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生活福祉常任委員会 令和5年9月6日(水)

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年4月5日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(鈴木君):ただいまより、生活福祉常任委員会を開会いたします。(13:29)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、傍聴希望者がおり、入室を許可いたしましたので、報告いたします。
暫時休憩いたします。(13:29)

委員長(鈴木君):委員会を再開いたします。(13:30)
初めに、1付託案件の審査、(1)陳情第1号 高齢者の交通費助成を求めることについてを議題と致します。
陳情者の高齢者の交通費助成を求める江別の会の長谷川紫乃さんより、陳述したい旨の申出がありますので、お受けしたいと思います。
暫時休憩いたします。(13:30)

委員長(鈴木君):委員会を再開いたします。(13:30)
それでは、陳述していただきますが、陳述時間は10分以内となっております。
ただいま午後1時31分ですので、よろしくお願いいたします。

陳情者:このたびは、昨年の高齢者の交通費助成を求める請願に引き続き、今回の陳情への陳述を述べる機会を頂きまして、ありがとうございます。
昨年の請願は、趣旨採択となりました。
今回の陳情は、江別市には近隣自治体で実施されている高齢者への交通費助成がないので、江別市にも何がしかの交通費助成をしてほしいというものです。
私たち高齢者の交通費助成を求める江別の会は、交通費助成とは、基本的人権の保障や住民の福祉を実現していく大事なことと取り組んできました。高齢者への交通費助成を求めることは、住民福祉に寄与することと考えています。高齢者の日常生活における交通手段を確保し、明るく豊かな老後を送るための外出支援として、何らかの高齢者への交通費助成の施策を求めるものです。
私は、文京台南町に35年間住んでいます。この間、文京台南町まで入ってくる夕鉄バスは1日2本のみ、ジェイ・アール北海道バスは1時間1本と減便になりました。文京台南町唯一の商店は、2年前に閉店、御近所の高齢者から買い物や病院に行くのにも大変だとの声が上がっています。
車を持っている家庭は、大麻地区まで5分、新札幌まで15分で行けますが、徒歩となると、商店があるJR大麻駅まで20分、帰りは坂の上なので、高齢者の方はバスを待っているか、タクシーの利用になります。また、バスは全て新札幌行きです。大麻地区、野幌地区、江別地区へ行くには乗換えが必要で、バス運賃も割高になります。独り暮らしの高齢者も多くなっています。
昨年、文京台第二自治会の役員会に、前回の請願署名の協力を依頼したところ、以前から住民の高齢化が進み、日常の生活を支えるために、交通手段の拡充を求める意見が寄せられているとの議論から、全世帯に請願署名を回覧し、1,200筆を超える署名が集まりました。
また、江別市が行ったアンケートの要望にも、高齢化による運転免許証返納後の交通サービスの不足を挙げている方も多いように思われました。
私は、今年4月、江別市地域公共交通計画案に対するパブリックコメントに意見を寄せました。私を含め、6人の方が意見を寄せていましたが、そのうち、高齢者への交通費助成を求めていた方は3人いたと思われます。
敬老パスの要望や1回100円の利用料金の循環バスの復活、バス利用を促すために高齢者への助成、タクシー代の補助などの意見がありましたが、市の回答は、いずれも今後の関係者との協議の際の参考とさせていただきますとのことでした。意見を聴いて、参考までです、ではとても残念です。ぜひ思いを酌み取ってほしいと思います。
この酷暑で、エアコンのない部屋で熱中症になる高齢者も少なくないと思います。今の物価高、電気代の高騰で、年金生活も大変な中、エアコンのある公共施設やスーパーへ、交通費助成があれば気軽に外出できるのにとの声が寄せられています。病院に行くにも、クーラーが効いているタクシーを利用できるかもしれません。
厚生労働省の将来推計人口から見ても、江別市の高齢化率は2025年予測で34.2%と、全国平均の30%を上回っています。また、独居の高齢者も増えており、交通費助成がない生活は、高齢者の外出する機会を減らし、身体的、精神的な健康を損ねる要因にもなるでしょう。
高齢者への交通費助成は、待ったなしの状況だと思います。昨年度の生活福祉常任委員会では、何らかの助成についての内容の質問がありました。
最初に言いましたけれども、近隣の自治体では、それぞれの財政事情や考え方がありますが、何がしかの高齢者の交通費助成があります。しかし、江別市にはありません。
先日、高齢者の交通費助成を求める江別の会では、市長にも、高齢者に交通費助成をしてくださいとの要望を出しました。
また、4月の江別市議会議員選挙でも、高齢者への交通費助成について公約された議員の方もおられました。
どんな交通費助成が必要で可能なのか、議会と行政と市民を交えて考えていただくことをお願いして、私からの陳述とします。
どうぞよろしくお願いします。

委員長(鈴木君):ただいま、陳情者より陳述していただきましたが、委員の皆様から確認等はございませんか。

吉本君:今、前回と同じということで陳情者からもお話がありましたが、前回と同じだけれども、今回は出さなければならないという高齢者の生活実態など、そちらで把握している、同じような内容の陳情でも出さなくてはいけないという切迫した状況というのは、どのような状況があるのでしょうか。
もしお聞きしたり、自分たちで把握していらっしゃることがあれば、具体的なところを教えてください。

陳情者:同じ内容で陳情したということですけれども、私たちは、やはり実施してほしいという思いが強いものですから、昨年は趣旨採択ということになったのですが、ぜひ採択してほしいという思いで改めて出しました。
今の状況からすれば、やはり物価高で年金生活がとても苦しくなっているというのが実態にあると思います。少しでも援助になればという思いで改めて提出しました。
今の陳述の中でも言いましたけれども、聞いていること、意見はたくさんあります。
本当に援助が欲しい。そして、札幌市と同じということではなくても、やはり周りの自治体のように高齢者に対しての支援というものを求めていると会う方々には言われてしまうということもあります。そういう事情があります。

吉本君:先ほどの陳述は、前回のときも同じような中身だったかなということが記憶にあるのですけれども、生活が苦しい、確かに本当にそのとおりだと思います。ですから、財政的に非常に負担感が強くなっているということが一つございます。
陳述の中でもお話しされていましたけれども、先ほど例に出されていたところは、公共交通機関の便が悪いと、確かに坂の上で、傾斜地のところで上っていかなくてはならないので、そういうところは特に大変だろうなと思います。
やはり、そのような公共交通機関のいろいろな便の悪さもあった上で、それでも、公共交通機関を使う上では、高齢者に対する交通費の助成が一番ベターな方法、一番直接的な支援になるのではないかという御判断だと理解してよろしいでしょうか。

陳情者:そのとおりだと思います。
よく私も分からないのですが、江別市で出されている江別市地域公共交通計画の中では、バスの便がすごく不便で、こういったルートが欲しいなど、いろいろな意見も出されていると思います。そこでは高齢者交通費助成は関係ないとかではなくて、同時にバスの便も考えながら、バスに乗る人も増やしていったほうがいいと思うので、今までは現役でバスに乗っていたけれども、現役ではなくなって乗れなくなるということもありますし、そこを援助することによって、現役ではない方も、高齢者の方もバスを利用するということになれば、またバスの利用者も増えて、いい循環ができるのではないかということもあります。

吉本君:確かにそうだと思います。
乗りやすいというのは、決してルートがいいとか、悪いとかだけではなくて、やはりお財布からお金を出すという大変さがあります。
それで、陳述の中にもあったと思うのですけれども、免許を返納した方に対する若干の支援というのは、ほかの自治体でもやはり行っていて、提出してもらった資料を見ると、1回きりですが、そのようなものもありました。
やはり、そのようなものもかなり効果的なのか、それとも、すべからく公共交通機関を利用して、生活を送っている方たちの利便性を上げるという意味で、助成を全体的にするほうがニーズにかなっているのかどうか。
その辺はどうかと思うのですけれども、高齢者の方々にアンケートなどを取られていて、どんな印象をお持ちなのか、最後にそれだけお聞きしておきたいと思います。

陳情者:両方あると思います。
それでも、私自身も市の財政など、事情もいろいろとあると思うので、できるところからという部分で、やはり江別市でも、ぜひ近隣自治体でも行っていることで何ができるのか、積極的に考えていただけたらと思います。
免許証返納のときの補助もありますが、やはりそれは免許証を持っていない高齢者の方との差別というわけではないのですけれども、影響があるので、できたらそういうことではなくて、全体に支援があるといいと思います。
ただ、やはり、いろいろな事情や財政的な基盤があったりすると思うので、そこは何が有効的で、何ができるのかということを、ぜひ市長にも議員の皆さんにも考えていただけたらと考え、私たちは、何がしかの助成が欲しいという第一歩を踏み出したいと思っているところです。

委員長(鈴木君):ほかに確認等ございませんか。

吉田君:陳述の最初のお話を聞くと、文京台地区を例に挙げて、バスの便のお話をされていたと思うのですけれども、一応、これは江別市に求めているものです。
だから、江別市全体でも同じような状況になっているということを確認されているのでしょうか。

陳情者:高齢者の交通費助成を求める江別の会としては、昨年の冬に全市でアンケートを取りました。そのときにも、同じようなバスの不便さ、あとは、バス停まで行けない、歩けない、病院行きのバス停が変わって病院に行くのにとても苦労するなど、そういう全体的な意見は把握しております。
私は文京台地区に住んでいるので、この行動、要請に加わった、高齢者の交通費助成を求める江別の会に加わった理由は、やはり地域でのそういう声があったからということです。

委員長(鈴木君):ほかに確認等ございませんか。(なし)
以上で、陳述を終わります。
健康福祉部入室のため、暫時休憩いたします。(13:45)

委員長(鈴木君):委員会を再開いたします。(13:47)
提出資料についての説明を求めます。

介護保険課長:それでは、陳情第1号 高齢者の交通費助成を求めることについて、提出資料に基づき御説明いたします。
資料を御覧ください。
この表は、石狩管内の自治体に対して、高齢者の交通費助成の実施について問い合わせた結果を取りまとめたものであります。この表に基づき、石狩管内自治体の取組状況について御説明いたします。
高齢者等への交通費助成事業は、石狩管内において、江別市と当別町を除く5市1村で実施されており、大別いたしますと、外出を支援し、社会参加の促進を図ることにより、健康の増進と福祉の向上に寄与することを目的としている事業と、運転免許証を自主返納する高齢者等に対する支援を目的としている事業があり、それぞれ交通機関などの利用券等の交付を行っております。
外出を支援し、社会参加の促進を図ることにより、健康の増進と福祉の向上に寄与することを目的として事業を展開している札幌市、千歳市、恵庭市、石狩市のうち、札幌市を除く自治体においては、交付する利用券について、交通機関での利用のほか、入浴施設や公共施設等での利用も可能としているとのことであります。
その他、対象者や事業費等につきましては、資料に記載のとおりでありますので、御参照ください。
なお、石狩市の事業費等でありますが、利用枚数と事業費については、高齢者と障がい者に分けて集計していないとのことでありますので、資料には合算した数値を掲載しております。
また、各市町村に確認したところ、令和4年度から令和5年度にかけて、どの自治体においても大きな制度の拡大、変更はございません。
以上です。

委員長(鈴木君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

吉本君:1点、数字の確認だったのですけれども、もし確認をしていたら教えていただきたいと思います。
恵庭市の市内公共交通の新規利用者拡大事業のところで、交付者数が136人ですけれども、昨年の資料、令和3年度分のものと見比べてみたら30人ほど少なかったです。30人は大した数字ではないけれども、100人規模のところで30人なので、どうしてなのかと思いました。
ただ、事業費や枚数はむしろ増えているのですけれども、例えば、先ほどちらっと事業継続云々というお話があったような、なかったような気がするのですが、それぞれの自治体で検討していたりするのか、そのようなニュースもお聞きしているかと思ったものですから、恵庭市の人数が減っている理由をもしお聞きしていたら、教えてください。
確認していなければ、それはそれで結構です。

介護保険課長:委員がお尋ねの理由につきましては、こちらのほうで確認をしておりません。現在、手元に資料がございませんので、分からない状態でございます。

健康福祉部次長:確認はしておりませんけれども、資料から類推したお話を差し上げたいと思います。
当該事業につきましては、対象者が運転免許証を自主返納した方となっております。すなわち、運転免許証の自主返納者が減りますと、この対象者自体が減少する。そのため、経年で同じレベルなのか、拡大したのか比較できるものではなく、自主返納を行って窓口に申請した方の実数なのだろうということで考えております。

吉本君:そういう数字もそこまで把握していませんでした。
それと、令和4年度、令和5年度にかけて制度の変更はないという御説明を伺いましたけれども、これもほかの自治体のお財布事情を探るようであれですが、例えば、調査でお聞きをしている段階で、全体の事業費は全て上がっています。高齢者がどこも増えてくるということが想定されますので、そういうことで、この事業を将来的にどのように改善する、こういうふうに見直しをするなど、何かしらそういうような情報がもしあれば教えていただきたいと思います。

介護保険課長:事業の見直し、改善などにつきましては、そこまでの確認を取っていない状況であります。

委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
消防本部入室のため、暫時休憩いたします。(13:53)

委員長(鈴木君):委員会を再開いたします。(13:54)
次に、(2)議案第70号 江別市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

予防課長:私から、議案第70号 江別市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。
まず、定例会初日に御説明いたしました提案理由につきましては、資料1ページのとおりでありますので、御参照願います。
資料2ページ及び3ページを御覧ください。
初めに、1改正理由でありますが、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
次に、2改正内容でありますが、(1)蓄電池設備等に係る規定の改正については、まず、キュービクル式以外の蓄電池設備等の建築物等との間に換気、点検及び整備に支障のない距離を保つこととするための規定の整備を行うものであります。
次に、規制対象の指定に係る単位をアンペアアワー・セルからキロワット時に改めること及び容量が10キロワット時以下のものなど、一定の基準を満たすものを規制対象から除くこととするものであります。
また、蓄電池設備の設置方法について、開放型鉛蓄電池を用いたもの以外は、耐酸性の床上等に設けることを不要とし、キュービクル式以外のものでも雨水等の浸入防止措置が講じられた筐体に収められたものであれば屋外へ設置可能とするほか、建築物等との離隔距離を不要とする要件として、延焼防止措置が講じられたものとして、消防庁長官が定めるものを新たに追加するものであります。
あわせて、火を使用する設備等の届出の対象から、容量が20キロワット時以下の蓄電池設備を除くこととするものであります。
(2)厨房設備の離隔距離に係る規定の改正については、江別市火災予防条例において規定する厨房設備について、新たに固体燃料を用いた炭火焼き器と可燃物等との離隔距離を追加するための規定の整備を行うものであります。
次に、3施行期日につきましては、令和6年1月1日からとするものであります。
次に、4経過措置につきましては、施行の際、現に設置され、または、設置の工事がされている蓄電池設備等及び新条例に規定する蓄電池設備に新たに該当することとなるもので、現に設置されているもの並びにこの条例の施行の日から起算して2年を経過する日までの間に設置されたもので、新条例の規定に適合しないものについて、記載のとおり経過措置を設けるものであります。
なお、資料4ページから5ページまでは、新旧対照表を添付しておりますので、御参照ください。
以上です。

委員長(鈴木君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
消防本部退室のため、暫時休憩いたします。(13:58)

※ 休憩中に、陳情第1号及び議案第70号の今後の審査方法等について協議

委員長(鈴木君):委員会を再開いたします。(14:00)
休憩中に確認いたしましたとおり、陳情第1号及び議案第70号については、次回結審を行うこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、結審単位については、1件ずつ行うこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次回の委員会は、9月8日金曜日の午前10時より開催いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、2その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(14:01)