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経済建設常任委員会 令和5年2月13日(月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年4月12日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(高間君):ただいまより、経済建設常任委員会を開会いたします。(9:58)
本日の日程は、開会前に確認したとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
また、傍聴希望者がおり、入室を許可いたしましたので、報告いたします。
水道部及び傍聴者入室のため、暫時休憩いたします。(9:58)

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(9:59)
1水道部所管事項、(1)報告事項、アの江別市上下水道ビジョンの改定(中間見直し)についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

総務課長:私から、江別市上下水道ビジョンの改定(中間見直し)について御報告いたします。
資料の1ページをお開きください。
まず、1江別市上下水道ビジョンの改定(中間見直し)についてでありますが、本市では、おおむね10年後を見通し、水道部が取り組むべき様々な課題に対応するため、今後の取組の目指すべき方向性を示す江別市上下水道ビジョンを平成30年度に策定いたしました。
現在、本ビジョンで定めた施策に対して具体的な取組を推進しておりますが、この間、水道法の一部を改正する法律の施行や北海道胆振東部地震によるブラックアウト停電の発生を踏まえた対応など、上下水道事業を取り巻く環境が変化しております。
また、最上位計画であります第6次江別市総合計画の計画期間終了に伴い、令和6年度から新たに第7次江別市総合計画が開始することから、計画の折り返し地点を迎える令和5年度に、これまでの各施策の進捗状況を検証し、さらに社会情勢の変化等を踏まえ、今後5年間の事業実施に向け、より効率的な取組を推進していくため、本ビジョンの見直しを行いたいと考えております。
2対象期間は、令和6年度から令和10年度までの江別市上下水道ビジョンの後半5年間です。
次に、3改定(中間見直し)の概要について御説明いたします。
改定のポイントは、主に3点です。
まず、1点目としまして、投資・財政計画の見直しを行います。
具体的には、将来人口推計に基づき、計画給水量、給水収益、設備投資計画等の見直しを行います。
次に、2点目としまして、本ビジョンの各施策について、令和4年度決算数値や各業務指標等により進捗状況を検証します。
最後に、3点目としまして、本ビジョン策定後に生じた新たな課題や策定時と状況が変わっている部分について、現状に合わせた内容に見直しします。
続きまして、4改定(中間見直し)スケジュールについて御説明いたします。
まず、改定概要、スケジュールにつきましては、1月の江別市上下水道事業運営検討委員会で説明し、御意見を頂く予定でしたが、大雪・暴風雪により開催を中止したため、会議は書面開催に変更し、意見交換を行っております。
改定概要、スケジュールにつきましては、本日、本委員会へ御説明した内容と同じものとなっております。
今後の予定につきましては、水道部内で改定案の検討を進め、8月以降、改定版素案の概要説明、パブリックコメントの実施及び結果報告等について、江別市上下水道事業運営検討委員会での説明や意見交換、経済建設常任委員会への報告を適宜行い、最終的に令和6年2月に改定版をスタートする予定であります。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

干場君:中間見直しのタイムスケジュールについてお伺いしたところですけれども、北海道で北海道水道広域連携推進プランの素案のパブリックコメントをしていて、1月中旬に終わったのですが、それを拝見しますと、江別市は3つの自治体を一くくりにするような形になっています。それは部分的ですけれども、今後の水道事業の北海道全体の在り方の参考になるものだと思っています。
今後、改定案を部内で検討されるということですけれども、国が示したのは、どちらかというと、経営上の視点といいますか、市民目線とは少し違うような感じがしています。ただ、この江別市上下水道ビジョンは、私たち市民にとっても将来の前提となる非常に重要なビジョンになると思っているので、改定案の検討は、まずは部内で作成したものを案として出した上で、説明をして、市民からも声を聴いて、場合によってはその意見が反映される可能性も十分にあるというようなつかみでよろしいのか、その辺のところをお伺いします。

総務課長:今、委員から御指摘を頂きましたように、北海道の広域連携の推進につきましては、水道法の改正の中の一つの項目でもありまして、江別市上下水道ビジョンの改定に当たりましては、こういったことも踏まえながらしっかり検討してまいりたいと思います。
また、様々な御意見を頂く場面におきましては、江別市上下水道事業運営検討委員会やこの経済建設常任委員会に素案の説明などをお示し、御意見を頂きながら検討を進めていきたいと考えております。
なお、市民の皆様の御意見を頂く場面につきましては、パブリックコメントの実施も予定しております。

干場君:長期的には日本全体の人口が減るという、これはかなり現実的な推定だと思います。
そうした社会に向かっていくには、やはり市民の理解というのは大変重要だと思いますので、ハード面、ソフト面も含めまして、江別市上下水道事業運営検討委員会には、市民公募の方も入られているので、意見を交わされることと思いますけれども、場合によっては、さらなる丁寧な説明をする機会をつくりながら進めていただきたいと思います。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの令和4年度発注工事の遅延についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

下水道施設課長:私から、令和4年度発注工事の遅延について御報告申し上げます。
資料の2ページをお開きください。
1工事概要でありますが、対象の工事としては、江別太中継ポンプ場の機械、電気、自家発電設備の、それぞれ設備の種類が異なる3件の工事であります。
1件目、工事名は、江別市公共下水道江別太中継ポンプ場汚水ポンプ機械設備更新工事、契約につきましては、4月22日に入札を執行し、青木工業・道央衛生共同企業体と税込み額8,679万円で4月27日に請負契約を締結し、工期は令和5年3月10日、工事場所は江別市東光町地内であります。
工事概要は、ポンプ場に流入する汚水を江別浄化センターへ送るための汚水ポンプ3台とポンプの動作に連動して開閉する汚水ポンプ吐出弁3台の更新であります。
2件目、工事名は、江別市公共下水道江別太中継ポンプ場汚水ポンプ電気設備更新工事、契約につきましては、5月25日に入札を執行し、末廣屋・高川共同企業体と税込み額1億1,330万円で5月30日に請負契約を締結し、工期は令和5年3月10日、工事場所は江別市東光町地内ほかであります。
工事概要は、ポンプ場に流入する汚水の量に応じて、汚水ポンプの運転を制御するために必要な電気設備であるコントロールセンター1式、補助継電器盤1面、現場盤3面、制御盤1面の更新であります。
3件目、工事名は、江別市公共下水道江別太中継ポンプ場自家発電設備更新工事、契約につきましては、8月17日に入札を執行し、東興・丸電阿部共同企業体と税込み額1億84万5,800円で8月22日に請負契約を締結し、工期は令和5年3月17日、工事場所は江別市東光町地内であります。
工事概要は、ポンプ場が停電となった際に電力を供給する非常用発電機1基、給気用有圧換気扇1台、燃料移送ポンプ1台、燃料小出し槽1基の更新であります。
資料の3ページをお開きください。
2遅延理由でありますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で半導体の納期に遅れが出ておりましたので、水道部と致しましては、工事を発注する際に設備の納期の確認を徹底するとともに、計画的に発注を行うことで、できるだけ工期を確保したところであります。
また、請負者と連絡を密に取りながら、少しでも納期が早まるように、製造メーカーの変更などの協議も行ってきたところであります。
しかし、請負者から、諸外国で発生したロックダウンなどによる製造工場の停止や物流の混乱による影響が発注の際に確認した以上に大きくなり、機器を構成する部品の入手が困難となったため、年度内に工事が完成する見込みがなくなった旨の申出があったためであります。
3今後の対応でありますが、水道部と致しましては、請負者からの申出による工事の遅延はやむを得ない事情と認め、国の新型コロナウイルス感染症への対応方針に基づき工期を見直すこととし、現時点では、おおむね令和5年9月に工事の竣工を見込んでおります。
また、事業費につきましては、地方公営企業法第26条に基づき、事業費の繰越しについて、令和5年第2回定例会に御報告する予定であります。
なお、現在、製造業や物流業は再開し、部品の納期が少しずつ改善されておりますので、今回の工事に係る設備については、春頃までには納入できるめどが立っております。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの水道メータ地上化の進ちょく状況と検針・収納方法についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

給排水指導担当参事:水道メーター地上化の進捗状況と検針・収納方法について御報告いたします。
水道メーターの地上化の推進と毎月検針の導入検討は、上下水道事業の最上位計画であります江別市上下水道ビジョンにおいて、お客様サービス向上のための実現方策の一つとして、これまで取り組んでまいりました。
特に、平成27年度から重点的に取り組んでまいりました水道メーターの地上化が、取組の当初目標とした期間の末となる令和4年度末を迎えることから、現在までの取組状況について御報告いたします。
初めに、私からは、水道メーター地上化の進捗状況について御報告いたします。
資料4ページをお開きください。
(1)経過でありますが、まず、江別市の水道メーターは、従来、メーターボックス内の地下80センチメートル以下に設置する地下式メーターを採用していましたが、平成16年度から、新築住宅等の水道メーターに、水量の表示部分を、住宅の壁面など地上に設置可能な電子式メーターの採用を開始し、さらに、平成27年度からは、地下式メーターの8年ごとの更新に合わせて電子式メーターに交換することで、地上化を進めてまいりました。
また、平成26年2月策定の江別市水道事業中期経営計画や平成31年3月策定の江別市上下水道ビジョンにおいても、地上化の推進を目標として掲げ、取り組んでまいりました。
地上化の進捗状況を示す(2)電子式メーター設置率(地上化)の推移でありますが、年々順調に上昇し、令和4年度末での全メーター数に対する電子式メーター数の割合である電子式メーター設置率は95%に達する見込みであり、水道使用者などの皆様に御理解、御協力を頂きながら順調に進んでいる状況であります。
最後に、(3)今後についてでありますが、引き続き、電子式メーター設置による地上化の利点をPRし、地上化の取組を推進することで、お客様サービスの向上と検針の効率化を図ってまいりたいと考えています。
なお、地上化(電子式メーター)の利点及び地下式メーターと電子式メーターの比較については、資料6ページの参考1に記載しておりますので、御参照願います。
以上です。

料金収納担当参事:引き続き、私から、検針・収納方法について御報告申し上げます。
資料5ページを御覧願います。
初めに、(1)検針方法の経緯につきまして、江別市では、昭和53年4月に、経費節減を目的として4か月検針を導入いたしました。
その後、水道メーターの地上化に伴い、平成27年10月から2か月検針に移行し、段階的に検針間隔を短縮してまいりました。
次に、(2)収納方法についての1現行の収納方法についてでありますが、江別市水道事業給水条例に基づき、認定精算による収納方法となっております。
資料7ページの参考2を御覧願います。
検針・収納方法のイメージ図として、2か月間で40立方メートル使用した場合を例に記載しております。
上段の認定精算が現行のイメージでありますが、検針のない1か月目は、過去の使用実績に基づく認定水量で料金を見込み請求し、翌月の検針で確定した水量により精算しております。
精算の方法につきましては、矢印で示すとおり、検針後に1か月当たりの使用水量を平準化し、その水量により計算された料金の2か月分の合計額を計算した後、さらに、矢印で示すとおり、2か月分の合計額と1か月目に見込みで請求した額との差額を2か月目の料金として請求する方法となっております。
一方、認定精算以外の検針・収納方法と致しましては、使用水量が確定した後に料金を計算して請求する精算型収納があり、2段目の毎月検針毎月請求では、毎月検針し、1か月の使用水量分を翌月に請求します。
3段目の2か月検針2か月請求では、2か月ごとに検針し、2か月の使用水量分を一括で請求します。
最下段の2か月検針毎月請求(実績案分)では、2か月ごとに検針し、案分した使用水量分を毎月請求します。
資料5ページにお戻り願います。
(2)収納方法についての1現行の収納方法についてでありますが、ただいま御説明申し上げた現行の認定精算では、検針後の水量が認定水量と異なる場合、還付が生じることがございます。
また、複雑な料金計算であるため、標準的な精算型収納と比較して料金システムの改修費が高額となり、更新時において約5,500万円増加する見込みであります。
次に、2検針・収納方法の検討についてでありますが、水道メーター地上化に伴い、冬期検針が可能となったほか、検針間隔が2か月間に短縮されたところであり、次期の料金システム更新に向けては、先ほど御説明申し上げた精算型収納方法の導入を検討したいと考えております。
下の表は、精算型収納方法の比較検討として、毎月検針毎月請求、2か月検針2か月請求、2か月検針毎月請求(実績案分)の3パターンについて、コスト、お客様サービス、持続性の項目を比較した表であります。
毎月検針毎月請求につきましては、コスト面において検針経費が倍増し、年間約4,500万円の支出増となるほか、持続性において検針体制の強化が必要であるものの、人員確保が困難との課題がある一方、お客様サービスにおいては、電気やガスと同じ精算方式で分かりやすいといった特徴がございます。
2か月検針2か月請求につきましては、コスト面において収納手数料等が半減することにより、年間約1,500万円の支出減となるほか、持続性において業務の負担軽減につながる一方、お客さまサービスにおいては、1回の納付額が倍増し負担感を増してしまうことが懸念されるところであります。
2か月検針毎月請求(実績案分)につきましては、コスト面において、認定精算関係の業務量が改善されるとともに、お客様サービスとしては納付額が変わらず、持続性においても現行体制を維持できるところであります。
精算型収納方法の導入に当たりましては、こうした結果を踏まえ、費用対効果やお客様サービスなどを総合的に考慮し、料金システムの更新と並行して検討を進めたいと考えております。
次に、(3)今後のスケジュールでありますが、令和5年度におきましては、検針・収納方法の方針を決定するとともに、業務委託の仕様を検討し、令和6年度は、料金システムの更新及び料金収納業務委託の事業者を選定し、令和7年度から、精算型収納方法の導入及びこれに合わせた料金収納業務委託を開始したいと考えております。
なお、参考として、資料8ページに北海道内各市の状況を添付いたしましたので、御参照願います。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、水道部所管事項を終結いたします。
経済部入室のため、暫時休憩いたします。(10:21)

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(10:22)
2経済部所管事項、(1)報告事項、アの第5次江別市農業振興計画の策定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

農業振興課長:それでは、私から、第5次江別市農業振興計画の策定について御報告いたします。
資料の1ページをお開き願います。
まず、1策定の根拠でありますが、当計画は、食料・農業・農村基本法の趣旨を踏まえ、地域の実情に応じた総合的な農業振興施策について定める計画であります。
次に、2計画の位置づけでありますが、国や北海道の計画を参酌するとともに、江別市総合計画のまちづくり政策に沿って策定される農業分野の個別計画として位置づけられるものであります。
次に、3計画期間でありますが、現行の計画が令和5年度までとなっていることから、令和6年度から令和10年度までの5年間とします。
次に、4策定方法でありますが、まず、農業者へのアンケートを実施し、現在の経営形態や今後取り組んでいきたい取組などを調査した上で、素案を作成する予定であります。素案については、江別市経済審議会へ諮問し、答申いただくこととなります。
また、関係機関からの意見聴取やパブリックコメントによる市民意見を反映しつつ、計画の策定を進めてまいりたいと考えております。
次に、5スケジュール(予定)でありますが、4月から策定作業に着手し、おおむね3月に計画を決定する予定であり、詳細は資料を御参照いただきたいと存じます。
なお、計画策定の進捗状況によりまして、各項目のスケジュールが前後する可能性がありますので、あらかじめお含みおきいただきたいと存じます。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

高橋君:農業者へのアンケートの実施についてですけれども、市内の全ての農業者に対してアンケートを行うということでよろしいのか、具体的な方法について教えてください。

農業振興課長:委員の御指摘のとおり、基本的には市内で営農されている農業者の方にアンケートを実施したいと存じておりますけれども、農業者といっても定義はいろいろとありますので、これまでの市の施策で関わっていただいた方には必ず、それ以外も、把握できる限り関係機関に相談しながらアンケートを実施したいと考えております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

石田君:素案の策定後、当委員会等への報告はどうなりますでしょうか、お伺いします。

農業振興課長:現状では、江別市経済審議会に諮問して、ある程度素案が固まり、パブリックコメントを実施する前に当委員会に報告したいと考えております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:ここ何年かで、農業を取り巻く環境は大きく変化しつつあるというふうに思っています。これまでも江別市農業振興計画を策定する際にはアンケートを取られていたと思うのですけれども、農業者の皆さんへのアンケート項目としては、これまでと変化があるのか、ないのか、これまでどおりなのか、お聞きしたいと思います。
また、国、北海道を参酌するというふうに書いてありますけれども、その辺りの市としての考え方について、現段階でお話ししていただけるものがあればお伺いします。

農業振興課長:先ほど御説明しましたが、当計画においては、食料・農業・農村基本法というものを中心にしておりますけれども、現在、国においては、この食料・農業・農村基本法に基づいた国の考え方の見直し作業を行っているところですので、市としましては、その結果に基づいて江別市農業振興計画を策定しなければならないと考えております。
また、国においては、SDGsの考えをもって、様々な施策のゴールについて、みどりの食料システム戦略ということで定めたところであります。こちらの考え方は従来の計画になかったものですので、恐らく、こちらも反映しなければならないと考えております。
基本的には、アンケートを策定する段階で、JAや農業改良普及センター等の関係機関にも相談しながらアンケートをまとめ、項目としては、基本的には、国の施策の変化、北海道の考え方、そして、現状で農業者が一番困っていると思われる経費増の部分などをどう反映するかというところもアンケートに盛り込むような考えでおります。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの第4次江別市食育推進計画の策定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

農業振興課長:それでは、私から、第4次江別市食育推進計画の策定について御報告いたします。
資料の2ページをお開き願います。
まず、1策定の根拠でありますが、当計画は、食育基本法に基づき、国や北海道の計画を基本として、地域の特性を生かした自主的な施策を実現するために策定する計画であります。
次に、2計画の位置づけでありますが、国や北海道の計画を参酌するとともに、江別市総合計画のまちづくり政策に沿って策定される農業分野の個別計画として位置づけられるものであります。
現行の計画では、ライフステージごとに食育の推進が図れるよう、各分野において様々な食育の取組を行うこととしております。
次に、3計画期間でありますが、現行の計画期間が令和5年度までとなっていることから、令和6年度から令和10年度までの5年間とします。
次に、4策定方法でありますが、食育に関しましては、健康福祉分野、教育分野等、範囲が広いことから、まず、江別市食育推進計画庁内連絡会議による取組状況の確認、素案の作成を行い、その後、市民公募委員を含む江別市食育推進計画策定委員会で素案の審議を行う予定であり、パブリックコメントによる市民意見を反映しつつ、計画の策定を進めてまいりたいと考えております。
次に、5スケジュール(予定)でありますが、5月から策定作業に着手し、おおむね3月に計画を決定する予定であり、詳細は資料を御参照いただきたいと存じます。
なお、計画策定の進捗状況によりまして、各項目のスケジュールが前後する可能性がありますので、あらかじめお含みおきいただきたいと存じます。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの農村滞在型余暇活動機能整備計画(第4期)の策定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

農業振興課長:それでは、私から、農村滞在型余暇活動機能整備計画(第4期)の策定について御報告申し上げます。
資料の3ページを御覧願います。
まず、1策定の根拠でありますが、当計画は、いわゆる農山漁村余暇法に基づき、北海道の方針を基本として、都市の住民が余暇を利用して農業体験や農業に対する理解を深める活動のための基盤整備の促進に向けて策定する計画であります。
次に、2計画の位置づけでありますが、北海道の基本方針を参酌するとともに、江別市総合計画のまちづくり政策に沿って策定される農業分野の個別計画として位置づけられるものであり、農業者がグリーンツーリズムに取り組む際の施設整備を円滑に行えるよう、整備計画を定めるものであります。
次に、3計画期間でありますが、現行の計画期間が令和5年度までとなっていることから、令和6年度から令和10年度までの5年間とします。
次に、4策定方法でありますが、まず、農業者への施設整備に関する調査を行い、素案を作成いたします。その後、江別市農業委員会から意見を聴取し、パブリックコメントによる市民意見を反映しつつ、計画の策定を進めてまいりたいと考えております。
次に、5スケジュール(予定)でありますが、9月から策定作業に着手し、おおむね3月に計画を決定する予定であり、詳細は資料を御参照いただきたいと存じます。
なお、計画策定の進捗状況によりまして、各項目のスケジュールが前後する可能性がありますので、あらかじめお含みおきいただきたいと存じます。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、エの事業者によるRTNパーク内の土地の取得についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

企業立地課長:報告事項、エの事業者によるRTNパーク内の土地の取得について御報告いたします。
資料4ページを御覧ください。
初めに、1取得事業者ですが、取得したのは道央農業協同組合です。
次に、2取得地について、大部分が民有地ですが、一部市の土地がございます。
まず、(1)民有地ですが、所在地及び面積は資料記載のとおりで、取得時期は令和4年11月11日です。
次に、(2)市有地ですが、市が道央農業協同組合に売却した土地であります。
所在地及び面積は資料に記載のとおりであり、取得額は108万5,000円、取得時期は令和4年11月21日です。
次に、3立地予定施設について、まず、(1)施設等の内容及び予定時期ですが、1野菜出荷予冷施設及び2馬鈴薯貯蔵施設については、立地時期を調整中、3農機具整備施設、農機具保管庫については、本年9月の立地を予定していると伺っております。
次に、(2)位置図につきまして、左側の図がRTNパークの取得地付近の概略図であり、そのうち、おおむね太枠で四角く囲んだ部分を、このたび道央農業協同組合が取得いたしました。
続いて、右側の図が、当該取得地に、先ほど御説明した1から3までの施設の立地予定場所を記載した図です。
なお、図の下側にある黒く塗りつぶした細長い三角形部分が、市が道央農業協同組合に売却した市有地です。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

島田君:土地の価格のことですが、この計算でいくと、市の所有地の価格は1平方メートル当たり1,000円ぐらいですけれども、RTNパーク内の土地というのは価格的にはこのぐらいですか、それとも、場所によってかなり差があるのか、その辺の情報はありますか。

企業立地課長:あくまでもRTNパーク内の市の分譲地の近年の売却額になりますが、1平方メートル当たり5,000円前後で推移しております。ですが、今回売却した土地というのは成形的にも異形地でありますので、単価的にはその単価まで至らないような評価額になっております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、オのテレワーク施設整備運営補助金等の認定状況についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

企業立地課長:報告事項、オのテレワーク施設整備運営補助金等の認定状況について御報告いたします。
資料5ページを御覧ください。
記載の2つの補助金は、いずれも今年度新たに実施したものであります。
初めに、1テレワーク施設整備運営補助金ですが、他者への賃貸を目的としたテレワーク施設を市内で整備、運営する事業者への補助であり、補助対象者、補助対象経費、補助額、予算額については記載のとおりです。
(5)認定事業者について、元町アンビシャスプラザを運営している株式会社元町開発公社と市内で理美容業や飲食業を営む株式会社SERENDIPITYの2社を認定しております。
設置場所は、記載のとおりであり、補助額は、上限額と同額の200万円をそれぞれ補助する予定です。
次に、2サテライトオフィス設置推進補助金ですが、市内にサテライトオフィスを設置する事業者への補助であり、補助対象者、補助対象経費、補助額、予算額については、記載のとおりです。
(5)認定事業者について、東京都で中小企業の給与計算等のアウトソーシング業務を請け負う日本社会保険労務士法人の新たな業務拠点を誘致し、サテライトオフィスとして認定しております。
設置場所は、イオンタウン江別2階の一室であり、補助額は、上限額と同額の500万円を補助する予定です。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、カの第2次江別市観光振興計画の策定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

観光振興課長:それでは、私から、第2次江別市観光振興計画の策定につきまして御報告いたします。
資料の6ページを御覧ください。
まず、計画の趣旨ですが、第2次江別市観光振興計画は、現行計画の取組の検証や現状の調査分析などを基に、当市の観光に携わる全ての人に対する観光振興の指針として策定するものです。
次に、2計画の位置づけですが、江別市総合計画のまちづくり政策の下、観光分野での具体的な施策を個別計画として策定するものです。
次に、3計画期間ですが、現行の計画期間が令和5年度まででありますことから、令和6年度から令和10年度までの5年間とする予定です。
次に、4策定方法ですが、現時点での案ではありますが、まず計画策定支援事業者を選定し、現状や課題等の分析、素案の作成を進めます。
計画策定に当たりましては、策定委員会を設置し、計画案を審議いただき、パブリックコメントを反映しながら進める予定であります。
最後に、5スケジュール(予定)につきましては、4月から策定作業に着手し、おおむね3月に計画を決定する予定であり、詳細は資料を御参照いただきたいと存じます。
なお、作業の進捗状況によって、スケジュールが前後する可能性がありますことを申し添えます。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

干場君:平成30年度に策定して、今回、令和6年度からの第2次江別市観光振興計画を策定されるということですけれども、来年度から新しい総合計画を策定する中で、ここの部分も江別市行政審議会の中で部会をつくって、いろいろな意見交換等がされているところだと思います。
江別市行政審議会に至るまでの三十幾つのえべつの未来づくりミーティングを幾つか傍聴させていただいた中で、市民の皆さんのイメージとして、江別市は観光のまちというようなコメントはそんなになくて、ほとんどのグループの方は、安心して暮らせて、緑が多いといったイメージのコメントをされていたので、なるほどと思ってお聴きしたところです。
行政でいろいろな施策を進めていく上で、この第2次江別市観光振興計画の策定を進めていくことは大切なことだというふうに思っています。現行の計画の5年間を踏まえて、また、総合計画や市民の皆さんの声などを総合的に判断したときに、観光政策の力の入れ方の度合いといいますか、イメージといいますか、市民の皆さんに楽しんでいただいて、それを発信することで江別市の価値が高まるというようなイメージもあると思うのですけれども、今のところ、行政として、この間の検証を踏まえてどんなイメージを持っておられるのか、今の段階でお話しできることがあればお伺いします。

観光振興課長:現在は計画期間の途中で、新型コロナウイルス感染症の影響もございまして、不要不急の往来自粛の要請が出されるなど、難しい面もございました。
委員がおっしゃるとおり、確かに、観光のまちではないというイメージを持たれている市民の方も多いと思いますけれども、当市の観光は食と農ということで、物販関係にも力を入れて進めてきたところでございます。そういった意味では、地産地消の推進や雇用、消費の拡大など、観光というものが少なからず寄与してきているというふうに考えております。
委員がおっしゃったように、江別市行政審議会、専門部会等の審議を経ながらまちづくり政策を進めているところで、6月には答申を受けるというふうにお聞きしております。
私どもとしましては、まず、4月に選定委員会などで素案の準備をさせていただきまして、6月以降に江別市行政審議会や市民の皆様の意見を取り入れた形で計画の詳細を詰めてまいりたいというふうに考えております。
どういった形になるかというのはこれからになりますけれども、これまで進めてまいりました謎解きゲーム、レンタサイクル、プロモーションといったものを検証しまして、次の計画に生かしてまいりたいというふうに考えております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

石田君:今、まちづくりということでお話がありましたけれども、観光とまちづくりというのは密接に絡まっているところがあるのではないかというふうに思います。
市内には、様々な方々が組織をつくって、いろいろなまちづくりや観光に係る活動に当たっているというような現状にあるかと思います。
そういった中で、これから策定委員会を設置するということですけれども、策定委員会のメンバー構成についてお伺いします。

観光振興課長:現時点での想定となりますけれども、江別市経済審議会の中から御推薦いただく方、令和3年に法人格を取得しております一般社団法人えべつ観光協会の関係の方、さらに市民公募の方というような想定をしております。

石田君:私が冒頭でお話ししましたように、いろいろな方々が活動をされていて、一般社団法人えべつ観光協会との絡みが十分ではないという方々でも頑張っておられる方々がいらっしゃるように思います。
そういう人たちの活動などをきちんとフォローアップしていくことが、これからのまちづくりや江別市観光振興計画にとって重要なことではないかというふうに思うのですが、その辺はどのようにお考えになりますでしょうか。

観光振興課長:今、委員から御指摘いただきましたとおり、観光とまちづくりというのは密接な関係にあるというふうに考えております。
正直、観光だけで食べている方が少ない中で、観光を進めていく上では、地域と一緒になって、魅力的なまちづくりを自分ごととして実践していただいて、自ら情報発信もしていただけるような方、そういった人材育成が必要だというふうに考えております。
先ほど法人格を取得したとは言いましたけれども、一般社団法人えべつ観光協会自体も体制強化が必要だと考えていまして、まだほかの団体の方まで支援するような体制が取れていないというのも実態としてございます。
市としましては、そういった方々をつないだり、支援していくということが今後も必要だと考えております。

石田君:地道に努力されている方々を漏れなくというふうにはならないかもしれませんけれども、きちんとフォローするような体制を取っていただければと思います。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第1回定例会予定案件、アの令和5年度フラワーテクニカえべつの事業計画についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

農業振興課長:それでは、第1回定例会に報告を予定しております令和5年度フラワーテクニカえべつの事業計画につきまして御説明申し上げます。
資料の右上に別冊と書かれた第31期令和5年度事業計画書の1ページをお開き願います。
初めに、事業計画でありますが、江別市花き・野菜栽培技術指導センターの指定管理や花卉苗及び野菜苗の播種・育苗事業並びに黒ニンニク製造販売事業を行うほか、ガーデニングフェアや栽培指導の実施などにより、生産者への苗の安定供給や市民への栽培技術の普及促進向けた事業を引き続き行ってまいります。
次に、別冊資料3ページをお開き願います。
(2)予定損益計算書でありますが、売上高は、道央農業協同組合からの野菜苗の播種・育苗に係る受託事業収入、黒ニンニクの製造販売、ガーデニングフェアの実施による収益、江別市花き・野菜栽培技術指導センターの指定管理料を合わせまして、1億11万8,000円を予定しております。
一方、売上原価につきましては、野菜苗の播種や育苗に係る受託事業原価が3,319万円、販売費及び一般管理費につきましては、6,492万8,000円を予定しております。これらを差し引いた営業利益は200万円を予定しており、このほか営業外収益及び法人税等を精算いたしますと、当期純利益は200万円となる予定であります。
なお、別冊資料の2ページに予定貸借対照表、別冊資料4ページには製造原価予定明細書、販売費及び一般管理費予定明細書を記載しておりますので、内訳につきましてはそちらを御参照いただきたいと存じます。
最後になりますが、参考資料として、別紙で令和4年度営業収支予定表を添付いたしましたので、こちらについては、後ほど御参照いただきたいと思います。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

石田君:1点お伺いしますけれども、たしか株式会社フラワーテクニカえべつでは障がい者雇用を行っていたかと思うのですが、その辺を御存じでしたら教えていただけますでしょうか。

農業振興課長:詳細については聞いておりませんけれども、昨年度も野菜の収穫等の作業に従事していただいたというふうにお話は聞いております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、経済部所管事項を終結いたします。
建設部入室のため、暫時休憩いたします。(10:52)

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(10:56)
3建設部所管事項、(1)報告事項、アの千歳川流域の特定都市河川指定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

治水課長:それでは、千歳川流域の特定都市河川指定について御報告いたします。
資料2ページをお開きください。
初めに、国の動向についてでありますが、近年、気候変動に伴い、全国各地で頻発化、激甚化する水害に対応するため、令和3年度に特定都市河川浸水被害対策法を中心とする流域治水関連法9法律が一体的に改正され、法改正の中核をなす制度である特定都市河川の指定要件の拡充が図られました。
特定都市河川の指定については、これまで市街化の進展により土地の雨水浸透機能が低下している河川について、法の定めるところにより浸水被害対策の総合的な推進が図られてきましたが、自然条件等により浸水被害を防止することが困難な河川が指定対象として追加されております。
次に、千歳川流域の治水上の課題についてでありますが、千歳川は、北海道開発局が管理する1級河川で、流域には4市2町が存在しております。
洪水時には、石狩川本川の高い水位の影響、いわゆる本川からのバックウオーターを約40キロメートルにわたり長時間受け続けるといった、他の地域にはない課題を有しています。
また、平成17年度に策定した石狩川水系千歳川河川整備計画は、おおむね30年間の計画であり、計画の3本柱のうち遊水地群の整備については、令和2年3月に完成し供用を開始しておりますが、堤防整備及び支川の河道掘削については現在整備中であり、近年の気候変動を踏まえると、水害のリスクが高くなることが懸念されております。
このような千歳川の特性が法改正により拡充された指定基準に該当することから、千歳川流域を特定都市河川に指定し、浸水被害対策を総合的に推進しようとするものであります。
資料3ページを御覧ください。
千歳川流域を特定都市河川に指定することにより、法に基づく施策・制度を活用し、早期に水害への安全性の向上を図る旨の意向が国から示されました。
指定後に行われる国が実施を想定している主な施策、法に基づく制度につきましては、まず、主な施策の内容については、1点目として、石狩川水系千歳川河川整備計画に基づく整備について、予算の重点配分を図り、堤防整備・河道掘削の加速化を図る、2点目として、直轄排水機場の機能増強等により内水対策を行う、3点目に、排水ポンプによる内水排除施設として、釜場等の施設整備などが示されております。
次に、法に基づく主な制度の内容についてでありますが、水害に強い地域づくりのため、雨水の流出を抑制させる対策として、雨水浸透阻害行為の許可制度により、1,000平方メートル以上の開発について、貯留、浸透対策が義務となり、北海道への許可申請が必要となります。
資料4ページを御覧ください。
次に、特定都市河川指定に向けたスケジュール(案)でありますが、本年3月から、地元期成会への説明や市民周知を行い、その後、北海道や自治体等流域関係者への法定意見聴取が行われ、8月に指定を行うスケジュール案となっております。
指定後は、整備、対策の実施に向け、流域水害対策計画の策定等、法に基づき準備を進めていく予定となっております。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの損害賠償請求事件についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

雪対策課長:私から、損害賠償請求事件につきまして御報告いたします。
本件の内容につきましては、昨年2月14日及び9月30日の当委員会に御報告しておりましたが、その後、原告は、判決を不服として控訴いたしましたので、御報告いたします。
資料の5ページをお開きください。
原告は、江別市在住の男性であります。
請求の趣旨及び概要でありますが、江別市の除雪方法に問題、置き雪が発生することが原因で、1公道の通行、敷地から公道への通行、ごみステーションを利用する権利が侵害されたこと、2置き雪の処理という労働を事実上強制されたこと等による精神的苦痛による損害として30万円、3有料業者に処理を依頼した分の財産的損害として2万円、合計32万円について、国家賠償法及び民法に基づき損害賠償請求を行うとの内容であります。
これまでの江別市の対応及び経過は、記載のとおりであり、札幌地方裁判所への移送を経て、昨年9月22日に被告勝訴の判決が言い渡されたところでありますが、その後、原告は札幌高等裁判所に控訴し、本年2月8日に第1回口頭弁論が行われ、即日結審し、4月28日に判決が言い渡されることとなりました。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの除排雪事業の状況(2月7日現在)についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

雪対策課長:2月7日現在の除排雪事業の状況について御報告いたします。
お手元の資料6ページをお開きください。
まず、(1)降雪状況等についてでありますが、本年度は、11月30日に初めて積雪を観測し、同日より本格的な根雪となりました。
下の表を御覧ください。
これまでのところ、2月7日午後5時までの累計降雪量は362センチメートル、積雪量は87センチメートルであり、いずれも前年度より少なく、おおむね過去5年平均と同程度の状況で推移しております。
続きまして、中段のグラフを御覧ください。
このグラフは、本年度と前年度、過去5年平均について、累計降雪量を折れ線で、積雪量を棒グラフで、それぞれ表したものであります。
なお、本日、2月13日午前9時現在では、累計降雪量は387センチメートル、積雪量は87センチメートルとなっております。
続きまして、(2)除排雪事業の実施状況についてでありますが、除雪につきましては、11回の市内一斉出動を行っております。
次に、運搬排雪につきましては、12月23日から雪堆積場への運搬路、バス路線、幹線道路などの作業に着手し、1月6日から2巡目、1月28日から3巡目に着手しております。
次に、自治会排雪につきましては、前年度より1自治会多い105自治会の申込みを受けており、1月23日から開始し、3月2日に完了を予定しております。
次に、暴風雪対応でありますが、1月25日から26日にかけて、市内5路線で通行止めとなり、国や北海道、近隣自治体や庁内関係部署と連携し、立ち往生している車両や開通の見込み等について、リアルタイムで情報共有し、対応したところであります。
続きまして、令和3年度の大雪を踏まえた対応について御報告いたします。
資料7ページをお開き願います。
ここでは、昨年11月に取りまとめた令和3年度の大雪に関する検証結果報告書に基づき、実施している主な事項を御説明いたします。
まず、1除排雪体制に係る事項でありますが、通行の確保を優先する路線につきましては、雪堆積場につながる路線、通行の確保を優先するバス路線、主要な東西交通を確保する路線において、効果的かつ効率的な運搬排雪を実施したほか、予防的観点から、あらかじめ道路脇に雪を堆雪するスペースを確保するため、早期に運搬排雪に着手しております。
特に、バス路線につきましては、公共交通担当部署を通じて、バス事業者から寄せられる情報を除排雪事業者と共有し、運搬排雪を計画しているほか、1月上旬の集中的な大雪の際には、3日間の運搬排雪作業により、運休を解消できたところであります。
次に、雪堆積場につきましては、石狩川雪堆積場の拡張や豊幌雪堆積場の一般受入れを開始したほか、小型ショベルの導入によりまして、バス事業者の要請に基づく交差点の雪山除去等を実施いたしました。
また、通学路の安全確保と致しまして、朝方降雪時における学校周辺の通学路の歩道等の除雪を実施したほか、関係機関との情報交換と致しまして、1月上旬の大雪時に北海道開発局と情報交換を行ったところであります。
次に、2市民への情報発信の強化でありますが、除排雪に係る情報と致しまして、除雪出動予定や排雪実施済路線、国道や道道も含めた通行止め情報、市民の皆様への道路への雪出し禁止等に係る協力要請などについて、LINEやホームページ、ツイッターなどにより周知を行ったほか、自治会排雪の実施予定や進捗状況につきましては、除排雪事業者のホームページによる公表を行っております。
次に、3庁内の情報共有や連携の強化でありますが、電子会議室におきまして、除排雪、危機対策、ごみ収集、路線バス、学校教育等の所管部署が把握する情報を集約して掲示しており、特に1月下旬の暴風雪においては、通行止めや立ち往生している車両の状況、ごみ収集の遅れ、学校の休校等について、迅速かつ的確に全庁的な情報共有が可能となり、大きな効果が得られたと認識しております。
最後になりますが、除排雪事業に係る予算につきましては、現在、1月分の集計の最終作業中であり、今後は、除排雪のほか、2月にピークを迎える自治会排雪、また、雪堆積場に係る費用等が生じてまいりますが、今後の執行状況を見据えつつ、適切に対応してまいりたいと考えております。
2月も半ばを迎えておりますが、今後におきましても、降雪状況や道路状況を把握しながら、安全で円滑な交通の確保に努めてまいりたいと考えております。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

高橋君:ここ最近は極端な降り方はあまりないので、よかったと思っているのですけれども、1月にありました大雪でバス路線の一部が運休したところがあったと思いますので、その状況についてどんなふうに把握されているのか、運休に至った状況について教えていただければと思います。
すぐに解消しているので、御努力されたと大体理解するのですけれども、どんな状況で運休に至ったのか、教えてください。

雪対策課長:1月上旬に集中的な豪雪がございました。
その大雪の際には、除雪作業を3日間連続で行っておりまして、その間、排雪作業はできなかったのですけれども、その後、3日間排雪作業を行うことによりまして、全てのバス路線区間で運休のほうは解消したというような状況でございます。

高橋君:その際、バスが全て止まったわけではなかったかと思うのですけれども、どういった場所で支障が起きたのかを教えてください。

雪対策課長:市内にはバス会社が3社ございますけれども、JR北海道バスは運休がございませんでした。北海道中央バスと夕鉄バスのほうで、一部区間で運休が発生しております。
北海道中央バスにつきましては、見晴台方面のバス路線が2日間ほど全面運休になったのですけれども、そのほかの路線は、一部区間運休、それから、迂回運行で通行しております。
もう1社の夕鉄バスにつきましては、主に南幌あけぼの方面に向かう路線なのですけれども、野幌バスターミナルよりも岩見沢市側の部分で部分運休という状況が2日ほどございました。

高橋君:今回は情報も入手しやすくて理解できました。
市としては、バス運行を保障することにしっかり努力しなければならないところですけれども、大雪が分かっている際の市民の行動の仕方なども浸透してほしいと思って拝見しておりました。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

本間君:大雪を踏まえた対応について、通学路の安全確保について、1点質疑をさせていただきます。
まず、確認をさせていただきたいのですが、生活道路の除雪の出動時間は、従来であれば午前零時の段階で判断をされていたと思いますけれども、今シーズンから少し時間を延ばしたと思います。
改めて、今はどの段階でどの時間をリミットとして出動の判断をされているか、お伺いします。

雪対策課長:令和3年度の大雪に関する検証結果報告書の中でも定めたのですけれども、通常の車道除雪であれば、おおむね午前零時に出動し、朝7時までの作業ということでありましたが、通学路の歩道などにつきましては、もう少し判断を遅らせて、最終的には午前3時ぐらいに出動すれば、何とか朝7時までに学校近くの歩道だけは完了できるというふうなことで作業のほうを行っております。

本間君:ある事例があったものですから、通学路の除雪をする、しない、この判断について、もう一度確認をさせてください。
どなたが最終的にどの段階で判断をするのか、土木事務所がするのか、学校側の判断なのか、その辺りを教えていただけますか。

雪対策課長:出動を延期する場合の判断は、通常の除雪判断も同様ですけれども、江別除雪センターがパトロール等を行い、さらに降雪状況も見ながら、最終的には江別市のほうで毎日定めている当番の人間と話し合って、それで出動を判断するということで行っております。

本間君:ということは、歩道の除雪をする、しないという判断は、土木事務所ということでよろしいですか。

雪対策課長:江別除雪センターと協議して、最終的には市のほうで決定しております。

本間君:例えば、今日は通学路の歩道の除雪をすると決まった場合には、その通学路の前面道路といいますか、付随している生活道路の除雪をする業者、これは必ずしも歩道を除雪する業者とは違うと思いますけれども、前面の生活道路の除雪をする業者には歩道の除雪をしますということを伝えてありますか。

雪対策課長:御指摘のとおり、歩道の除雪をする業者と道路の除雪をする業者は異なります。江別除雪センターを通じて全て一元的に管理はされているのですけれども、こちらは除雪しますが、こちらは除雪しない等の情報が個々の除雪業者に明確に伝わっているかどうかは、今の時点では把握しておりません。

本間君:その辺りがどういう形になっているのか、確認をお願いしたいと思います。
何を言いたいかというと、歩道の除雪が先に入って、その後にその前の生活道路の除雪が入ったということがあったのです。できれば、逆にしてもらいたいのだけれども、業者も違うので、なかなかそうはいかないのでしょう。特に、歩道除雪の出動判断というのは午前3時、朝方近くになって判断をすることもあると思うので、なかなか難しいのだろうと思いますけれども、通学路の歩道の除雪が入った後に生活道路の除雪が入ってしまって、雪の量やオペレーションの進む速度などにも関係するのかもしれませんが、結局、歩道を潰してしまったという状況がありました。それで、朝、そこの通学路の前の家の人たちが急遽除雪をしたと、こんな事例がありましたので、今、確認しました。
歩道の除雪業者から今日は何時頃除雪しますという連絡が取れていないようなお話でしたから、その辺りはどのように考えていらっしゃるか、何かあればお願いします。

雪対策課長:朝方降雪の場合は、歩道除雪のみを行う場合が多いので、先ほど申し上げたように、若干の連携の不整合があったのは、反省しなければならないと思います。
通常の降雪時に歩道除雪と生活道路が同時に出る場合においては、業者間のルートなども考えながら、まさにおっしゃったとおり、歩道を除雪した後に車道除雪をして潰すようなことは極力避けるような形でしています。もしそういうふうになってしまった場合は、パトロールのほうで行って、人力除雪したりということもありますので、その辺の連絡体制、特に歩道除雪だけ出る場合などについては、業者と話してしっかり進めていきたいというふうに考えております。

本間君:歩道除雪だけ出る場合ではなくて、両方出る場合の話です。歩道除雪だけのときは何も連絡しなくてもいいのではないかと思うので、その辺りをもう1回お願いします。

雪対策課長:申し訳ございませんでした。
通常は歩道除雪と車道除雪が同時に出ますので、その状況におきましては、業者のほうも除雪した歩道を潰さない形で重々考えて除雪しておりますので、今後とも徹底してまいりたいと思っております。

本間君:理解できました。
そういう事例がありましたので、なお一層連携を取っていただいて、今年は除排雪体制について、市民の皆さんから評価する声がたくさん聴かれていますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:今、本間委員から質疑がありましたけれども、同様のことが私の住んでいる地域でも繰り返されているという気がしております。
ほとんどの場合、歩道の除雪が早く入って、その後に車道の除雪が入るということで、どうしても遮られるといいますか、雪がてんこ盛りになって、地域の方が一生懸命除雪をしているというようなことがずっと続いているという気がしています。
同じことの繰り返しになりますけれども、その辺はなかなか難しいこともあるかとは思うのですが、可能な限りその辺のタイミングの改善を図ることができるのであれば、お願いしたいということを申し上げたいと思います。
もう1点、これは改めて教育委員会に聞かなければいけないと思うのですけれども、たしか1月23日だったと思うのですが、JRも悪天候でかなり運休したという中で、市内ではたしか1校だけが休校だったと思います。あとは登校ということでしたが、その登校にもいろいろとあって、何の連絡もなく登校したところもあれば、翌朝に連絡しますというような学校対応もあったというふうにお聞きしています。登校するか、しないかというのは、通勤していらっしゃる方の状況などを考えますと、なるべく前日の夜までに連絡してほしいという声が、前回同様、今回も上がっていました。
今回、3番目の庁内の情報共有や連携の強化というところで、電子会議室でいろいろな情報を集約されているということだと思うのですけれども、ああいった全道的な悪天候でいろいろな対策を取っている中、市として全体的にどうするという議論ではなく、状況を踏まえた上でそれぞれの部署が、学校の場合だと学校が判断するというような、要するに、市としての全体的な司令塔が電子会議室というわけではなく、情報を集めた上でそれぞれが判断するということなのかどうか、確認のためにお伺いします。

雪対策課長:御指摘のとおり、暴風雪のときには、学校もそうですし、場合によってはごみ収集なども絡んでくる状況でございます。
昨年の反省も踏まえまして、庁内の関係部署が電子会議室で、今どこが通行止めになっている、どこの学校が休校している、場合によってはごみ収集に遅れが生じているという情報も、職員が一覧で見られるような形になっております。
司令塔という話ですけれども、多くの案件につきましては、どこが通行止めになっているなど個別の状況を踏まえまして、それぞれの所管課で適切な対応をしていただいているというふうに感じております。

干場君:状況について理解いたしました。
あの日は天候がころころと変わった1日だったかというふうに思っておりまして、石狩市は全校休校という判断をされたということです。
豪雨などと違って、雪の降る天候というのは、北海道の人間はなかなかイメージがつきにくいと思うのですけれども、今は1時間ごとに気象レーダーで把握できる時代ですので、その辺は専門的な担当課とそれぞれの部署が、具体的な情報を基に、どう判断したらいいのかを議論していただく場面もあったらいいと思っておりますので、電子会議室を共有し、安心して通勤・通学ができる体制に努めていただきたいと思います。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第1回定例会予定案件、アの市道路線の認定及び廃止についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

道路管理課長:それでは、私から、第1回定例会に提案を予定しております市道路線の認定及び廃止について御説明いたします。
お手元の資料8ページから17ページが関係資料であります。
資料9ページをお開き願います。
今回、新たに認定いたします路線は、資料9ページの(2)認定路線に記載の8路線であり、開発行為2地区など、道路整備事業及び路線再編によるものであります。
次に、廃止いたします路線は、資料10ページの(3)廃止路線に記載の6路線であり、開発行為1地区など、道路整備事業による路線の再編であります。
資料8ページにお戻りください。
このことから、(1)市道認定路線表の中段に記載しておりますとおり、認定路線が2の5路線と3の3路線を合わせて8路線、合計4,105.2メートル、廃止路線が4の6路線、3,527.9メートルとなり、これらの増減の合計が2路線、577.3メートルの増となり、下段の表に記載の市道認定路線の総数は2,423路線、延長が83万8,508.6メートルとなるものであります。
なお、各路線の詳細につきましては、資料11ページから17ページの位置図を御参照願います。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、建設部所管事項を終結いたします。
建設部退室のため、暫時休憩いたします。(11:28)

※ 休憩中に、第1回定例会の委員長報告の有無について協議

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(11:30)
次に、4第1回定例会の委員長報告の有無についてお諮りいたします。
休憩中に協議いたしましたとおり、委員長報告は行わないことと確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、5その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(11:30)