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総務文教常任委員会 令和5年7月25日(火)

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年1月19日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(徳田君):ただいまより、総務文教常任委員会を開会いたします。(9:56)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
企画政策部入室のため、暫時休憩いたします。(9:57)

委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(9:57)
1企画政策部所管事項、(1)報告事項、アの江別市DX推進方針(案)に対する意見公募(パブリックコメント)の結果と市の考え方についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

デジタル政策担当参事:それでは、私から江別市DX推進方針(案)に係る意見公募(パブリックコメント)の結果と市の考え方について御報告申し上げます。
資料1ページを御覧願います。
江別市DX推進方針(案)につきましては、5月23日に開催された当委員会に報告した後、5月26日から6月26日までの約1か月間意見公募を実施いたしましたので、その結果を御報告いたします。
今回の意見公募では、2人から計2件の御意見を頂きました。
寄せられた2件の意見に対する市の考え方は、資料3ページのとおりでありまして、2件のうち取扱い区分B案と意見の趣旨が同様と考えられるとするものが1件、取扱い区分C案に変更はないが、今後の参考等とするものと考えられるものが1件でございます。
そのため、意見公募の結果による本方針(案)の修正はございませんでした。
なお、別冊資料1として、前回の委員会においてもお配りしておりますが、江別市DX推進方針(案)を添付しておりますので、後ほど御参照ください。
最後に、今後のスケジュールでございますが、本日の報告後、外部委員会である江別市未来型政策検討委員会で報告した後、8月には江別市DX推進方針を決定する予定としております。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

三吉君:別冊資料1の江別市DX推進方針(案)の7番に、具体の取組事項と工程表ということで、令和7年度までの工程があるのですけれども、この中で推進計画をつくって進めていくのか、今後の進め方についての考えを教えてください。

デジタル政策担当参事:方針の中にある具体的な取組と工程表についてですけれども、今後進めるに当たりまして、方針に係る具体的な計画というものは、特に策定する予定はございません。

三吉君:今後の進捗管理などはどのような形で進めていくのか、教えてください。

デジタル政策担当参事:各取組の進捗管理につきましては、外部委員会である江別市未来型政策検討委員会や未来型政策庁内検討会議において、各取組事項の進捗状況について報告させていただく予定としておりますので、適宜、関係部局と連携を図りながら各取組の進捗管理を行っていきたいと考えております。

三吉君:今回、別冊資料1の8で江別市未来型政策検討委員会で進捗管理を行うと伺ったのですけれども、デジタル化を推進していくに当たって、多くの市民の皆様にデジタル化を理解していただくことがすごく大事かと思いまして、皆様の生活が豊かになるようなメリットを共有していけるように、もう少し市民の皆様の目に届くような形の取組と進捗状況が分かる情報管理をぜひお願いしたいと要望させていただきます。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:意見公募の結果と市の考え方ということでしたので、その結果の資料に関連してお伺いいたします。
まず、寄せられた意見と市の考え方が資料3ページの表にあるのですけれども、1番の意見に対する考え方について、個人情報等の漏えいが起きないよう、職員のセキュリティーに対する意識の醸成に努めているところでございますという書き方です。本来、個人情報等の漏えいはあってはならないことだと思います。この書き方だと遠慮がちといいますか、意識の醸成に努めているという書き方でいいのかと思ったのですけれども、実際はそうではなくて、漏えいがないように対応しているというふうに理解したいと思いますが、その点を確認させてください。

デジタル政策担当参事:今ほどあったセキュリティー対策の徹底の部分でございますけれども、委員がおっしゃるとおり、現在、個人情報の管理につきましては、情報セキュリティーポリシーを基準に進めているところであります。
その中で職員の意識の醸成を図っていることと、併せて新人研修なども行いながらセキュリティーに対する意識の徹底をしているところでありますので、委員がおっしゃったとおり、そこはあってはならないものだと認識しておりますことから、そこは徹底してまいりたいと考えております。

高橋君:かねてから江別市の情報管理はなかなか厳しいというふうにも伺っておりますので、ぜひ徹底していただきたいと思います。
もう1点、2番目の意見に関してです。
この方からも職員の手間の削減や時間短縮などの業務の効率化ということで御意見を頂いていて、市の考え方も同様の回答になっていると思います。
少し気になったのは、前回、江別市DX推進方針について説明いただいたときに質疑しておけばよかったのかもしれませんけれども、6基本方針と取組事項に書かれている市政業務の効率化の中にAI・RPAとありますが、RPAというのはロボティック・プロセス・オートメーションです。この推進ということで書かれておりますけれども、そもそも国がこれを打ち出したときには、AIやロボティクスの活用によって自治体職員を半減できるというような打ち出しだったかと思います。市としては、ここでは業務の効率化ということで書かれていますが、国が当初考えているような職員の半減というところまで見込んでのことなのか、どういう考え方でこの回答を書かれているのか、お聞きします。

デジタル政策担当参事:今ほど頂きました2件目の質疑に対するお答えですけれども、今、国が進めているAI・RPAの推進という部分では、市の考えと致しましては、職員を半減するという視点ではなくて、まずはこの方針案に書かれている指定業務の効率化と市民の利便性向上というところに視点を置いて進めていきたいと考えております。

高橋君:当市の場合、かねてから職員定数はかなり低いところで抑えてこられているということで、逆に、最近では職員の皆さんに余裕がなくなっているのではないかと思います。AIなど、どんな技術が市の業務にフィットするのか分かりませんが、職員の仕事にゆとりができるといったらおかしいですけれども、よい仕事ができるように配慮しながら進めていただければと思います。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:前回、パブリックコメントを出す段階において、江別市DX推進方針の説明のときにお聞きすればよかったのかもしれないのですけれども、別冊資料1の5ページ、本方針の位置づけの図についてです。
これから策定される総合計画と江別市DX推進方針というのは、大きく絡みがあるものだと思います。江別市の政策全体の要である企画政策部の立場で答弁いただけるのであればということでお聞きしたいのですけれども、今、行政の業務のみならず、教育分野でも、農業、産業全てですが、ありとあらゆるところでDXやAIということが言われてきております。
今後、そうした手法、手段は、例えば、教育分野だったら、教育委員会で取組の方向性などを独自で決めていくのか、それとも、市全体の中で、教育、産業など全て考えていくのか、その辺の行政の立ち位置や教育委員会との関係性は、ある意味非常に関心のあるところでもありますので、その辺の現状についてお聞きします。

デジタル政策担当参事:今ほど頂いた質疑に対する御答弁ですけれども、これからデジタル化は各分野において必要になってくると思います。
総合計画の中でも、デジタル化というのは推進機能というふうに位置づけられていくと理解しておりますので、各分野においては各関係部署が進めていくことになろうかと思いますけれども、そこはデジタル政策室としても、常に動きを連携しながら確認しつつ、側面的支援が必要であれば、私たちも一緒に動くというようなことで考えております。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの第7次江別市総合計画策定に係る取組状況と今後のスケジュールについてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

総合計画・総合戦略担当参事:私から、第7次江別市総合計画策定に係る取組状況と今後のスケジュールについて御報告申し上げます。
資料4ページを御覧願います。
次期の第7次江別市総合計画は、令和6年度の開始に向けて、令和3年度から策定作業を行っているところであり、その作業状況については、適宜、当委員会に報告しておりますことから、これまでの取組状況と今後のスケジュールについて御報告申し上げます。
1これまでの主な取組でありますが、令和3年度から行っている策定作業は、表に記載のとおりであり、当委員会に行った5月の報告以降、江別市行政審議会が3回開催されました。
また、これまで専門部会を含めて延べ12回にわたる審議を頂いてきた江別市行政審議会は、第8回目の全体会で最終回となり、去る7月21日には、市長に対する答申が行われたところでございます。
資料5ページを御覧願います。
次に、2第7次江別市総合計画庁内検討会議の開催状況でありますが、総合計画は市の最上位計画に位置づけられていることから、理事者及び部長職で構成する会議をはじめ、3つの会議を設置して、適宜、進捗状況を報告しながら検討と協議を行ってまいりました。
また、これまでの策定に向けた取組結果のほか、それぞれの会議での協議内容につきましては、全職員に情報発信を行い、共有を図りながら策定作業を進めているところでございます。
資料6ページを御覧願います。
次に、3総務文教常任委員会への報告等でありますが、次期総合計画の策定作業開始以降、適宜、状況報告などを行ってきたところであり、開催日と議題は表に記載のとおりであります。
次に、4江別市行政審議会からの答申でありますが、昨年8月に設置された江別市行政審議会は、最終回となった7月18日まで、専門部会を含めて延べ12回に及ぶ審議を頂きました。
また、7月21日には答申書手交式が行われ、江別市行政審議会の正副会長から市長に対して答申書が提出されました。
正副会長からは、江別市行政審議会での審議の結果、諮問された計画案の方向性は適切であるとの答申がなされ、また、答申に付した意見に十分留意して市政を運営されることを希望する旨のお話を頂きました。
なお、答申書については、別冊資料2のとおりでありますので、後ほど御覧いただきたいと存じます。
次に、5えべつ未来づくりビジョン第7次江別市総合計画の素案についてでありますが、江別市行政審議会からの答申を受け、市として計画の素案を取りまとめたものであり、えべつまちづくり未来構想、まちづくり政策及びえべつ未来戦略の3つの資料に分けて作成いたしました。
初めに、別冊資料3を御覧願います。
別冊資料3は、えべつまちづくり未来構想でありますが、ページを3枚めくっていただき、目次の見開きページを御覧いただきたいと存じます。
第1章では、市の概要や強みを紹介し、第2章では、総合計画の策定目的のほか、まちづくりの主な課題や目指すまちの姿、そして、まちづくり政策一覧を示しており、この第2章は、いわゆる基本的な構想部分と位置づけております。
次に、別冊資料4を御覧願います。
別冊資料4は、まちづくり政策の詳細を示したものであり、9つの政策、26の取組の基本方針、そして、94の具体的施策で構成しております。
次に、別冊資料5を御覧ください。
別冊資料5は、えべつ未来戦略でありまして、総合計画の2本柱の1つに位置づけるこのえべつ未来戦略は、前期5年間における戦略テーマを掲げ、えべつまちづくり未来構想と連動して進めていくものでございます。
これらを計画の素案として取りまとめたところであります。
本編資料に戻りまして、7ページを御覧願います。
次に、6えべつ未来づくりビジョン第7次江別市総合計画の素案に対する意見公募(パブリックコメント)等についての(1)意見公募(パブリックコメント)の実施についてでありますが、今ほど御説明申し上げた計画の素案についての意見公募を行うものでございます。
意見公募期間は、8月1日から31日まで、資料の公表場所は、記載の13か所であり、周知については、広報えべつ8月号のほか、市ホームページ、市公式LINE及びSNS等で行うほか、素案の紹介動画をユーチューブで配信したいと考えております。
次に、(2)市民説明会の開催についてでありますが、意見公募の実施に合わせて、総合計画の内容を分かりやすく説明し、まちづくりを身近に感じていただくことを目的に、市民説明会を開催いたします。
日時は、8月5日土曜日の午後1時30分から、場所は、江別市民会館1階の小ホール、構成は2部構成とし、第1部では、計画素案の説明を行い、第2部では、パネルディスカッションを行います。
なお、周知については、今ほど御説明した意見公募と同様の手法を用いるほか、案内チラシでの周知や昨年実施した市民参加の取組であるえべつの未来づくりミーティングに御協力いただいた方にも直接案内を差し上げる予定でございます。
次の資料8ページには、案内チラシを掲載しております。
資料9ページを御覧願います。
7今後のスケジュールについての(1)議会提案でありますが、総合計画は、条例に基づき議会の議決を要することから、本日御報告申し上げた計画素案については、意見公募などの所定の手続を経て、本年、えべつ未来づくりビジョン第7次江別市総合計画の議案を提出する予定でございます。
最後に、(2)参考として、策定方針で示している総合計画の策定スケジュールの概要を掲載しております。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

干場君:2点ほどお伺いをしたいと思います。
市民説明会の開催についてです。
このチラシを拝見しますと、市長と今回の江別市行政審議会のメンバーの皆さんだと思うのですけれども、質疑の時間があるのかどうか伺います。

総合計画・総合戦略担当参事:今回、市民説明会として行うのは、2部構成として、最初に計画素案の説明、2部でパネルディスカッションを予定しております。
第1部の計画素案の説明では質疑をお受けしたいと考えておりますが、時間の都合もありまして、パネルディスカッションにおいては、特に質疑をお受けする予定はございません。

干場君:基本的なことだと思いますが、今回、市民説明会の開催について、まちづくりを身近に感じていただくことを目的とされていることからも、子供を抱えた若い世代に向けたいわゆる託児、もしくは、子連れでもオーケーですみたいな、もう少し丁寧な呼びかけも必要ではないかと思いますけれども、こうした子育て世代に向けた発信についての考え方を改めて伺います。

総合計画・総合戦略担当参事:総合計画の内容をしっかりと周知するという観点では、子育て世代、また、子供に対する周知も非常に重要であると考えております。
これまではなかなかツールがなかったこともありますので、例えば、広報えべつによる周知、また、市内公共施設へのチラシの配架というところで終わっていたところでありますが、今は、いろいろな世代の方が御覧いただく公式LINEやSNSがございますので、そちらのほうでしっかりと御案内を差し上げるほか、総合計画はなかなか認知度が低いという問題点もございますので、総合計画を分かりやすく、今回は紹介動画も作りましたので、LINEからつなげて御覧いただけるような、そういった工夫を講じていきたいと思います。

干場君:今回、説明会に際していろいろな手法で周知をしていただいたことは、これまでにない、今後の総合計画の市民へのアピールとしてとてもいい取組というふうに認識しておりますけれども、今回の市民説明会における子供を抱えた若い世代に向けての託児の体制について改めてお伺いを致します。

総合計画・総合戦略担当参事:現在のところ、託児について、特段の取組を行うということは想定しておりませんでしたので、少し検討したいと思います。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:まず、意見公募の実施についてお伺いいたします。
えべつまちづくり未来構想、まちづくり政策、えべつ未来戦略がありますけれども、この3冊とも、意見を募集するところに資料として置かれるということでしょうか、確認させてください。

総合計画・総合戦略担当参事:委員が御案内のとおり、3冊をパブリックコメントの対象として市内公共施設に配架するほか、ホームページ等で意見公募を行いたいと考えております。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの江別市行政改革大綱の改定等についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

政策推進課長:江別市行政改革大綱の改定等について御報告いたします。
資料10ページを御覧ください。
市では、これまで、江別市行政改革大綱、江別市行政改革推進計画を定めて、行政改革の取組を推進してきておりますが、このたびの総合計画の見直しに合わせまして、現行の行政改革大綱等の見直しを進める必要があることから、その方法等について御報告するものであります。
まず、1つ目の見直しの趣旨でありますが、ただいま申し上げましたとおり、江別市行政改革大綱は総合計画の個別計画として位置づけられており、総合計画が目指すまちづくりの推進のために必要な行財政運営に係る基本目標と取組方針を定めているところであります。
このたび、令和6年度を始期とする第7次江別市総合計画の策定に伴いまして、現行の江別市行政改革大綱を改定するものであります。
また、江別市行政改革大綱の改定に合わせまして、江別市行政改革大綱が掲げる基本目標等を達成するための具体的な取組項目を江別市行政改革推進計画として定めることとしております。
次に、2つ目の改定等の方法でありますが、まず、(1)庁内会議の開催による協議につきましては、理事者及び部長職を構成員とし、行政改革の基本指針及び基本計画の策定を所掌しております江別市行政改革推進本部会議のほか、江別市行政改革推進本部を補佐し、各部の主務課長等で構成されております同幹事会、さらに、江別市行政改革推進計画に掲げる個々の取組項目の関係課等の課長職を中心とした江別市行政改革推進本部部会の3つの会議を設けます。
それぞれの会議については、江別市行政改革推進本部会議では行政改革の方針を、江別市行政改革推進本部幹事会においては、主に江別市行政改革推進本部会議で示された行政改革の方向性、具体的には大綱の案という形になりますが、こちらを踏まえまして、江別市行政改革推進計画の案という形で取組項目をまとめる役割を担います。
また、関係課等の課長で構成される江別市行政改革推進本部部会においては、江別市行政改革大綱の方向性を実現するに当たりまして、具体的に何に取り組んでいくかという取組項目の設定について作業を進めてまいりたいと考えております。
次に、(2)行政改革推進委員会による協議ですが、主に、江別市行政改革大綱の策定に関して意見を述べることを所掌している庁外の会議であります。
委員構成は10名を予定しており、内訳は資料に記載のとおりでございます。
このほか、各会議での議論の結果を踏まえた(3)庁内意見の募集や(4)パブリックコメントの実施などを経て、江別市行政改革大綱及び江別市行政改革推進計画の改定等を進めてまいりたいと考えております。
最後に、3つ目としまして、現時点でのスケジュールですが、既に今月7日に第1回江別市行政改革推進本部会議を開催し、本日御報告をさせていただいております各会議の設置及びスケジュールのほか、江別市行政改革大綱改定の骨子及びたたき台について議論をしております。
今後におきましては、8月に市民委員の公募、9月以降に江別市行政改革推進本部会議等の庁内会議のほか、市民公募委員も加えた江別市行政改革推進委員会などを随時開催いたしまして、来年3月には江別市行政改革大綱及び江別市行政改革推進計画の案を確定させたいと考えております。
さらに、年度が明けた後になりますが、6月頃にパブリックコメントを実施し、8月には江別市行政改革大綱及び江別市行政改革推進計画を正式に決定したいと考えております。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

高橋君:1点だけお伺いいたします。
江別市行政改革推進委員会についてですけれども、これまでもそうだったというふうにおぼろげながら記憶しているのですが、10名の委員のうち市民公募が4名ということで、比率としては高いと思います。その辺りの考え方と、どのようなことを期待してこういう人数構成になっているのか、お聞かせください。

政策推進課長:市民公募委員の比率を高めているという御指摘かと思いますけれども、今回に関しては、あくまでも市民の方々の率直な意見、行政に対する素朴な疑問、そういったものを率直に頂こうということで、市民の数を4名という形で考えているところでございます。

高橋君:行政改革という言葉だけを聞くと難しく捉えられがちかと思いますが、行政を運営する側から見れば、市民の率直な意見や市民目線での見え方というのは、よりよい仕事をするためには大事だと思いますので、公募する際のアピールの仕方もそうですけれども、会議を進めるに当たっても、そういったところに十分配慮していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:2改定等の方法の(1)庁内会議による協議というところでお伺いを致します。
3つの会議が会議のメンバーも含めて記載されておりますが、それぞれの会議の関係性といいますか、例えば、関係課の課長等の会議が主務課長等や理事者及び部長職に上げられていくのか、この3つはそれぞれメンバーが違うと思いますけれども、行政として江別市行政改革大綱を改定するに当たって、この3つの会議、幹事会、部会の関係性についてもう少しお聞きします。

政策推進課長:これらの会議の関係性ということですが、まず、江別市行政改革推進本部会議につきましては、先ほど申し上げましたとおり、行政改革の基本的な方向性を定めるということで設置されている会議です。
例を挙げていきますと、この後、江別市行政改革推進計画を実際につくっていくのですが、取組の方針に基づいて推進計画を作成するのは、例えば、現行の江別市行政改革推進計画でも取組項目の中に市税の収納率やSNSというものを載せているのですけれども、そういったところには、所管しております納税課長や広報広聴課長といった所管課長を集めた部会で、取組項目の項目出しをしていくというような流れです。
それを踏まえて、江別市行政改革推進本部幹事会というのは、各部を代表した主務課長等で構成されておりますので、こちらのほうで江別市行政改革推進計画の案という形で形を整えていくと。
さらに、同時並行にはなるのですけれども、江別市行政改革推進本部幹事会と江別市行政改革推進本部部会の役割のほかに、江別市行政改革推進本部会議と江別市行政改革推進委員会は、江別市行政改革推進本部幹事会で取りまとめられた江別市行政改革推進計画案と江別市行政改革大綱という方向性の案を一緒に議論していただくというような流れを想定しております。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、エの地域公共交通活性化協議会についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

公共交通担当参事:それでは、私から、令和5年度第1回江別市地域公共交通活性化協議会の開催結果について御報告いたします。
委員会資料の11ページを御覧ください。
まず、(1)開催日時等ですが、令和5年6月28日に市民会館37号室で開催しております。
次に、(2)当日の内容ですが、報告事項が1件、協議事項が3件でございました。
主な概要を説明いたします。
まず、報告事項1デマンド型交通運行事業については、現在、江北地区と豊幌地区で運行しているデマンド型交通に関して、実証運行から令和4年度までの実績内容について報告されたものです。
詳細については、資料の12ページを御覧ください。
これは、江北地区、豊幌地区のそれぞれ年度ごとの会員数、実利用者数、利用者数などについて整理したものです。
正式運行となった令和4年度の月平均利用者数は、江北地区では28人、豊幌地区では72人となっております。
資料の11ページに戻っていただきまして、協議事項1令和4年度協議会決算については、江別市地域公共交通計画策定に係る各種調査が国の補助金や市の負担金を活用して実施されたことなど、決算内容についての協議が行われ、承認されたものです。
次に、協議事項2江別市地域内フィーダー系統確保維持計画の認定については、北海道中央バス株式会社が運行する野幌見晴台線について、国の補助金を活用するために、当協議会で毎年地域計画を作成する必要があり、その内容について協議が行われ、承認されたものです。
次に、協議事項3次期公共交通計画については、これまで江別市地域公共交通活性化協議会にて検討してきた江別市地域公共交通計画の最終案についての協議が行われ、協議会として承認されたものです。
江別市地域公共交通計画の策定に当たっては、法律の中で、地域公共交通活性化協議会において協議を行う必要があると定められているため、江別市地域公共交通活性化協議会の中で議論してきたものです。
また、検討状況につきましては、当委員会において都度結果を御報告させていただいており、2月の当委員会では、計画の詳細やパブリックコメントの実施について説明させていただいたところであります。
そこで、別冊資料の意見公募の結果と市の考え方についてを御覧ください。
こちらは、計画案に対していただいた市民の皆様からの御意見について、可能な限り原文のままとして、さらに大まかな意見ごとに区分して、市としての考え方を公表するための様式に落としたものです。
意見公募につきましては、4月19日から5月19日までの期間実施し、6人の方から合計10件の意見が寄せられました。
内容としては、バス路線の経路に関する御意見のほか、分かりやすい情報提供を求めるもの、高齢者の交通費助成を求めるもの、その他具体的な地域の要望など、様々な視点からの御意見が寄せられたものです。
これらの御意見に対する市の考え方の取扱いとしましては、案と意見の趣旨が同様と考えられるものが2件、案の変更はないが、今後の参考等とするものが8件となっております。
こうした手続を経て江別市地域公共交通活性化協議会として承認されたものが、別冊資料としてお配りしております江別市地域公共交通計画(案)となっております。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

藤城君:デマンド型交通について、これは要望ですが、現在、江北地区と豊幌地区のみで正式運行という形で運行しておりますけれども、農村地区、東西野幌、角山、江別太も含めて総合的に運行していくというような声もありますので、実証実験も含めて、それらの地区も合算して包括的にデマンド型交通を運行していただきたいという要望でございます。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:御報告いただいた意見公募の結果と市の考え方について、幾つかお伺いいたします。
実は、昨夜ですけれども、市議会のフェイスブックがアップされて、それを私がシェアしたところ、私のフェイスブックを見ていた市民の方から、パブリックコメントの意見公募に意見を出したけれども、Cというふうに判定されてしまったと残念がっておられたのです。
これを見ますと、Cとなっていても、既に計画に書かれていて、実施する中で検討していくという回答だったものですから、そういうふうに説明してお返ししたのですけれども、市民の方がこれを見てしまうと、A・B・Cとあるものですから、Cだと自分の意見がかなわなかったというふうに受け取ってしまって、しかも、ここに書かれている考え方も非常に硬い文章なものですから、十分に意図が読み取れないようです。
せっかく市民に意見を募って、市民から意見を出していただいているときに、これは今回のことに限ったことではなくて、市が行うパブリックコメント全体について言えることですが、意見の反映状況に対する市の考え方の書き方について、前にも議会から指摘していたかと思うのですけれども、市民に分かりやすく表現していくことが大事だと思います。
今回はもう終わってしまったことですけれども、その辺りの考え方をお聞かせください。

公共交通担当参事:今、御指摘いただきました市民の意見に対する市の考え方につきましては、委員がおっしゃるとおり分かりにくい部分もあるかと思いますので、こういった機会があった場合には、表現方法に配慮し、市民にとって理解しやすい回答に努めてまいりたいと考えております。

高橋君:例えば、5番の意見に対する答え方も、これは1つの文章になっていますけれども、こういうふうに計画の中に記載されておりますということで一回区切った上で、その後、今後の協議の中で反映させていくとか、検討していくというふうに書かれれば理解の仕方は随分違うと思いますので、よろしくお願いいたします。
あとは、去年、当市議会に、高齢者の交通費助成に関しての請願が提出されたことも影響していると思いますけれども、高齢者の交通費助成のことが書かれている意見が多かったかというふうに思います。
今申し上げた5番もそうですけれども、団塊の世代の方たちが高齢になってきていることもそうですし、少子化及び高齢化によって通勤・通学でバスを利用する方が少なくなってきているということから考えても、定年退職後の方にいかにバスを利用していただくかというのは、公共交通を維持する上で重要なポイントだと思います。
何分高齢者の方に関わることですから、今の高齢化の進行具合を見ていても、いずれということではなくて、一定のスピード感を持って市として対応していく、検討のスピードもそうですけれども、そういう対応が必要ではないかと思います。どのくらいのことを考えておられるのか、関係者との協議や市の福祉政策との関連などもこの間言われてきたかと思いますが、その辺りの感覚をお聞かせください。

公共交通担当参事:交通費助成につきましては、高齢者等の移動支援の数ある対策の一つと考えており、御質疑のようにスピード感を持って検討する必要があると認識はしておりますが、事業者の公平性の問題など、バス事業者に限らず、タクシー事業者も公共交通となりますので、こういったことから、庁内関係部署とも連携し、総合的に検討する必要があるものと考えております。

高橋君:今回拝見した市民の意見というのは、なかなか参考になるといいますか、示唆に富む意見も多かったというふうに思って読ませていただきました。
例えば、バス会社に市から補助が行われていますが、市民としては、市民が利用しやすい、利用したいと思えるような支援の仕方が必要だろうということで、タクシーもそうですけれども、公共交通機関の使命を考えるなら、利用していただくための方策というのが重要だと思います。
それと、書かれているように、バス代が負担だということ以前に、気軽に外出ができるとか、利用者増というところに市民の目がありますので、その辺を読み違えることなく検討を進めていただければと思います。これは意見として申し上げておきます。
あとは、私が住んでいる地域から言えば、利用するバス会社は特定なものですから、そうではないバス会社のバスを利用することはあまりなくて、9番に書かれているおでかけパスというものは知らなかったです。
今回、この意見を見て調べてみましたら、現在は4,500円に値上がりしているようではあるのですけれども、こういう取組はなかなか積極的だなと思って拝見したところです。ただ、その金額となると、外出の頻度によって高く感じる方もいらっしゃるかと思います。
あとは、その他のバス事業者に導入できる可能性などはどうなのかとか、それに対して市から何らかの支援をするような方法ができないのかとか、いろいろと考えるきっかけの意見を頂いていると思います。
ここでは反映状況Cということで、今後の関係者との協議の際の参考とさせていただきますとコメントが書かれていますけれども、文字どおり参考にするというふうに受け取っていいのか、確認させてください。

公共交通担当参事:今頂きました内容ですが、こちらの御意見に対する市の考え方で記載しておりますとおり、今後の関係者との協議の際の参考とさせていただく予定であるのですけれども、江別市地域公共交通活性化協議会の中に公共交通の事業者や市民代表など様々な方が委員としていらっしゃいますので、その中でこういった内容について、研究、検討してまいりたいと考えております。

高橋君:バス事業者によって取組は、ICカードを使えない事業者もあったりして、条件はまちまちかと思うのですけれども、どうやったらやれるかということでぜひ検討していただければと思います。
ついでに確認しておきたいのですけれども、10番の意見ですが、この方は経過も含めてすごく詳しく書かれていて、当時の事情を御存じの方なのだというふうに思って読ませていただきました。
確認させていただきたいのは、もう随分昔の話ですけれども、ここには巡回バスというふうに書かれておりますが、循環バスだったというふうに記憶しています。回答のほうも巡回バスという表現をされていますが、これは頂いた御意見に合わせて巡回バスという表現にされたのか、部局としても当時の循環バスのことをきちんと把握するすべがあるのか、その辺りを確認させてください。

公共交通担当参事:委員がおっしゃるとおり、こちらには巡回バスと記載されておりますが、実際は循環バスでございます。市民から寄せられた御意見が巡回バスと記載されておりますので、それに合わせて市の考え方も巡回バスとさせていただいております。
過去の経緯につきましては、今、資料は持ってきておりませんが、把握する資料があると考えております。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

藤城君:これはやっているのかやっていないのか分からないのですが、働きたくても足がなくて工業団地で働けないという方がいらっしゃいまして、一定の会社は、自分たちのバスを利用して従業員の方をお迎えに行っていると思いますけれども、そうではなくて、市民の方々も広くそこで働きたいという方がいらっしゃるのであれば、江別工業団地協同組合などとコラボして循環バスを共同運行するなど、市と江別工業団地協同組合などとの計画あるいは要望などはあるのかどうかをお伺いします。

公共交通担当参事:今頂いたお話ですけれども、こちらのほうで認識している部分では、そういった要望というのはないと認識しております。
もしそういった要望があった場合には、江別市地域公共交通活性化協議会で研究し、検討してまいりたいと考えております。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

高間君:今、話を聞いていて要望したいのは、基本的に江別市地域公共交通計画というのは、今の路線をただ維持するためにやっている計画です。
私が期待し、ずっと言ってきているように、第7次江別市総合計画には、市独自の公共交通ビジョンというものをしっかりとつくっていただけるというふうに考えています。それについては、コンパクトなまちづくりで、3つの核を主としたまちづくりをやると言っていますから、それに対してどういうような取組をしていただけるのかをしっかりと示していただけるものだと思っています。
今まで何年間も言っていますけれども、今の江別市地域公共交通計画というのは、ただ路線を維持するために、バス事業者から補助金を出してくれないともうやめますと言われるので、しょうがないですみたいな形でずっと流れてきています。それをやり続けても、今後もっと赤字が出てどうなるのか。
だから、例えば、私が言っているのは、私は毎日のようにバスに乗りますから、東光町からJR江別駅や野幌地区に行くバスというのは、夕鉄バスと中央バスは1分違いです。1時間に1本で1分違いしかないのです。そんなことで集客努力をしていると言えますか。
これは市だけの問題ではないですけれども、そういったことを踏まえて、第7次江別市総合計画については、しっかりとした公共交通の計画を練っていただいて、実証実験もここに出ていますが、小さなバスで江別地区や野幌地区などで実験をしていただいて、効果があるのであればその方向性を示すだとか、そういったことをしっかりとやっていただいて、皆さんが言われているように、市民に受け入れられるような公共交通計画をつくっていただければというふうに思いますので、よろしくお願いします。要望です。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:これまでの意見を聴いて、若干重なる部分があるかもしれませんけれども、今回、パブリックコメントで頂いた意見というのは、このまちに住んでいる方の実感みたいなものが凝縮されている気がしています。
確かに、行政が言うように、民間事業者云々というのはよく分かるのですが、私の地域などは結構便利なエリアだと思っていたのですけれども、私の地域でさえ不便だと、自治会単位でそういう要望を出してくるのです。
ということは、実際どういうところがどうなのかと、もう少しきめ細やかな地域の声というものを、世代を問わず、改めてそんな機会も今後持っていただくことが、どういう路線だとかの必要性にもつながっていく話だと思います。
今回、参考とさせていただきますみたいなくだりが多いのですけれども、ぜひこれを現実的に参考にして、よい方向に進むように期待しておりますので、よろしくお願いいたします。要望です。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、企画政策部所管事項を終結いたします。
企画政策部退室のため、暫時休憩いたします。(10:54)

委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(10:55)
次に、2その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(10:55)