キャベツのおいしい朗読会~お話の中の野菜料理を食べちゃおう
平成25年10月11日(金曜日)、上江別小学校の1年生~6年生の児童22名を対象に、キャベツにまつわる絵本の読み聞かせと、絵本に出てきた「ロールキャベツ」の調理体験が行われました。
主催は「野菜ソムリエコミュニティ札幌」の皆さん。野菜ソムリエであり、アナウンサーでもある宇都宮庸子さんの提案を、江別市で活動する野菜ソムリエの中橋賢一さんが受け、上江別小学校で開催しました。
まずは、図書室で2冊の絵本「キャベツくん(長 新太)」「ゆうこのキャベツぼうし(山脇 百合子)」を同コミュニティのメンバーであり、アナウンサーである宇都宮庸子さん、佐藤麻美さん、土上明子さんの3名が読み聞かせ。臨場感たっぷりに読み上げられる絵本に、子どもたちは釘付けです。
2冊の絵本を読み終えた後は家庭科室に移動して、今日の先生として駆けつけてくれた野菜ソムリエコミュニティの皆さんと一緒に、「ゆうこのキャベツぼうし」に出てきた「ロールキャベツ」を作りました。人参をお花の形に型抜きしたり、付け合せのブロッコリーを茹でたり、「ハンバーグのタネ」と同じものを、サッと茹でた黄緑色のキャベツで包んだり・・・色鮮やかな食材は、煮込む前から美味しそうです。
1年生から6年生まで同じ作業をしましたが、先生たちのおかげで、みんな無事にロールキャベツを包み、煮込む準備をすることができました。
煮込んでいる間に、3冊目の絵本「きゃっきゃキャベツ(いわさ ゆうこ)」をアナウンサーの皆さんが再び読み聞かせ。「芽キャベツ」「葉ぼたん」「プチヴェール」など、見たことがないようなキャベツの仲間が紹介されました。
絵本を読み終わった後は、中橋先生のキャベツ講座。キャベツと同じ「アブラナ科」の野菜を当てるビンゴゲームは大盛り上がり!
絵本に出てきた色々なキャベツの実物も登場しました。調理で使ったキャベツをはじめ、珍しい様々なキャベツは、江別市豊幌の生産者、伊藤儀さん、同じく江別市篠津の萩原利彦さんの協力で仕入れられたもの。(株)キューサイ青汁中部営業センターの木下 博之さんが、キャベツの祖先(原種)でもある青汁の原料「ケール」を中札内から取り寄せてくれるというサプライズも!
そうこうしているうちにロールキャベツが出来上がり、札幌市でパン教室を開いているJr.野菜ソムリエの小笠原敦子さんが作ってくれた「江別製粉の小麦粉を使ったキャベツパン」と一緒に美味しくいただきました。
江別市内の小学校が「秋休み」の日に、希望者を対象に行われたこの企画。たくさんの絵本と秋の甘いキャベツの味、まさに「読書の秋&食欲の秋」を満喫できたのではないでしょうか。