掲載日:2021年5月6日更新
言葉の発達に関わる口の周りの筋肉の発達は、個人差があります。3歳でまだ発音がはっきりしなくても心配はいりません。※
(1)お子さんが話すことを良く聞いてあげ、コミュニケーションをとることを楽しみましょう。
(2)言い直しはさせず、大人がきれいな音を聞かせてあげましょう。
(3)おもちゃのラッパや、風船を膨らます、シャボン玉を吹くなど、遊びの中で口を動かす機会をつくってみましょう。せんべいやするめなど、歯ごたえがあるおやつを食べることもおすすめです。
※ 聴力の弱さが原因で発音がはっきりしない場合があります。この場合は、様子を見ていても良くなりません。3歳児健診で行うささやき声検査をして2つ以上答えられない場合や、聞こえについて心配なことがあれば、早めに保健センターへ相談または耳鼻科を受診してください。
ことばの発音を心配している保護者の方へ [PDFファイル/109KB]
吃音(どもり)は、話す時に最初の言葉を繰り返したり、言葉が詰まったりする状態をいいます。体質、発達、環境などによって子どもの約8%に起き、珍しいものではありません。言葉が増え、会話を話しだす時期におきやすく、2〜5歳で発症するのがほとんどです。男の子に多いと言われ、約7〜8割は自然に治ります。愛情不足が原因だと言う人もいますが、そのようなことはありません。
「ゆっくり話してごらん」と言われたり、心配そうに見られると、本人が意識してしまいます。ゆっくりとした口調で話しかけるようにし、ゆったりとした雰囲気で自然に話をきいてあげるようにしてください。
吃音には波がありますが、1年以上続いていたり、本人が気にして話すのを嫌がるようになった時は、下記へ相談してください。
≪相談先≫
江別市保健センター(385−5252)
子ども発達支援センターこだま(384−3003)
今までできていたのであれば、心配ありません。今まで自分だけに向いていた愛情が、赤ちゃんにも向いたことで、お母さんの愛情を試しているのかもしれません。「あなたもとても大事な存在だよ」と甘えたい気持ちを受け止めて、やってあげても大丈夫です。気持ちが満たされれば、またできるようになります。
長期間やって欲しがって困る時は、半分手伝って、残りを自分でやってもらい、出来たら褒めてあげると良いでしょう。
子どもは大人をモデルにして育ちます。「叩くことはいけないこと」と伝える大人が叩いていたら、子どもは混乱します。また、大人が叩くと、子どもが真似してかえって叩くようになることもあります。痛いという経験は、転んだりぶつけたりしてわかっていますので、叩いて教える必要はありません。叩いて教えるのではなく、言葉で「叩くことはいけないこと」を伝えることで十分です。
嫌なことがあったら、「○○が嫌だったね」「○○したかったんだね」と気持ちを受け止めたり、親が代弁したりして、言葉で伝えるモデルをみせてあげましょう。その後で、「でも、叩くのは痛いからいけないよ」と叩くことはいけない事だと伝えましょう。
(1)ひとつ先の行動を予告し、見通しが持てるように、事前に声かけをしておきましょう。約束を守れたら、褒めましょう。
「今日は、○○のお買いものだから、おやつは買わないよ。」 「このテレビが終わったら、お風呂に入るよ。」→「おやつがまんできたね」「ちゃんと約束守れたね。」
ポイント(1) 行動を具体的に伝える
ポイント(2) 行動して欲しいタイミングの少し前に伝える(気持ちを整理する時間を与える)
ポイント(3) 約束を守れたら、すぐにその場で褒める
(2)できる条件を子どもに決めてもらいましょう。
例) 公園から帰りたがらない場合
△ 「あと1回すべったら家に帰るよ」 → 子どもの気持ちを汲んでいないので、守れる可能性が低い
◎ 「あと何回すべったら家に帰れるかな?」 → 子どもが自分で決めるので、守れる可能性が高い
気持ちを伝えるには、「Youメッセージ」と「Iメッセージ」があります。「Youメッセージ」は「あなたは〜」と相手を主語にした伝え方で、「Iメッセージ」は「私は〜」と自分を主語にした伝え方です。
「Youメッセージ」の場合、「あなたは手伝ってくれない」など批判的になりがちで、パパも責められている気がしてしまい、ケンカ腰になりがちです。
「Iメッセージ」の場合、「私は手伝って欲しい」とお願いする形になるので、パパは頼られている気になり、ケンカになりにくい伝え方です。
また、一般的に男性は「具体的に、はっきりと」伝える方がわかりやすいです。パパの意見や立場も尊重して、「ありがとう」も忘れずに。
例)
×「あなたって、いつも仕事で疲れたばかり言ってるけど、私だって疲れているのよ。美容室くらい行かせてよ」
〇「私、今疲れててちょっとリフレッシュしたいの。次の日曜日に美容院に行きたいのだけれど、その時子どもを見ててくれると嬉しいな」
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問い合わせ先
健康推進室保健センター