ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 江別市議会会議録 > 本 会 議 会 議 録 の 閲 覧 > 平成23年分の目次 > 平成23年第3回江別市議会臨時会会議録(第2号)平成23年11月30日 2ページ

平成23年第3回江別市議会臨時会会議録(第2号)平成23年11月30日 2ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第

開議宣告

議長(尾田善靖君)

 これより平成23年第3回江別市議会臨時会第3日目の会議を開きます。
 ただいまの出席議員は26名で定足数に達しております。

議事日程

議長(尾田善靖君)

 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。

諸般の報告

議長(尾田善靖君)

 次に、諸般の報告を事務局長に報告させます。

事務局長(鈴木正志君)

 ご報告申し上げます。
 本日の会議に森好議員が遅刻する旨の通告がございました。
 以上でございます。

会議録署名議員の指名

議長(尾田善靖君)

 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議規則第111条の規定により、角田議員、星議員を指名いたします。

議案第52号

議長(尾田善靖君)

 日程第2 議案第52号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する例の制定についてを議題といたします。
 総務文教常任委員長の報告を求めます。

総務文教常任委員長(齊藤佐知子君)

 ただいま上程されました議案第52号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。
 委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
 今次改正の主な内容は、臨時会初日の提案理由説明で述べられたとおり、政府は、国家公務員の給与を人事院勧告によらず、臨時特例に関する法律案により減額支給することとしておりますが、江別市は、人事院勧告の内容に準じ、社会経済情勢や他の自治体の動向などを総合的に勘案しながら職員の給与を決定するというこれまでの取扱いに従うことが最も適切であると判断し、医師を除く40歳以上の職員を念頭に、給料表を平均して0.2%引き下げる改定を行うものであります。
 主な質疑の状況について申し上げますと、給料表の引下げの影響が遡及することについての質疑では、引下げ改定が遡及するものではなく、本年4月時点で公務員と民間の給与の均衡を図る必要があることから、4月から11月までの格差相当分を12月期の期末手当において調整するものであると述べられております。
 また、今回の改定により人件費が削減されるため、来年度は削減された分の人件費でより多くの職員を採用できるのではとの質疑に対して、単年度で見れば人件費は削減されるが、地方交付税の減少や、税収確保が非常に厳しい中で、増え続ける社会保障費等の財源を確保する必要があることなどから、予算総体として議論する必要があると答弁されております。
 次に、討論の状況について、要約して申し上げます。
 初めに、反対の立場の委員からは、今回の引下げは、該当する職員の生活設計に与える影響が大きく、厳しい内容である。当市の職員数と人件費は共に道内でほぼ最低の状況であり、給与の削減は、若年層も含め職員の疲弊感を増すことにつながるのではないかと危惧するところである。東日本大震災により落ち込んだ景気を立て直していくことは、我が国全体の重要な課題であるが、公務員給与の引下げは民間給与に悪影響を与え、消費を更に冷え込ませることにつながりかねないため、勤労者の労働条件を守る立場から、反対すると述べられております。
 一方、賛成の立場の委員からは、公務員の労働基本権が制約されている現在、その代償措置として人事院勧告がよりどころとなっており、職員労働組合との協議では一定の合意を得ている。少ない職員数で職務に精励している職員の努力に敬意を表し、今後は、必要な職員数の確保と適正な配置を計画的に行うことを期待するほか、使命感を持ってやりがいを感じることができる職場環境をつくるためにも、労使の信頼関係の醸成に努められることを望み、賛成すると述べられております。
 以上の討論を経て採決を行いました結果、議案第52号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しております。
 当委員会における審査の経過並びに結果については、以上のとおりであります。
 よろしくご決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(尾田善靖君)

 これより総務文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上で総務文教常任委員長報告を終結いたします。
 これより議案第52号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。

吉本和子君

 議案第52号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から討論を行います。
 本議案は、人事院勧告を尊重するというこれまでの江別市の基本姿勢に立ち、9月30日付けの人事院勧告を基に提案されたものです。
 今回の改正は、東日本大震災の被災地を除き実施された民間給与実態調査の結果を踏まえ、民間の給与水準を上回っている50歳代を中心に、40歳以上を念頭に置いて平均0.2%の給料の引下げを行うとのことですが、50歳代の給料表区分によってはマイナス0.5%となり、下げ幅の比較的少ない40歳代前半ではゼロからマイナス0.3%という実態にあります。中堅年齢層の多くは、子供の養育費や教育費、住宅ローンなどの出費も多く、家計に与える影響が深刻ではないかと危惧されます。
 また、引下げが本年4月に遡り、12月の期末手当でその格差分を調整するということについては、不利益の遡及に当たらないとされていますが、該当職員の生活への影響は大きく、納得し切れるものではないと考えます。
 さらに、当市においては、人口比の職員数、人件費は道内で最低レベルにあり、しかもこの間、正職員から臨時・非常勤職員、再任用職員へと置き換える傾向にある中で、若年層も含めた職員の疲弊感を増すことに拍車を掛けるのではないかと懸念されます。
 東日本大震災以降の落ち込んだ景気を立て直していくことは、日本全体の緊急かつ重要な課題ですが、人事院勧告に基づく民間給与水準に公務員給与を合わせ続けていけば、結果として、公務・民間賃金引下げのサイクルに拍車を掛け、当市においても域内経済循環を鈍らせ、ひいては、日本全体としての内需拡大による経済活性化という目標を踏みにじるものになりかねません。
 以上を申し上げ、議案第52号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、反対の立場からの討論といたします。

議長(尾田善靖君)

 他に討論ありませんか。

内山祥弘君

 議案第52号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場から討論いたします。
 本議案は、本年9月30日付けの人事院勧告の内容に準じた給与改定を行うものです。
 当市では、これまでも人事院勧告を尊重するとの基本姿勢に立ち、給与改定を行ってきたところであります。また、社会情勢を総合的に勘案しながら、他の自治体や民間給与との均衡を図るという観点、さらに、職員組合との合意の上で提案されたものであることから、本議案は妥当なものと考えます。
 しかしながら、3年続けてマイナス改定であることから、職員の士気をくじくことのないよう使命感を持ってやりがいを感じることができる職場環境づくりに引き続き努力されるとともに、給与削減による財源は、必要な職員数の確保や適正配置等に向けられるよう努力されることを期待し、賛成の立場での討論といたします。

議長(尾田善靖君)

 他に討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第52号を起立により採決いたします。
 議案第52号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 (賛成者起立)
 起立多数であります。
 よって、原案のとおり決しました。

閉会宣告

議長(尾田善靖君)

 今臨時会に付議されました事件は全て議了いたしました。
 平成23年第3回江別市議会臨時会はこれをもって閉会いたします。
 午前10時11分 閉会

前ページ