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平成23年第2回江別市議会会議録(第5号)平成23年6月30日 2ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第

開議宣告

議長(尾田善靖君)

 これより平成23年第2回江別市議会定例会第17日目の会議を開きます。
 ただいまの出席議員は27名で定足数に達しております。

議事日程

議長(尾田善靖君)

 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。

会議録署名議員の指名

議長(尾田善靖君)

 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議規則第111条の規定により、本間議員、三角議員を指名いたします。

諸般の報告

議長(尾田善靖君)

 日程第2 諸般の報告を事務局長に報告させます。

事務局長(鈴木正志君)

 ご報告申し上げます。
 本日までに議会提出案件4件を受理いたしております。
 また、第87回全国市議会議長会定期総会の概要につきましては、印刷物に掲載のとおりでございます。
 以上でございます。

議案第35号、議案第39号ないし議案第41号

議長(尾田善靖君)

 日程第3ないし第6 議案第35号 財産の無償譲渡について、議案第39号 江別市児童福祉施設設置条例の一部を改正する条例の制定について、議案第40号 平成23年度江別市一般会計補正予算(第1号)及び議案第41号 平成23年度江別市下水道事業会計補正予算(第1号)、以上4件を一括議題といたします。
 予算特別委員長の報告を求めます。

予算特別委員長(鈴木真由美君)

 ただいま上程されました平成23年度一般会計補正予算外計4件について、予算特別委員会における審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。
 委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
 初めに、審査結果を申し上げます。
 まず、条例改正案等でありますが、議案第35号 財産の無償譲渡について及び議案第39号 江別市児童福祉施設設置条例の一部を改正する条例の制定については全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
 次に、補正予算案でありますが、議案第40号 平成23年度江別市一般会計補正予算(第1号)は賛成多数で、議案第41号 平成23年度江別市下水道事業会計補正予算(第1号)は全員一致により、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決しております。
 条例改正等の議案に対する審査経過ですが、議案第35号の財産の無償譲渡は、江別市立保育園の整備と運営等に関する計画に基づき、公設民営方式で運営している江別市みどり保育園を民設民営方式に変更するに当たり、現在の受託法人である社会福祉法人知進会へ建物を無償譲渡するもので、議案第39号の児童福祉施設設置条例の一部改正については、無償譲渡に伴って市が設置する児童福祉施設を定める江別市児童福祉施設設置条例において、江別市みどり保育園の項目を削除するものです。
 委員からは、民設民営化に係る保育の質の維持及び公立保育園が担う役割についての質疑があり、答弁では、社会福祉法人知進会には、これまでの保育の質が維持されることを確認しているが、市としても、新保育所保育指針に基づき、公立と民間における保育の質に差が生じないよう留意する必要があると考えている。また、公立保育園は、地域に密着した子育て支援の中心的役割を担っているが、今後は、障がい児保育や虐待など困難なケースへの対応や民間保育園に対するバック・アップ機能を果たしていきたいと述べられております。
 引き続き、各会計補正予算案の審査経過を申し上げます。
 審査に当たりましては、資料要求と合わせて質疑項目を事前通告し、重点的に審査を進め、各部局に対し計23項目にわたり、精力的に質疑を行ってまいりましたので、その主な質疑の概要を順次申し上げます。
 まず、民間社会福祉施設整備費補助事業に係るみどり保育園建て替え時の保育環境の確保と安全対策に関する質疑に対して、園舎建て替えに当たっては、仮園舎を建てず、通い慣れた現園舎で子供たちが過ごせるよう計画している。また、社会福祉法人知進会及び施工業者へは、工事車両の出入りなどの安全対策はもとより、子供たちの午睡の時間帯に配慮するなど保育サービスに支障が出ない形で十分対策を講じるよう伝えていきたいと答弁されております。
 次に、養育支援家庭訪問事業に係る対象世帯の把握方法及び支援の基本的な考え方に関する質疑があり、答弁では、現在行っているこんにちは赤ちゃん事業や保健師による訪問事業等の外、他の部署とも情報を交換する中で、支援を必要としている世帯の把握に努めていきたい。また、本事業でより多くの世帯の自立を支援したいと考えていることから、短期集中的な訪問支援を基本としながらも、困難なケースは、児童相談所など関係機関と連携し、個々のケースに応じた支援を検討していきたいと述べられております。
 次に、地域プロモーション推進事業による観光パンフレットの内容及び目的に関する質疑に対し、従来から江別観光協会で作成している観光パンフレットのえべつコレクションとは別に、札幌市の子育て世代をターゲットに、江別市の観光や食に関するパンフレットを作成したいと考えている。パンフレットは、札幌市内の幼稚園や保育園などの協力を得ながら配布し、江別市の魅力を伝え、足を運んでいただくことにより、将来的には江別市への転入増につながるように進めていきたいと答弁されております。
 次に、スクールソーシャルワーカー事業の周知方法と活動内容についての質疑に対し、答弁では、教職員に対する周知は校長会や不登校に関する聞き取り調査の機会を利用するほか、保護者に対しては、学校だよりやパンフレットに加え保護者会等も活用するなど様々な方法により行う予定である。また、教育委員会で受けた相談は、少年指導センターの指導員と協議する中でスクールソーシャルワーカーに協力を求め、家庭訪問の実施や関係機関との連携により、問題を抱えている児童生徒が置かれている環境へ働き掛けていきたいと述べられております。
 次に、公用車カーシェアリング事業の効果についての質疑に対して、市では、環境に優しい公用車の導入を進めているが、公用車は閉庁日には使用しないことから、野幌地区でカーシェアリング事業を行っている民間事業者に委託し、事業に活用してもらおうと考えている。公用車をカーシェアリング事業に使用する際には、保守整備等に係る経費が増加するが、電気自動車やカーシェアリングの体験をきっかけとして、生活様式の見直しについて考えていただくことと合わせて、環境負荷の軽減に関する意識の啓発を図っていきたいと答弁されております。
 次に、下水道事業会計では、汚水管きょ整備の完成前に企業立地が進んだ場合、現在の排水能力で問題はないのかとの質疑があり、答弁では、現在、日最大計画汚水量は401立方メートルとなっているが、貯留管が設置されているため、現在操業している食品製造企業と同規模の企業が進出した場合でも、現状の排水能力で対応が可能であると考えていると述べられております。
 次に、各議案の結審に当たり、討論があったものについて、要点のみ申し上げます。
 議案第40号の一般会計補正予算に対する討論では、反対の立場の委員からは、江別の顔づくり事業に関連して、地権者に図面を示し個別協議を進めるために、野幌駅南通りと天徳寺通りで現況測量を行うとのことであるが、住民にとっては、道路整備による様々な住環境の悪化に対する懸念があるものと思われる。事業実施を前提とするのではなく、住民に対し十分な説明を行い、合意形成を図ることを最優先にすべきであることを指摘し、反対する。
 一方、賛成の立場の委員からは、教育の分野では、小中学校学習サポート事業により、学習意欲の向上が図られるものと考えるほか、スクールソーシャルワーカー事業により、不登校等の子供たちに対するきめ細かな支援が行われることを期待する。また、大規模な防災訓練及び避難所運営訓練の実施や備蓄物資の追加の外、住宅の耐震改修に対する補助を盛り込むなど江別市の防災対策を進める予算編成となっていることを評価し、賛成する。
 同じく、賛成の立場の別な委員からは、次期総合計画策定に向けた取り組みについて、市民アンケート、基礎調査、市民会議の実施など前回の計画策定時より市民協働の視点が強く意識されていることを評価する。今後実施される調査を踏まえ、より実情に合った実践的かつ未来志向の総合計画が策定されることを期待し、賛成する。
 また、賛成の立場の別な委員からは、みどり保育園の建て替えに関する経費を除き、肉付け予算としては小規模であるが、放課後児童会に対する補助の拡大やスクールソーシャルワーカーの配置など子育て及び子供の教育に関する事業に配慮されていることから、今後の取り組みに期待し、賛成する。
 さらに、賛成の立場の別な委員からは、個々の事業費は比較的少ないものの、市政執行方針を基に防災対策や子育て支援、教育などの課題に具体的に取り組む姿勢が示されたものと理解し、賛成すると述べられております。
 討論の概要は以上であります。
 最後に、長時間に及びました委員会審査につきまして、改めて委員各位に感謝を申し上げ、予算特別委員会の審査報告といたします。
 よろしくご決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(尾田善靖君)

 これより予算特別委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上で予算特別委員長報告を終結いたします。
 これより議案第35号 財産の無償譲渡について及び議案第39号 江別市児童福祉施設設置条例の一部を改正する条例の制定についてに対する一括討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第35号及び議案第39号を一括採決いたします。
 議案第35号及び議案第39号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第40号 平成23年度江別市一般会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。

高橋典子君

 議案第40号 平成23年度江別市一般会計補正予算(第1号)について、反対の立場から討論いたします。
 本年度の当初予算は、統一地方選挙の年に当たることから骨格予算として編成されましたが、今回提案された補正予算は、市長の市政執行の基本方針に基づく政策予算として、下水道事業会計繰出金も含め39事業、総額3億8,426万9,000円となっています。
 事業には、このたびの東日本大震災を受けた防災関連事業や子育て・教育関連事業、地域の雇用や経済活性化に向けた事業、環境負荷軽減対策関連事業など評価すべき予算も提案されております。
 今後の推移を見ていかなければならないものとしては、一つに、消防車両整備事業における救急車の更新が挙げられます。高齢化が進む中で、保有する救急車を効率的に運用するためにも、救急救命士の充足など、救急体制の改善・充実を期待するものです。
 また、みどり保育園の園舎建て替えに関しては、補助金の制度上の問題があり、この間、国が保育に対する責任を大きく後退させてきたことがこのたびの民間移譲につながっています。日本共産党議員団は、みどり保育園の民営化について、江別市の保育の質の維持・確保、保護者との合意形成、そして何よりも子供に不安や混乱をもたらさないよう保育環境の維持を求め、この間の経過を見てきたところです。委員会審査で説明されたように、民設民営化後もみどり保育園が培ってきた公の保育を継承するという立場は変わるものではないということ、行政としても責任を持ってそのことを確認していくとのことであり、引き続き注視していきたいと考えます。
 一方、本議案に反対する最大の理由として、江別の顔づくり事業を推進する予算が提案されていることを指摘したいと思います。
 事業の内容は、野幌駅南通り及び天徳寺通りの現況測量などとなっており、野幌駅南通り第2工区の工事は平成27年度から平成31年度の予定とのことでありますが、地域の合意形成を図るために早めに実施すると説明されております。
 野幌駅南通りについては、南側に隣接する地域が第1種低層住居専用地域として用途地域の指定がされており、良好な住環境が守られるべき地区と言えますが、この街路事業によって車両の通過型交通量の増加につながる可能性があり、住環境の悪化が懸念されるところです。委員会審査において、現況調査に拒否する方がいた場合には、測量法に基づき関係者へ依頼文書を送付し、理解と協力が得られるよう個別に対応していきたいと説明されております。
 今回、現況測量を早めに実施しようとする背景には、江別の顔づくり事業の推進ありきの姿勢があるのではないかと言わざるを得ません。本事業は、多額の予算を必要とするものであり、江別のまちづくりに関わる重要な事業であるからこそ、計画どおりに実施することを前提にするのではなく、事業の節目ごとに十分な説明と市民の合意を図るべきと考えます。
 以上のことから、本議案には反対であることを申し上げ、議案第40号についての討論といたします。

議長(尾田善靖君)

 他に討論ありませんか。

宮川正子君

 議案第40号 平成23年度江別市一般会計補正予算(第1号)の討論に参加いたします。
 本年は、4月に統一地方選挙があったため、当初予算は骨格予算の編成となり、今次補正予算は、三好市長2期目の政策予算の追加及び国等の予算変更並びに緊急を要する事業について措置されました。
 一般会計は3億8,426万9,000円を追加し、これを当初予算に加えた本会計の総額は390億2,926万9,000円となり、前年度当初比約5.2%減となりました。
 今回の補正予算は、本年3月11日に発生した東日本大震災を踏まえた地域の防災対策の強化、環境対策の充実、そして、少子高齢化対策として定住人口の確保、子育てや教育に関連する事業に手厚く配分されています。
 今、市民の皆様が最も求めているものは、市長が基本姿勢で掲げております安全・安心なまちづくりであります。
 地域防災力向上支援事業として防災訓練や避難所運営訓練を実施し、耐震化推進支援事業として住宅の耐震改修工事費用の一部を補助することは、災害に強いまちづくりに向けた取り組みとして高く評価いたします。
 また、環境に配慮した緑あふれるまち江別として、公用車環境負荷軽減事業、公用車カーシェアリング事業及び環境教育等推進事業など環境に配慮したまちづくりは、今後ますます重要になってくると考えることから期待いたします。特に、調査船弁天丸を活用した石狩川での体験型環境学習は、日頃見ている江別のまちを川から眺めるという普段ではなかなかできない体験を通して、子供たちが新しいことを発見できるだけではなく、川に生息する生物を知り、環境問題を含めた川づくりを学び、江別のシンボルでもある石狩川を知ることで郷土愛も生まれると思います。大変素晴らしい事業だと思いますので、是非今後も継続していただきたいと思います。
 次に、定住人口確保の取り組みとして実施される地域プロモーション推進事業は、札幌市などの若い子育て世代に焦点を当てて、江別市の観光や食に関する観光パンフレット、マップ等を2万部作成し、札幌市内の幼稚園や保育園に配布するとのことですが、少子高齢化・人口減少社会の中、税収確保対策の外、活力ある江別市を築いていくため期待するとともに、効率的な配布方法について十分な検討をお願いするものです。
 次に、地域の特性を生かした産業を生み出すまち江別として、地域資源活用支援事業では、本年7月に行われるEBE-1グランプリ開催に係る支援を評価いたします。このような事業を推進し、地域産業の活性化を進めていくことが重要と考えます。
 次に、子育て支援として養育支援家庭訪問事業は、養育支援が必要な家庭に対して、これまでの保健師に加えて、新たにヘルパーが支援を行うとのことで、細かなところまで支援が行き届くようにされております。
 次に、教育の充実として公明党会派が求めてまいりました小中学校学習サポート事業は、全小中学校で長期休業期間中に学習支援を実施し、自学自習によって子供の学習意欲の向上を目指すほか、スクールソーシャルワーカー事業で、不登校などの子供たちへのきめ細かな支援が実施されることを評価いたします。
 今後は、第5次江別市総合計画の着実な推進を図りながら、それに続く今後のまちづくりの方向性を明らかにしていくために、平成26年度からスタートする次期総合計画策定に向けた調査が始まります。
 今回の補正予算は、防災、環境、子育て、定住人口確保などが重点的に措置され、今後の江別を活力あるまちにするための方向性が示されていると思いますので、本補正予算が着実に実行され、明るく元気な江別市のまちづくりが進められることを期待し、議案第40号 平成23年度江別市一般会計補正予算(第1号)について賛成の討論といたします。

議長(尾田善靖君)

 他に討論ありませんか。

山本由美子君

 議案第40号 平成23年度江別市一般会計補正予算(第1号)について、賛成の立場で討論に参加いたします。
 本議案は、本年4月に行われた統一地方選挙で三好市長が2期目を迎えたことにより、肉付け予算となったものであります。補正予算総額は3億8,426万9,000円でありますが、保育園建て替えに係る補助経費を除くと小規模であり、財政状況の厳しさがうかがえるものであります。
 本予算の施策では、放課後児童会の補助対象を小学校六年生まで拡大するほか、みどり保育園の園舎建て替え費用への補助、スクールソーシャルワーカーの配置、退職教員等による夏休みや冬休み期間中の学習サポートの実施など子育て及び子供の教育に関する事業に配慮されております。
 セラミックアートセンター改修事業では、市民ギャラリーとして使用できるよう企画展示室を改修するとのことですが、文化交流の場として多くの市民が足を運ぶための利活用について工夫するほか、産業の振興では、産業連関表の作成、江別B級グルメ発掘イベントEBE-1グランプリへの補助、新たな観光パンフレットの作成及び市外への配布など、これらの取り組みについて事業の成果を有効活用できるように実施されることを望みます。
 大麻駅周辺の整備については、今後、駐輪の状況をしっかりと把握し、対応されることを期待いたします。
 江別の顔づくり事業について、今回野幌駅南通りと天徳寺通りの現況測量が示されましたが、一部の工事計画がこれまで示されていた全体スケジュールと異なるものとなっております。住民説明のためにもこれらの事業が必要ということは理解いたしますが、事業全体の進め方に不安を感じるところもあります。今後十分な説明と対応がなされるものと認識しておりますが、改めて要望といたします。
 平成26年度にスタートする次期総合計画の策定準備については、江別市自治基本条例の基本理念を踏まえ、必ず市民参加手続を行うよう要望いたします。
 以上、要望と指摘事項を申し上げ、議案第40号 平成23年度江別市一般会計補正予算(第1号)について賛成の討論といたします。

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