平成20年度食育 えぞ但馬牛を使ったハンバーグ作り
JA道央江別畜産生産部会の主催で、中央中学校の2年生を対象に江別えぞ但馬牛を使った食育が行われました。
地元の子ども達に江別で黒毛和牛を生産していることを知ってもらおうと、昨年度に北光小学校の児童を江別肉用牛共励会に招待したのに続く、部会にとっては2回目の食育の取組みです。
12月15日(月曜日)から19日(金曜日)の5日間で、5クラスを対象に肉用牛生産者及び道央農業協同組合の職員が日替わりで講師を務めてくれました。
まず、授業の初めに肉用牛生産者や農協職員から「江別えぞ但馬牛」のことや江別の農業についてのお話がありました。
牛肉と一言で言っても、黒毛和牛の他、乳用牛であるホルスタインの肉であったり、いろいろと牛の種類があること等を学びました。
部会長の松下博樹さんのお話し
えぞ但馬牛のことを学習した後に、えぞ但馬牛のひき肉を使ったハンバーグ作りの調理実習が行われました。
慣れない調理に戸惑いながらも、みんなで手分けし協力して、デザート等も含め時間配分を考えて調理していました。
肉汁たっぷりで、えぞ但馬牛の旨みが凝縮された贅沢なハンバーグが完成しました!!
計画に沿って、材料の分量を正確に計測して作ったので、一部で焦げたハンバーグが見受けられたものの、概して上手に出来ていました。
講師を務めてくれた生産者・農協職員にも試食してもらい、コメントをもらいました。
生徒たちも地元でこんなに美味しい和牛を生産していることを知り、誇りに思ったことでしょう。
肉用牛生産は、収穫したその年の収入になる農作物等と異なり、繁殖させたり育てて販売することから、2年後・3年後に結果が出るといった農業経営のお話し等、農業に関する深いお話まで聴くことができ、ハンバーグの肉汁のように中身がギュッと詰まった授業になりました。
江別では、ハルユタカに代表される小麦がマスコミに取り上げられる等、全国的に知られるようになってきておりますが、酪農業や肉用牛生産等、多種多様な農業が営まれているのが特徴であり、中でも「江別えぞ但馬牛」は、生産者の飼養管理技術向上の努力により、その品質の高さが評価されるようになり、江別のブランドの一つとして認知されるようになってきたところです。
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