではなくて、実質の議論としてそういう取り組みが何としても必要でありますので、今後ともそういう方法を進めていただきたい。
 最後に一つだけ質問させていただきます。
 ご承知のように、今回の機種選定に当たって業者を指名をするに際して、さきに公正取引委員会から勧告あるいは警告を受けている事例があります。さらに、ダイオキシン排出汚染事故を起こして現在指名停止になっている業者もあります。それらについてどのような対応をなさってきたのかをお伺いします。

議長(赤坂 伸一 君)

 稲垣議員、前回の同一質問に限って質問をしてください。
 ほかに質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 議案第59号ないし議案第62号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 これより議案第59号 平成12年度江別市一般会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第59号を採決いたします。
 議案第59号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第60号 平成12年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第60号を採決いたします。
 議案第60号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第61号 平成12年度江別市老人保健特別会計補正予算(第2号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第61号を採決いたします。
 議案第61号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第62号 平成12年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第62号を採決いたします。
 議案第62号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

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