掲載日:2021年5月6日更新
乳歯はこどもの成長に欠かせない歯です。乳歯はどうせ生えかわる歯だからと、簡単に考えていませんか?
乳歯は永久歯に生えかわる学童期(10歳から12歳頃)まで使います。大切に使いましょう。
・永久歯の歯並びが悪くなる
・歯の痛みでイライラし、落ち着きがなくなる
・食物を噛みくだく力が弱くなり、偏食・小食になりがちである
・よく噛みくだくことができなくなり、アゴの発育が妨げられる
・ことばの発音、発達の妨げになる
歯が生え甘いものを食べるようになり、むし歯菌が口の中に住みつくようになると、むし歯ができる条件がそろいます。生まれてきたときにはむし歯菌は口の中にはいません。大人が使ったスプーンを使い回すなど、口うつしには注意しましょう。
歯ブラシを持てるようになっても、上手にみがくことができません。10歳までは大人が仕上げみがきをしてあげましょう。特に夜、寝る前の歯みがきはしっかり行いましょう。
奥歯、歯と歯の間、前歯と歯ぐきの境目は汚れが残りやすいです。しっかり磨いてあげましょう。
(1)明るいところで、お子さんを膝の上に寝かせて、口の中をよく見ましょう。
(2)歯がよく見えるよう、唇や口角を指で押さえます。
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(3)毛先は歯に直角にあて、細かく震わせて1本ずつ磨きます。
(4)前歯の裏を磨く時は、ブラシをたてにして、上下に小刻みに動かします。
だらだら、ちょこちょこ食べを続けていると歯の修復時間がなく歯の成分が溶け出します。夜遅くの飲食はひかえましょう。
歯ブラシをくわえたまま転倒し、歯みがきがのどを突く等の事故が起きています。
事故を防ぐために、次のことに気を付けましょう。
(1)歯ブラシをしているときはお子さんから目を離さないようにしましょう。
(2)お子さんが歯ブラシを口にくわえたり、手に持った状態で歩き回ることのないようにしましょう。
(3)子ども用の歯ブラシはのど突き防止の機能がついたものを選び、大人の仕上げみがき用の歯ブラシはお子さんに持たせないようにしましょう。
むし歯になったら早めに治療することが大切です。
歯科医師に定期的に歯の状態を見てもらいましょう。(年2回を目安に)
保健センターでは月に2回、歯科医師による歯科健診、歯科衛生士によるブラッシング指導などを行っています。
詳細な日程等については「歯科相談・フッ素塗布のご案内」をご覧ください。
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問い合わせ先
健康推進室保健センター