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予算決算常任委員会 令和5年3月10日(金)

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年7月10日更新

(開会前)

※ 日程確認
※ 審査要領の説明及び効率的な審査の協力依頼
※ 黙禱

(開 会)

委員長(清水君):ただいまより、予算決算常任委員会を開会いたします。(10:00)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第及び審査順に従い進めていきたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
建設部入室のため、暫時休憩いたします。(10:00)

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(10:01)
これより、付託案件の審査を行います。
議案第18号 令和5年度江別市一般会計予算を議題と致します。
建設部土木事務所道路管理課所管の議案第11号 江別市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

道路管理課長:議案第11号 江別市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
建設部提出資料の40ページから43ページまでが関係の資料であります。
資料の40ページをお開き願います。
こちらは、今定例会において御説明いたしました提案理由説明書の写しであります。
次に、資料の41ページから43ページは、改正内容についての新旧対照表となっており、右の欄が改正後の内容となっておりますので、御参照願います。
この改正は、道路法施行令の一部改正に伴い、国に準じた取扱いとし、市内の国道及び道道との均衡を図るため、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、道路法施行令の一部改正に準じ、別表で定める占用料の額を改めるほか、規定の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を令和5年4月1日とするものであります。
以上です。

委員長(清水君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

佐々木君:1点だけ、改正による影響見込額を教えてください。

道路管理課長:改定による一般の方の占用物件者の見込額でありますが、占用の前と後におきまして約11%の上昇を想定しており、占用料は約310万円の増額を想定しております。

委員長(清水君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、雪対策課所管の除排雪事業についての質疑に入ります。
予算の説明を求めます。

雪対策課長:除排雪事業に関する予算について御説明いたします。
予算説明書の48ページをお開きください。
まちづくり政策05都市基盤、取組の基本方針02交通環境の充実の上から6行目の除排雪事業は、市道及び公共施設等の除排雪、自治会排雪に対する除雪車両、運搬車両等の貸出しを行うものであり、新たな取組として、未利用市有地の活用等による排雪の強化、雪堆積場の受入れ態勢の強化を行うものであります。
以上です。

委員長(清水君):初めに、1番目の未利用市有地の活用等による排雪の強化についてを角田委員より質疑願います。

角田君:このことは、令和5年度絵で見る江別市予算案の中に記載されておりまして、まず、未利用市有地の活用による排雪の強化につきまして、どこの市有地を活用することになったのかの確認と、なぜ今回市有地の活用を行うことになったのかについてお聞かせください。

雪対策課長:現時点で想定している未利用市有地は、江別高校跡地のほか、降雪の状況に応じて、適宜、所管課と協議して対応することとしております。
今回、具体的な内容と致しましては、市有地に近接する道路上の雪をロータリー除雪車によって敷地内の支障のない箇所に投雪することによりまして、道路幅員を確保しようとするものであります。

角田君:今年度はバス路線の整斉を結構早く行いましたが、これは道路の整斉や拡幅の中で必要性があって行われるということで理解してよろしいでしょうか。

雪対策課長:委員の御指摘のとおり、令和3年度の災害級の大雪のときには、緊急措置として市有地への投雪を行ったところですが、今後とも、支障のない箇所につきましては、降雪の状況を見ながら、市有地に雪を入れることによって、道路幅員を確保してまいりたいと考えております。

角田君:今年は雪が少ない中で計画どおり行っていただいて、バス路線の拡幅については、利用者の評価もかなり高かったということがあります。災害級の大雪になった場合はどうだったのかと言う方もいますけれども、それでも事前に拡幅しておくことで、前よりはいい体制になっていると評価させていただきます。
2点目として、こういう形で市有地を適宜活用していくことは大事だと思っておりますし、災害級の大雪のときも、同様の意見が市民から出ていたことを考えると、今回の事業の運用については大いに評価をさせていただきます。
そこで、江別環境整備事業協同組合を通じた除排雪事業のほかに、民間の間口排雪等を行っている事業者がおります。そういう事業者に対して、以前から公園に重機は入れないでほしいという説明があったのは十分理解していますけれども、そういう中でも、前回の災害級の大雪の際には、緊急の対応で自治会排雪の雪を一部公園に逃がしてもいいというような話もありました。
その結果として、かなりの施設が壊れてしまったこともあるのですが、例えば、旧ゲートボール場など広場的に使っているところは、緊急に雪を入れることができるのではないかという意識もあり、ほかにも規模は小さいけれども、一時的に堆積を認めることもできるのではないかという意識も私自身が持っています。
まず、前提として、間口排雪を含めて、個人でやられている方、あるいは、契約されている方等について、市有地の活用ができるよう柔軟な体制をつくることも必要だと思いますがどのようにお考えか、お聞かせください。

雪対策課長:市有地につきましては、それぞれ財産を管理する部署の規定等に基づきまして、財産の目的等に沿った適切な管理、運用がなされているという認識であります。
雪堆積場として、民間による重機搬入での活用につきましては、それぞれの所管部署の判断によるのですけれども、一般的には財産の目的とか趣旨、特に、重機による雪入れをしたときに、施設の破損やごみの散乱、その土地から離れている方々からの不公平感、近年、特に多いのですが、一部の悪質な除雪業者による雪入れによって、市の施設の破損などの問題も生じていますので、慎重に取り扱う必要があるというふうに認識しております。

角田君:これはいろいろなところでも話題になるのですが、各住宅地において雪捨場を造る。つまり、デベロッパーやハウスメーカーも含めて、大規模な土地を売却するときに、除雪するスペース、排雪するスペース、雪をためるスペースを造るような指導も市として始めています。
実際には私権の制限が出てくるので、そこはなかなか難しい部分があります。ほかのまちを見ると、自治会と連携して空き地を借りて、そこに住民の雪を寄せるなどの施策が出てきています。例えば、自治会の班レベルかもしれないし、1本の道かもしれませんが、市有地への一時堆積を認める、ごみの処理も含めて、そういうような契約をする。場合によっては、有償で貸し出すということまで、できれば検討していただきたいということがあります。
過去の事例として、新栄団地が新しくなる前ですが、錦町の方が広場のところに雪を押し込んでいて、建築住宅課も暗黙の了解で雪を置いていたことがありました。そういったことをきちんとすることで、自治会排雪における雪の総量を減らすこともできます。
あるいは、間口排雪をすることで、道路の安全性を一定程度維持する部分もあります。例えば、個人でダンプトラックと一緒に排雪しているところは6万円から7万円かかるのを、間口排雪だけだと2万円で済んだり、福祉除雪のほうにも影響してきます。
除雪全体としてのメリットとしては、市有地を少しでも提供することで、除雪全体の総費用を減らすことも可能だと思いますので、そういった視点で総務部財務室契約管財課あるいは所管と議論することができないかと思うのですが、いかがですか。

雪対策課長:今、お話のありました市有地、民間の空き地を含めて、雪寄せ場があることによって、公共除雪や自治会排雪の負担が軽減されるというのはあるかと思います。
今回の当課の対応は、まさに委員がおっしゃったように、未利用市有地を使って少しでも除雪や排雪の負担を軽くしようという趣旨で、公共として今回の施策を行っております。
ただ、御指摘のとおり、民間による活用は、ほかの自治体の事例などもあるようですので、総合的な雪対策としてどんなことがあるのか、できるのかというのを含めて、研究をしていきたいと考えております。

角田君:今までは江別環境整備事業協同組合へ委託してきたものを、いかに裾野を広げてていくかということです。事業者、オペレーターが減っている中で、民間事業者をうまく使っていくといった視点で、そのための第一歩として、市有地の活用を含めて検討していただきたいと思います。除雪は市民全体で行っていくという形で進めていただければと思いますので、御検討をよろしくお願いいたします。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。

佐々木君:未利用市有地の活用ですけれども、雪堆積場が足りなくてそれを活用するということですが、容量的に1.2倍、1.3倍ぐらいあるといった話もあります。実際に可能な容量はどのくらいあるのでしょうか。

雪対策課長:今回の事業で行おうとしているのは、ロータリー除雪車が未利用市有地の脇を走って投雪していこうというものであります。
一般的な雪堆積場といいますと、石狩川雪堆積場や13丁目雪堆積場など市内に9か所ありますが、あれはダンプトラックで運搬して堆積するという大規模なものであります。
それらに比べると、今回につきましては、利用できる市有地も限られておりますし、これによって雪堆積場全体のキャパシティーが随分増えるというものではございません。

佐々木君:ロータリー除雪車を主体にして、投雪していくということだと理解しました。雪の中にはごみや土壌汚染するものが含まれます。今回の対応については、ロータリー除雪車を使ってかき上げていくということなので、環境に対して直接の影響はないと理解するのですけれども、江別高校跡地は多く雪が入ると思うのですが、ここは既に環境対策が取られているところなのでしょうか。

雪対策課長:江別高校跡地につきましては、基本的には市役所の敷地の外周をロータリー除雪車で投雪することを想定しております。ただ、それとは別に、これまでも本庁舎周辺の雪は、台数こそ少ないのですけれども、投雪しております。昨年度のような災害級の大雪になりますと、大規模な雪堆積場として使用しております。
環境的なものにつきましては、財産を管理する部局と相談しまして、融雪水などがなるべく外に行かないよう協議しながら対応しているところでございます。

委員長(清水君):ほかに質疑ございませんか。

裏君:今年度の除排雪事業は、雪の降り方が少なかったこともありますが、ざくざく路面なども早めに解消していただいて、市民の皆様からも大変評価されていると受け止めています。
先ほど、江別高校跡地へ投雪するというふうにお伺いしたのですけれども、それは市全体の市有地に雪を入れていくのか、それとも、都度、雪の降り方によって場所を決めていくのか、優先順位についてお伺いします。

雪対策課長:江別高校跡地は、今までも若干利用させていただいておりましたので、あえて名前を挙げておりますけれども、それ以外にも、財産の所管部署で所有している市有地がありますので、一昨年の大雪のときもそうでしたが、雪の状況や道路の状況などに応じて、その都度利用について協議して対応したいと考えております。

裏君:市民の皆様からは、公園への投雪に係る話をよくお伺いするのですが、現状は、ママさんダンプで雪を入れるのはいいけれども、重機では雪を入れられないというふうにお伺いしております。公園への投雪の考え方についてお伺いします。

雪対策課長:担当部署に伺った話によりますと、雪国ですので、ママさんダンプと人力による雪入れは許容範囲ですが、重機での搬入ということになりますと、施設や園路の損傷、また、雪解けが遅くなって春先の本来の利用に支障があること、さらに、離れたところから重機で持ってくることは混乱なども想定されますので、特に重機での雪入れについては、強く禁止していると伺っております。

委員長(清水君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、2番目の事業費についてを石田委員より質疑願います。

石田君:事務事業評価表の建設の17で除排雪事業というところがございまして、事業費の推移というところを見ると、令和4年度に比べて、令和5年度は2億円ほど額が大きくなっている状況があります。
市民にとって除排雪は非常に重要なものですし、ライフラインとしての道路や緊急車両の通行も考えると、確保していただきたいという気持ちを持っているのですが、2億円ほど額が大きくなっている理由についてお伺いします。

雪対策課長:除排雪事業費の増額は約2億1,000万円ございますけれども、内訳としましては、人件費や燃料費など公共単価の上昇によるものが約1億6,000万円と、その多くを占めている状況でございます。

石田君:今ほど御説明があったのですけれども、もう少し詳しくお願いします。

雪対策課長:公共単価の上昇のうち、労務費の増加が約1億3,000万円、機械経費の増加が約2,000万円、燃料費の増加によるものが約1,000万円となっております。

石田君:分かりました。
今、世界的に戦争などいろいろな理由によって、人件費や燃料費、輸送費などが上がっているのは分かっていますので、致し方ないというふうに思います。
ただ、これからの世界情勢がどうなるか、推移が分からない状況にある中で、2億1,000万円程度でいいのか、今後、様々な単価上昇が見込まれると思うのですけれども、その辺の見通しはどのようにお考えか、お伺いします。

雪対策課長:本年度の予算要求に当たりまして、人件費については、今年度の設計見通しより6%程度の上昇を見込んで要求しております。
最終的に、除排雪事業委託は秋に発注するのですけれども、直近の公共単価によって積算するものですので、委員がおっしゃった単価の動向については、これからも注意深く見ていきたいと思っております。

石田君:冒頭に申し上げたように、市民生活にとって非常に影響の大きいものですので、あまりぎりぎりでやることなくお願いしたいと思っております。よろしくお願いします。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。(なし)
次に、3番目の雪堆積場の受入れ態勢の強化についてを裏委員より質疑願います。

裏君:雪堆積場の受入れ態勢の強化の具体的な内容についてお伺いいたします。

雪対策課長:令和3年度の災害級の大雪を踏まえまして、今年度から実施しているのですけれども、予防的な観点から、幹線道路やバス路線の運搬排雪は早期に開始しているほか、近年は、一般の方の雪堆積場への搬入というのも12月の早い時期から行われている状況であります。
これらのことから、12月の比較的気温が高くて雪が少ない時期におきましても、雪堆積場における堆積スペースや搬入路の安全を確保するための措置を行って、主に初冬の受入れ態勢の強化を図ろうとするものであります。

裏君:12月の雪の少ない時期から要望があって始めるということなのですが、一昨年は災害級の雪だから行ったのですけれども、今まで強化できなかったのはどういう課題があったのか、そして、その課題をどのように取り組むことでできるようになったのか、お伺いします。

雪対策課長:令和3年度の大雪のときは、意外と12月は雪が少なかったです。
ただ、大雪時の教訓から一般の方も早い時期に排雪を行ったり、早い時期から雪堆積場への搬入がありましたので、来年度からは、その対応をしていかなければいけないと思っているところです。
今までは、12月の搬入というのは、どちらかというと前半の搬入は多くなかったので、対応せずとも、ある程度雪が降ってからの対応で済んだところですけれども、札幌市などもそうですが、早めに準備していかないと、一般の方々にも御不便をかけるということもありまして、来年度以降は、早めに対応していこうと考えているところであります。

裏君:雪だけの問題ではなくて、予算や人の問題があったのですが、それが解決できて、できるようになったという理解でいいのですか。

雪対策課長:委員の御指摘のとおりでございます。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、車両整備事業におけるハンドガイド除雪機の取得についての質疑に入ります。
予算の説明を求めます。

雪対策課長:車両整備事業に関する予算について御説明いたします。
予算説明書の48ページをお開きください。
まちづくり政策05都市基盤、取組の基本方針02交通環境の充実の上から13行目の丸印の車両整備事業は、ロータリー除雪車1台及びハンドガイド除雪機1台を取得するものであります。
以上です。

委員長(清水君):初めに、佐々木委員より質疑願います。

佐々木君:ハンドガイド除雪機の取得についてですが、除雪機の取得理由とその活用体制、効果についてお伺いいたします。

雪対策課長:こちらも令和3年度の大雪を踏まえまして、通学路の狭くなった歩道や押しボタン式信号機周辺など、従来の除雪機では作業が及ばなかった、きめ細かな作業に活用するために導入しようとするものでございます。

佐々木君:今回購入する台数と、現在江別市で持っている台数についてお伺いします。

雪対策課長:現在、江別市では、道路除雪で使うハンドガイド除雪機は所有しておりません。
来年度購入しようとするものは、1台を予定しております。

佐々木君:この1台の出動基準はどういう場合なのか、また、人が押していくものだと思いますけれども、その使い方をお伺いします。

雪対策課長:どういう場所で使うかにつきましては、パトロールや市民の方からの通報を基に、軽トラックなどで運搬して作業を行うことを想定しております。
基本的には、除排雪事業者に貸与することを考えているのですけれども、状況によりましては、市の職員が動かすこともあり得るかと考えております。

佐々木君:市内の至るところから要望があるかと思いますので、今後、増やさなければいけないようなことがあるかもしれません。子供の通学路は一番大切ですし、交差点などは子供たちにとって、一番危ないところなので、そういったところでは需要が高いかと思います。
パトロールと通報を基に一生懸命対応していただければと思いますし、必要になれば、増やすことも考えていただきたいと思います。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、都市建設課所管の市民参加による公園づくり事業についての質疑に入ります。
予算及び要求資料の説明を求めます。

都市建設課長:市民参加による公園づくり事業に関する予算について御説明いたします。
予算説明書の46ページをお開きください。
まちづくり政策05都市基盤、取組の基本方針01市街地整備の推進の上から9行目の丸印の市民参加による公園づくり事業は、公園の再整備に向けた地域児童や自治会とのワークショップの開催及び整備工事を行うものであります。
続きまして、要求資料について御説明いたします。
建設部から提出いたしました1枚物の要求資料を御覧ください。
市民参加による公園づくり事業の工事概要についてでありますが、令和5年度に予定している再整備について、上から順に、対象公園、工事内容、予定工期を記載しております。
また、下段は整備後の完成イメージであります。
以上です。

委員長(清水君):初めに、1番目の工事内容についてを佐々木委員より質疑願います。

佐々木君:まず最初に、これぐらいの大規模工事になると、工事期間中は完全に閉鎖されるのでしょうか。

都市建設課長:工事期間中については、バリケードを張って利用できない状態になります。

佐々木君:資料を頂いてイメージは分かるようになりました。
あとは、全面改修の内容と予測されるメンテナンスについて、どのように行っていくのかをお伺いします。

都市建設課長:昨年開催したワークショップの意見を踏まえまして、高低差を解消して走り回れる平坦な広場の整備や分散し老朽化した遊具を撤去の上、複合遊具やターザンロープなどの新規遊具を集約し、配置する計画としております。
また、休憩施設と致しまして、あずまや、さらに水飲み台や駐輪場の新設などを予定しているところであります。
また、今後のメンテナンスについてでありますけれども、草刈りや清掃、点検など、定期的な維持管理については、大きく変更はございません。
ただ、施設を更新することによりまして、当面の間、補修的なメンテナンスというところは、コストの部分で低減されるものと考えております。

佐々木君:入り口ですけれども、車椅子で出入りしやすい配慮はありますか。

都市建設課長:今回の工事において、バリアフリー化ということを意識した工事内容となっております。具体的には、資料の一番下段の完成イメージになりますけれども、広場に隣接する形で、左右に灰色の道路が整備されておりますが、それはバリアフリー化を意識した道路整備をするということで計画しております。

佐々木君:バリアフリー化も考えていらっしゃるということですので、それと併せて駐車場も備えた公園があればと思いますので、御検討をよろしくお願いいたします。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。(なし)
次に、2番目の今後の再整備する公園数の考え方についてを佐々木委員より質疑願います。

佐々木君:江別市公園施設長寿命化計画も今年度で終了しますけれども、今後は、江別市の公園全体を再整備するに当たって、人口減少が進んでいくという現実を視野に入れなくてはいけませんので、将来に向けた公園の在り方について、今後市として考えていかなければならないことがありましたらお伺いいたします。

都市建設課長:現時点で、設置から30年以上経過する公園が7割以上を占めておりまして、施設の老朽化はもちろんのこと、利用者ニーズも変化しておりますので、公園の再整備については、今後も引き続き進めていきたいと考えております。
一方、人口減少下での公園の在り方についてでありますけれども、公園というのは都市機能の一部でございます。今現在、企画政策部において、市全体のまちづくり計画として、江別市都市計画マスタープランの見直しや、その実行計画である江別市立地適正化計画の策定等を進めております。
それによって、今後のまちづくりの方向性が固まってくると思いますので、それを踏まえた中で、将来の公園の在り方を考えていく必要があると認識しているところでございます。

佐々木君:今からしっかりと取り組んでいただければと思います。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、道路橋梁新設改築事業におけるJR大麻駅に隣接している跨線人道橋についての質疑に入ります。
予算の説明を求めます。

都市建設課長:道路橋梁新設改築事業に関する予算について御説明いたします。
予算説明書の48ページをお開きください。
まちづくり政策05都市基盤、取組の基本方針02交通環境の充実の下から4行目の丸印の道路橋梁新設改築事業は、元江別66号道路、兵村4丁目通り、元江別中央通り、兵村12丁目通り、角山旧豊平川沿岸道路、野幌町48号道路の新設・改築に伴う工事、実施設計、用地取得などを行うものであります。
以上です。

委員長(清水君):初めに、石田委員より質疑願います。

石田君:JR大麻駅の跨線人道橋ですけれども、市内でも一番古くなったという気がします。一方で、1日の通行量は上位に位置するぐらいの利用頻度が高い跨線人道橋ということで、文京台や大麻にお住まいの方が、買物や通院、通勤・通学に多くの方が利用していて、高齢者や自転車を利用している住民にとっては、エレベーターの設置が切望されていたところで、私を含めてほかの議員も、過去に一般質問などをしているところでございます。
そこで、現状をどのように認識しているのかお伺いします。

都市建設課長:JR大麻駅跨線人道橋の架け替えについてでありますけれども、昨年2月に開催されました経済建設常任委員会で、JR北海道の新幹線事業の影響を受けまして、基本協定の締結及び工事の着手時期は未定と報告させていただきました。
その後でありますけれども、JR北海道とは協議を継続して進めておりまして、令和4年度におきましては、9回協議を行っておりますが、基本協定の締結や工事の着手時期については、現時点では未定の状況にあります。

石田君:分かりました。
これからお伺いしようと思っていたことを先にお答えを頂いたのですけれども、御覧になってお分かりのように、雨が降ったら水がたまり、階段のゴムが取れていたり、さびがあって穴が開いていたりとひどい状況にある跨線人道橋だと思います。
そういう中で、市のほうでも、何とかしようということで協議を重ねてきたけれども、JR北海道のほうから新幹線工事を優先したいということで、この話が御破算になった、そういう認識をしているところです。
昨年度、JR北海道とは9回協議を行ったということですが、進展の内容はデリケートな部分もあるかと思いますけれども、今後の予定はどのようになっているのでしょうか。

都市建設課長:今後の予定でありますけれども、今、基本協定の締結時期、工事の着手時期というのは未定の状況でありますが、技術的な協議ということで、JR北海道とは継続して協議しています。
この後も、現地で立会い等を予定しておりまして、同様に協議を進めていく予定でございます。その中で、引き続き、早期着工、早期協定締結ということをJR北海道のほうにお話をしながら、協議を続けてまいりたいと考えております。

石田君:前回お示しいただいた図面がございますが、今後変更される可能性はあるのでしょうか。

都市建設課長:今、JR北海道と協議を継続している段階ですけれども、今のところ変更の予定はないということで認識しております。

石田君:切望しておりますので、よろしくお願いいたします。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、建築指導課所管の議案第6号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

建築指導課長:議案第6号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
建設部提出資料の1ページ目をお開き願います。
こちらが、提案理由説明書となります。
具体の改正内容につきましては、資料の2ページ目をお開き願います。
1改正理由でありますが、建築基準法が一部改正され、本年4月1日に施行されるほか、建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令が一部改正され、令和4年10月1日及び11月7日に施行されたことから、所要の改正を行うものであります。
2主な改正内容でありますが、(1)手数料の追加では、1としまして、共同住宅や老人ホーム等を対象として、省エネ性能の向上に資する高効率な給湯設備を設置する機械室等について、容積率を緩和する認定手数料を追加し、2としまして、住宅の省エネ性能を評価するに当たり、現行の標準計算法に加え、より簡易に評価する誘導仕様基準を使用した場合の認定手数料を追加するものであります。
(2)規定の整備では、1複数建築物の敷地を一の敷地とみなす認定対象等の拡大に伴う規定を、2共同住宅等に係る計画認定時の申請単位の変更に伴う規定をそれぞれ整備するものであります。
3施行期日については、令和5年4月1日とするものであります。
なお、具体の手数料の金額等の詳細につきましては、資料3ページから新旧対照表を添付しておりますので、御参照願います。
以上です。

委員長(清水君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、建設部所管の質疑を終結いたします。
経済部入室のため、暫時休憩いたします。(10:51)

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(10:56)
経済部農業振興課所管の都市と農村交流事業における取組及びその効果についての質疑に入ります。
予算及び要求資料の説明を求めます。

農業振興課長:私から、都市と農村交流事業について御説明いたします。
予算説明書の24ページをお開き願います。
まちづくり政策02産業、取組の基本方針01都市型農業の推進の1行目の二重丸印の都市と農村交流事業でありますが、江別市「まち」と「むら」の交流推進協議会の市民交流事業への補助及び加工新商品開発等への補助に要する経費であります。
次に、要求資料について御説明申し上げます。
資料の1ページをお開き願います。
野菜満喫体験ツアーの概要について御説明いたします。
まず、1事業目的と概要でありますが、野菜満喫体験ツアーは、江別市「まち」と「むら」の交流推進協議会が、地産地消や農業への関心を高めることを目的に実施する、消費者との交流事業のうちの一つであり、消費者が野菜の収穫や地場産食材の調理などを体験するツアーであり、市は、都市と農村交流事業補助金にて支援をしております。
次に、2事業の実施時期と内容(予定)でありますが、8月と9月の年2回、記載の内容で実施予定であります。
次に、3令和5年度予算(案)でありますが、補助金額90万円のうち、ツアー分として9万5,000円を見込んでおり、内訳は資料に記載のとおりでございます。
続いて、資料の2ページをお開き願います。
江別市農畜産物加工新商品開発等支援事業補助金の実績について御説明いたします。
この資料は、当該補助金の実績のうち、令和2年度から令和4年度までの過去3年間における実績を示したもので、令和2年度は2件、令和3年度は実績がなく、令和4年度は1件の見込みであり、交付内容と金額については、資料に記載のとおりでございます。
以上です。

委員長(清水君):初めに、佐々木委員より質疑願います。

佐々木君:野菜満喫体験ツアーの概要について、これまではコロナ禍による制約があったかと思うのですけれども、令和4年度の取組と、令和5年度はコロナ禍の制約も緩和されてくると思われますが、令和5年度はどのように取り組まれるのか、また、それによって見込まれる効果についてお伺いいたします。

農業振興課長:まず、これまでの取組の内容でございますけれども、委員の御指摘のとおり、この野菜満喫体験ツアーについては、令和2年度及び令和3年度は、新型コロナウイルス感染症等の影響によりまして実施はしておりません。
今年度は8月、9月において実施をしたところでございます。内容としては、令和5年度の趣旨と一緒でございますが、実際に収穫体験をして、最終的には市内の農畜産物を使った調理体験等をするのですけれども、昨年については、まだコロナ禍の影響等がございましたので、調理をする段階で交流をやめていたところでございます。
令和5年度につきましては、現行の流れでいきますと、新型コロナウイルス感染症の影響等も比較的少ないと考えることから、今回の資料にございますとおり、令和元年度まで実施していたような、市内の農畜産物を使ったピザ作り体験や収穫体験、直売所訪問等を行う予定でございます。
効果と致しましては、事務事業評価表でも活動指標としてありますが、野菜満喫体験ツアーについては、参加者に毎回アンケートを実施しております。
これまでの実績ですと、参加される方全員が、体験の内容についておおむね満足されていましたが、今年度8月のバスツアーではお子さんが参加されていたのですけれども、お子さんの喜ばれるような食事メニューがなかったものですから、その辺について、御不満があって100%にはなっていないところでございます。

佐々木君:これまでの参加者の属性、市内、市外、年代別など、どのような周知を行っているかについてお伺いします。

農業振興課長:直近の令和4年度実績で申し上げますと、8月の段階では、参加者全員が市民の方で、9月の2回目の野菜満喫体験ツアーでは、参加者14名中11名が市内の方ですので、78%程度が市民の方でございます。
過去の部分でも、比較的市民の方の参加が多いのですけれども、基本的に、この野菜満喫体験ツアーの周知と致しましては、これまでも広報えべつ、ホームページ等でお知らせしていたことから、比較的市民の目に触れるような形で情報が行き渡った結果、市民の割合が高いというふうに考えております。

佐々木君:先ほどのアンケートでは、お子さんの関係で御不満があったというような御意見を頂いたということですが、参加者へのアンケートや直売所での購買行動等の変化など、何か把握していることがあればお伺いいたします。

農業振興課長:特に市民の方については、今まであまり直売所の御利用がなかったのですけれども、この野菜満喫体験ツアーを通じて、こういう場所にこういうものが売っているということで、リピーターにつながるような声もあるというふうに聞いております。
それ以外の部分について、部局では把握していないのですけれども、実施した江別市「まち」と「むら」の交流推進協議会の生産者の方も参加者も、この野菜満喫体験ツアーを通じて、市内の農畜産物への理解と次の購買行動につながっていくものと考えております。

佐々木君:開催回数や参加人数は現状が最大値なのか、また、農業者側の声や反応などについて聞いていることがありましたらお伺いいたします。

農業振興課長:野菜満喫体験ツアーについては、基本的に25名程度を予定しております。
こちらについては、事業実施主体である江別市「まち」と「むら」の交流推進協議会の方々に企画を練っていただいて、その中には収穫体験というものがありますが、生産の現場でもありますので、大人数で圃場に来て収穫していただくような体制はなかなか難しいということで、定員も比較的コンパクトに収まるような形で考えております。
ただ、大人数の農業体験や各種体験をしたいというお声もあることから、今後については、江別市「まち」と「むら」の交流推進協議会の方と相談してまいりたいと考えております。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。

佐々木君:それでは、資料2番目の農産物加工新商品開発等支援補助金の実績についてお伺いいたします。
まず、補助金の対象者、対象となる費用の範囲など、条件を教えていただきたいと思います。

農業振興課長:こちらの新商品開発の補助の概要でございますけれども、基本的にこの農産物加工新商品開発等支援補助金については、個々の商品のレベルアップもしくは新たな担い手の育成を図るために、主に6次産業化に取り組む農業者等への支援ということを目的としております。
基本的には、江別産農畜産物の加工品としての新商品開発ないしは既存商品の容器包装等の改良、このようなものを対象として、対象経費の2分の1を補助するような内容となっております。

佐々木君:この農産物加工新商品開発等支援補助金の活用に当たっては、担当課や関係部局はどんなサポートを行っているのかお伺いいたします。

農業振興課長:まず、担当としては、この農産物加工新商品開発等支援補助金の農業者への周知という部分を行っております。基本的には、関連団体であるJAから各農業者に一斉ファクスを送信していただいて、それで周知を図ります。さらに、既に加工品製造に取り組んでいる江別市「まち」と「むら」の交流推進協議会の中に加工部会というものがありますが、こちらへの周知と、担い手確保の観点から、市内には農業者のお嫁さんで組織している嫁の会というものもありまして、そちらの方々への周知を行っているところです。
その結果、実際にこの農産物加工新商品開発等支援補助金の利用にはつながらない場合もありますが、加工品もしくは商品開発をしてみたいというような相談があるので、それについての対応を部局として行っている状況です。

佐々木君:この農産物加工新商品開発等支援補助金の現在の活用状況はどのように捉えているのか、令和3年度は活用がなかったのですけれども、利用者や利用したいという人からの使い勝手について聞いている声があればお伺いいたします。

農業振興課長:この農産物加工新商品開発等支援補助金の利用については、委員の御指摘のとおり、令和3年度の実績はありませんでした。これについては、農業現場での新型コロナウイルス感染症対応等もございましたし、商品開発に至るような相談はあったのですけれども、要件に当てはまらないようなものが幾つかあったというふうに把握しております。
この農産物加工新商品開発等支援補助金は、製造に係るテストキッチン等の賃借料とか、容器包装デザインの委託料などを補助対象としているのですけれども、試作に当たっての原材料費や人件費は補助対象になっていないので、実際に御相談があった段階では、こういうものは対象にならないのかというような相談を受けているところでございますので、今後、その辺について検討してまいりたいと考えております。

佐々木君:令和5年度や今後に向けて、補助金の条件や対象費用等の見直しの考え方についてお伺いします。

農業振興課長:令和5年度予算については、現行の形で御提案している状況でございます。
ただ、先ほど申し上げたとおり、実際に利用者の声もありますし、これと併せて、市の農業計画である江別市農業振興計画のアンケートを農業者から取る中で、その辺についての拾い出し、見直し等についても検討してまいりたいと考えております。

委員長(清水君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、企業立地課所管の江別駅前再開発事業についての質疑に入ります。
予算及び要求資料の説明を求めます。

企業立地課長:私から、江別駅前再開発事業について御説明いたします。
予算説明書の26ページをお開き願います。
まちづくり政策02産業、取組の基本方針02商工業の振興の下から3行目の丸印、江別駅前再開発事業は、企業誘致のための業務棟であるえべつみらいビル3・4階の賃借料に係る費用を計上しております。
次に、要求資料について御説明いたします。
要求資料の3ページをお開き願います。
過去3年間のえべつみらいビルの入居率について、表の上段は、マスターリースをしている3・4階の入居率、下段は、1・2階を含めたビル全体の入居率を記載しております。
過去3年間の動きとしては、令和2年度に、入居中のコールセンター企業が3階のオフィスを増床し、また、令和3年度には、1階に保育園が入居したことにより、それぞれの年度において入居率が上昇しております。
以上です。

委員長(清水君):初めに、1番目の入居率についてを鈴木委員より質疑願います。

鈴木君:この資料を見ると、過去3年間の実績が81%で、ビル全体では68%ですが、事務事業評価表では、令和5年度の入居率を100%と予定しています。
計画だからそうなのかとは思うのですれども、あまりにも現実と乖離が大きいので、その辺りの事情について教えてください。

企業立地課長:御質疑いただきました令和5年度予算の入居率ですが、委員の御指摘のとおり、事務事業評価表では、令和5年度の入居率を100%としております。
これにつきましては、市としても空床を容認しているものではなく、100%入居している状態を目指しているものですので、その活動目標として、令和5年度100%とさせていただいているものであります。

鈴木君:活動目標として100%ということですが、もう少し現実的に、例えば、空いている部分にこういう目的で入れる予定だから100%というのなら分かりますけれども、これではいかがなものかと思います。
活動目標だから100%にしたということで書類に残ってしまうので、もう少し現実的にすべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

企業立地課長:入居率を100%にするには現実と乖離があるのではないかということですけれども、空床が生じている3階部分につきましても、実際に検討していただいている企業があるところです。また、2階の空床部分につきましても、オフィスの関係で問合せがあった際には、積極的にそのフロアを紹介するなどして、市としても、なるべく利用が進むように取り組んでいるところです。
しかしながら、具体的に何%を目標にするかというところにつきましては、その企業の問合せ内容や交渉によるので、なかなか難しいところもございますが、最終的には100%の利用を目指しているところです。

鈴木君:事情はお聞きしました。
予算総額の1億1,800万円の中で、その他財源の7,200万円というのは、市がマスターリースしている家賃収入だと思います。そして、残りの一般財源4,600万円が一般会計で負担している金額ということになるわけです。ですから、この辺り、株式会社SPCみらいの中で、これだけ入ってくれるからいいという感覚なのだと思います。空床があること自体が事業としてマイナスですから、もっと株式会社SPCみらいと突っ込んで交渉してほしいと思います。
そして、3・4階については、市がマスターリースしているので、そこの空き部分については、市として積極的に入居者を見つけていく取組は当然必要だと思うので、それはそれとしてしっかり取り組んでいただきたいということを要望させていただきます。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。(なし)
次に、2番目のマスターリース契約についてを鈴木委員より質疑願います。

鈴木君:この問題については、12月の一般質問でも質問させていただいたのですが、契約期間満了まで残り4年ということで、そろそろ次の方向性を議論していかなければならないところです。
事業者側は、無償譲渡したい意向を持っていると聞いておりますが、築20年を超える建物を安易に受けてしまうと、今後の維持管理なども相当な費用がかかってきます。
もう一つは、JR江別駅周辺の活性化と旧江別小学校の跡地活用の問題、これらとあそこのえべつみらいビルは大きく関連してきます。
ですので、JR江別駅周辺の活性化と旧江別小学校の跡地活用の問題を含めて、トータルでものを考えてほしいということをお願いしたいと思っているのですが、どのような見解を持っていらっしゃいますか。

企業立地課長:ただいま御指摘いただきました検討状況ですが、昨年12月の一般質問でも御答弁申し上げましたとおり、今後、あらゆる角度から検討していくこととしておりますので、その方向性で検討を進めております。
また、JR江別駅前の活性化は全庁的な課題と認識しておりますので、経済部内、かわまち整備の関係や企画政策部が担当している旧江別小学校跡地など、その辺の関係部局とも情報交換はしているところです。

鈴木君:旧江別小学校跡地、かわまち整備も含めて、JR江別駅周辺の活性化、もう一つは、JAの土地があり、中央バスの駐車場エリア、そして、江別経済センターの場所など、JR江別駅前のトータルのイメージをしっかり検討していただきたいと思います。
例えば、デベロッパーが旧江別小学校跡地にマンションを建てますと言っても、真向かいの土地が空いている状態です。そういうことを含めて、関係事業者との間でしっかり協議をして、JR江別駅周辺のまちづくりをどう進めていくのかという視点で、取り組んでいただきたいと思っています。
その辺は今後の課題ですので、これ以上は言いませんけれども、昨年12月の第3回定例会で、経済部長が答弁された内容をしっかりと受け止めて、これからの対応をしていただきたいと思っております。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、観光振興課所管のえべつ観光協会支援事業についての質疑に入ります。
予算及び要求資料の説明を求めます。

観光振興課長:私から、えべつ観光協会支援事業について御説明いたします。
予算説明書の28ページをお開き願います。
まちづくり政策02産業、取組の基本方針03観光による産業の振興の1行目の二重丸のえべつ観光協会支援事業でありますが、一般社団法人えべつ観光協会に対する補助及び業務委託に係る経費でございます。
次に、要求資料について御説明いたします。
要求資料の4ページを御覧ください。
えべつ観光協会支援事業の事業内容と予算内訳について、委託事業と補助事業に分けて記載しております。
初めに、委託事業ですが、観光・物産の振興を目的に、レンタサイクル事業、リアル謎解きゲーム運営等を一般社団法人えべつ観光協会に委託するもので、予算額は合計で445万5,000円であります。
次に、補助事業のうち、事業費補助は、観光スポットや特産品のPR活動に係る経費のほか、一般社団法人えべつ観光協会が自らの体制強化を目的に実施する、えべつマルシェ開催などに係る経費を補助するもので、予算額は合計で630万7,000円であります。
下の段の運営費補助は、一般社団法人えべつ観光協会が市の観光及び物産の振興を目的に活動するために必要な人件費及び管理運営費を補助するもので、予算額は合計で1,255万4,000円であります。
以上です。

委員長(清水君):初めに、1番目の事業内容についてを佐々木委員より質疑願います。

佐々木君:まず、令和4年度事業結果の総括と、それを踏まえて、令和5年度の改善点、何を目指そうとしているのか、お伺いいたします。

観光振興課長:えべつ観光協会支援事業の総括と令和5年度に向けてということですけれども、まず、総括と致しましては、一般社団法人えべつ観光協会が令和3年10月に独立いたしまして、江別市観光振興計画の中でも、一般社団法人えべつ観光協会が民間団体の中心となって活動できるよう推進体制として取り組むと記載しております。
そのため、委託事業も市のほうでサポートしながら、例えば、レンタサイクル事業やリアル謎解きゲームの開催なども、連携しながら進めてまいりました。
ここに関しては、民間に委託したということで、例えば、レンタサイクルの要素をリアル謎解きゲームやイラストマップの中でも紹介することで、市の委託した事業の中での連携もできましたし、一般社団法人えべつ観光協会が独自で行っている事業との連携もできたというふうに考えております。
また、補助事業に関しましても、行政から言われたからではなく、一般社団法人えべつ観光協会自らがやりたいことに対して補助を行いまして、自分たちで企画し、いろいろな取組を行うことができてきたと考えております。
令和5年度に関しましても、この流れを支援して、市と一般社団法人えべつ観光協会と関係者が連携しながら事業を進めてまいりたいと考えております。

佐々木君:それでは、その中で、レンタサイクルの令和4年度本格稼働後の利用状況についてお伺いいたします。

観光振興課長:令和4年度レンタサイクル事業でございますけれども、こちらも一般社団法人えべつ観光協会に委託しまして、本格稼働ということで、利用料金を徴収させていただいて事業を進めました。
実績としましては、6か月間の延べ利用としては170名ということになっております。

佐々木君:今、北海道ボールパークのプレオープンが始まっているのですけれども、JR野幌駅から球場までのサイクリング途中で、飲食等の観光も含めて、それによる利用増などは考えられるのか、また、そのために台数を増やすようなお考えはありますでしょうか。

観光振興課長:北海道ボールパーク開設に伴うレンタサイクル事業との連携ということですけれども、令和5年度に向けまして、オール北海道ボールパーク連携協議会で実施します広域サイクルイベントというものがございまして、この中で江別市も負担金を拠出し、参加を予定しております。
こちらのサイクルイベントの詳細はこれからになるのですけれども、2か月程度の期間で、自転車での移動をメインに、参加者が行きたいスポットを選択してポイントをためていくようなイベントだというふうに聞いております。
当市のレンタサイクル事業は、市内周遊を目的に実施しておりますけれども、必ず北海道ボールパークに行かなければ参加できないという仕組みではないと聞いておりますので、連携の可能性はあると考えております。
今のところ台数を増やす予定はございませんけれども、そういった連携をしながら、一般社団法人えべつ観光協会に委託する事業ですので、活用方法など、相乗効果を高められるように進めてまいりたいと考えております。

佐々木君:北海道ボールパークには大きな期待もありますけれども、スタートしてみなければ分からないところもあると思います。対応は慎重かつ大胆に進めていただきたいと思っています。
次に、補助事業の観光及び物産のPRの中に観光セミナーは入っているのか、また、令和5年度も行うのか、併せて、令和5年度はバスツアーも行うのか伺います。

観光振興課長:事業費補助の中の項目ですけれども、観光セミナーは令和4年度の委託事業で実施しておりまして、令和5年度予算には計上しておりません。
バスツアーのほうも、令和4年度は事業費補助として計上しておりましたが、令和5年度は計上しておりません。

佐々木君:どちらも予定はないということで、分かりました。
次に、プレイングマネージャー養成講座の実施状況とそれを踏まえた令和5年度の新たな取組についてお伺いいたします。

観光振興課長:事業費補助の中にございますプレイングマネージャー養成講座ですけれども、この事業は、令和3年度立ち上げ時から継続しているものでございまして、令和4年度に振り返りの会を一度開催した分も含めて、計5回開催しております。参加人数は、1回当たり30名程度だったと報告を受けております。
意欲的な方にお集まりいただいて、連携しながらこういうことができるのではないか、江別の観光はこういうビジョンでやったらいいのではないかというようなことを御議論いただいたり、講座として勉強したというふうに報告を受けております。
令和5年度に関しましては、プレイングマネージャー養成講座を継続しながら、実際に活動する中で、事業者の中でもプレイングマネージャーとして活動できるような方を育成するということで、プログラムの中から出てきた方に講師のような役割をしていただいて、事業全体を取りまとめていただくような人材を育成するプログラムを4回予定していると聞いております。

佐々木君:次に、新規特産品開発等の研究ですが、具体的にどんなものに取り組むのかお伺いいたします。

観光振興課長:新規特産品開発等の研究ですけれども、一般社団法人えべつ観光協会が独立してから、江別市のお土産といったらこれだというようなものを増やす、または、開発したいという声が会員の中からありました。令和4年度に予算計上した中の取組としては、一般社団法人えべつ観光協会が外部アドバイザーでお迎えした石屋製菓株式会社の石水社長の御協力なども得ながら、酪農学園大学ととわの森三愛高校の学生からアンケートを取った結果、スコーンがいいのではないかということで、市内の小麦や野菜を使って、チーズや蜂蜜との相性もいいということで検討を進めていると報告を受けております。
令和5年度に関しましては、スコーンを市内でどうやって展開していけるかというのを、一般社団法人えべつ観光協会も含めた関係事業者で進めたいという内容です。

佐々木君:江別市ならこれだというお土産をつくれるように期待しています。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。(なし)
次に、2番目の事務局体制の強化についてを佐々木委員より質疑願います。

佐々木君:事務局の体制について、人数とか労務の負担など、現状と強化の中身についてお伺いいたします。

観光振興課長:現状では、事務局長1名、書記3名の体制となっております。
事務局長は事務の総括ということになり、書記3名がいろいろな事業の取りまとめや経理のほうを行っております。
体制としましては、一般社団法人えべつ観光協会が独立した後、こういう事業ができないか、こういうプロモーションがあるのだけれども、協力してもらえないかということで、いろいろな御相談や協議をしていると聞いておりまして、体制としては、決して余裕があるものではないというふうに聞いております。

佐々木君:今までは、事務局長の業務が兼任だったため、大変だったというようなお話を伺っているのですけれども、今後は、兼任でもやっていけるような体制になるのかどうか、お伺いします。

観光振興課長:事務局長ですけれども、一般社団法人になりまして、総会や理事会などいろいろな業務がありますし、立ち上げたばかりということで、判断を求められる局面も多かったというふうに聞いております。
その中で、勤務時間や出勤が少なく、非常に大変だったというふうに聞いております。
新年度の体制としましては、事務局長の勤務時間を延ばすような形、また、サポート体制が取れるような形で、令和5年度予算を計上させていただいているところです。

佐々木君:大変忙しい業務がある中で、人員が不足することがあれば、年度途中でも人員を補充するなどの考えはあるでしょうか。

観光振興課長:市の補助として、年度途中に事務局の人件費を補正することは考えてはおりませんが、収益事業の中で、どうしても事務局員の不足ということがありましたら、一般社団法人えべつ観光協会の中で採用していくことは考えられると思っております。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。

裏君:事務局体制を強化するということですが、今のお話を伺っていますと、今後の体制の中で、事務局長の勤務時間を延ばすというように伺ったと思うのですけれども、これで間違いなかったでしょうか。

観光振興課長:予算に係る計上としましては、勤務時間の延長を想定した内容になっております。

経済部次長:今、現状の事務局長の体制の下、その人間の勤務時間を増やすのかという質疑だったように聞こえたのですが、事務局長の変更も含めて、現状の事務局長が担っている業務に対して、勤務時間数は少ないというふうに考えているところですので、誰がなるかは別の問題として、一般社団法人えべつ観光協会から要望を受けて、必要な時間数に対応できるように予算編成をしたところでございます

裏君:事務局にもう1人補助をつけるとか、そういったことではないという理解でよろしいでしょうか。

経済部次長:どなたが事務局長になるかは決定しておりませんが、事務局長が違う人になるのか、あるいは今のままなのか、いずれにしても、現在は他団体との交渉や協議にかなり負担があるように聞いております。
その負担を軽減できるような体制、それは時間数の増加もあり得ますし、もしくは、この方に対する補助的なサポート、例えば、マネジメントに対する相談等の支援をするとか、そういったような費用も含めて検討しているというふうに伺っております。

裏君:今回の強化の背景について、想定していることをお伺いいたします。

観光振興課長:先ほどの重複になりますけれども、一般社団法人えべつ観光協会が法人格を取得してから、事業受託の可能性、プロモーションの出展、ふるさと納税の相談など、複数の依頼や相談を受けているというふうに聞いております。
また、江別河川防災ステーション内で特産品を販売しておりますヱベツ百貨店も、今は一般社団法人えべつ観光協会が運営を行っております。
強化の背景ですけれども、そういった当市の観光、物産振興のPRにつながるような要請が寄せられる中で、それに応えることができる組織となるように、市としても支援すべきと思っておりますし、そういった意味で、体制強化に係る経費を計上したところでございます。

裏君:江別河川防災ステーションの物販については、テレビに出ると大忙しと聞いていまして、テレビやラジオの効果は大きいのだと思いました。
この事業費は、先ほどの補助事業の中にも入っていると思うのですけれども、令和4年度予算と比較して30万円ぐらいの増加ですが、この内訳はどのようになっているのか、お伺いいたします。

観光振興課長:令和5年度事業費のうち補助事業に関しましては、令和4年度比で125万3,000円増加しておりますけれども、委託事業費のほうは、令和4年度比で110万9,000円の減となっておりまして、事業総体としては23万円程度の増となっております。
こちらの要因でございますけれども、先ほどお話しさせていただいたとおり、事務局体制強化で人件費の増額をさせていただいております。
委託事業に関しましては、プロモーション事業もそうですし、バスツアーもそうなのですけれども、一般社団法人えべつ観光協会が自ら実施したい事業に対しての補助、そして、委託に関しても、その事業の中で、市が行うべきことを一般社団法人えべつ観光協会の取組の中で実践できていることを精査しながら、今回こういった形での予算計上となりました。

委員長(清水君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、3番目の自走化に向けた取組についてを佐々木委員より質疑願います。

佐々木君:自走化が可能なのか、どんな取組で自走化する道筋を描いているのか、また、課題についてお伺いいたします。

観光振興課長:自走化に向けた取組と課題ということでございますけれども、今、一般社団法人えべつ観光協会の自走化に向けて進めている取組は、大きく分けて2点というふうに考えております。
1点は、一般社団法人えべつ観光協会の自走化に向けまして、会員によるえべつマルシェや、先日はプロジェクトコンペというのが開催されました。こちらは会員ではない方も出席可能だったのですけれども、江別市の振興のために、自分たちはこういうことを実施したいという事業提案をしていただいて、それを採点し、投票するような形で実施いたしました。
そのように会員同士が連携して、会員の数も増やし、自主的に事業展開していく取組が必要だというふうに考えております。
もう1点は、一般社団法人えべつ観光協会が体制を強化して、企画力と機動力を高めるには、事業受託とか収益事業も展開していく必要があると考えております。

佐々木君:どこの自治体も完全に自立はないような状況だと聞いていますし、大分時間もかかると思います。まだスタートして間もない、道半ばかとは思いますけれども、体制が確立できますよう引き続き支援をお願いして終わります。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、観光振興計画推進事業についての質疑に入ります。
予算及び要求資料の説明を求めます。

観光振興課長:それでは、私から、観光振興計画推進事業について御説明いたします。
予算説明書の28ページを御覧願います。
まちづくり政策02産業、取組の基本方針03観光による産業の振興の上から2行目の二重丸の観光振興計画推進事業でありますが、地域おこし協力隊及び地域プロジェクトマネージャー制度の活用等による魅力発信並びに第2次江別市観光振興計画の策定に係る経費でございます。
次に、要求資料について御説明いたします。
要求資料の5ページを御覧ください。
こちらの資料では、地域おこし協力隊及び地域プロジェクトマネージャーの取組内容について記載しております。
初めに、1地域おこし協力隊の取組内容についてでありますが、令和4年度、令和5年度共に、1から3の取組を実施するほか、令和4年度は、4徒歩や自転車でお勧めスポットを回るEBETSU PHOTO MAPの発行、5江別市森林キャンプ場で江別の食材を使ってアウトドア料理を体験する親子でつくるキャンプ飯ワークショップの開催に取り組み、令和5年度には、4江別の概要のほか、風景、特産品、移住定住情報などの情報を集約した冊子の作成や、5起業によって江別の地域おこしに取り組む事業の検討や情報収集を予定しております。
次に、2地域プロジェクトマネージャーの取組内容についてでありますが、令和4年度には、一般社団法人えべつ観光協会を中心に、関連する団体や人材の連携をコーディネートし、一般社団法人えべつ観光協会の自走に向けた取組を支援したほか、会員が企画するえべつマルシェやプロジェクトコンペの開催など、えべつ観光協会実施事業の運営を支援しております。
令和5年度においては、令和4年度の反省点などを改善し、令和5年度以降も継続実施できるよう支援するほか、実行体制の構築、担い手育成を進め、自走化に向け定着を図るよう取り組む予定であります。
以上です。

委員長(清水君):初めに、1番目の第2次江別市観光振興計画策定についてを裏委員より質疑願います。

裏君:この第2次江別市観光振興計画は新規計画とありますが、どのような形で進めていく予定なのか、お伺いいたします。

観光振興課長:第2次江別市観光振興計画の策定でございますけれども、現行の江別市観光振興計画は令和5年度で終期を迎えますことから、令和5年度中に第2次江別市観光振興計画を準備する予定でございます。
進め方としましては、計画策定支援事業者を選定いたしまして、現状、課題などの分析、素案の作成、策定委員会を設置しまして、計画案の審議を行い、パブリックコメントの実施というような流れで進める予定でございます。

裏君:その中で、策定委員会の構成として考えているところをお伺いします。

観光振興課長:現時点では、有識者、関係事業者、一般社団法人えべつ観光協会や観光団体関連の関係者を想定しております。

裏君:市民公募などもあるのかどうか、お伺いいたします。

観光振興課長:策定委員の市民公募に関しましては、現在検討中でございます。

裏君:現状、課題の分析をしていくということで、新たに策定をされるわけですけれども、現状を評価する場面で、市民参加についてどのようにお考えか、お伺いいたします。

観光振興課長:現計画の下で実施しましたセミナーやイベントの中で、市民を含めた参加者の皆様に対しまして、イベントの感想のほかに、観光施策に関するようなアンケートも実施しておりました。
このようなアンケートに記載されました御意見や御要望などを酌み上げて、反映させたいというふうに考えております。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。(なし)

佐々木君:江別市は、あまり目玉となるような名所旧跡を持っていなくて、観光というイメージがないようなところですけれども、現行の計画の結果を踏まえて、第2次江別市観光振興計画について、総括評価はこれから行っていくということですが、どのような計画にしようとしているのか、ポイントとなることがあれば教えてください。

観光振興課長:おっしゃるとおり、当市の観光のイメージはあまり強くないと思います。
一方で、現行の計画では、食と農、歴史あるレンガを軸として、日常の延長で気軽に来ていただけるような観光像を目指して、これまで取組を行ってまいりました。
第2次江別市観光振興計画におきましても、担当としては、その視点は大きく変わることはないというふうに思っております。
総括ではないのですけれども、この3年間、新型コロナウイルス感染症の影響を受けてきまして、事業を実施するに当たりましても、人が集まり過ぎては困るという中で事業を実施してまいりましたが、その中での成果もあったように感じております。
今、新型コロナウイルス感染症の収束も見え始めているというふうに認識しておりますし、一般社団法人えべつ観光協会は、精力的に自主的な活動をしたり人材育成に努めておりますので、そういった方との連携も深めながら、現行の計画の反省を生かして、第2次江別市観光振興計画でどういった江別の観光ビジョンを持つべきかも含めまして、進めていきたいというふうに考えているところです。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。(なし)
次に、2番目の地域おこし協力隊及び地域プロジェクトマネージャーの取組とその効果についてを佐々木委員より質疑願います。

佐々木君:地域おこし協力隊の位置づけと目的、現在の在籍者数、併せて、地域プロジェクトマネージャー制度の概要と役割について教えてください。

観光振興課長:まず、地域おこし協力隊ですけれども、当課の地域おこし協力隊は、令和4年度採用で、現在2名体制でございます。
位置づけと目的ですけれども、地域おこし協力隊は、都市地域から住民票を異動しまして、一定期間地域に居住し、例えば、地域ブランドや地場産品の開発、販売、PRなどの地域協力活動を行いながら、その地域への定住や定着を図るといった制度になります。
地域プロジェクトマネージャー制度につきましては、総務省ではブリッジ人材と言っておりますが、同じく都市地域から住民票を異動しまして、自治体が重要プロジェクトなどを実施するときに、外部専門人材や地域、行政、民間などが連携して取り組むことができるよう関係者の橋渡しを行い、市町村が地域プロジェクトマネージャーを任用し、ブリッジ人材として活用し、プロジェクトを達成していくというような制度でございます。
令和4年度の地域プロジェクトマネージャーは1名でございまして、任期は令和5年度までとなっております。

佐々木君:地域プロジェクトマネージャーの任期は令和5年度までということですが、地域おこし協力隊の任期はいつまでですか。

観光振興課長:地域おこし協力隊の活動は、1年以上3年以下となっております。
今、当課におります2名の地域おこし協力隊は、活動1年目でございます。

佐々木君:資料5ページでは、地域おこし協力隊の令和5年度の取組内容として、江別の情報を集約した冊子の作成というのがあるのですが、その経緯と配布の範囲についてお伺いいたします。

観光振興課長:江別の情報を集約した冊子の作成ですけれども、掲載内容の想定は、市の概要、地勢、地図、1年の風景、観光スポット、イベント、ふるさと納税、移住、定住関係と、幅広いものを1冊に集約します。これは地域おこし協力隊が市外から来て、こういうものがあったらいいだろうというものを自分たちでつくりたいということで、作成を予定しているものになります。
配布の範囲につきましては、今聞いているところでは、例えば、プロモーションイベントで配布するようなことを想定していると聞いていますけれども、実際にどこに何部配布するかというのは承知しておりません。

佐々木君:引き続き、令和5年度の5で市内での起業に向けた事業内容の検討というのがありますけれども、その具体的な内容と経緯、目的についてお伺いいたします。

観光振興課長:制度概要のところでも御説明しましたけれども、地域おこし協力隊は、地域への定住・定着を目的に取組を行っております。今までの地域おこし協力隊もそうですけれども、この地域で何ができるかということを考えながら業務に当たっております。
令和5年度に関しましては、今聞いている範囲で、隊員のアイデアベースになりますが、コミュニティースペースのようなものを運営できたらいいと思っています。それぞれの隊員の得意分野がありますので、そういったものを生かして、場合によっては観光や定住情報など、魅力を発信する場所の運営を自分たちで行えないかということを考えていると聞いております。そのための情報収集や場合によっては、同じような取組をしている自治体への取材を考えていると聞いております。

佐々木君:続いて、地域プロジェクトマネージャーの取組内容ですが、主な取組内容は記載されたとおりだと思うのですけれども、これまで地域プロジェクトマネージャーがいたからこそ実現できたことなど、具体例がありましたら教えてください。

観光振興課長:地域プロジェクトマネージャーですけれども、特に、一般社団法人えべつ観光協会実施事業につきましては、地域プロジェクトマネージャーが精力的に関係者間をコーディネートしまして、事業者や関係者を連携させ、その連携を強化し、各事業の支援を進めることができているというふうに考えております。
具体例で申し上げますと、令和4年度は一般社団法人えべつ観光協会実施でえべつマルシェを4回行いましたけれども、この際も、トンデンファームの敷地やとわの森三愛高等学校の運動用地をお借りしてえべつマルシェを開催することができましたし、先日は、酪農学園大学の黒澤記念講堂をお借りして、セミナーや先ほど申し上げたプロジェクトコンペを実施することができました。
こちらの連携につきましては、地域プロジェクトマネージャーの尽力によるところが大きいと考えております。

佐々木君:それでは、令和5年度の自走化に向け定着を図るというところを、もう少し具体的に御説明をお願いいたします。

観光振興課長:先ほど御説明しましたとおり、地域プロジェクトマネージャーの任期は令和5年度までとなっております。
今まで、事業の種をまき、ブラッシュアップして実施してきましたけれども、地域プロジェクトマネージャーがいなくなった後も、会員が同じように、いろいろな事業者とつながり、連携を強化するほか、これまで立ち上げてきた事業の引継ぎなども含めて、自走化に向けた定着を図るという取組内容として記載させていただいたところです。

佐々木君:最後に、地域おこし協力隊と地域プロジェクトマネージャーの今後に向けた考え方、どこを到着点にしようとしているのかを伺います。

観光振興課長:今後の地域おこし協力隊と地域プロジェクトマネージャーの活用と到着点ということですけれども、地域プロジェクトマネージャーにつきましては、制度上延長することができませんので、令和5年度限りということになっております。
ですので、到着点としましては、先ほど申し上げましたとおり、効果が出ているものを継続して行えるように、それが一般社団法人えべつ観光協会の自走化と体制強化につながると考えておりますので、市としても支援してまいりたいと思います。
また、地域おこし協力隊につきましては、今、2年目ということになりますが、市外からの視点を大事にしつつ、非常に意欲がありますので、市から指示をしなくても、SNSの発信もそうですけれども、自分たちでやりたいことをどんどん見つけて、積極的に行っております。
地域おこし協力隊の到着点としましても、先ほど申し上げました制度に沿って進むように、定住・定着、地域協力活動にも積極的に出ていけるように、私たちとしても支援しながら進めていきたいというふうに考えております。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。

猪股君:1点だけ確認させてください。
地域おこし協力隊も地域プロジェクトマネージャーも総務省の事業を活用したものであると理解しております。
地域おこし協力隊は、17日に予定されている活動報告会というのを毎回行っていると思いますが、今ほどの答弁で、地域プロジェクトマネージャーのほうは延長なしというお話がありましたけれども、地域プロジェクトマネージャーの活動報告を開催する予定はないのか、お伺いします。

観光振興課長:地域プロジェクトマネージャーの活動報告でございますけれども、現時点で実施は予定しておりません。どういった形かは分かりませんけれども、担当としては、何かしらの活動報告ができればいいというふうに考えております。

猪股君:延長なしということですが、これから担い手育成を進めていくという流れもありますので、ぜひ開催の御検討をお願いできればと思います。

委員長(清水君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。(12:04)

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(12:09)
次に、江別アンテナショップGET’S管理運営事業における令和5年度の事業の展望についての質疑に入ります。
予算の説明を求めます。

観光振興課長:私から、江別アンテナショップGET’S管理運営事業について御説明いたします。
予算説明書の28ページを御覧願います。
まちづくり政策02産業、取組の基本方針03観光による産業の振興の3行目の二重丸の江別アンテナショップGET’S管理運営事業でありますが、EBRI内にあります江別アンテナショップGET’Sの管理運営などに係る経費でございます。
以上です。

委員長(清水君):初めに、猪股委員より質疑願います。

猪股君:これまで、一般社団法人えべつ観光協会に関連する質疑を聞いていて、観光に関わるたくさんの事業を一般社団法人えべつ観光協会に担っていただいていることを実感しました。
江別河川防災ステーションの物販もそうですし、そういった取組をされている中で、今、江別アンテナショップGET’Sは一般社団法人えべつ観光協会ではない団体が運営していると思うのですけれども、観光を総合的に見たときに、江別アンテナショップGET’Sだけ違う団体で運営している現状について、担当課として、令和5年度にどのような考えがあるのか、お伺いします。

観光振興課長:委員のおっしゃったとおり、えべつ観光協会が法人格を取得しまして、一般社団法人えべつ観光協会は、市内の観光や特産品の情報も多く持っておりますし、江別アンテナショップGET’Sが観光案内の機能を有していることも考えますと、一般社団法人えべつ観光協会が江別アンテナショップGET’Sで果たすことのできる役割や取組は数多くあるのではないかと考えております。
今後につきましては、アンテナショップのより効果的な運営につながりますよう、一般社団法人えべつ観光協会と江別アンテナショップGET’Sの連携について検討してまいりたいと考えております。

猪股君:そうだと思います。連携しなければという感じも出てきていると思います。
EBRIには民間で事業運営をしている店舗がたくさん入っている中で、江別アンテナショップGET’Sが入っているとなると、EBRIの集客にも影響があると思いますし、EBRIも一生懸命頑張っている中で、その力になれるような運営方法についても、令和5年度に検討していただければと要望させていただきます。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、商工労働課所管のかわまちづくり事業についての質疑に入ります。
予算及び要求資料の説明を求めます。

商工労働課長:かわまちづくり事業について御説明申し上げます。
予算説明書の26ページをお開き願います。
まちづくり政策02産業、取組の基本方針02商工業の振興、一番下の行の丸印のかわまちづくり事業でありますが、旧岡田倉庫移設工事及びかわまちづくり推進事業への支援に係る経費であります。
続きまして、要求資料について御説明いたします。
資料6ページを御覧ください。
旧岡田倉庫の現在位置と移設後の予定位置を示しております。
以上です。

委員長(清水君):初めに、1番目の旧岡田倉庫の移転についてを鈴木委員より質疑願います。

鈴木君:1点目の旧岡田倉庫の移転についてですが、グリーン色のところから紫色のほうに移すという計画だと思いますけれども、既存の建物でいくと、紫色の右側が旧岡田邸です。
旧岡田邸の目の前を通って外輪船に行くところのロケーションが非常にいいということで、コスプレした方たちがそこで写真撮影をしたり、いろいろな活動に利用されているということを伺っております。
これがそのままの形で移設予定地に移ることによって、手前にある旧岡田邸との一体性は途切れることを心配しています。その辺りはどういう対応をされるのか、最初に伺います。

商工労働課長:旧岡田倉庫の位置と旧岡田邸の一体的な活用についてどのように考えているかということだと思います。
まず、旧岡田倉庫の位置ですけれども、これまでの江別市かわまちづくり協議会の議論では、堤防近くに配置することは決定いただいておりまして、その中で、千歳川、石狩川の堤防整備が行われる堤防と一体で活用する施設、その中の拠点施設として整備していくということで、江別市かわまちづくり計画内で位置づけをされております。ですので、旧岡田倉庫につきましては、この位置で活用するため移設することは決定しております。
一方、御指摘のありました旧岡田邸、木造家屋のほうですけれども、江別市かわまちづくり協議会では、活用の可能性を探るというところまでは議論されておりますけれども、一体的な活用等については、現在、何ら決定しているところはございません。
それから、御指摘のございました空間についても、江別市かわまちづくり協議会の議論では、できる限り残して、空間として活用するという方向までは結論が出ておりますので、来年度に向けては、こうした空間部分についても、より詳細かつ具体的な議論を予定しておりまして、その中で、どのように残し、どのように活用していくかというのが決まるものと考えております。

鈴木君:基本的に、以前お伺いした内容と全く変わっていないので、そういうことだと受け止めておきます。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。(なし)
次に、2番目の関係地権者との合意形成についてを鈴木委員より質疑願います。

鈴木君:この関係地権者との合意形成は、一般質問でもお伺いしましたけれども、あくまでも国土交通省北海道開発局と地主の個人の財産の問題であるという市長答弁があったわけであります。
ただ、隣接地である右側の土地とこの庭は共用しているのです。となると、その庭をいかに有効的に使って、ロケーションを確保しながら、いろいろな人に集まっていただいて活性化を図っていくということであれば、単に個人の地主と国土交通省北海道開発局の問題ということで、全てそこにげたを預けるのはいかがなものかと私は思っています。
そういう面で、市としてしっかり関与して、合意形成ができていない地権者に誠意をもって対応していく、そういうことが必要ではないかと思っているのですが、いかがでしょうか。

商工労働課長:このエリアの地権者の方への対応ということで申し上げますと、さきの一般質問で御答弁したとおり、用地交渉に関しては、あくまでも地権者と国土交通省北海道開発局とのやり取りということになりますので、それについて我々が詳細を承知するわけにいきませんけれども、一方で、先ほども御答弁申し上げましたように、江別市かわまちづくり計画としては、現時点では、堤防と旧岡田倉庫は一体的に活用するという考え方の中で、江別市かわまちづくり計画の具体化について話し合っていただいておりますので、地元地権者の方、地元の方々、広く市民の方々に、江別市かわまちづくり計画が具体化された部分について丁寧に説明をさせていただきながら、御理解いただけるように進めてまいりたいと考えております。そういう中で、堤防用地の部分についても御理解いただけるよう、市としても協力していきたいと考えております。

鈴木君:最後にしますけれども、これは国の事業であり、市の事業でもあります。そういう面では、国の補助も入ってるわけですから、そこは市としても責任を持って対応しなければいけないのではないかと考えております。
先日の一般質問の答弁では、これはあくまでも個人対国土交通省北海道開発局の問題であると、切り捨てるような形で言われました。その原点が間違っているから、トラブルになっているのだと思うのです。
だから、江別市として、かわまちづくりを成功させたいということであれば、関係地権者の合意形成を得ることが一番大事な部分ではないかと思います。それが唯一できるのは、国土交通省北海道開発局ではなくて、江別市なのです。そのことを申し上げて、終わります。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、はまなす食品株式会社出資金についての質疑に入ります。
予算の説明を求めます。

商工労働課長:はまなす食品株式会社出資金について御説明いたします。
予算説明書の26ページをお開き願います。
まちづくり政策02産業、取組の基本方針02商工業の振興、7行目の丸印のはまなす食品株式会社出資金でありますが、北海道はまなす食品株式会社への出資に要する経費であります。
以上です。

委員長(清水君):初めに、1番目の本事業に至る経過についてを石田委員より質疑願います。

石田君:従前、委員会等でも御報告いただいたかと思うのですけれども、いま一度、本事業の内容、経過についてお伺いします。

商工労働課長:出資金についてですけれども、北海道はまなす食品株式会社が、現在、江別市西野幌に新工場を建設しておりまして、その新工場が今年の夏に竣工しまして、竣工後は、本社機能も含め全面移転を予定しているというふうにお聞きしております。
移転に伴いまして、障がい者の能力開発センターを拡充し、これまで以上に障がい者の雇用及び職業訓練の充実が見込まれるものとお聞きしております。
そうした中で、このたび、北海道はまなす食品株式会社から400万円分の増資を求められておりまして、それに応じる予算を措置させていただくものでございます。

石田君:これは、従前、北広島市にあったかと思うのですけれども、そこからこちらに移ることになった内容について御説明いただけますでしょうか。

商工労働課長:委員の御指摘のとおり、これまでは北広島市に工場及び能力開発センターを設置して事業に取り組まれておりました。
この間の業績が非常によく、業務を拡大しているということ、それから、能力開発センター、工場の運営で手狭になっている部分があるというふうにお聞きしておりまして、今般、広い工場を設置するための土地をお探しだったところ、江別市西野幌に決めていただいて、工場を移すことになったということでございます。

石田君:私の記憶では、北広島市に工場を建てるに当たっては、北海道や札幌市、近隣市町村も含めて、いろいろと出資をした上で、これができたように思っています。
そのような中で、恐らく、江別市も出資していたかと思うので、これは増資という形になろうかと思いますけれども、障がい者に対する雇用ということでも非常にいい事業だと思っているので、ぜひともこういうことをしていただきたいのですが、今後、同種のケースが出てきて、市のほうに協力をお願いしようとすることも考えられると思います。
障がい者の職業訓練も含めた製品製造の工場を建てるので、江別市としても、こういう前例があるのでお願いしたいというような話になったときに、江別市としてどう考えるのでしょうか。

商工労働課長:北海道はまなす食品株式会社につきましては、障がい者雇用の促進と自立支援を目的として、北海道が呼びかけて、札幌市や北広島市など近隣6自治体と北海道内の11民間企業による出資により、1993年に設立された第三セクターの会社でございます。
今後についてですけれども、北海道はまなす食品株式会社と同様に、北海道が呼びかけて、その設立趣旨が市の方針と一致するような第三セクターであれば、検討することも考えられるかと思います。

石田君:分かりました。
これからは法定雇用率の関係もありますし、いろいろな企業が江別市に工場や企業立地で進出してくる場合、ぜひとも前向きに、障がい者雇用をしているという部分を持ってきていただきたいと考えているので、その辺は経済部長としてはどうでしょうか。

経済部長:北海道はまなす食品株式会社の場合は、古い話にはなりますが、当時、障がい者雇用が進んでいなかったときに、北海道が音頭を取って、近隣市町村が集まって設立した経緯があります。
今の状況とは違うのかもしれないですが、企業が新たに来る場合、雇用や立地の補助金はありますし、個別で補助金を出すことはなかなか難しいところもありますが、そこは、その会社の事業内容や規模等を含めて、その都度、検討するような形になるかと思います。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。

清水君:北海道はまなす食品株式会社というのは、一民間企業なのですか。

商工労働課長:先ほどもお答えしましたけれども、近隣6自治体と北海道内の民間企業が出資して設立された第三セクターという扱いになろうかと思いますので、1民間企業かという線引きは、この説明に代えさせていただきたいと思います。

清水君:株式会社フラワーテクニカえべつは江別市だけで実施していますけれども、それが近隣市町村をまとめてつくったような企業と考えればいいのですか。

商工労働課長:特定の目的というよりは、納豆をはじめとした商品を作って収益を上げていますので、そういう側面から見ますと、民間企業というふうに捉えていただいても構わないかと思います。

清水君:民間企業に対して一自治体が増資するというのは、その企業の株主になるということ、出資者になるということですか。

商工労働課長:増資をするということは、そういうことです。

清水君:出資しているということは、今後、その企業の収支報告や決算報告というのは、江別市の予算決算常任委員会にもかかってくる、報告があるということですか。補助金、助成金だったら分かるのですけれども、出資金に対してはよく分かりません。

副委員長(内山君):暫時休憩いたします。(12:31)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

副委員長(内山君):委員会を再開いたします。(12:37)

商工労働課長:説明が悪くて申し訳ありませんでした。
北海道はまなす食品株式会社につきましては、障がい者の雇用促進と知的障がい者の職業自立を支援することを目的として、北海道が呼びかけて、生活協同組合コープさっぽろをはじめ、札幌市や北広島市など近隣6つの自治体や北海道内の主要民間企業、金融機関が出資して設立された公共的性格の強い第三セクター方式の株式会社ということになっております。

副委員長(内山君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。

委員長(清水君):次に、江別まちなか仕事プラザ事業における事業の展望についての質疑に入ります。
予算及び要求資料の説明を求めます。

商工労働課長:江別まちなか仕事プラザ事業について御説明いたします。
予算説明書の26ページをお開き願います。
まちづくり政策02産業、取組の基本方針02商工業の振興、上から6行目の丸印の江別まちなか仕事プラザ事業でありますが、就労拠点施設を設置し、求職者への就労支援及び市内事業所の人材確保支援に係る経費であります。
続きまして、要求資料について御説明いたします。
資料7ページを御覧ください。
1施設活用企業の実績では、各企業の江別まちなか仕事プラザの活用状況について示しております。
次に、2研修等実施実績では、江別まちなか仕事プラザにおいて主催したセミナー等の実施実績について、内容別及び対象者別に分けて示しております。
以上です。

委員長(清水君):初めに、猪股委員より質疑願います。

猪股君:この江別まちなか仕事プラザは、予算書の説明の中でもあったように、求職者への就労支援という側面と、市内事業所への人材確保の支援という側面があるというふうに理解しているのですけれども、資料1の研修、説明会、会議、合計で令和4年度は58回活用実績があるということでしたが、このうち市民向けのものと事業所向けのものの内訳を教えてください。

商工労働課長:1番の施設活用企業の実績につきましては、実際に江別まちなか仕事プラザを御活用いただいた企業の数ということで捉えていただきたいと考えております。

猪股君:事業の対象が、就労を希望している人向けの研修なのか、それとも、人材を募集したい企業向けの研修なのか、対象が2方向に分かれて数字が入っているのではないのかと思ったのですけれども、そうではないのですか。

商工労働課長:1番目の数字につきましては、あくまでも企業が実施する説明会、研修、会議等の実績数ということで考えていただければと思います。

猪股君:基本的には企業が就労を希望する人向けに開催した実績というふうに理解をしました。
2番目の(2)対象者別を見ると、女性の対象者がどんどん減っているのですけれども、これはどのように見たらいいのか、説明をお願いします。

商工労働課長:2番目の(2)対象者別の数字の変化です。
まず、パソコン講習につきまして、令和2年度には、シニア向けと女性向けに対象者を分けて月2回ずつ実施しておりましたけれども、残念ながら、特にシニア向けのパソコン講習の参加者が少なかったということもありまして、シニア向けを減らした形で実施しました。
そのときは月に3回に減らしたのですけれども、若年層の男性などからも参加希望がありましたので、女性向け、シニア向けに分けることなく、広く御参加いただけるように、対象者を限定しないパソコン講習として見直しを図ったため、このような推移になっております。
(2)の表でいきますと、中ほどに全求職者という欄がありますけれども、そちらのほうに包含されているとお考えいただければと思います。
パソコン講習に限らず、対象者を限定しないようなセミナーを開催する方向で、年次で見直しを図ってきたことから、対象者別の数字については、このような動きになっているということで御理解いただければと思います。

猪股君:そうしますと、パソコン講習は女性向けの希望者が多くて、全求職者対象のセミナーとして開催したことで、数字としてはこういうふうに載っているけれども、全体の内訳としては、女性の比率がとても高いと理解してよろしいのでしょうか。

商工労働課長:この間の受講者の数としましては、特にパソコンは女性の参加者が多くございました。そのほかのセミナーについては、それぞれ動きはありますけれども、そういうような実績であったということで報告を受けております。

猪股君:私は、勘違いをしていて、1番の施設活用企業のところは江別まちなか仕事プラザが企業向けに開催しているものも実績に入っていると思っていました。
江別まちなか仕事プラザが主催する企業向けセミナーなどの活用状況というのは、どうなっているのでしょうか。

商工労働課長:江別まちなか仕事プラザ事業というのは、今も御説明しましたけれども、求職者向けと市内の企業向けのそれぞれの取組をしていく場でございまして、事業者向けということになりますと、主には2番の(1)実施内容別のところを御覧いただきたいのですが、企業求人支援欄の数字がそれに該当する部分かと思います。

猪股君:資料の中身は分かりました。
今回の質疑のきっかけは、第1回定例会の市長からの令和5年度江別市各会計予算大綱説明の中で、江別まちなか仕事プラザを拠点として、高校生や大学生を含めた若者や女性、シニア層を対象に、企業とのマッチングを支援するというようなお話があって、私は、これまで、女性やシニアがメインだと思っていたところ、若者も入ってくるイメージを受けたので、令和5年度はどのように変わっていくのか、新たにどこに力を入れていくお考えなのか、お伺いします。

商工労働課長:江別まちなか仕事プラザ事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大期の令和2年度からスタートしている事業でございまして、設置目的どおり、就職したい方、就職をしようと考えているけれども、不安を感じている方、それから、何年後かに就職したいと思っている方などの利用及びその支援を目指して設置してございます。幸いにも利用者は年々増え、それに伴い、江別まちなか仕事プラザを通して就職された方の数も順調に伸びてきている状況でございます。開始当初は、主に女性向けの就職支援をしながらも、特に人材不足がありましたシニア層も支援をしてきたという経過がございます。
今後の動きですが、今年度からの取組ではございますけれども、子育て応援をしている企業への支援、あるいは、あそこの場所をもっと認知していただき、活用していただくことを考えまして、大学生や高校生向けの就職支援イベントのようなものも開催できるように、今、管理運営している事業者と打合せを行っているところでございます。
さらには、事業者の人材不足を支援するため、より事業者向けの支援を強化していくとともに、季節労働者の通年雇用などはジャンルが重なる部分もございますので、そういったところと協力できないかということで、今まさに調整を図っているところでございます。

猪股君:若者というところは、就職イベントなどを江別まちなか仕事プラザで開催する考えがあるということで、対象が広くなっていくけれども、そういう取組を見込んでいるということで理解しました。
答弁の中にあった子育て世代に向けた企業紹介のパンフレットについてお伺いしたいのですけれども、今年度作成したもので、子育て応援企業一覧というのがあったと思うのです。
私は、PDFで配布されているものを拝見したのですけれども、育児休業を推奨しているという事業所が15事業所のうち7事業所で、パートから正社員への雇用転換制度を設けているという事業所が15事業所のうち6事業所だったかと理解しておりました。
では、どう子育て応援しているのかといえば、ほとんどが柔軟な働き方を取り入れているというような書き方が多くて、それは翻って見ると、不安定な働き方での雇用とも言えると感じました。
お伺いしたいのですけれども、江別まちなか仕事プラザに登録されている企業のうち、今回挙げたような育児休業制度を導入している企業や正社員の登用制度を導入している企業の割合などを調査したり把握しているのかお伺いします。

商工労働課長:子育て応援企業といいますか、そういった支援制度のある事業所を含めて、市内の事業者からアンケートを取っております。
今年それを始めたところですので、今後、それらのデータ及び御指摘のあったパンフレットなども活用しながら、市内の事業所に子育て応援のほかの状況をお伝えしながら、企業支援員もおりますので、そういう人たちから市外の状況も含めて伝えていただきながら、よりいい制度を導入していただけるような取組を促進していきたいと考えております。

猪股君:現状を把握しているということで、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
例えば、育児休業取得の支援制度であれば、国のほうで、両立支援等助成金という、雇用環境をよくする取組をしている企業に対する助成金があるなど、正社員の登用であれば、キャリアアップ助成金として、国のほうでメニューをたくさん用意しているのですけれども、中小企業だとこういう情報に触れる機会がないと感じておりました。
商工会議所に加入していれば、いろいろな補助金の情報はくると思うのですけれども、商工会議所は中小企業庁所管のものが強いので、両立支援等助成金やキャリアアップ助成金など労働局関係のものは情報が入りづらいのかもしれませんが、ここでの情報提供がマッチングするのではないかと思います。今後、企業向け研修に力を入れるというお話もありましたし、雇用環境を改善するためのメニューとして、国もたくさん支援制度を用意していますので、取り入れてはどうかというような目線で、研修に力を入れていただければと思います。
また、育児休業を推奨しているところが少なかったのは残念で、今、育児休業は男性の取得も推進している時代になってきて、子育てパパ支援助成金というのも国のほうでメニューを用意しているので、子育て応援のまち江別としては、市内全企業が育児休業制度導入を目指すぐらいの目標を立てていただければと要望させていただきます。

委員長(清水君):それでは、他の委員からの関連質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。

吉本君:事務事業評価表、経済の32のところで1点確認させていただきたいと思います。
先ほど就職者数が伸びてきているという御説明がありましたが、成果指標1の就職者数は令和4年度実績見込みが105人となっていて、来年度は115人と増えているのですけれども、この数字というのは、江別まちなか仕事プラザを経由して仕事に就かれた方というふうに理解をしてよろしいのか、数字の意味をお願いいたします。

商工労働課長:委員の御指摘のとおりでございます。

吉本君:年間105人がこの事業を経由しているということは、多いという気も致しますけれども、対象指標の最初のところでは、仕事を求めてハローワークに登録している方が2,300人近く、令和5年度も同じような数字ですが、こういう数字を見たり、市内事業者数と登録事業者数の比率を見たりすると、まだまだこの制度が十分行き渡っていないという気も致します。
確実に実績があるということは理解できましたけれども、事業者数とか求人者数と比べると、もう少し積極的なPRが必要だという気も致しますが、どんなふうに捉えているのか、お聞きします。

商工労働課長:御指摘のとおり、まだまだ知られていない部分があるという認識はしております。
先ほども申し上げましたけれども、特に来年度につきましては、事業者への浸透を中心に、もちろん求職者で不安を感じている方などにもっと御利用いただけるように、対象を広く取って進めていきたいと考えております。

吉本君:私は、この仕事とその前にあった働きたい女性のための就職支援事業がごちゃごちゃになっていました。この事業も補助事業で、多分、期間が区切られるのかと思ったのですけれども、期間が限られると、事業が終わってしまうと次に続かないというようなこともあります。例えば、働きたい女性のための就職支援事業などはすごくいい事業だと思っていたのですけれども、事務事業評価表の中を探してもどこにもなくて、終わったのだと思いました。
そういう意味で、こういうような仕事は、先の話にはなりますが、事業補助金はなくなるけれども、事業としては非常に有効だということです。市として続けていくような、先ほど季節労働者の方の通年雇用のお話もありましたけれども、将来を見据えて、長期的な事業として検討していただければと思っておりますので、その点を最後に要望させていただきたいと思います。

委員長(清水君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、経済部所管の質疑を終結いたします。
経済部退室のため、暫時休憩いたします。(12:57)

※ 休憩中に、理事者質疑項目の有無を協議

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(12:58)
本日の所管分について、現時点では、理事者質疑項目はなしと確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次回の委員会は、3月13日月曜日の午前10時より開催いたします。
以上で、本日の委員会を散会いたします。(12:59)